『ワンピース』エースの7つの魅力を解説!ワノ国編で復活⁉【ネタバレ注意】

更新:2021.11.28

ワンピースの人気キャラクターといえば、必ず上位に上がるのがエースです。すでに死亡してしまったにも関わらず、どうして彼はこれほどまでに人気なキャラクターなのでしょうか?この記事では、彼の魅力を7つの視点からご紹介します。 また、頂上戦争で亡くなったエースですが、ワノ国での復活が噂されている点についても解説していきます。エースファンの方のみならずワンピース好きの方は、ぜひご一読ください。

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「ワンピース」ポートガス・D・エースとは?基本情報を紹介!【ネタバレ注意】

まずは、エースの基本的なプロフィールをおさらいしましょう。
 

  • 年齢:20歳
     
  • 身長:185㎝
     
  • 所属:スペード海賊団船長→白ひげ海賊団(2番隊隊長)
     
  • 出身地:南の海 バテリラ
     
  • 懸賞金:5億5000万ベリー
     
  • 声優:古川登志夫,坂口大介(幼少期)
     
著者
尾田 栄一郎
出版日
2018-12-04

エースは、ルフィにも似たにこやかな笑みが特徴的な青年です。オレンジ色の帽子とそれに付いている笑顔と泣き顔のバッジのような装飾も印象的でした。少し癖のある黒髪で、そばかすがチャームポイントです。

幼少期はひねくれた性格をしていましたが、成長するにつれ礼儀正しく優しい人物になりました。

宴やどんちゃん騒ぎなど仲間と楽しむことも好きで、ルフィと同じく大食漢でもあります。

ここからはそんな彼の事実や魅力についてご紹介していきましょう。

アラバスタで初登場!ルフィの兄貴だった!

エースの初登場は、ルフィがアラバスタに上陸した際に起こりました。

ルフィとの再会は、とても慌ただしいものでした。彼が海軍のスモーカーから追われていたところを、エースがスモーカーと対峙するかたちでうまく逃がしてやり、後に船上で合流したのです。

その際エースは、ルフィに「持ってろ、そいつがおれとお前を再び引き合わせる」(『ONE PIECE』18巻より)と言ってビブルカードを渡します。ビブルカードとは所有者の現在地の方向を示す紙で、同時にその人の生命力や命の危険をも知らせてくれるものです。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2001-04-04

エースは、自分が所属する白ひげ海賊団の掟を犯した黒ひげを追ってグランドラインを逆走していることを告げます。そして再会を喜ぶのもつかの間、「次に会うときは海賊の高みだ」(『ワンピース』18巻より)と言い残しルフィの船を後にするのでした。

本当にあっという間の再会でしたが、スマートにルフィを助け、ビブルカードを渡すなど、強さと兄弟への情が垣間見られる初登場シーンです。


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頂上戦争で死亡……!ロジャーの息子だったと判明!

人気キャラクターのエースでしたが、なんと頂上戦争で命を落としてしまいます。その頂上戦争は、彼の所属する白ひげ海賊団内の破綻からはじまりました。

白ひげ海賊団の掟を破り、仲間であった4番隊隊長のサッチを殺害したマーシャル・D・ティーチ(通称:黒ひげ)を追いかけていたエース。しかしサッチから奪った「ヤミヤミの実」で強大な力を持った黒ひげに、彼は敗北してしまいます。そして、戦いに勝利した黒ひげは、彼の身柄を海軍に引き渡しまうのです。

その戦いは、海軍にとっては朗報でした。以前からとある理由でエースに目を付けていましたが、白ひげ海賊団の一員ということで、白ひげの報復を恐れて、捕らえることができなかったのです。

しかし、黒ひげがエースをさし渡したのをきっかけに、彼の公開処刑にふみ切り、インペルダウンへと投獄。

兄であるエースが処刑されるという情報を知ったルフィは、いても立ってもいられず、彼を救い出すためマリンフォードへ向かいます。かろうじて間に合ったのですが、ここで衝撃の事実が明るみに出ます。

海軍本部元帥のセンゴクがエース処刑に際し、彼が海賊王ゴールド・D・ロジャーの息子であることを公表したのです。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2010-08-04

エースがゴールド・D・ロジャーの息子であったという事実だけでも驚愕ですが、さらに明かされた出生時のエピソードも衝撃的でした。

エースの実母はポートガス・D・ルージュ。彼女は、ロジャーの血筋を根絶やしにしようと世界中を捜索していた世界政府からエースを守るため、20カ月もの間彼を腹に宿したまま生活します。

そしてロジャーの死から1年3カ月後にようやくエースを生み落とすのです。そして、その出産が原因で彼女は亡くなってしまいます。

頂上戦争で、ルフィは覇王色の覇気で処刑を一時止め、仲間の助けも受けながら無事エースの手枷を外すことに成功。一時期は彼を助けることができたかに思われました。
 

しかし、海軍大将の赤ひげがルフィに攻撃をしかけ、それをエースがかばう形に。そして赤犬の「マグマグの実」の能力で胸を突かれ、死亡してしまうのです。

このようにしてエースは亡くなるのですが、その最期は、大切な弟を守って逝くという感動的なものでした。

ルフィ・サボ・エースの義兄弟!過去編がアツい!

本作での初登場では、強く、一般的な礼儀をわきまえた弟思いの兄という印象のエース。しかし幼少の頃は違いました。父がロジャーであることに疎外感を持っていて、まわりに暴力的にふるまってしまうような少年だったのです。

しかし、ルフィと出会うことでしだいに性格が柔らかくなっていきます。里親になってくれたダダンに匿われて暮らしていくなかで、エースとルフィ、そして以前からの仲間であったサボは義兄弟の杯を交わします。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2010-11-04

「海賊になるとき同じ船の仲間にはなれねェかも知れねェけど、
おれ達3人の絆は兄弟としてつなぐ!!
どこで何をやろうと この絆は切れねェ…!!」
(『ワンピース』60巻より引用)

エースはこう言って、3人で杯を交わしました。

血はつながっていないけれど、心の通う兄弟がいるということ。それがエースにとっても、ルフィとサボにとっても大きな心の支えでありつづけたことでしょう。

また、この時期エースは、ルフィのピンチの際に覇王色の覇気の力を発揮して彼を助けます。海賊王ロジャーの息子ですので、幼少の頃からその強さの片鱗が表れていたのでしょう。


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ワノ国編でエース復活⁉生き返るという噂や謎を徹底考察!

頂上戦争で死亡してしまったエースを惜しむファンの方は多くいると思いますが、そんな方には注目すべき噂があります。エースがワノ国で復活する可能性がささやかれているのです。

ワノ国編では、居眠り狂死郎が語った「光月一族復活説」、錦えもんが「トキトキの実」の能力で過去から来たことから、時空を超えて移動する能力が存在することが分かったのです。

さらに、エースは以前にワノ国を訪れたことが、少女・お玉の回想シーンで描かれています。このときを同じくした2つの事実から、「エースの復活が起こりえるのでは?」という推測が生まれたのでしょう。

ただ、錦えもんたちが時空を飛んだ「トキトキの実」は未来には行けますが、過去には戻れないというもの。もしエースが「トキトキの実」で復活するとするならば、新たな「トキトキの実」の能力の実現とともにということかもしれません。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2018-12-04

そして、「トキトキの実」以外での復活も噂されています。頂上戦争において炎を扱う「メラメラの実」の能力者であるエースは、赤犬のマグマで胸を貫かれ亡くなりました。しかし同じ属性を持つものということで、「火がマグマに貫かれても消えないのでは?」という説があります。

また、赤犬に胸を貫かれたエースの身体を、その後シャンクスが預かりますが、預かった時点でエースは実は生きていて、隠れ生き延びているのではという説もあるのです。

加えて本作では、エースの墓はあるものの、埋葬や遺体のシーンは描かれていません。そして、サボが継いだ「メラメラの実」は人工物で、エースの「メラメラの実」ではないとする考えもあります。

どれが真実で嘘なのかは不明ですが、本作では長らく死んでいたと思われていたサボが生きていたという事実もあります。エース復活にも期待が高まりますよね。

帽子とタトゥーには深い意味があった⁉伏線を解説!

エースと言えば明るいオレンジ色の帽子と腕のタトゥーがとても印象的です。実は、これには単なるオシャレを越えた深い意味や感慨深いエピソードがありました。

 

  • 帽子

    エースの明るいオレンジ色の帽子には、アクセサリーのバッジが2つ付いています。バッジの1つは苦痛の表情ですが、もう1つは口角の上がった笑顔の表情です。
    この2つは、エースの死の際の表情と一致しています。赤犬のマグマで胸を突かれたエースは、「傷が痛い」「熱い」「苦しい」そして「申し訳ない」という気持ちや「死にたくない」というさまざまな苦痛の表情を浮かべています。
    しかし、自分の人生に悔いはないと、こう言うのです。

    「オヤジ…みんな…そしてルフィ……
    今日までこんなどうしようもねェこのおれを…
    鬼の血を引くこのおれを……‼︎
    愛してくれて………ありがとう!!!」
    (『ワンピース』59巻より引用)

    そしてうれしそうに幸せな笑みを浮かべるのでした。
    エースの帽子に付いている2つのバッジは、あたかもエースの人生そのものを表しているようです。

 

  • タトゥー

    エースの左腕のタトゥーは、「ASCE(Sには×)」と彫られています。Sに×が付いているのは、エースが書き間違いをし、正しい「ACE」にするためと思われていました。
    しかし、そうではない可能性も考えられるのです。
    それは、このSが、もう一人の義兄弟「サボ」を含めて表しているというもの。「×」は討たれる意味、「S」はサボを表すと考えると、「A=エース」「S=サボ」「E(LはE2本線を出せばEになることから)=ルフィ」とできます。
    よって、元々のタトゥーは「AS・L」だったのかもしれません。それが、サボが行方不明となってからSに×を付け、「・」の上に新たにCを加え、LをEにして「ASCE(Sには×)」にしたのではないでしょうか。
    また、サボの海賊旗は、骨十字がSと組み合わされたマークとなっているので、エースはサボの海賊旗を掘ったという説もあります。
    どちらにしても、もし本当であれば、エースのサボとルフィへの深い兄弟愛が伝わるタトゥーです。

 

メラメラの実の能力者!技が強くてかっこいい!

「火拳のエース」の異名を持つエースは、「メラメラの実」の能力者です。「メラメラの実」の能力は燃えさかる炎に身体を変化させ、炎を操った攻撃ができます。そんなエースの技のいくつかをご紹介します。

  • 火拳(ひけん)

    名前からすると、火をまとったパンチを想像するかもしれませんが、実際は巨大な炎の拳で爆発に近い威力を出すことも可能です。たった一撃で帆船隻を沈めたり、軍艦を貫いたりできます。

     
  • 炎上綱(えんじょうもう)

    その名のとおり炎で網を張る技です。積極的に攻撃をしかけるよりも、仲間を逃がす際などに特に効果的です。アラバスタでは、スモーカーからルフィを逃がす際にエースは炎上網を張りました。

     
  • 神火(しんか)不知火(しらぬい)

    両手を一緒に振って炎の槍を放ちます。炎の槍は相手に刺すことができ、さらに燃えるという二重のダメージを与えられる技です。

     
  • 大炎戒(だいえんかい)炎帝(えんてい)

    自分のまわりに炎の陣を作る技を炎戒と言いますが、それを発展させ炎を渦巻くほどまでになるのが大炎戒。さらに、あたかも太陽のような巨大な塊の炎が炎帝です。
    また、「メラメラの実」の能力以外にも、エースは覇王色の覇気を使って戦い、他の賞金首同様、さまざまな能力に長けた海賊です。

 

エースの名言・名シーンを紹介!「愛してくれてありがとう……!!!」

エースの名言・名シーンを3つほど厳選してご紹介します。

「おれはあの男を海賊王にならせてやりてぇ」
(『ワンピース』18巻より引用)

スペード海賊団の船長として海賊をしていたエースでしたが、旅の途中で白ひげと出会い、その器の大きさに圧倒されます。そして船長を辞め、白ひげ海賊団の一員になるのでした。

上記の言葉は、ルフィと再会した際、自分の目標を彼に語ったときのものです。

それまでの船長という地位を捨てて、他の海賊団の一員になるとは、なかなかできるものではありません。プライドではなく「自分がどう生きるか」というエースの真っすぐな生きざまが表れている言葉です。

 

「力に屈したら男に生まれた意味がねェだろう」
(『ワンピース』46巻より引用)

黒ひげとの決闘で、「メラメラの実」の能力を封じられ、エースは絶体絶命となります。そんなエースに、自分の仲間になるように誘う黒ひげでしたが、エースはその誘いを断ってこの言葉を口にしました。

海賊であるまえに、一人の男としての信念と生きざまが胸をうつ言葉です。

著者
尾田 栄一郎
出版日

 

「オヤジ…みんな…そしてルフィ…… 
今日までこんなどうしようもねェこのおれを…
鬼の血を引くこのおれを…
愛してくれて ありがとう………!!!」
(『ワンピース』59巻より引用)

先にも触れましたが、やはりエースといえばこのシーンでしょう。頂上戦争で命尽きる寸前に発した仲間たちへの感謝の言葉です。

どこまでも優しいメッセージとその後の朗らかな笑みに、エースの死を悼みつつもなぐさめられた方は多いことでしょう。涙なしには読めない、エースの最期です。


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いかがでしたか?エースの魅力が伝われば幸いです。復活説も期待したいですね!

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