【2020年下半期】子どもから大人まで、教養が身につくおすすめの本30選

更新:2021.11.28

教養を身につける手段として、最も手軽な方法が読書です。しかし、読書といってもさまざまな本の種類があります。 今回は教養が身につく本を探している人向けに、今読むべきおすすめの教養本を紹介します。 また、お子さん向けの本を選びたいという人にも参考にしてもらえるように、年代別におすすめの本を分類しました。 教養を身につける本を探している人はぜひ本記事を役立ててください。

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そもそも教養とは?

教養とは、知識があり頭のいい人というイメージがありますが、実際はそうではありません。

教養とは知識や学問を身につけることによって得られる「心の豊かさ」のことです。知識が豊富で人間性も優れている人のことを「教養のある人」といいます。単に知識が豊富なだけでは教養があるとはいえません。

身につけるためには実際に経験を積むに越したことはありませんが、なかなか時間がかかるものなので、そういった点では読書がおすすめです。

本は著者や登場人物の人生・経験・考えを手軽に学ぶことができます。たくさんの本を読むことで創造力や理解力が高まり、教養が身についていきます。

また、本は低価格でコスパもよく、時間さえあれば誰でも取り組める手段です。教養を身につけたい人は読書からはじめてみましょう。

【中学生】おすすめの教養の本6選

若いうちから教養を身につけておいて損はありません。中学生から本を読む習慣をつけておきましょう。

読書は教養だけでなく論理的思考も養うことができるので、学力の向上につながるというメリットもあります。

ここでは中学生でも理解しやすい教養本を紹介します。中学生や、中学生のお子さんがいる人は参考にしてみてください。

世界の名著見るだけノート

著者
福田 和也
出版日

教養として知っておきたい世界の名著を紹介している1冊です。有名作家の名前は知っていても、作品についてはまったく知らないという人も多いかと思います。

本書を読むことで世界的に有名な作品を知り、どんな内容かを理解することができます。イラストや図が豊富でわかりやすく、中学生にも読みやすいでしょう。

友だち幻想

著者
菅野 仁
出版日
2008-03-06

人間関係について根底から考えさせられる内容です。人との上手な付き合い方や人間関係で傷つかずに済む方法を学べます。

「1人は嫌だけど誰かといると疲れる」という思いをしている人に読んでほしい作品です。本書を読んで「みんな仲良く」のプレッシャーから脱却しましょう。

ブッダ

著者
手塚 治虫
出版日
2002-11-01

漫画界の巨匠・手塚治虫の作品です。仏教の開祖・ブッダの生涯を描いた物語で、仏教について学べます。

仏教は日本で広く浸透している宗教です。教養として仏教とはどんなものかを理解したいところですが、仏教は東洋的価値観が強く論理的に理解することが難しくもあります。

本書では仏教の全体像を把握できるため、仏教を理解する入門書としておすすめです。

なまけ者のさとり方

著者
["タデウス ゴラス", "Golas,Thaddeus", "紘矢, 山川", "亜希子, 山川"]
出版日

なまけ者であってもさとりを実現する方法を解説した本です。

スピリチュアル本のため理解しづらい部分も多いですが、感覚で読むことを意識してください。

「本書を読むとパワーが貰える」という口コミが多く、不思議な魅力が詰まった1冊です。

夢をかなえるゾウ1

著者
水野 敬也
出版日

累計400万部を突破した日本で1番読まれている自己啓発小説です。人生で成功するためのノウハウを過去の偉人の具体例から学べます。

自己啓発といっても内容はコメディ調のストーリー形式で進んでいくため、普段本を読まない人でも楽しく読めるでしょう。

チーズはどこへ消えた?

著者
スペンサー ジョンソン
出版日
2000-11-27

アメリカでビジネス書ベストセラー第1位を獲得したビジネス書の代表作です。

「チーズ」を探す2人の人間とネズミ2匹の物語を通して、自分を変えることの必要性について学べます。

本の厚みは薄いですが、とても濃い内容です。ビジネス書として有名な本書ですが、物語形式のため難しく考えずに読むことができます。

【高校生】おすすめの教養の本6選

高校生は、進学する人を除けば、卒業後に社会に出ることになります。今のうちから社会に出たときに役立つ教養を身につけておきましょう。

ここからは高校生向けの教養本を紹介します。世間一般的な教養が学べる本を多く紹介しているのでぜひ参考にしてください。

読書について 他二篇

著者
ショウペンハウエル
出版日

読書の目的や質の高い読書法など、読書について解説している1冊です。

著者・ショウペンハウエルの考える読書論は、私たちの常識を覆すものばかりで、読書について考え直すきっかけになります。

普段から読書している人やこれから読書をはじめる人、幅広い人に読んでほしい内容です。

世界を読み解く「宗教」入門

著者
小原 克博
出版日

世界の主な宗教や日本の宗教を解説した宗教の入門書です。

グローバル化が進む現代、さまざまな宗教を信仰している人と関わる機会が増えています。

そんなときに教養として知っておきたい宗教の知識を新たな切り口で解説しています。

本書を読んで、宗教とは何なのかを説明できるようになりましょう。

面白いとは何か? 面白く生きるには?

著者
森 博嗣
出版日

「面白さ」とは何なのか?どうやって生まれるのか?本書は「面白さ」のメカニズムについて解説しています。

そのうえで面白く生きるためのヒントが散りばめられています。

本書を読めば、面白さにも種類があり、自分が知らない面白さがあることに気づけるでしょう。

いつも通りの人生に少し飽きた、最近面白いことが見つからないという人はぜひ一度手にとってみてください。

人生を面白くする 本物の教養

著者
出口 治明
出版日
2015-09-30

教養とは人生を面白くするためのツールであり、ビジネスでも役立つ最強の武器だと明言する著者が、教養を身につける方法を解説した1冊です。

教養を身につけるための具体的な方法を明かしています。

著者の考えや習慣から学べることが多く、人生の教科書としても使えます。

教養を高めて人生をより面白くしたい人におすすめです。

人生の教養が身につく名言集

著者
治明, 出口
出版日

本書はさまざまな著名人の名言を収録した1冊です。名言とはその人の教養が凝縮されたもので、たくさんの人の名言を知ることによって教養への理解が深まります。

著名人の名言を取り上げ、読者が理解しやすいように解説しています。

読んでいるうちに収録されている著名人にも興味が湧いてくるかもしれませんね。楽しみながら教養をつけたい人におすすめです。

FACTFULNESS

著者
["ハンス・ロスリング", "オーラ・ロスリング", "アンナ・ロスリング・ロンランド"]
出版日
2019-01-11

ビル・ゲイツやオバマ前大統領が大絶賛した、データや事実に基づき世界を正しく見るスキルが身につくベストセラー本です。

学校では教えてくれない、賢い人ほど勘違いしている世界の真実について、わかりやすく解説しています。

世界の本当の姿を知ることができる1冊です。

【大学生】おすすめの教養の本6選

大学生は比較的時間が確保しやすいので、とにかくたくさん本を読んで教養をつけましょう。自分の専攻や興味のある分野に関する本を読めばスキルアップにもつながります。

興味を持っている本がないという人向けに、ここからは大学生が読んでおくべき本を紹介します。世界的な名作や日本人として知っておきたい教養本を厳選したのでぜひ参考にしてみてください。

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365

著者
["デイヴィッド・S・キダー", "ノア・D・オッペンハイム", "小林朋則"]
出版日

シリーズ累計100万部を超える大ヒットを記録した雑学書です。この1冊で365個の教養を学べます。

内容も濃く、本書を読めば自分の興味や関心が広がっていきます。

教養を身につけながら新たな発見ができる良書です。

「壁と卵」の現代中国論: リスク社会化する超大国とどう向き合うか

著者
梶谷 懐
出版日

近年著しい経済成長を遂げている中国を分析した1冊です。

ビジネスや科学技術において日本を超え、アメリカをも脅かす成長を遂げた中国から学ぶべきことは数多くあります。

世界的教養である現代中国の快進撃を知るためにも、読んでおきたい内容です。

カラマーゾフの兄弟

著者
ドストエフスキー
出版日
2006-09-07

『カラマーゾフの兄弟』はロシアの文豪・ドストエフスキーの世界最高傑作です。

ドストエフスキーによる最後の長編小説で、人類文学の最高傑作と評されています。

難解であると有名な本書ですが、なぜここまで評価が高いのか、ぜひ自分の目で確かめてください。

新訳 ハムレット

著者
["ウィリアム シェイクスピア", "Shakespeare,William", "祥一郎, 河合"]
出版日

『ハムレット』は言わずと知れた、世界的に有名な作家・シェイクスピアの代表作です。

古典に興味がない人でも名前くらいは聞いたことがあると思います。

主人公・ハムレットの復讐劇をテーマにした古典文学で、教養として押さえておきたい名作です。

平成はなぜ失敗したのか

著者
野口 悠紀雄
出版日

平成から令和へと移り変わった今だからこそ、平成の失敗を理解することが重要です。

本書は平成の失敗に着目し、どうするのが正解だったかを分析しています。

また、令和の日本に必要なことについても解説しています。

知っておきたい内容が満載の平成の記録です。

知りたくないではすまされない

著者
江崎 道朗
出版日

国際情勢を理解するために必要な知識が詰まった本です。

トランプ大統領誕生から米中貿易戦争までを予見した著者が、ビジネスパーソンが今知っておきたいことを解説しています。

普段流れているニュースの裏側を理解するのに非常に役立ちます。

一般論に惑わされず、本質を見抜く力を身につけるために読んでおきたい1冊です。

【大人】おすすめの教養の本6選

大人こそ教養は身につけておきたいですよね。

ビジネスシーンやプライベートでも、教養があるかないかで周りの自分への評価は変わってきます。恥ずかしくない大人であるためにも常に教養を身につけようとする姿勢が大切です。

読書は空き時間を使ったり、自分のペースで読み進められるので仕事が忙しい人にも最適です。

ここからは、大人にこそ読んでもらいたいおすすめの本を紹介します。気になるものがあればぜひ読んでみてください。

もしも一年後、この世にいないとしたら。

著者
清水研
出版日

国立がん研究センターで精神科医を務めた著者による、「死ぬ時に後悔しない生き方」をテーマにした本です。

本書を読むと自分の人生について考えさせられます。

人生の締め切りを意識することで、いま自分が本当にやりたいこともわかってきます。

自分の生き方を見つめ直すきっかけになるでしょう。

僕らが毎日やっている最強の読み方

著者
["池上 彰", "佐藤 優"]
出版日
2016-12-16

自分の力で世の中を読み解く70の方法を解説している1冊です。

新聞・雑誌・ネット・本を正しく読み、知識と教養を身につける秘訣が学べます。

情報メディアが増えた現代では、正しい情報収集能力が試されています。

「最強の読み方」を身につけて教養を高めましょう。

教養のある大人になるための 一生ものの語彙力

著者
神永 曉
出版日

本書は大人になって使用頻度が増える言葉に焦点を当てて解説しています。

ビジネスシーンでよく使われる言葉や間違った使い方をしやすい言葉など、大人として知っておきたい語彙が309語収録されています。

一目置かれる語彙力を身につけましょう。

教養としての政治学入門

著者
成蹊大学法学部
出版日

教養ある大人として知っておきたい、政治の知識を学べる本です。

政治学初学者向けに書かれているため、政治に詳しくない人でも理解できる内容です。

近年の政治状況や世界と日本の政治概要などが解説されています。

国家と教養

著者
藤原 正彦
出版日

本書では、教養とは世の中にあふれるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力であると説いています。

そんな教養を身につけるためにはどうしたらいいのかを詳しく解説し、教養の歴史に触れながらその効用も明らかにした1冊です。

ビジネスに効く最強の「読書」 本当の教養が身につく108冊

著者
出口 治明
出版日

読書家として知られる、ライフネット生命の会長兼CEOの肩書きを持つ筆者・出口治明が、教養を身につけるために最適な本を紹介しています。

リーダーシップを身につける本や人間力を高める本など、さまざまな状況に合った108冊の本を取り上げています。

読書で教養を磨きたい人は必読です。

【子ども】おすすめの教養の本6選

教養はすぐに身につくものではないので、子どもの頃から読書する習慣をつけるに越したことはありません。しかし、子どもが理解できるような内容の本が少ないのも事実です。

ここでは、子ども向けのわかりやすい教養本を紹介します。有名書籍の子ども訳版やイラストが多彩な本など、子どもでも理解できる内容の本をピックアップしました。

10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉: 哲学者から学ぶ生きるヒント

著者
太郎, 岩村
出版日

学校や親が教えてくれない子どもの疑問を、哲学者の言葉をヒントに解決していく本です。

哲学を通して子どもの思考力を養うことができます。

子どもの疑問にうまく答えられない親御さんが、子どもと一緒に考える本としてもおすすめです。

子ども教養図鑑 世の中のしくみ

著者
小学校社会科授業づくり研究会
出版日

社会のさまざまなテーマについてわかりやすく解説した1冊です。

世の中の知識を学びながら、自分で考える力が身につきます。

漢字にはすべてふりがなが振られており、子ども1人でも読めるようになっています。

一方で、大人でもすぐには答えられない良質なテーマを取り上げているので、親子で一緒に学ぶのもよいでしょう。

小学生なら知っておきたい教養366

著者
齋藤 孝
出版日

小学生のための教養本です。1日1ページを目標に取り組むことで、教養を高めることができる構成です。

言葉・文学・世界・歴史・文化・芸術・自然科学といった幅広いジャンルの問題を通して知識を身につけ、賢い行動につなげていきましょう。

大人が読んでも楽しめる内容です。

こども聖書

著者
鈴木 秀子
出版日

聖書を子どもにもわかるように訳して解説しています。

31日分に凝縮された聖書のエッセンスが、悩んだり落ち込んでいる子どもを勇気づけてくれます。

子どもはもちろん、聖書の本質を理解したい人や何かに挑戦する勇気が欲しい人にもおすすめです。

こども孫子の兵法

著者
出版日
2016-03-17

兵法書のバイブル「孫子の兵法」を子ども向けにわかりやすく訳した本です。

子どもでも競争しなければならないときや、人間関係で悩むときがあります。

そんな子どもたちのために、世の中を生き抜くヒントを詰め込んだ1冊です。

大人にも役に立つ内容なので、親子で一緒に読むのもおすすめです。

これだけは知っておきたい こども図鑑

著者
["多摩六都科学館", "大浜 千尋"]
出版日

宇宙・地球・気象・歴史・身体など、子どもの好奇心を刺激するさまざまなテーマを取り上げて解説している百科事典です。

図版点数が豊富で、飽きさせないレイアウトも特徴です。

主な単語に英語を併記しているため英語学習にもなります。

好奇心が強い子どもにピッタリな1冊です。



今回はおすすめの教養本を紹介しました。年代別に分けて紹介しているので、自分に合った本を選んでくださいね。

教養を身につけるうえで大切なのは継続することです。普段から読書を習慣化し、本を読む時間を確保してください。

お子さんに読ませたい人は読み聞かせてあげるなど、本と触れ合う時間を作ってあげましょう。

本来なら自分の興味がある本を読むのがいいですが、種類が多くて本が選べないという人は本記事を参考に選んでみてください。

教養本を探している人たちのお役に立てれば幸いです。

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