この名前で活動している以上、当然初対面の人に「宇宙が好きなの?」とよく聞かれる。別に特別好きじゃない。詳しくもないし。なんか難しそうだし怖いし。でも星や夜空をモチーフにした小説や絵には惹かれるし、きっとそれは私だけじゃないはず。活字の中の夜空なら時間も、虫に刺されるのも、首が痛くなるのも気にせず眺めることができる。その広大な小説の大宇宙の中から、好きな物語をいくつか紹介する。
1年半前、奈緒子の高校時代からの恋人である加地は海外で知らない女の子と事故死した。加地の友達である巧と付き合っても、玄関に布団を敷いても、奈緒子の心から加地の存在を消すことはできなかった。
- 著者
- 橋本 紡
- 出版日
- 2008-06-30
親友同士のさくらと梨利の友情は、万引きによる揉め事をきっかけに亀裂が入る。さくらはそれをきっかけに宇宙船の設計図を書く青年・智と出会う。さくらは、さくらのことが好きな勝田とともに心の拠り所である智の家に通うようになるが、智は次第に精神を病んでゆく。
- 著者
- 森 絵都
- 出版日
- 2005-11-25
陽子と弟のリンは、忙しい両親のもとで育ったのでいつも自分たちで遊びを考えた。今のとっておきは、深夜によその家の屋根に上る遊び。ある晩、陽子の友達の七瀬と3人で屋根に上っているところを、同学年のいじめられっこ・キオスクに目撃されてしまう。
- 著者
- 森 絵都
- 出版日
- 2010-06-25
じゃこうねずみが、彗星による地球滅亡を予言した。ムーミンママはムーミンとスニフに彗星について調べさせるため、遠くの天文台まで旅をさせる。道中で旅人スナフキンやスノークのお嬢さんに出会うが、彗星は地球へ刻一刻と近づいて来ていた。
- 著者
- トーベ・ヤンソン
- 出版日
- 2011-04-15
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。