みなさんこんにちは!研究室長のユイです。本日はエニエスロビーに隠された謎の考察です! 麦わらの一味は、ロビンを救うためにエニエスロビーへと襲撃をかけましたが、その戦いではエニエスロビーが昼島であるという設定はほとんど活かされませんでした。尾田先生は意味のない設定は盛り込まないと思いますので、今回はエニエスロビーに夜が来ない理由を考察していきたいと思います。 ぜひ最後までご覧くださいね!
エニエスロビーの登場自体が、ワンピース39巻のずいぶんと古い話ですので、まずはどういった設定だったかを思い返していきましょう。
エニエスロビーは、世界政府によって管轄されている「司法の島」です。
裁判所が設置されてはいますが、陪審員たちが全て死刑囚で構成されているため、罪人を道連れにしようと全てを有罪と判決してしまいます。そのせいでここに裁判に訪れた際には、インペルダウンか海軍本部への連行が確定してしまうという、恐ろしい施設です。
そして、島の中央には超巨大な穴が空いており、その穴に向かって海が流れ込み、滝のようになっています。
また、どういう理屈なのかは明らかになっていませんが、一日中夜が来ない「昼島」であることがわかっています。
麦わらの一味は、ロビンを救うためにエニエスロビーへと襲撃をかけましたよね!
しかしその戦いでは、エニエスロビーが昼島であるという設定は、ほぼストーリーに絡んできませんでした。
尾田先生は意味のない設定はあまり盛り込まないと思いますので、後々になってこの昼島という設定が活かされるのではないかと思います。
ですので今回は、エニエスロビーに夜が来ない理由を考察していきます!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2005-11-04
実は、「ワンピース」の世界には、もう一つの昼島が登場したことがあります。
皆さんはどこだか分かりますか?ヒントは結構序盤です。
……答えは、ワンピース12巻にて登場した「クロッカスさんのいた小島」です。もっと正確にいうと、「ラブーンの体内」です。
クロッカスさんは、巨大なクジラであるラブーンの体内で生活していましたが、なぜかラブーンの胃袋に空や雲の絵を描き、常に昼間のような状態を作り出していました。
普通に考えたらクジラの体内なので光源などはないはずですが、絵を描くついでにライトのようなものを仕込んだと考えるのが自然ですかね。
つまり、ラブーンの体内は、外が夜でも昼でも常に青空に囲まれた「昼島」のようなものになっていますよね!
さて、ここで本題に戻ります。ずばり、これと同じことをエニエスロビーでは行なっているのではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2000-02-02
簡単にいうと「エニエスロビーが超巨大な絵画のドームのような物に覆われている」というのが今回の説なのです。それではさっそく検証していきましょう!
まず、エニエスロビー付近の空に注目してみたいと思います。
麦わらの一味がエニエスロビーへと海列車で向かう道中は、大嵐だったことを覚えていますでしょうか。しかし、エニエスロビーは雨雲ひとつ無い快晴でした。これは、よく考えたらかなり不自然な描写ではないでしょうか。
つまりエニエスロビーは周りの天気に左右されず、常に「快晴」である可能性がありますよね。
しかもこの空の描写をよく見ると、その快晴の空がドーム状になっているようにも見えます。エニエスロビーも何かの中にあり、海列車の通過する部分がドームへの入り口になっているのではないかと考えられます。
空がドームのように描かれたイラストで、誰もそれに気づかないというのはありえないと思われるかもしれませんが、ラブーンの体内でも基本的に空の違和感には誰もなかなか気づきませんでした。
ということで、常に昼にするためにドーム状の空の絵画で覆われている、という可能性は十分にありえる話ではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2006-09-04
さらなる根拠として、ラブーンとエニエスロビーには数々の共通事項が挙げられます。
エニエスロビーの空には2羽のカモメが描かれていましたが、ラブーンの体内を見てみると……こちらにも2匹のカモメが、全く同じ配置で描かれています。
当然といえば当然ですが、雲の形も似ていますよね。
さらにラブーンの体内から出る方法はクロッカスさんが用意した扉でしたが、この扉は正義の門と形が似ています。
これらは全てエニエスロビーとラブーンを意図的にリンクさせているからではないでしょうか。
だとしたら、本当にすごい伏線ですよね!
では、なぜドーム状の空間を作ったのかということを予想していきたいと思います。
手がかりが少ないので、あくまで予想にはなってしまうのですが、「巨大な穴の底にある何かに本物の太陽の光を当てないため」ではないでしょうか。
たとえば、巨大な穴の底にかつて栄えた王国や、最後の島「ラフテル」が存在しているが、そこに日の光を当てないように管理するためにドームで覆った、ということが考えられます。
ワンピースでは「日の出」が重要なワードですが、穴の底に王国や島があった場合、そこは日の出の無い世界となっているはずです。
その穴の底にある土地に本物の日の出を与えることで、何かが起きるとしたら面白いですよね!
そもそもただの裁判所であるエニエスロビーに常に1万人の兵がいるのも理解に苦しみますよね。本来であれば海軍本部かインペルダウンの警備を強化すべきです。
それなのに常に海兵を配置しているというのはそれなりの理由があるのではないでしょうか。
ということで、エニエスロビーが「ワンピース」をめぐる鍵になるのではないかという考察でした!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2006-12-04
本日はここまでです。
これまではラフテルはマリージョアの上空にあると予想してましたが、もしかするとエニエスロビーの海底に浮かぶ島なのかもしれません!ぜひ、みなさんのご意見も聞かせてくださいね!
今回の考察でより「ワンピース」の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです。
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