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女性の自伝おすすめ6選!日本や世界で活躍する偉人の物語が面白い!

更新:2020.12.2 作成:2020.5.17

大統領夫人、ミステリー作家、医者、芸術家……世界的に有名な女性たちが発表している自伝を読んでみると、その人生の波乱万丈っぷりに驚いてしまうかもしれません。一体彼女たちはどんな青春時代を過ごし、考えを構築して偉人といわれるまでになったのでしょうか。この記事では、日本や世界で活躍する女性たちのおすすめの自伝を紹介していきます。

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大統領夫人のおすすめ自伝『マイ・ストーリー』

ミシェルが生まれ育ったシカゴのサウス・サイド地区は、多様な人種からなる労働者階級の居住地域です。1960年代には白人が郊外に行き、貧しい黒人だけが取り残されている状態でした。

そんな環境で育った彼女ですが、名門大学を出て法律事務所に弁護士として勤務。バラク・オバマと出会い、結婚します。

著者
["ミシェル・オバマ", "長尾 莉紗", "柴田 さとみ"]
出版日

2009年から2017年までアメリカ大統領を務めたバラク・オバマの夫人、ミシェル・オバマの自伝です。世界45言語に翻訳され、累計発行部数は1000万以上。自身の生い立ちや家族との生活、そして8年間を過ごしたホワイトハウスの様子を描いています。

決して裕福ではない家庭に育ったミシェルですが、家族の愛を受けながら名門大学へ進学し、努力をしてキャリアを積む姿は読んでいて前向きなパワーをもらえるでしょう。人生を切り拓いていくエネルギーに圧倒されます。

大統領夫人になったものの、もともとは政治嫌いだった彼女。それでも夫の信念を信じ、母親として子どもたちを守り、そして活動家として自分のできることをやっていくのです。どんな状況でも自分で考え、選んだ道を最善の道にしていく生き方から、多くの刺激をもらえるでしょう。

推理作家の波乱万丈な人生を描いたおすすめ自伝『アガサ・クリスティー自伝』

イギリスの海辺にある避暑地トーキーで生まれたアガサ・クリスティー。空想が好きで内気な彼女は、音楽家を志していました。

やがて夫と運命の出会いを果たし結婚しますが、世の中では戦争が勃発。さらに作家として生計を立てるようになるものの、母親の死やスキャンダル、離婚を経験……波乱万丈な人生を送ります。

著者
アガサ クリスティー
出版日

「ミステリーの女王」といわれるイギリスの推理作家、アガサ・クリスティーの自伝です。59歳からおよそ15年をかけて書きあげたそうで、前半では少女時代から1度目の結婚と出産までを、後半では小説家としての活躍を綴っています。

これまで数々の物語を生んできたクリスティーですが、実は15歳まで学校へ行っておらず、文章を書くことは苦手だったのだそう。そんななかで名探偵ポアロが誕生する過程が詳細に描かれ、ファンとしては見逃せません。

読み進めていくと、彼女の人生には数々の事件が起こり、その波乱万丈っぷりに目を見張ります。さらにそれらの状況設定やエピソードなどは、後の作品に取り入れられており、こんなにも自身の体験を盛り込んでいたのかと驚いてしまうでしょう。

読んでおきたい名作自伝『奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝』

1歳の時に熱病にかかり、視力と聴力を失ったヘレン・ケラー。7歳までは、「言葉」の存在を知りませんでした。

家庭教師のサリバンと出会い、言葉と指文字を習うと、9歳の時には発声の勉強を始めます。そして負けず嫌いな性格と地道な努力の結果、19歳で名門大学に合格するのです。

著者
ヘレン ケラー
出版日
2004-07-28

ヘレン・ケラーが22歳の時に執筆した、自身の若き日を綴る自伝です。

最大の魅力は、彼女の知的好奇心に満ちた性格でしょう。サリバンと出会うまでは表現できなかったこと、わからなかったことがたくさんあり、もがいていたからこそ、知識欲と向上心にあふれています。

言葉の存在すら知らなかったヘレン・ケラーが綴る文章は、鮮やかで生き生きとし、それでいて優しいもの。目が見えなく耳も聞こえない彼女が、どのような景色を感じてきたのか、彼女を支えた人々への想いとともに知れる一冊です。

生と死を考える、女性精神科医のおすすめ自伝『人生は廻る輪のように』

アメリカの精神科医で「死の受容のプロセス」を発表したことで有名な、エリザベス・キューブラー・ロスの自伝です。

スイスで少女時代を過ごし、幼い頃から「いのち」に惹かれていたロス。父親の反対を押し切って医学の道へ進み、難民救済活動やナチス強制収容所など、さまざまな光景を目にします。

彼女がどのようにして死の研究に辿りつき、探求を深めていったのかがわかる作品です。

著者
["エリザベス・キューブラー・ロス", "上野 圭一", "角川書店装丁室"]
出版日

読み進めていくと、結婚とアメリカへの移住、終末期医療と死の科学への取り組み、さらには夫との別離、放火によるすべての焼失など、彼女の人生には数々の苦難が立ちはだかってきたのだとわかります。スピリチュアルな世界にはまり、霊的存在との交流を語るなど、彼女の苦しみは相当なものだったのでしょう。

文章の端々から、人生において大事だと思ったことを貫くこと、そして死を受容することの大切さを感じられます。

終末期医療の先駆者で、医学界で初めて死を真正面から取り扱ったといわれるロスの、人生観と想いに触れられる一冊です。

草間彌生の半生がわかるおすすめ自伝『無限の網―草間彌生自伝』

芸術家、草間彌生の自伝です。

幼い時から統合失調症による幻聴や幻覚に悩んでいた彼女。症状を書きとめるために、絵を描き始めました。30歳を前にして長野の実家を飛び出し、単身アメリカへ。芸術に打ち込んでいきます。

しかしそんな草間を待っていたのは、まるで生き地獄のような日々。それでも芸術を愛し、創作活動を続けた彼女の半生が綴られます。

著者
草間 彌生
出版日
2012-03-28

水玉モチーフとかぼちゃで知られる草間彌生が、83歳の時に発表した作品です。

アメリカに渡った時はまったくの無名でしたが、常識に囚われないその作風が評価され、やがて国内外で個展を開催するまでに。過激なパフォーマンスも実行し、「前衛の女王」と呼ばれるようになりました。

文章のレベルもかなり高く、さまざまな角度から当時の自分を見て評価をし、その時何を考え、感じ、表現してきたのかがわかります。芸術によって生かされたからこそ、芸術に自分の人生を捧げようと決意し、体現してきた彼女の意思の強さが伝わってくるでしょう。

衝撃的すぎる少女期を告白した内田春菊の自伝『ファザーファッカー』

漫画家で小説家の、内田春菊が書いた自伝的小説です。

幼い少女の静子は、母親と妹、そしてたまに帰ってきては暴力を振るう父親と暮らしていました。小学生になると、ホステスをしていた母親の客が、養父として同居するようになります。しかし新しい父親も、自分の気に入らないことが起こると暴力的になる人間でした。

そんななか静子は、中学生の時に同級生の子を妊娠、中絶。それからというもの、怒った養父から性行為を強いられるようになるのです。

自分の味方が誰もいないことに絶望した静子は、ついに家を出ることを決心し……。

著者
内田 春菊
出版日

1993年に刊行された内田春菊の作品。映画化もされ、その鮮烈な内容が多くの人を驚かせました。

覚悟をして読んだとしても、その想像を超えてくるおぞましい内容に胸が痛くなってしまいます。淡々とした文章が衝撃をより際立たせ、苦しいながらも読者に先を読ませるでしょう。

女としてライバル視をする母親、DVをする父親、我関せずの妹も含めて、彼女の置かれている環境は相当なもの。それでも地頭がよかった彼女は高校に合格し、授業料をもって自分の意思で家を出ます。その後強く生きていった彼女の姿に、救いも感じられるでしょう。