”生き様は顔に出る、本当に出る“ これは僕が今、一番意識している言葉です。 そう思わせてくれたのは、超一流大物芸能人の方との出会いでした。 今回は、僕にとって人生の教材となった本を紹介します。
“生き様は顔に出る”
それは、美人やイケメンといった顔の構造の話ではない。
伝説的ファッションデザイナーであるココ・シャネルの名言にも「20歳の顔は自然からの贈り物。50歳の顔は、あなた自身の功績」という言葉がある。
つまりここで言う“顔”とは、顔つきの事であり、後天的に作られるものである。
放つ言葉や、見てきたもの、聞いてきた話、食べたもの。
何に触れて、どこに住み、誰と笑って、誰と泣くのか。
選択の連続である人生の中で、選んできたひとつひとつがその人を構築する。
表情筋を全て使って笑う人は、顔がぐしゃぐしゃになるまで泣いた過去がある人だ。
口元が優しい人は、優しい言葉を紡いできた証。
瞳が輝いて見えるのは、心も輝いているからだ。
高校の恩師から、
「外見は、内面の一番外っ側だ」という言葉を貰った事がある。
つまりは、これまでの人生が滲み出すのが”顔“なのである。
と、偉そうな言葉を並べましたが、
僕自身最近まで、“生き様は顔に出る”なんて意識すらしていませんでした。
でも、この方と出会ってようやく、人の顔がそこにある意味が分かった気がします。
その方は、明石家さんま師匠。
今現在、舞台「七転抜刀!戸塚宿」で本当に幸せなことに共演させていただいているのですが、とにかく“生き様”が格好良い。
プライベートでも仕事でもあんなにたくさん喋ってるのに、
愚痴とか人のことを悪く言ったりは絶対にしない。
仕事への姿勢でも、挨拶や返事は誰よりも早く誰よりも大きい。
そして全ての人に対して、とことんフェアでいてくれる。
舞台のラスト、カーテンコールでさんまさんが登場された時。
その横顔に、毎回グッと涙がこみ上げてくる。
明石家さんまさんの横顔に「生き様」が、確かに映っているのだ。
無数の選択肢の中で、何を選び、どんな人生を歩んでいくのか。
きっと手助けしてくれるであろう、僕にとって人生の教材になった本を紹介します。
- 著者
- 岸見 一郎 古賀 史健
- 出版日
- 2013-12-13
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない。
「どうすれば人は幸せに生きることが出来るのか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか? もしくは、何も変わらないのか……。さあ、青年と共に、「扉」の先へと進みましょう。
漫画 君たちはどう生きるか
2017年08月24日
人間としてあるべき姿を求め続けるコペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける歴史的名著が、初の漫画化。