どうも、わちゅ〜さんです。 小説って、記憶に残るものとそうでないものってありますよね。 はて、その差って何なんでしょね。 個性的なキャラが出てきた!とか、設定が変わってる!とか、単純に好き!など、いろいろな要因があると思います。 私が好きなミステリーに関していえば、インパクトのある事件が起きてくれると、読み終わったあとも印象に残っている気がします。 ありきたりな事件だと忘れちゃうんですよね。インパクトって大事。 ってことで今回は、印象に強く残っているミステリー小説を3冊ピックアップ! どれもインパクト絶大な殺人事件が勃発いたします。 いまだ脳裏に焼き付いて離れない強者揃い。ぜひご堪能あれ!
- 著者
- 中山 七里
- 出版日
- 2011-02-04
内容紹介(裏表紙より引用)
口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。
傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。
街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。
警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。
無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?
警察は犯人をとめることができるのか!?
うーむ、タイトルの癖がすごい。
こちらは、猟奇殺人事件を描いた推理小説。社会派ミステリーの要素も含む重厚な読みごたえ。
第8回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考にも残ったというお墨付きです。
とっても面白いのですが、なかなかのグロさを誇るのでご注意ください。
今作に出てくる死体はどれもおぞましい。
あらすじにも書いてありますが、初っ端から強烈。
口にフックをかけられ吊るされた女性の死体。ブルーシートに包まれており、その中には……。
これ以上は控えますが、お食事中には決して読んじゃいけないレベルの描写がバンバン出てきます。
絵を見たわけじゃないのにヒシヒシと伝わってくるムゴさ。
読んでる分には興味をそそられて楽しいんだけど、実際こんな死体を目の当たりにしたら卒倒するんだろうなぁ。ガクガクブルブル。
- 著者
- 西澤 保彦
- 出版日
- 2010-10-08
内容紹介(裏表紙より引用)
一九八二年夏。嵐で橋が流れ孤立した首尾木村で大量殺人が発生。
被害者十四名のうち十一人が喉を鎌で掻き切られていた。
生き残りはブキ、カンチ、マユちゃんの中学生三人と教諭一人。
多くの謎を残しつつも警察は犯行後に逃走し事故死した外国人を犯人と断定。
九年後、ある記者が事件を再取材するや、またも猟奇殺人が起こる。
凶器は、鎌だった
とある村で起きた大量殺人事件。鎌で首を切られた死体の数々。
孤立した村に取り残された三人の中学生たち。
嵐の夜に起きたこの凄惨な事件は、今でも強く印象に残っています。
今作は五部構成となっており、第一部でメインの大量殺人事件が描かれています。
この第一部が凄まじく面白い!
恐怖、絶望といった感情が入り乱れる中、次々と見つかる首切り死体。
犯人は一体誰なのか。なぜ皆殺しにしたのか…。
手に汗握るドキドキの展開は見物です。
『収穫祭』という一見のどかそうなタイトルからは想像もできないほどの大事件。
ちょいと性的な描写が多いので好き嫌いは分かれると思いますが、とっても面白いのでおすすめ!
- 著者
- 森 博嗣
- 出版日
- 1998-12-11
内容紹介(裏表紙より引用)
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。
彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。
偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。
新しい形の本格ミステリィ登場。
森博嗣さんのデビュー作にして、第一回メフィスト賞を受賞した記念すべき一冊!
アニメ化やドラマ化など、多数メディア化もされている"S&Mシリーズ"の第一弾です。
とある研究所で起きた密室殺人事件を描いた今作。
死体が姿を現す瞬間の、その異様な光景がとても印象的なんです。
ウエディングドレスを羽織り、両手両足を切り取られた女性の死体。
脈打つような照明の中、移動するロボットにくくりつけられ、その姿を現します。
個性豊かなキャラクターたちも今シリーズの魅力の一つ。
続編も面白いタイトルだらけなので、読んでおいて損はありませんぞ!
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。