みなさんこんにちは!研究室長のユイです。 本日はゾロとリューマの関連についての考察になります。最新巻のネタバレも含みますので、ネタバレにはご注意ください。それでは、ぜひ最後までご覧くださいね!
「ゾロ」と「ワノ国」の関連に関してはいくつかのポイントがありますので、まずはざっとまとめていきたいと思います。
まずはゾロがモモの助に教えたという、「スナッチ」という掛け声があります。
この掛け声を発しながら素振りをしていたモモの助に対し、お菊はモモの助様が使うのにふさわしくないとして注意します。
そして、この「スナッチ」という掛け声の本当の意味が最近になって判明しましたね!
酒天丸の回想シーンで描かれたのですが、スナッチの正しい表記は「捨名ッ知」となっており、名前を捨てろ、知恵を捨てろ、頭を空にして飛び込むのみ、という意味が込められています。
これはワノ国“九里”の方言なので、普通であれば東の海出身であるゾロが知っているはずはありません。
では、ゾロはなぜこの言葉を知っていたのでしょうか?
ゾロの出身は“東の海”の「シモツキ村」というところです。
そして「ワンピース」92巻のSBS(質問コーナー)で明かされた話なのですが、数十年ほど前にワノ国の船が“東の海”に到達したという事実があるそうです。
「そしてその時の子孫がみなさんの知るとある人物なわけですが」、というコメントまで作者・尾田栄一郎は残してくれています。
ちなみにビブルカードによると、ゾロの出身地はシモツキ村、コウシロウの出身は東の海となっています。
おそらくですが、数十年前にワノ国に来た人々が村を興し、シモツキ村が出来たのではないかと思います。コウシロウが生まれた時点ではシモツキ村は存在しなかったため、コウシロウの出身地が東の海という表記になったと考えられます。
そしてコウシロウが師範となっている一心道場のシンボルはワノ国の過去編でも描かれており、コウシロウとワノ国の繋がりは、ほぼ確定的ですね!
シモツキ村という名前も、康イエや霜月牛マルの一族である「霜月家」が名前の由来になっていると考えて間違いなさそうですね!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-03-04
続きまして、リューマについての考察です。リューマに関しては、「ワンピース」94巻で色々なことが判明しましたね!
ビブルカードにはそもそも色んな情報があったのですが、まず、出身地はワノ国の“鈴後”だそうです。“鈴後”といえば牛鬼丸がいるおいはぎ橋がある郷ですね!
リューマがいたのはおよそ400年前であることが「ワンピースマガジンvol.6」にて判明していますが、その遺体が白骨化せずに残っていたことが驚きです。
これは、鈴後の風習「常世の墓」というものが影響していたようですね。寒くて、桶に入れた遺体は数百年腐らず、その墓標は刀と決まっているそうです。
リューマの遺体が腐っていなかったのも、遺体とともに秋水も盗まれてしまったのも、この常世の墓という風習によるものだったということですね。
そしてリューマの別名がビブルカードに記載されているのですが、「刀神様」「伝説の侍」「霜月リューマ」となっています。
刀神様や伝説の侍は何度も作中で登場する呼び名ですが、リューマが霜月家だったのには驚きですよね!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-10-04
では、なぜシモツキ村を東の海(イーストブルー)に作る必要があったのかを考察してみます。
光月家がおでん様を失い、トキ様の能力によって家臣を含めてモモの助を20年後に送りました。
これはもちろん単純に火災から逃れるためもあるのでしょうが、カイドウを討つ戦力が整うのが20年後だと知っていたからだと考えられます。
これと同じようなことを霜月家でも実行し、東の海に望みをかけたのではないかと思います。
コウシロウの年齢が50歳を超えていることから、ワノ国から船を出したのは50年以上前だと考えられますが、この時点から何らかの事情で未来に望みを託すために船を出したのではないでしょうか。
鎖国国家であるワノ国から出航することは違法ですし、ワノ国から東の海に行くためにはレッドラインを越える必要があります。
政府非加盟国のワノ国の船がマリージョアを通過できるわけもありませんので、わざわざ魚人島を通過するルートで逆走したことになりますので、ただの亡命のための航海である可能性は限りなく低いように思います。
つまり、何らかの目的があって東の海まで航海をして、そこに村を作った可能性が高いのではないでしょうか。
もしかするとですがこれも「トキ様の助言のようなもので東の海を目指した」という流れなのかもしれませんね!
おでん様とトキ様の過去にはまだまだ多くの俗的と謎が残されていそうです。
そしてリューマとゾロの関係ですが、「霜月牛マル」「霜月リューマ」「ゾロ」は雰囲気が似ています。
また、ゾロの出身がワノ国と関わりのある「シモツキ村」であることを考えると、何らかの血縁関係があってもおかしくないですよね。
しかし、ワノ国から船が出たのが50年以上前、鈴後の大名を牛マルがつとめていたのが約20年前ですから、時系列的に牛マルとゾロが親子関係というのは無理がありますね!
あり得るとしたら、牛マルの血縁関係の人物が東の海まで到達していて、その子孫がゾロという可能性でしょうか。
ですので、リューマや牛マルとゾロは遠い血縁関係である可能性が、今のところは高いのではないかと思います。
むしろ、ゾロのライバル・くいなの苗字が霜月である可能性の方が高いくらいでしょうか。
あと、これはオマケなのですが、牛マルのその後が描かれていないのがちょっと気になりました……!牛といえば、新海軍大将のあの人を連想してしまいますよね!今後の描写が楽しみです!
今回の考察でより「ワンピース」の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです。
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