5分でわかる漫才師!仕事内容や年収、やりがいを解説。社会人からの転職はあり?

更新:2021.12.5

「漫才師ってテレビや舞台でよく見かけるけど、具体的な仕事内容や年収はどうなっているんだろう」「魅力や大変なことって?」「漫才のネタを作ってみたい!」など考えたことがある人は多いはず。 テレビで活躍する漫才師はひと握り。漫才師としての腕も大切ですが、それ以上に人気に左右される職業でもあります。そうした面から収入は不安定ですし、仕事量もその年によってばらつきが見られます。 しかし、社会人として働き始めてから「やっぱり漫才師の夢を諦められない」と、兼業したり転職したりする人も少なくありません。憧れや、やりがいの詰まった職業でもあるのです。そんな漫才に関する疑問を詳しく解説します。 記事の最後には、漫才の入門本や、笑いの意外な効果について解説した本を3冊紹介していますので、ぜひご覧ください。

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漫才師とは?コント師やお笑いタレントとの違いを解説!

漫才とは

漫才は、主に2人の会話のずれや掛け合いで笑わせる話芸のことをいいます。これらは始め萬歳(=まんざい、日本の伝統芸能で新年の言祝ぎの話芸)として近畿を中心に発達しており、1933年吉本興業宣伝部にて「漫才」と名付けられたことが始まりです。
 

また基本的に漫才師はボケとツッコミに分けられます。ボケはあえて間違いや冗談を言って笑わせる役割です。対してツッコミはボケの間違いや冗談を指摘し、うまく笑いどころを提示します。その際に頭を手や小道具で叩くスタイルが主流となっています。

ネタの進行役やネタ作り担当も決まっておらず、それぞれがよいと思うスタイルでおこないます。最近では両方ボケ、ツッコミの漫才師も存在しています。

しゃべくり漫才とコント漫才の違い

 

  • コント漫才:衣装や立ち位置も変わらず役になりきってボケとツッコミをくり広げる漫才
     
  • しゃべくり漫才:楽器や歌などの音楽を使わずに2人の会話のみでくり広げられる漫才

 

漫才には大きく分けて「コント漫才」と「しゃべくり漫才」の2つがあります。

コント漫才とは、設定や役を決めて芝居風に漫才を進める芸のことをさしています。コント漫才を取り入れている芸人にはたとえばサンドウィッチマンやNON STYLE、ナイツや和牛などがあげられます。

一方しゃべくり漫才は、キャラを設定することなく会話の延長のように始まる漫才のことです。コント漫才より歴史が古いと言われており、関西の芸人が多く取り入れています。代表格としては中川家やかまいたち、銀シャリやミルクボーイなどがあげられます。

コント師やお笑いタレントとの違いは何?

他にも、漫才師とよく似ている存在としてコント師やタレントがあげられます。

コント師は、衣装や小道具を用意し、雰囲気や動き、見た目など寸劇形式で笑いを届けるスタイルです。人数制限もないためコント師として活躍している人は3人組が多いです。

また、漫才師はネタを締めくくるときに「もうええわ」と言うのが主流ですが、コント師はそのような声掛けはなく、暗転して終わることが多いです。有名なコント師として、ロバートや東京03があげられます。

一方お笑いタレントは、主にテレビ番組で面白い発言をして視聴者を笑わせる人のことをいいます。司会業やひな壇、ロケ番組など活躍の幅は広く、普段漫才師やコント師をやっている人も多く活躍しています。
 

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今回は漫才師の仕事内容からやりがいまで詳しく解説しました。 
漫才師の仕事は漫才をするだけなく、テレビに出演したり、劇場に出向いたりと多岐にわたります。1日として同じ内容の仕事はないため、刺激ややりがいのある仕事といえるでしょう。 
漫才師を目指す人は高校卒業後に養成所やスクールに通いながら経験を積むことが多いですが、社会人になってから目指し始めたという人も少なくはありません。資格不要なので転職しやすい面もあるでしょう。しかし生計を立てられるほどの収入を得るまでの道は遠く、職業として不安定な部分もあります。転職するにはそれなりの覚悟が必要だといえそうです。 
今回紹介した本は、これから漫才を作ってみたいという方にとっておすすめの3冊となっています。ぜひこの本を読んで漫才の素晴らしさや作り方を学んでみてくださいね。

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