1997年に「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始されてから、圧倒的な人気を誇り、日本だけではなく海外でも愛され続けている漫画『ONE PIECE』。主人公のモンキー・D・ルフィが、海賊王を夢見て仲間たちと「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指し、冒険をくり広げて行きます。ここでは、主人公のモンキー・D・ルフィの魅力をたっぷりと紹介します。
※2018年時点のデータです
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2002-09-04
物語の主人公であり、麦わらの一味と呼ばれる海賊団の船長でもあるモンキー・D・ルフィ。麦わら帽子に赤のシャツ、ハーフパンツにサンダルという衣装が基本スタイルですが、過去には宝とともに手に入れた腕輪などを身に付けていたこともあります。
海賊団の名前にもなっている麦わら帽子は、自身が憧れる海賊シャンクスから「立派な海賊になれるように」と預かったお守りのような物なので、とても大切にしています。自由奔放で好奇心旺盛な性格ですが、その強さやタフネスさは超一流で、何よりも仲間を思う気持ちは人一倍強い男です。
子供の頃に誤って悪魔の実を食べてしまい、全身がゴムのように伸びるゴム人間に。これにより特殊能力を手に入れましたが、悪魔の実を食べた者は一生カナヅチになってしまうため、海賊にとっては致命的な弱点を背負うことになりました。
ゴム人間となったルフィは、その能力を使い様々な技を繰り出し強敵達と戦います。そんなルフィの必殺技を紹介します。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2015-10-03
物語が始まった頃は、腕の伸縮を活かして相手にパンチを打ち込む「ゴムゴムの銃」や連打を繰り返すことで銃を乱射しているように見える「ゴムゴムの銃乱打」、足を伸ばした状態で蹴り払い多くの敵を倒す「ゴムゴムの鞭」などの必殺技を使用していましたが、強い敵と戦っていく中でパワーアップのため、編み出したのが「ギア」です。
「ギア」とは、ゴムの性質を利用し能力を高めて戦う基本の状態です。
2〜4と3つ段階があり、体中の血流を加速されることで瞬発力を一気に高める「ギア2」。親指を噛み、骨に空気を入れ体を巨大化させる骨風船の「ギア3」。腕から空気を入れ膨らませる筋肉風船と武装色の覇気(体に見えない鎧のような力を作り出す気)を組み合わせる「ギア4」と変化させることが可能です。また「ギア4」は「スネイクマン」「バウンドマン」「タンクマン」という形態があり、相手の戦い方によって体を変化させることができます。
もちろんこれらの技は、体がゴムになっているルフィだから可能な技です。現在使えるのは「ギア4」までですが、『ONE PIECE』ファンの間では、新しい「ギア」を予想する声が挙がっています。
「ギア4」では武装色の覇気を組み合わせたので、次は覇王色の覇気や見聞色の覇気を組み合わせるのでは?という声や、ギア2=血管、ギア3=骨、ギア4=肉を使っていることから、次は髪の毛を変化させて使うのではないかという声が多いようです。さらに、その名前についても「ギア5」「ギアトップ」「ギア0」などが挙がっています。
ルフィの技の一覧をまとめた<漫画「ワンピース」ルフィの技一覧【ギア4まで】>の記事もおすすめです。
「ギア4」に武装色の覇気が使われていることを紹介しましたが、ここでは覇気について詳しく紹介していきます。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2018-06-04
まず、物語に登場する覇気には「覇王色」「見聞色」「武装色」の3種類があります。
そもそも覇気とは「気」や「エネルギー」のような物で、全ての人間がその素質を持っていると言われています。しかし、使いこなすには相応の鍛錬が必要とされており、生まれつき使いこなせる人もいれば、戦いの中で突如覚醒する人もいます。
「覇王色」は数百万人に1人しか身に付けることができないといわれる特殊な覇気。使える人は「王の資質」を持っているといわれ、力の差がある相手に発動すれば、威圧で気絶させることも。意図的に鍛えることは不可能で、本人の成長により強化されていきます。
「武装色」は見えない鎧のような力を作る能力で、より固い鎧は攻撃にも繋がります。
「見聞色」は相手の気配や心の声を聞き、相手の行動を先読みしたり、見えない相手の位置などを把握する能力。感受性の強い人は、相手の心の声に苦しむことがあります。
ルフィはこの3つ全てを使えるため、覇気を持つ者同士のなかでも有利な戦いをくり広げていきます。
覇王色は、初めは無意識でしか使えませんでしたが、頂上戦争の後、2年間ロジャー海賊団副船長のレイリーに修行を受け、使いこなせるようになります。魚人島編ではなんと、5万人の魚人を気絶させるシーンがありました。
武装色は、先程触れた様に「ギア4」を使っています。体を鋼鉄のように変化させ、攻撃や防御力を上げる武装硬化と呼ばれる状態に。しかし、この状態は消耗が激しく長く使うと一定時間、覇気が使えなくなるというリスクがともなうのです。
見聞色は、レイリーがルフィに「同じ「見聞色」でも、お前は生き物の感情を感じ取る力に長けている様だ」と話すシーンがあります。つまり、同じ見聞色にも種類があるようです。
そもそもルフィは見聞色を使えはしますが、習得できている訳ではないようです。
しかし、ホールケーキアイランド編でビッグマム海賊団のカタクリとの戦いの中で少しずつ能力が開花していきますので、完全に習得する日は近いかも知れません。しかし、ルフィが1番得意としているのは「覇王色の覇気」であることは間違いないでしょう。
覇気を全て使える程のセンスを持ち、15億ベリーもの賞金首、海軍からは最重要人物に特定されたルフィ。世界中の海賊からも一目置かれる存在となりましたが、その家族もまた凄いのです。ここでは彼の家族について解説します。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
ルフィの本名はモンキー・D・ルフィ。Dの付く名前の人物は世界中に存在し、これらをまとめて「Dの一族」と呼んでいます。しかしDの一族がどのような者なのかは、明らかになっていません。
父親の名前はモンキー・D・ドラゴン。世界政府を倒そうとする革命軍のリーダーですが、まだルフィは顔を合わせたことがありません。ローグタウン編で海軍に襲われている所を助けられますが、うつ伏せで倒れていたため、本人はこの事実を知りません。
祖父の名前はモンキー・D・ガープ。海軍で中将を務めており、ルフィとは敵対する立場にいます。しかし、明るく豪快な性格でルフィの活躍を喜んだりもしています。
子供の頃からともに育った「サボ」と「エース」は、盃を交わした義兄弟です。
母親については明らかになっていませんが、いろいろな噂が挙がっています。そのなかでも多く囁かれているのが「ジュエリー・ボニー母親説」です。彼女は、懸賞金億超えの若手海賊12人の最悪の世代と呼ばれた内の1人で、謎の多い人物です。
自分や相手の年齢を操る能力を持つといわれていますが、定かではありません。ルフィと同じく大食いなので、母親譲りなのでは?ということからの説のようですが、根拠としては弱い気もします。またすでに亡くなっているという説もあります。
母親は謎につつまれていますが、海軍中将の孫で革命軍のリーダーの息子な訳ですから、強さやセンスを持っているのは当たり前ですね。
ルフィには血縁関係こそありませんが、幼少期から本当の家族のように大切にしている人達がいます。ここでは、白ひげ海賊団二番隊隊長「ポートガス・D・エース」と革命軍参謀総長「サボ」との関係について説明します。
ルフィは、コルボ山に住む山賊の「ダダン」という育て親のもとで、子供時代を過ごします。そこでエースとサボに出会います。この頃のルフィは3歳年上である2人に何度も戦いを挑みますが、1度も勝てませんでした。
孤独な環境で育ってきた3人は、お互いを認め合い盃を交わし誓いを交わします。
「海賊になるとき同じ船の仲間にはなれねェかも知れねェけど、
おれ達3人の絆は”兄弟”としてつなぐ!!」
(『ONE PIECE』60巻より引用)
3人は血の繋がりはありませんが、本当の兄弟のように育ちました。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2010-11-04
3人の中で最初に海に出たのはサボでした。
しかし、世界の頂点に君臨する血族である天竜人の船を横切ったことで砲撃を受け、行方不明になってしまいます。これを聞いたエースとルフィは、サボが死んだものと思いました。実際はドラゴンに助けられ、一命を取り止めます。その後ドレスローザ編で再会したルフィは号泣しながら喜びました。
エースは、17歳の時に1人で海に出た後に白ひげ海賊団に入ります。
しかし、3年後に頂上戦争編で海軍に囚われ、公開処刑されることが決定します。それを聞いたルフィは、エース救出のため海軍本部に乗り込みます。あと一歩という所で、エースは海軍大将の赤犬に殺されてしまいました。エースは死ぬ間際、ルフィに言い残しました。
「愛してくれて・・・ありがとう!!!!」
(『ONE PIECE』59巻より引用)
ルフィはあまりのショックに意識を失ってしまいました。
また、この時にサボがエースの救出に来なかった理由が、後のドレスローザ編で明らかになりました。彼は3年前に砲撃を受けた際に、なんと記憶喪失になっていたのです。
その状態のまま、革命軍に入り生活していましたが、エース死亡のニュースを目にした時に、全ての記憶を思い出します。エースが死んだ事実と、助けに行けなかった後悔に苛まれ、3日間も意識を失ったそうです。非常に悲しい事件でしたが、3人の絆の深さがよく分かる出来事です。
エースの魅力を紹介した<『ワンピース』エースがワノ国編で復活⁉7つの魅力を解説!【ネタバレ注意】>の記事もおすすめです。
ルフィが海賊王を目指し海に出るキッカケとなったのは、自身が憧れているシャンクスの存在です。ここではルフィとシャンクスの関係について説明します。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 1997-12-24
シャンクスとは、皇帝のように君臨する4人の大海賊である四皇の1人で、赤髪海賊団の船長です。ルフィは、エース達と出会う前に住んでいたフーシャ村で、寄港していた彼らと出会い、親しくなります。
この時に、海賊団が持っていた「悪魔の実」を食べてしまい、ゴム人間になりカナヅチ体質になってしまいます。その後、2人は山賊と争うことになりますが、その途中でルフィが海に落とされてしまいます。
ルフィを助けるため海に飛び込んだシャンクスでしたが、近海の主と呼ばれる巨大な海王類に、片腕を奪われてしまいます。それを見たルフィは号泣。シャンクスは優しく慰めます。
「安いもんだ、腕の一本くらい…無事でよかった。」
(『ONE PIECE』1巻より引用)
この時にルフィは、海の怖さや自分の弱さを知り、シャンクスの人としての大きさを知ります。また、彼を超えられるような立派な海賊になると決意するのです。
そしてシャンクス達が出航する時に「おれはいつかこの一味にも負けない仲間を集めて、世界一の財宝みつけて!海賊王になってやる!」と言い放ちます。
すると彼は嬉しそうに、大事にしている麦わら帽子をルフィにかぶせ「おれの大切な帽子だ。いつかきっと返しに来い。立派な海賊になってな。」と正面から応えました。それから10年後、ルフィは大切な麦わら帽子をかぶり海に出ていきました。
懸賞金の額が、強さの指数と言う訳ではありませんが、海賊にとって懸賞金が上がることは地位や名声が上がるのと同じことなのです。ここでは、15億ベリーの賞金首まで昇りつめたルフィの懸賞金の推移を紹介します。
物語の中で懸賞金の決め方や算出方法、決定権などは詳しく説明されていません。しかし、世界政府にとって脅威になる人物が、懸賞金に反映されることは間違いないです。現在公開されている懸賞金が1番高い人物は、「マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)」で、何とその額22億4760万ベリーです。
それでは、懸賞金額2位で15億ベリーのルフィは、どのように推移してきたのでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2017-11-02
初めて彼に懸賞金が掛けられたのは、東の海編後で3000万ベリーです。直前に倒したのは、懸賞金2000万ベリーの魚人族「アーロン」です。他にも海賊の「バギー」や「ドン・クリーク」なども倒しています。ちなみに初めての懸賞額が3000万もつくことは、かなり異例なケースの様です。
アラバスタ編で、8100万ベリーだった元王下七武海のクロコダイルを倒し、1億ベリーになります。
その後のエニエス・ロビー編が終わると、懸賞金が3億ベリーに。世界政府直下暗躍諜報機関CP9のブルーノや、ルッチを倒したためか、一気に上がりました。他にもハイエナのベラミーや、銀ギツネのフォクシーを倒しています。
そこから2年後の頂上戦争編後には、4億ベリーとなります。元3億2000万ベリーの王下七武海のゲッコー・モリア や、パシフィスタを倒し、頂上戦争に参加したことも関係しているかもしれません。
ドレスローザ編後には、5億ベリーになります。ここでは、元3億4000万ベリーの王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴ、元3億ベリーのシーザー・クラウン、魚人族のホーディ・ジョーンズなどを倒しました。
そしてホールケーキアイランド編後に15億ベリーとなりました。急に上がっていますが、ここで倒したのは四皇の1人ビッグ・マム海賊団のクラッカー(8億6000万ベリー)と、カタクリ(10億5700万ベリー)だったのです。
これから王下七武海や四皇を倒せばまだまだ跳ね上がりそうですね。
ルフィは今まで様々な敵と戦ってきました。そして、その度にいろいろな技や戦法で強さを見せつけてきました。ここでは、今までの戦いをランキング形式で紹介していきます。
第5位:対クロコダイル
クロコダイルと3度目の戦い。ルフィはうまく戦いますが、クロコダイルは猛毒を仕込んだ毒針で攻撃してきます。1度は倒れてしまいますが、最後は自分の血を水分として使い、無数の拳を雨のように浴びせる「ゴムゴムの暴風雨」によってクロコダイルを倒します。何度負けようと敵に向かうことを諦めないルフィの信念が勝った戦いでした。
第4位:対エネル
エネルは攻撃を心網(先を読む能力)で回避しながら、電熱の攻撃に切り替えます。さらに、「雷冶金」という技で、金を熱で溶かし、ルフィの腕に巨大な金の塊を付けます。しかし最後は、ルフィは拳を回転させながら叩き込む「ゴムゴムの黄金回転弾」を放ち、付けられた金の塊ごとエネルにぶつけ打ち砕き、勝利しました。
ちなみにエネルは空に浮かぶ島にいるので懸賞金は掛けられていません。しかし作者は「あの厄介さから考えても5億以上はかたい」といっているため、この時の懸賞金は1億ベリーだったルフィが彼に勝ったのがどれ程凄いことかよく分かりますね。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2015-04-03
第3位:対ロブ・ルッチ(CP9)
世界政府付属機関CP9の諜報部員で、殺戮兵器と呼ばれるほど強い男です。一進一退の戦いが続き、お互いボロボロに。そして、ルッチが渾身の必殺技「六王銃」をルフィに打ち込みます。しかし、ルフィは倒れず「ゴムゴムのJET銃乱打」を残った力で叩き込みます。その攻撃で、ついに勝負がつきました。仲間であるニコ・ロビンをCP9から助け出す戦いだったため、ルフィは絶対に負ける訳にはいかなかったのです。仲間のために戦うルフィの想いが勝敗を分けたのでしょう。
第2位:対シャーロット・カタクリ
ビッグ・マム海賊団の幹部です。「モチモチの実」の能力者で、見聞色の覇気を使いこなすため、ルフィの動きや攻撃を簡単にかわします。攻められるルフィですが、戦いの中で少しづつ「見聞色」の力が上り、彼の攻撃をかわせるようになります。殴り合いで体力の限界を迎えている2人は、力を振り絞り最後の攻撃に出ます。カタクリは「斬・切・餅」ルフィは再びスネイクマンになり「ゴムゴムの王蛇」を放ちます。お互いに攻撃を浴びますが、勝者は最後に立っていたルフィでした。
第1位:対ドンキホーテ・ドフラミンゴ
元王下七武海の1人です。凶悪な男で「新世界の闇を仕切る男」と呼ばれています。「イトイトの実」の能力者で、体から糸を出し自在に操ります。この戦いで、ルフィはギア4を発動し、渾身のゴムゴムの大猿王銃を打ち込みます。ドフラミンゴも神誅殺という技で対抗しますが、ルフィの威力が勝り敗北します。またこの戦いの中で、ルフィは悪魔の実の新らしい能力を知ります。
こうして振り返って見ると、常にギリギリの戦いをしており、ルフィが最初から強かった訳ではないのが、よく分かります。しかしその中で覚醒したり、仲間のために戦うことで特別な力を発揮したりし、少しづつ成長していきます。人を思う気持ちや信念こそがルフィの強さの秘訣です。
ルフィはこれまでに数々の名言を残してきています。これも彼の人気の秘訣であり、『ONE PIECE』が愛される理由の1つでもあると思います。ここではそんな名言を5つ紹介します。
第5位
「うるせェ!行こう」
(『ONE PIECE』17巻より引用)
冬島・チョッパー登場編でチョッパーに言ったセリフです。トナカイで医者でもあるチョッパーと出会い気に入ったルフィは、海賊になって一緒に海に出ようと誘います。しかし子供の頃からバケモノ扱いをされて育ったきたチョッパーは仲間になれないと断ります。しかしルフィのたった一言で、チョッパーは涙を流し海賊になることを決めます。本当は心の中では一緒に行きたかったんでしょうが、決断できずにいたチョッパー。そんな時に、背中を押してくれる一言です。
第4位
「重い…!!!!」
(『ONE PIECE』35巻より引用)
ウォーターセブン編でウソップと決闘した後に言ったセリフです。海賊船ゴーイングメリー号が修復不可能と分かり、考えた末に船長として船を乗り換えることを決めたルフィ。それにウソップは激怒し、決闘することに。ルフィに勝てる訳もなく、ウソップの惨敗。そんな彼に掛ける言葉もなく、やりきれない思いから出た深い名言です。普段あまり出さない船長の顔を見せたシーンです。もちろん最後にはウソップが謝り一味に戻ります。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
第3位
「支配なんかしねェよ、この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!」
(『ONE PIECE』52巻より引用)
シャボンディ諸島編で、海賊王ゴールドロジャー率いるロジャー海賊団の副船長だった「レイリー」と出会い、会話の中で出たセリフです。レイリーの航海話を聞いている中で、ルフィに「キミにこの強固な海を支配できるか」と投げかけます。その答えとして、この言葉を返します。支配をするのもされるのも嫌い、人との繋がりを、縦ではなく横と考えるルフィらしさが伝わってくるシーンです。
第2位
「おれ達の命くらい一緒に賭けてみろ!!!仲間だろうが!!!!」
(『ONE PIECE』18巻より引用)
アラバスタ編でアラバスタ王国の王女のビビに向かって言ったセリフです。全ての人に死なないでほしいと思っている彼女の考え方に、ルフィは甘いと批判します。大きな戦いを前にして1人で全てを背負い込む彼女に「お前なんかの命一個で賭け足りるもんか!!!」と言います。他に賭けられるものがないとういう彼女に、ルフィは叫ぶように言い放つのでした。自分のためにここまで言ってくれる彼の言葉に、大粒の涙を流すビビ。仲間のために命をかける、ルフィの熱い心が見えるシーンでした。
第1位
「当たり前だ!!!!!」
(『ONE PIECE』10巻より引用)
ルフィと出会って間もない頃にアーロンパーク編でナミに言ったセリフです。アーロンに裏切られ、お金を全て取られ、悔しさと絶望に泣き崩れるナミ。誰にも頼らず生きてきた彼女ですが、泣きながら「ルフィ…助けて…」というと、ルフィはこのセリフを大声で叫びました。そして彼女を泣かせたアーロンを倒し海賊団を叩き潰しました。この一件でナミは麦わらの一味に入り、仲間になりました。仲間を傷つける奴は許さないというルフィの思いを感じるシーンです。
やはり名言に挙げられるのは仲間に関係するセリフが多いですね。普段はふざけてばかりでリーダーシップとは程遠いですが、いざという時には命をかけて体を張る、そういう人間だから皆もついてくるんですね。現在の物語はワノ国編に入り、いよいよ四皇の1人カイドウとの全面戦争も近いと思われます。どのような戦いになるか分かりませんが、麦わらの一味の強い絆を生かした戦いが見たいですね。
ここまでルフィに関するいろいろな情報や魅力を紹介してきました。どこにでもいるような普通の子供が、1人の男に出会ったことで、海に出て世界政府が脅威と感じる程の海賊にまで成長しました。この先どこまで大きくなっていくのか楽しみです。興味がある人は、ぜひ1度読んでみてください。
麦わらの一味については<漫画「ワンピース」麦わら海賊団メンバー一覧!ついにジンベエが加入!?>で紹介しています。あわせてご覧ください。
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