『ゴールデンカムイ』杉元に関する8の事実!かっこ可愛い男の過去、モデル…

更新:2019.9.2

日露戦争終結間際の北海道を舞台に、不死身と恐れられた元帝国陸軍の杉元とアイヌの女の子・アシリパを中心に描かれる『ゴールデンカムイ』。メインはサバイバルアクションですが、グルメ漫画の要素も持ち合わせた一風変わったストーリーが魅力的で、アニメ化もされました。 本作のあらすじと、主人公杉元佐一の人となりについてご紹介しましょう。ネタバレも含まれますので、ご注意ください。また、本作はスマホアプリで読むこともできるので、気になった方はそちらもどうぞ。

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『ゴールデンカムイ』杉元が可愛くてかっこいい!まずは基本設定をおさらい

顔面に残る、大きな十字のキズが特徴的な杉元佐一は、上官を半殺しにした過去を持つ元帝国陸軍人。顔だけでなく、鋼のような筋肉に覆われた体中にも深い傷を持っており、戦場では不死身の杉元と恐れられていました。

作中でも、まさに無双状態の強さを発揮しています。人一倍強い正義感を持ちながら、一旦キレると鬼神のごとく暴れまわる最強クラスの人物です。

屈強な身体を持つ杉元ですが、携帯している小銃のサイズから計算すると、身長は165cm程度ではないかとされています。この時代背景での日本人男性の平均身長は155cmほどと言われていますので、大柄な設定です。

杉元の年齢や誕生日は作中で明らかになっていませんが、明治時代の徴兵制度から考慮すると、23歳以上でしょう。出身地は関東地方であろうと推察されますが、こちらも定かではありません。

著者
野田 サトル
出版日
2015-01-19

外見こそ強面で、大きな傷のインパクトはあるものの、性格は義理人情に厚く、お人好し。しかも可愛いモノが大好きというギャップ萌えな人物です。

また、不死身であり、被った帽子をなかなか脱がないことからジョジョの第3部の主人公、空条承太郎を連想する方も多いよう。

実はこの杉元のモデルですが、2人いるよう。まず名前のモデルになったのが作者である野田サトルの曽祖父・杉本佐一。陸軍のなかでも最強と言われる師団に所属しており、2,000人のロシア兵に包囲された絶体絶命のピンチを掻い潜り、4,000人の援軍を連れて戻ったという逸話を持つ人物だそうです。

そして不死身とされるキャラは、船坂弘。不死身の分隊長と呼ばれ、その強さや回復力は人並ではなかったそうです。

そんな杉本をアニメ作品で演じる声優は小林親弘。優しさと逞しさ、そして可愛さを備えた杉元を見事に演じています。


『ゴールデンカムイ』のあらすじと魅力を紹介した<『ゴールデンカムイ』5分でわかるあらすじと魅力!アイヌ?埋蔵金?ジビエ?和風闇鍋ウエスタン!【13巻まで、ネタバレあり】>の記事もあわせてご覧ください。

『ゴールデンカムイ』杉元に関する事実1:傷に隠された過去!狂気の様子が怖い……!

著者
野田 サトル
出版日
2015-02-19

杉元の故郷は貧しい農村。彼以外の家族が結核に感染したことから村八分にされたあげく、全員が亡くなり天涯孤独の身となりました。その後、感染予防のため自ら実家に放火し、帰る場所を絶ったうえで陸軍に入隊。

階級は一等兵でしたが、類まれな戦闘能力と治癒能力、そして強運にも恵まれました。しかし反りの合わない上官に重傷を負わせてしまいます。

ちなみに、出征前の杉元の髪型はストレートですが、出征後は軍帽から覗く髪にクセ毛があるようです。作者いわく、年齢によって髪質が変わった経験からだそう。

『ゴールデンカムイ』杉元に関する事実2:幼馴染・梅子への淡い恋心が切ない!

著者
野田 サトル
出版日
2015-05-19

杉元がひょんなことから耳にした金塊のありかを探すというのがメインテーマの『ゴールデンカムイ』ですが、彼は金に執着があるタイプには見えません。ではなぜそんなに金塊にこだわるのでしょう。

それは幼馴染で、今は亡き親友・寅次の妻でもある梅子が患う眼病を治したいとの願いからでした。

杉元と梅子はかつてお互いに淡い恋心を抱いており、周囲もその仲を認めていました。しかし杉元の家族が結核に羅患したことで、彼は梅子との別離を決心します。

自分も結核に感染しているかもしれない、彼女にも感染させてしまうかもしれないという恐怖があったのでしょう。切ないまでに優しい杉元の心が伝わってきます。

梅子の治療費は寅次の願いであり、惚れた女のためでもあったのでした。そのため、金塊を見つけ、一攫千金を狙っているのです。

『ゴールデンカムイ』杉元に関する事実3:九死に一生?脳が欠けても生きていた!【ネタバレ注意】

アシリパの父親がのっぺら坊であったことが判明し、てんやわんやの騒ぎの中、最もつかみどころがないキャラ、尾形が杉元とのっぺら坊を狙撃してきます。

人間業とは思えない腕前で、無表情に放った銃弾。一寸の狂いもなく杉元の頭を打ち抜いてしまいます。どっちつかずの怪しい言動を取っていた尾形は、やはり裏切り者だったのでしょうか。

さすがの杉元も、頭を撃たれてしまっては……。絶体絶命の展開です。

著者
野田 サトル
出版日

しかも尾形はその後アシリパのもとへ向かい、杉元とのっぺら坊は鶴見中尉たちに捕まって死んだと、いけしゃあしゃあと伝えるのです。

もはやここまでか、という展開でしたが、やはり杉元は不死身でした。

その後、網走郊外の病院で頭に包帯を巻いた痛々しい姿ながらも、両手におにぎりを持って貪っている姿で再登場するのです。あまりにも超人的な復活ぶり。

しかも傍らには同じく頭を撃たれた鶴見中尉の姿が。2人は脳みそ欠け友達とか……。やや常軌を逸した感のある家永という医者の手術により、脳を損傷しながらも生き永らえた杉元は、やはり不死身の男です。

『ゴールデンカムイ』杉元に関する事実4:アシリパと仲良し!オソマのやり取りも面白い!

アシリパと杉元の掛け合いは、ゴールデンカムイの見所のひとつです。ともすれば殺伐としそうなストーリーにおいて、ほほえましい緩衝材になっています。

著者
野田 サトル
出版日
2015-12-18

特に動物を狩って調理するシーンも頻繁に描かれますが、そのなかの面白い要素のひとつが、杉元が持っていた味噌。アシリパはそれを見て「オソマ(アイヌ語で大便)」と嫌い、絶対に食べようとしませんでした。

しばらくそれを料理に入れる杉元にアシリパがドン引きするという展開が続きますが、彼女は一度口にするなり味噌の虜となり、それからは積極的に食べるようになりました。

また、逆にアシリパが差し出すグロテスクともいえるほどワイルドなアイヌ料理(ウサギの目玉やカワウソの頭など)に杉元は引き気味。しかし死んだ目をしながらも食べてあげるなど、2人はとっても仲良しです。

さらにアシリパが杉元に思いを寄せているのかも?というシーンもあり、ファンの間では願いもこめて2人は両想いなのでは、という声もあがっています。

 


アシリパについては<『ゴールデンカムイ』アシリパに関する8の事実!変顔すらも可愛いヒロイン!>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

『ゴールデンカムイ』杉元に関する事実5:食レポまで乙女チックなヒロインキャラ?愛読書は少女雑誌?

著者
野田 サトル
出版日
2016-03-18

巨大熊とも素手で戦える杉元ですが、動物や花に優しい、乙女な一面も持ち合わせています。アシリパが語る恋バナにときめいたり、アイヌのスイーツを食べて女子っぽく食レポしてみたり、時には語尾がお姉キャラになったりと、なかなかに奥深いキャラです。

なんなら作中のヒロインとも呼ばれており、最強なのに読者からは可愛いと愛される、そんな不思議な魅力があるのが杉元なのです。 作者からは当時人気ナンバーワンだった少女漫画雑誌「少女世界」を読んでいたはずとまで言われています。

『ゴールデンカムイ』杉元に関する事実6:乙女チックだけじゃない!ラッコ鍋や干し柿では…

著者
野田 サトル
出版日

また、杉元の多様な表情はまだまだこれだけではありません。

たとえばラッコ鍋が登場した際にはなぜか作中の男キャラ勢ぞろいでBL的展開になります。実はこの肉を煮た香りには人を欲情させる効果があり、ひとりでいると気を失うと言われているほどなのです。

それを知らずに作中の男キャラ、杉本・白石・谷垣・尾形はひとつ屋根の下でそれを食べてしまい……。頬を赤らめながらセクシーな表情をする杉元に注目です。

また、故郷を思いだす食べ物として干し柿が登場した際には、一転真面目な表情に。彼が過去を思い起こすきっかけになり、ホロリとさせられます。

さまざまな表情を見せる彼の魅力はとどまることを知りません。

『ゴールデンカムイ』杉元に関する事実7:唯一涙するシーン?アニメでは泣いていた?

著者
野田 サトル
出版日
2016-08-19

また、杉元が唯一涙を流したとされるシーンも見所です。それは先ほども少しお話した干し柿と同じエピソードです。

追手が来ているの中で山で吹雪に見舞われる一行。杉元は一頭の鹿を撃ち、その毛皮の中でアシリパと2人、寒さをしのぎます。

その際に自らの軍人だった時を振り返り、今も心は戦場にある、と遠い目をする杉元。さらにそこで故郷の味である干し柿を思い出します。

それを聞いたアシリパは「杉元も干し柿を食べたら 戦争へ行く前の杉元に戻れるのかな」と返すのでした。

それを聞いて涙を堪える杉元。原作では目を覆ってしまうので泣いたかどうかは定かではありませんが、アニメ版では目から涙がこぼれるのが見て取れます。

『ゴールデンカムイ』杉元に関する事実8:名言ランキングベスト3!

最後に杉元の魅力が伝わる名言をご紹介します。まず3位はこちら。

「手を汚すのは俺がやる アシリパさんは知恵だけ貸してくれ」 
(『ゴールデンカムイ』3巻より引用)

初めて杉元とアシリパがタッグを組むという事になった際の言葉。年下である彼女に「さん」づけで敬意を払いつつ、年上として、男として仕事を請け負う彼の姿勢がかっこいい名言です。

著者
野田 サトル
出版日
2015-01-19

つづいて2位の言葉はこちら。

「もし俺が死んだら、アシリパだけは俺を忘れずにいてくれるかい?」 
(『ゴールデンカムイ』3巻より引用)

酔ってはいましたが、杉元の純粋な気持ちが伝わってくるセリフです。よほどアシリパを信頼しているのでしょう。尊い!

そして1位はやはり、この言葉。

「殺してみろッ 俺は不死身の杉元だ」 
(『ゴールデンカムイ』1巻より引用)

クマとの闘いで相手がその巨体で襲い掛かってこようとした際の名言。窮地でもこんな言葉が自然と出てくるのに、まさに不死身の男らしい強さを感じられます。

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