趣味から仕事に!? 本を書きたいと思ってる方にオススメの本【吉村卓也】

更新:2021.11.27

本を読むことは本当に素晴らしい。最後のページを閉じる時はいつも、さもその本の世界で違う人生を生き抜いたような、達成感にも似た感情に体を包まれる。 ですが、それと同時に、うずうずした経験はありませんか? この感情を「貰う」ではなく、「与えられる」ことが出来るなら。 今回は「本を書いてみたい」という方に道しるべをくれるオススメの書籍を紹介します。 あなたは必ず「与えられる」人になれます。

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初めまして、俳優をやっています、吉村卓也と申します。

今月から新たに、ホンシェルジュさんで連載をさせていただくことになりました。

まずは少し僕の自己紹介をさせてください。

広島生まれの28歳。授業中に猿が校庭に迷い込んでくる程の田舎で自然と共に育ち、高校三年生の時に所属事務所アミューズのオーディションに合格、翌春晴れて大都会東京に上京しシティボーイとなりました。

東京での生活も早10年になります。

趣味は読書、それと脚本を書くことです。

そして、芸能生活が10周年となる年。最大の挑戦をさせて頂けることになりました!!

吉村卓也 一人舞台「よりによって」。

趣味の脚本が、仕事でもやらせていただけることになりました。

脚本も出演も一人でやります。僕の最大の挑戦! ぜひ劇場でご覧下さい。

詳細は記事の最後にあります!

って、急に宣伝?って思われた方、本当にすみません。

ですが、これも今日ご紹介する本に通ずるところがあるのです。

趣味、脚本。

趣味に脚本を持つ僕は、はじめっから書くのが得意だったのか? 答えはNOです。

僕は『脚本が書けない人間』だと思っていました。

国語の成績はビリから数えたほうが早く、読書感想文なんかは大の苦手。

根っからの理系人間でした。

ではなぜ、そもそも執筆に挑戦したのか?

僕の仕事、俳優をする上で一番大切なことは「作品(脚本)の伝えたいことを形にすること」だと思っています。

僕はそれを満足に出来ているのか? 脚本を書いた事もないのに伝えたいことが明確にわかるのか?と思い始め、それならば「脚本を書いてみよう」という思いに変わったからです。

それでも急に良い本なんて書けるわけないだろ?と思いますよね。

その通りです!! 笑っちゃうくらい面白くない。

脈略もへったくれもない。何を伝えたいのかもわからない面白味もない本しか書けませんでした。

どうすれば良い脚本を書けるようになるのだろう……。

そんな時に出会ったのが今回紹介させて頂く本「SAVE THE CATの法則」です。

この本との出会いにより、今でも脚本を書き続けられています。

そして今、僕の文章を読んで下さっている方の中にも、心のどこかで本を書いてみたいという方がいらっしゃると思います。

そんな方にぜひとも読んで頂きたい本です。

いや、正直に言うと、読んで欲しくないかもしれません。

この本を読むと、書けるようになってしまうのだから……。

 

SAVE THE CATの法則

著者
ブレイク・スナイダー
出版日
2010-10-22

私の経験からいって、本書のアドバイスに従えば必ずうまくいく。この脚本術を使ってプロになった脚本家やプロデューサーは、挙げればきりがない。

役に立つテクニックやルールを、効率よくウィットに富んだ形で、この本にまとめてくれている。

それに、うまい状況説明と同じように、ブレイクの文体が明るくて楽しいので、自然とアドバイスが頭の中に入ってくる。

気がついたら全部読み終わっていて、多くを学び、しかも次のシナリオに取り組む勇気すらみなぎってくる。

小難しい脚本術の分析書はいらない。シンプルで、しかも本当に大手映画会社が買ってくれる脚本を書くための最低限のコツを教えてくれという読者に、目からうろこの超実践的脚本マニュアル本。

誰も教えてくれなかった黄金法則は、映画だけでなくテレビや舞台など、ストーリーを扱う全ての人が必読です!

メソッド本を毛嫌いする方も中にはいらっしゃいますよね? 僕もそのうちの一人でした。

黄金法則に基づいた話は、既視感ある王道の作品しか書けないんじゃないの?などと思っていましたが。

この本の最後のページを閉じる時、そんな気持ちは打ちのめされるでしょう。

ぐうの音も出ないほどに。

この本は核心的なデータに基づいて説明してくれて、さらには、何ページ目までに主人公の人物像を紹介しろ。何ページ目で障害となる出来事を起こせ、といったように、タイム分けでも教えてくれるんです。

しかも、レンタルビデオ屋に行ったら借りれる映画のトリック「なぜこの映画が面白いのか? 革新的なところはどこなのか」までも教えてくれます。

こんな親切かつ分かりやすいメソッド本はこの書籍だけだと思います。あなたの「本を書いてみたい」という気持ち、この本ならば、必ず叶えてくれます。

ああ、紹介してしまった…。

ちなみにこの本を僕は、お守りがわりとしていつも鞄に忍ばせています。脚本を考える際、俳優として脚本を読む際などに再度目を通し助けられています。

そしてこの本は、小説を書きたい。脚本を書きたい。舞台を作りたい。俳優になりたい。という方だけでなく。

自分の考えをまとめるのが苦手な方や、自分の身に起こったエピソードを人に面白く話したい。という方にもうってつけです。

僕もラジオやイベントなどでトークする際、話を組み立てるのに活用させてもらっています(笑)。

2月、初の一人舞台に挑戦する日もきっと僕の鞄には「SAVE THE CATの法則」が入っていることでしょう。

吉村卓也 一人舞台「よりによって」詳細

【作・出演】

吉村卓也

【演出】

福島カツシゲ

【会場】

千本桜ホール(東京都目黒区鷹番3ー8ー11 3F)

【公演日程】

2019/02/01(金)〜2019/02/04(月)

02/01(金)19:00

02/02(土)13:00 / 17:00

02/03(日)13:00 / 17:00

02/04(月)19:00

※開場は開演の30分前

【料金】(全席自由・整理番号付・税込)

前売 3500円

当日 3800円

※未就学児童はご入場いただけません。

【一般発売】
 

2019/01/12(土)10:00〜

【企画・制作】

アミューズ

公演詳細→http://artist.amuse.co.jp/artist/yoshimura_takuya/

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