扉絵連載「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」から考察! カリブーは伝説の革命家に⁉︎ 【ワンピース】

扉絵連載「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」の伏線を考察!

「ワンピース」では扉絵連載で登場したキャラが本編にも登場するということがありますよね!

扉絵自体は知らなくてもそこまで問題はないのですが、今後の伏線のようになっているケースが多々あります。コビー、バギー、ワポルなどお馴染みのキャラも、扉絵連載を経て本編に再登場したキャラたちですね!ガープやケイミーに至っては、扉絵連載の方で初登場しています!

そしてカリブーもすでにワノ国で再登場していますが、今回は「ワンピース」68巻から描かれた扉絵連載「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」を振り返っていきたいと思います!

全部で46回に渡って描かれたため、相当なボリュームになってしまうので必要な部分だけを紹介していきますね!

著者
尾田 栄一郎
出版日
2012-11-02

「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」あらすじ1:海軍本部G−5で……⁉︎

カリブーは、魚人島でしらほしを誘拐しようとしていたところをルフィたちに見つかり、彼らにぶっ飛ばされていましたね!

しかしその後、彼は何とか復活し、麦わらの一味から財宝を受け取ったペコムズやタマゴ男爵を襲撃したものの、またしても返り討ちにあっていました。

ここまでが本編で描かれたストーリーで、これ以降が扉絵連載のストーリーになります。

カリブーは、麦わの一味が去った後の魚人島で、再び人魚たちを攫おうとしていました。

しかし、それも魚人島に残ったジンベエに見つかり、再び捕らえられてしまいます。

その後に弟のコリブーがカリブーを救出するために来ますが、ジンベエの遊泳速度には敵わず、カリブーは海軍支部G-5に届けられます。

G-5で火炙りにされそうになっていたところ、コリブー達が到着し、無事にカリブーを助け出すことに成功しましたが、なんとカリブーはコリブーを置いてG-5を脱出してしまいます。とんでもない悪党ですね……!

「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」あらすじ2:ガブル隊長と勘違い……?

G-5から脱出したカリブーは海難事故にあってしまい、どこかの島に漂着してしまいました。

この島は木が機械のように加工されていたり、冬島っぽかったりと、雰囲気的にペガパンクの出身地であるバルジモアに似ていますが、どうやら違う島のようです。この島の独特なシマシマ模様の山が、本編に出てきた時には要注意ですね!

カリブーは漂着していたところをこのおばあちゃんに助けられます。

そしておばあちゃんからミートパイをもらい、街を出ようとしていたところを謎の軍隊に「ガブル隊長」という人物に間違えて声をかけられました。

謎の軍隊はガブル隊長が帰ってきたと思い込み、必死に捜索をしています。そしてこの島には武器工場がありましたが、そこには武器を持った見張りがいるようですので、半強制的に働かされているのでしょうか。

そんな労働者たちもガブル隊長が帰ってきたことで武器を取り、反旗を翻します。

しかし、暴動を起こそうと思った矢先、百獣海賊団の傘下の海賊であるスコッチに鎮圧されてしまいます。


余談ですが、スコッチといえばイエティクールブラザーズにもスコッチがいましたね!この土地も雪山ですし、クールブラザーズと似たような帽子も被ってますね。

この二人の「スコッチ」については、こちらの記事で詳しく考察をしていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

スコッチが2人登場しているのは、ベガパンクが関係している⁉︎ 【ワンピース考察】

「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」あらすじ3:カリブー、スコッチに挑む!

脱線してしまう癖がありまして、なかなかあらすじが進まず申し訳ないです!

結局はスコッチによって暴動は鎮圧され、その影響でカリブーを助けてくれたおばあちゃんも倒れてしまいます。

そこで、なんとガブル隊長というのは、おばあちゃんの亡くなってしまった孫だったことが判明し、顔がカリブーそっくりでした。だからこそおばあちゃんは、カリブーをガブルだと勘違いし、力になってあげていたのですね。

そんな場面にスコッチが急襲し、再びおばあちゃんのおかげでカリブーは脱出できました。

そして運よくコリブーと再会したカリブーはガブル隊長に扮し、おばあちゃんを殺そうとするスコッチに勝負を挑みます。

なんとかスコッチを倒したカリブーは、労働者が働かされていた武器工場ごとヌマヌマの実で飲み込んでしまいます。もしかしたらスコッチも飲まれたままかもしれないですね!

そして暴動は労働者側の勝利に終わったのですが、そんなタイミングで百獣海賊団の真打ちであるドレークが登場します。

そこでカリブーたちはドレークに敗れ、ワノ国の囚人採掘場に連れ去られていったというわけですね!

おばあちゃんとカリブーに確かな絆ができましたが、なんとおばあちゃんはカリブーがガブルではないことに気づいていたようです。

カリブーに感謝しつつ、亡き孫に祈りを捧げるおばあちゃんがなんとも愛らしいですね!

カリブー・ガブルのモデルとなった「チェ・ゲバラ」とは? ワノ国で革命を⁉︎

あらすじだけで長くなってしまいました!これでもかなり省略しているので、気になった方はコミックスなどで直接確認してみてくださいね!

続いいては、カリブーやガブルのモデルとなったであろう「チェ・ゲバラ」という伝説的な革命家との繋がりをご紹介したいと思います。

まず名前にその面影があり、ガブルはゲバラの名前のオマージュであることが分かりますよね。

ゲバラは労働者や病気の患者などの弱者たちに触れ合うことで、そういった弱者たちの状況を改善するためにゲリラ戦を起こすなどをして革命家として有名になった人物です。

功績を挙げていくとキリがないほどの活躍をした人物ですが、ざっくりいうと「弱者のために立ち上がった伝説の革命家」と認識してよいかと思います!

そしてゲバラといえば肖像画が有名ですが、星のついたベレー帽があります!これは少佐を示す階級章だそうですが、ガブルの軍隊にも星がモチーフとして使われていますね。

また、ゲバラのサインは特徴的な形をしているのですが、その形に見覚えはありませんか?この筆記体の「Ch」の部分がおそらくカリブーの顎髭にデザインとして活かされているのではないかと思います。

カリブーのヒゲの形が特殊だとは思っていましたが、おそらくこれがデザインのベースになってそうですよね!

ということで、強制的に働かされている労働者を救う革命家であるゲバラ、つまりカリブーが囚人採掘場にいるというのは運命的なものを感じます。

バギーがインペルダウンの英雄となったように、カリブーが囚人採掘場の囚人を解放するためのキーパーソンとなるのではないかと予想します。

ガブルが達成できなかったと思われる革命を、カリブーがワノ国で起こしたとしたら、なんだか素敵なお話ですよね!

おばあちゃんのためにも、カリブーの活躍に期待しましょう!

著者
尾田 栄一郎
出版日
2018-12-04

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