5分でわかるプロゴルファー!資格は必要?2種類あるプロの稼ぎ方や年収を解説!

更新:2021.4.12

ニュースなどで華々しい活躍をしているプロゴルファー。プレーすることが仕事のゴルフのプロですが、実は「ツアープロ」と「ティーチングプロ」の2種類の資格があります。ツアープロはトーナメントに出場し、賞金やCM契約で収入を得ている人。一方ティーチングプロは、ゴルフ場や練習場に所属し、ゴルフを教えることで収入を得ている人のことです。 本記事ではプロゴルファーになる方法や資格の有無などについて解説します。あわせてプロになるまでにかかる平均的な費用、年収なども掘り下げていきますよ。

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プロゴルファーとは。プロには2種類ある

日本では宮里藍選手や古閑美保選手、石川遼選手、2020年現在では渋野日向子選手など、多くのプロゴルファーが活躍しています。

近年ではその目覚ましい活躍に、ニュースなどでも取り上げられる機会が増え、ゴルフ自体に興味ある人は少なくありません。

しかし職業としてのプロゴルファーについて、その仕組みはあまり知る機会がありません。たとえばプロゴルファーには2種類あります。

プロゴルファーとは

プロゴルファーとは、ゴルフの競技におけるプロフェッショナルである方のことを指します。プロゴルファーになるには、日本プロゴルフ協会のプロゴルフ試験に合格することが最短距離と言われていますが、資格の保有は必ずしもプロになるための必要条件ではありません。

ゴルフにおいてのプロフェッショナルとは、ゴルフで報酬を得ているかどうかです。アマチュアでもトーナメントに出場し、好成績を残して報酬を受け取った時点で「プロ宣言」をすることができます。

プロゴルファーには2種類ある

プロゴルファーには「ツアープロ」と「ティーチングプロ」の2種類があります。どちらもゴルフという競技を通して報酬をもらっていますが、活動の仕方が異なります。

◾️ツアープロ

その活躍や成績がニュースで華々しく取り上げられるのがツアープロです。ツアープロは、ゴルフのトーナメントツアーに参加する権利を持ち、試合の賞金などで生計を立てることができます。

ツアープロとして活躍できる選手はほんの一握りです。日本プロゴルフ協会が認定しているツアープロは、2009年時点で約3800人しかいません。

◾️ティーチングプロ

ティーチングプロとは、ゴルフを教えるプロフェッショナルのことです。主にアマチュアの方にゴルフを教える他、なかにはプロを指導するティーチングプロもいます。

日本プロゴルフ協会が認定しているティーチングプロは約2200人ですが、全国にはおよそ1万人ほどのティーチングプロがいると言われています。認定者数と全体の数に違いがあるのは、ティーチングプロは資格がなくてもゴルフを教えることができるからです。

プロゴルファーになるには?ツアープロ資格について

ニュースで見たり、実際に会場に見に行ったり、またゴルフを体験してみたりしてプロゴルファーに憧れる方は少なくないでしょう。

プロゴルファーになるにはどんな方法があるのか。資格の有無やプロテストの合格率、プロになるための学校選びについて解説します。

プロゴルファーになるには?

プロゴルファーの資格として最も有名なのが、日本で唯一プロゴルファーの認定試験を実施している「日本プロゴルフ協会」で資格を取得することです。前述した通り、資格には2種類あります。

 

  • PGA資格認定プロテスト
  • PGAティーチングプロ資格認定

 

トーナメントに出場するツアープロを目指すなら「PGA資格認定プロテスト」を受験し、ゴルフ指導をするティーチングプロを目指すなら「PGAティーチングプロ資格認定」を受験する必要があります。

しかし実はどちらの資格も取得が必須なわけではありません。資格がなくてもトーナメントに出場する権利を勝ち取り賞金を受け取ることができればプロになれますし、ティーチングの資格がなくてもゴルフ指導することは違法ではありません。

しかしひとつの証明としてそれぞれの資格を取得する方は多いようです。

PGA資格認定プロテスト

 

トーナメントを目指すプロゴルファーは、「PGA資格認定プロテスト」を受験しましょう。男子の場合は日本プロゴルフ協会(JPGA)、女子は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が認定するプロテストを受験します。

プロテストは下記のような流れになっています。

 

  1. 書類審査
  2. プレ予選(16歳以上の者)
  3. 1次プロテスト
  4. 2次プロテスト
  5. 最終プロテスト(50位タイまで入れば実技テスト合格)
  6. 新人戦に参加
  7. 入会セミナーを受講
  8. ツアープロ資格を取得

 

しかし、男子の場合はプロテストに合格したからといってトーナメントに出場できるわけではありません。これはトーナメントを運営する協会とプロ認定をする協会が別の団体だからです。

トーナメントに参加するには、日本ゴルフツアー機構(JGTO)が開催するクォリファイングトーナメントと呼ばれるツアー予選会を通過しなくてはなりません。

予選会はファーストからはじまりファイナルまでの4段階で構成されています。ファイナルまで勝ち進み、好成績を収めたプレーヤーがツアーメンバーとして認められ、実績に応じてトーナメントに出場する機会を得られるといった仕組みになっています。

ツアープロ資格の合格率

以下は男女別の2019年度のプロテスト合格者数と合格率です。

  • 男子:51/483人(合格率95%)
  • 女子:21/631人(合格率33%)

男子は10%弱、女子に至っては5%をきる結果となっています。プロテストの受験者は、小学校や中学校時代からしっかりトレーニングを積んでいるような選手ばかりですから、非常に高いレベルで争われていることがうかがえます。

狭き門であることは間違いないので、日ごろのトレーニングからテストを意識した工夫をしておくとよいでしょう。

 

プロゴルファーになるには?ティーチングプロ資格について

アマチュアおよびプロへの指導をおこなうティーチングプロを目指す場合、「PGAティーチングプロ資格認定制度」を受けることを検討してもよいでしょう。

PGAティーチングプロ資格について

2015年より受験資格をオープン化しているため、「PGAティーチングプロ資格」は2020年現在では誰でも受験が可能な資格となっています。

資格を取得するための費用は約70万円ほどです。内訳は下記の通りになっています。

 

  • 書類審査料:5500円(税込)
  • 受験料:5万5000円(税込)
  • 講習会受講料:63万8000円(税込)

 

またティーチングプロ資格にはB級と、上級資格であるA級の資格が存在します。A級を取得するにはB級の取得が必須となりますので、まずは資格取得の流れを見てみましょう。

 

  1. 申込応募(受験年度に20歳以上に達する者)
  2. 書類審査
  3. プレ実技審査
  4. 実技審査
  5. 筆記試験・面接審査
  6. ティーチングプロB級講習会(前期)
  7. ティーチングプロB級講習会(後期)
  8. 入会セミナー
  9. ティーチングプロB級資格を取得

 

ここまでがB級資格取得の流れです。数々の厳しい審査があるだけでなく、講習会は前期が16日(120時間)、後期が9日(77時間)と長期間しっかりと勉強する必要があります。

またB級資格取得後、A級資格の取得を目指す場合は「ティーチングプロA級講習会」を受講しなければなりません。講習会はA級専門科目を16日間のスケジュールで組まれています。

ツアープロだけでなく、ティーチングプロの資格もかなり難易度が高いことが伺えますよね。

PGAティーチングプロ資格の合格率は?

合格率はあまり高くなく、40〜50%台となっています。過去の数字をいくつか見てみましょう。
 

2019年:約50%
2018年:約48%

合格の肝となるのが実技審査です。ティーチングプロはアマチュアだけでなくプロを指導することもありますので、まずはゴルファーとしての実力がなければまず合格は難しいと考えてよいでしょう。

プロゴルファーの年収は?プロになるまでにかかる費用も

プロゴルファーの年収は?

賞金ランキングでは億単位を稼いでいる選手のニュースなどを見かけますが、実際のところプロゴルファーの平均年収は約800万円ほどと言われています。

2019年の賞金ランキング70位のプレーヤーの年間賞金額は、男子が約1200万円、女子が約1400万円です。ツアープロでも年収が3000万円を超えているトッププロは、上位30人程度とされています。

もちろん賞金ランキング上位に入れば1億円プレーヤーも夢ではないですし、石川遼選手や渋野日向子選手のように人気が出ればCM出演料が入ったり、スポンサー契約料が上がったりするため、さらに収入は増えます。

厳しい世界ではありますが、会社勤めではなかなか稼げない金額を見ると、夢のある仕事なのは間違いないでしょう。

プロになるまでにかかる費用は?

ゴルフはお金のかかるいう印象が強いスポーツのひとつです。

実際ゴルフには、ゴルフクラブやウェアの購入費やグリーンフィー、ゴルフ場に行くまでの交通費などさまざまな費用がかかりますが、プロを目指すプレーヤーであればその額はさらに大きくなります。ほかにどのようなお金がかかるかをしっかりチェックしましょう。

  • 個人練習費用:年間約150万円
  • ゴルフ強豪高校部費:年間10~40万円
  • クォリファイングトーナメント参加費用:約75万円(※男子のみ)
  • プロテスト受験費用:20万円以上
  • プロ認定料:80万円以上

これは一例であり、主な支出のみを抜き出しています。合計で約350万円ほどですが、これ以外にも学費や用具の費用などもあるため、家計への負担は決して小さくありません。プロを目指すには家族の協力なしでは目指すことが難しいのです。

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プロになるための学校選び

プロゴルファーを目指す人のほとんどは、厳しい環境に身を置いて研鑽を積むためにゴルフの強豪校に進学しています。強豪校の専門的なトレーニングを積んだり、同じ夢を持つ仲間やライバルと切磋琢磨できたりする環境に身を置くことは、プロになるための近道なのでしょう。

ゴルフの強豪校ってどこ?

ちなみに渋野日向子選手は岡山県の作陽高等学校、宮里藍選手は宮城県の東北高校の出身です。大学であれば東北福祉大学がゴルフ強豪校として有名で、松山英樹選手などを輩出しています。

 

  • 東北高等学校
  • 作陽高等学校
  • 埼玉栄高等学校
  • 明徳義塾高等学校
  • 藤井学園寒川高等学校
  • 滝川第二高等学校など

 

また国内の学校ではなく、海外へゴルフ留学し現地のゴルフアカデミーに入学するといった選手も増えており、アメリカやオーストラリア、ニュージーランドが人気の留学先です。

プロゴルファー養成スクールに通う手も

高校や大学で鍛錬を積む以外には、プロゴルファー養成スクールに通うのも選択肢のひとつです。

日本プロゴルフ協会には研修生や練習生を募集しているスクールが一覧で表示されています。まずは養成スクールに通いゴルフの基礎を学びながら、高校や大学などの進学先を選ぶというのも考えてみてもいいかもしれません。

参照:日本プロゴルフ協会

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ツアープロになるためには本人の努力に加え、費用といったハードルもあり、実際にプロになることができるのは、ほんの一握りです。しかもツアープロになったとしても平均年収は800万円ほどと、飛びぬけて高収入ともいえません。それでもツアーで優勝すれば多額の賞金が入りますし、ランカー上位になれば1億円プレーヤーも夢ではありません。なによりゴルフ好きであれば、プレーすることが仕事になるわけですから魅力的な職業であることは間違いないでしょう。 
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