いまの20~40代に読んでほしいビジネス書おすすめ30選【2020年最新】

更新:2023.11.9

ビジネス書はさまざまな知識や情報を身に付けられるツールです。しかし種類が多く、どれを選んだらよいのかわからない人もいるでしょう。 今回はそんな人向けに、20~40代の年代ごとにおすすめのビジネス書を紹介します。ビジネス書選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

ブックカルテ リンク

ビジネス書を読むメリット

ビジネス書を読むメリットはたくさんあります。代表的なものとして以下が挙げられるでしょう。

・知識や教養が身に付く

・ビジネスのノウハウを学べる

・世の中の流れがわかる

・物事の視点が変わる

・専門用語が身に付く

・仕事に対するモチベーション上がる

・学ぶ姿勢が身に付く

また、上記に加えて「コストパフォーマンスがよい」という最大の特徴もあります。

ビジネス書の著者の多くはビジネスで成功した経歴を持つ人が多く、その人のアイデアや体験を本1冊で学ぶことができるのは非常にお得です。

本1冊の値段でその人からレクチャーを受けているようなもので、それに加えて先述したさまざまなメリットがあるのです。

ビジネスパーソンや経営者として活躍している人はたくさんの本を読んでいる人が多くいます。ソフトバンク創業者の孫正文も読書がきっかけで起業するに至ったといわれています。

ビジネス書はそんな成功者たちの経験をリーズナブルに、短時間で学べるツールです。ビジネスパーソンとして活躍したい人は、ビジネス書を読むことで成功に近づけるかもしれません。

ビジネス書を読む割合はどれくらい?

ビジネス書を読む割合はどれくらい?
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実際にビジネス書を読んでいる人はどのくらいの割合で読んでいるのでしょうか。画像を参考に解説していきます。

こちらのアンケートは役職・年代別に、ビジネス書を読む頻度を調査しグラフにまとめたものです。

役職別にみたとき、週1~2冊読んでいる人が最も多いのは部長クラス以上です。

やはり部長クラスになると会社の経営に直接関わる仕事を任されることが多くなるため、ビジネス書で勉強している人が多いと考えられます。

一方で、月に1~2冊以上読んでいる人が多い役職は係長クラスとなっており、会社の中で責任が大きくなることが理由として考えられます。

年代別に見ると、月に1~2冊以上読んでいる人は意外にも20代が最も多いです。若い人ほどビジネスに対する意欲・関心が高いことがわかります。

全体で見ると役職・年代ともに、月に1~2冊読んでいる人が46%と最も多くの割合を占めています。週1~2冊読んでいる人と合わせると、月に1~2冊以上読む人が67%ということです。

月に1~2冊読むのが平均だとすると、それ以上の冊数を読めば平均以上に読んでいることになります。

20代が読むべきおすすめビジネス書

ここでは、20代に読んでほしいビジネス書を紹介します。

日々仕事に追われるなかで、大きな問題にぶつかったり、つまずくこともあるでしょう。そんなときに心の支えになってくれる本や、仕事に対する考え方を学べる本まで、バリエーション豊富なビジネス書を紹介します。

天才!成功する人々の法則

著者
["マルコム・グラッドウェル", "勝間 和代"]
出版日

アメリカ人気No.1コラムニスト、マルコム・グラッドウェルによるビジネス書です。成功の方法や天才になる法則が掴める1冊です。

アメリカではちょっとした社会現象になるほど話題になったビジネス書で、アメリカの優秀なビジネスパーソンは必ず読んでいるといわれています。

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣

著者
本田 健
出版日
2006-02-09

ユダヤ人大富豪ゲラーと日本人青年ケンの物語を通して、幸せなお金持ちになるために必要なことを学べるビジネス書です。

人生を豊かにするためのヒントが溢れていて、読んでみるとさまざまな発見がある1冊です。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

著者
スティーブン・R・コヴィー
出版日
2013-08-30

全世界で販売部数3000万部を超えたベストセラーです。

ビジネス書の教科書ともいわれ、人生を成功させるための習慣について学べます。

これからビジネス書を読もうと考えている人にまず読んでもらいたい1冊です。

伝える力

著者
池上 彰
出版日
2007-04-19

フリージャーナリスト・池上彰によるビジネス書です。

ビジネスで必要な「話す」「書く」「聞く」の3つの能力を磨くことができます。

これらの力を鍛えることで仕事のクオリティも大きく変化するでしょう。

チーズはどこへ消えた?

著者
スペンサー ジョンソン
出版日
2000-11-27

物語形式で書かれた読みやすいビジネス書です。状況の変化に対応する力の大切さを説いています。

内容もわかりやすく、全96ページと手軽に読めるボリュームです。

読書が苦手な人でもサクッと読めるため、手軽にビジネス書を読んでみたいという人におすすめです。

メモの魔力 The Magic of Memos

著者
前田 裕二
出版日
2018-12-24

メモの大切さを学べるビジネス書です。SHOWROOM社長・前田裕二のメモ術について知ることができます。

著者のメモへの熱い思いや、書き続けることの重要性が書かれています。メモへの認識が変わること間違いなしの1冊です。

苦しかったときの話をしようか

著者
森岡 毅
出版日
2019-04-11

USJ復活の立役者・森岡毅によるビジネス書です。

「自分のやりたいことがわからない」「今の会社にいてよいのか」といった人向けに、自分をマーケティングする方法を教えています。

人生でどのように生きるか迷っている方におすすめの1冊です。

1分で話せ

著者
伊藤 羊一
出版日
2018-03-14

1分で話すことの重要性を説いたビジネス書です。相手にわかりやすく伝える力を身に付けられます。

上司から「話が長い」「何を伝えたいのかわからない」といわれたことがある人は、一度本書を読んでみてはいかがでしょうか。

話を要約して伝えるためのポイントなどを学ぶことができます。

働き方5.0:これからの世界をつくる仲間たちへ

著者
陽一, 落合
出版日

これからの社会との向き合い方を学べるビジネス書です。

コンピューターやAIが進化していくなかで、人間がやるべき仕事とは何かを考えさせられます。

これからの時代に必要な力はどんなものか、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

思考は現実化する

思考は現実化する

1999年4月10日
ナポレオン ヒル
きこ書房 


「何をすべきか」だけではなく、「どうすればよいのか」についても具体的に学べる成功哲学書です。

著者のナポレオン・ヒルは、鋼鉄王アンドリュー・カーネギーに仕え、20年間無報酬で成功哲学の研究をおこないました。本書にはそのすべてが詰め込まれています。

成功のための手順がかなり具体的に書かれているのが大きな特徴です。

30代が読むべきおすすめビジネス書

30代になると、仕事への責任も大きくなり、部下の管理などマネジメントに対する考え方も身に付けなければなりません。

ここでは、アイデアの構想に役立つ本やリーダーシップに関する本などを紹介します。大企業の成功例をもとにした本も取り上げるので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

ビジネスフレームワーク図鑑

著者
株式会社アンド
出版日

「アイデアが浮かばない」「会議がまとまらない」「意思決定で迷ってしまう」という人向けのフレームワーク集です。

頭の中を整理するために適したビジネス書で、フレームワークについて学びたい人におすすめの1冊です。

「原因と結果」の経済学

著者
["中室牧子", "津川友介"]
出版日
2017-02-17

物事を「原因と結果」の関係からみていくビジネス書です。

「因果推論」についてわかりやすく解説しており、この本を読めば自分がいかに思い込みに踊らされているかがわかります。

根拠のない通説に騙されないようにする、ビッグデータ時代の必読書です。

NETFLIX コンテンツ帝国の野望

著者
["ジーナ・キーティング", "牧野 洋"]
出版日

最強の動画コンテンツ「NETFLIX」の戦略について解説したビジネス書です。

NETFLIXの創業秘話から動画配信の覇者になった経緯について描かれています。

内容はノンフィクションのため、これから起業しようとしている人や動画配信サービスに興味がある人にも非常に参考になるでしょう。

1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル 時給思考

著者
金川 顕教
出版日

時給を意識することで、1時間で10倍の成果を生み出す方法を解説しているビジネス書です。

本書で学べるノウハウを活かし、仕組み化と効率化を図れば、「時間的自由」と「経済的自由」を身に付けられます。

時間というものがどれだけ大切かを気付かされる1冊です。

究極のリーダーシップ

著者
鴨頭嘉人
出版日

リーダーシップを取るためのノウハウを解説したビジネス書です。部下に対する正しいマネジメントを身に付けることができます。

管理職になったものの部下との接し方がわからなくて困っている……という方に手にとっていただきたい1冊です。

伝説の創業者が明かす リッツ・カールトン 最高の組織をゼロからつくる方法

著者
["ホルスト・シュルツ", "御立 英史"]
出版日

世界的ホテルカンパニー「リッツ・カールトン」の創始者ホルスト・シュルツによるビジネス書です。

世界最高峰と名高いサービスを誇るリッツ・カールトンはどのようにして生まれたのか、その成功法則について学べます。

LIFE SHIFT

著者
["リンダ グラットン", "アンドリュー スコット"]
出版日
2016-10-21

誰もが100歳まで生きる時代、100年時代が近い未来に訪れます。本書は100年時代の到来に備えた100年ライフの設計書です。

100年時代によって起こるであろう社会の変化や、今から知っておくべき時代の流れについて学ぶことができます。

小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

著者
森 健
出版日
2016-01-25

ヤマト運輸元社長・小倉昌男の人物像に迫ったノンフィクションビジネス書です。

宅急便の生みの親である名経営者の苦悩や葛藤について描かれています。ビジネスパーソンとして学べることがたくさんある1冊です。

職場の問題地図 〜「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

著者
["沢渡 あまね", "白井匠"]
出版日

休めない職場や残業だらけの職場の問題点を地図で解説するビジネス書です。原因と全体像を図解しながら解決策を教えてくれます。

職場の環境改善のために必要なことが学べるため、経営者はもちろん幅広いビジネスパーソンにおすすめです。

生産性 マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

著者
伊賀 泰代
出版日

生産性の本質を突いたビジネス書です。

マッキンゼーの元人材育成マネージャーが、いかに組織と人材の生産性を上げるかを紹介しており、そのノウハウを学ぶことができます。

40代が読むべきおすすめビジネス書

40代にもなると、新規事業の立ち上げや大きなプロジェクトを牽引することもあるでしょう。戦略の設計をゼロから任されるなんてこともあるかもしれません。

ここでは、組織作りや戦略に関する本をメインに紹介します。誰もが知っている有名企業はいかにして成功を収めたのかがわかる本も登場するので、ぜひ参考にしてみてください。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

著者
["エリヤフ・ゴールドラット", "三本木 亮"]
出版日
 

機械メーカー工場長の主人公・アレックスと、その恩師・ジョナの業務改善プロセスを描いた小説です。

世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった「幻の名著」であり、業務改善のノウハウが詰め込まれています。

小説でありながらも実践的な内容になっているので、実際の業務でも活用しやすいでしょう。

ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

著者
楠木 建
出版日
2010-04-23

戦略とは「ストーリー」なのだと説くビジネス書です。

「ストーリー」という視点から、究極の競争戦略と競争優位、その背後にある思考のパターンの本質を説明しています。

本書を読めば戦略を構成している要素がわかり、ゴールが見えてくるはずです。

競争戦略に行き詰まっている人や戦略の本質を学びたい人におすすめの1冊です。

ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか

著者
酒井大輔
出版日

作業服専門店「ワークマン」の成功事例から学ぶビジネス書です。

ワークマンの新業態「ワークマンプラス」はなぜ成功したのか?その要因を知ることができます。

コロナ後に書き下ろされており、コロナ禍でも揺るがない経営を学ぶことができます。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

著者
ジム・コリンズ
出版日
2001-12-18

成功を収めている一流企業11社を分析し、それらの企業の共通点について解説したビジネス書です。

飛躍企業の秘密に迫り、ビジネスに限らずさまざまな場面で応用できる事例も紹介しています。

なぜ人と組織は変われないのか

著者
["ロバート・キーガン", "リサ・ラスコウ・レイヒー", "池村 千秋"]
出版日

人と組織の変革を促すビジネス書です。

「変わりたくても変われない」というジレンマを深掘りし、変化に対して自分を守ろうとするメカニズムについて解説しています。

そのメカニズムを理解したうえで、変革の実現に有効な実践的手法を紹介している1冊です。

ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略

著者
及川 卓也
出版日

MicrosoftやGoogleで製品開発に携わった経験を持つ著者が、ビジネスにおけるソフトウェア技術の必要性を説いたビジネス書です。

ソフトウェアがビジネスの中心を担い、インターネットがあらゆるビジネスの基盤となりつつある環境で、日本企業はどうすれば生き残れるのかを考えたい方におすすめです。

シュガーマンのマーケティング30の法則

著者
["ジョセフ・シュガーマン", "佐藤 昌弘", "石原 薫"]
出版日

著者のジョセフ・シュガーマンは、アメリカのマーケティング界で大きな成功を収めたマーケッターです。

本書はそんなシュガーマンのマーケティングノウハウを30の法則に分けて解説しています。

マーケティング初心者から上級者まで、ぜひ手に取っていただきたい1冊です。

学習する組織 システム思考で未来を創造する

著者
["ピーター M センゲ", "枝廣 淳子", "小田 理一郎", "中小路 佳代子"]
出版日

本書は「学習する組織」を作り上げることを目的としたビジネス書です。

学習する組織とは集団として意識と能力を高め、伸ばし続ける組織のことです。

さまざまな学習を求められる時代、いま企業や個人に求められている変革についてがわかります。

HARD THINGS

著者
ベン・ホロウィッツ
出版日
2015-04-17

シリコンバレー拠点のベンチャーキャピタルで共同創業者兼ゼネラルパートナーをしている著者が書いたビジネス書です。

数々の困難を乗り越えてきた経験を踏まえ、経営者やこれから何かを生み出そうともがいている人に対してアドバイスをしています。

さまざまな苦境を乗り越えてきた著者だからこそできるアドバイスは心の助けとなり、とても勉強になるでしょう。

最高の働きがいの創り方

著者
三村 真宗
出版日

働きがいのある会社ランキング第1位の座を3年連続で獲得している株式会社「コンカー」の社長・三村真宗によるビジネス書です。

コンカーで実際に取り入れている文化や仕組みが掲載されており、職場をいますぐ変えるためのヒントが満載です。

経営者の皆さんにはぜひこの本を読んで、働きがいのある職場を増やしていただきたいです。

 

今回はおすすめのビジネス書を20~40代の年代別に紹介しました。

ビジネス書選びのコツは、気になるビジネス書があれば著者がどんな人かを調べ、その分野に精通している人かを確認することです。

ビジネス書はコスパに優れ、活用することで自らの成長を促すことができます。時には人生の価値観が変わる本と出会うこともあるでしょう。

名だたる成功者達の体験や考えを、知り合いでもない自分が教わることができるというのは、よくよく考えてみると凄いことです。さまざまなビジネス書を読んで、人生を豊かなものにしていってください。

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