5分でわかるアナウンサー!就職倍率は1000倍。資格の有無や平均年収、仕事内容など解説!

更新:2021.4.13

テレビ局・ラジオ局の花形職種であるアナウンサー。さまざまなメディアでよく目にする仕事ではあるため大学生からの人気が高く、就職の採用倍率はキー局であれば1000倍を超えると言われています。社会と密接に関わり、また影響力も強く、多くのやりがいを感じられる職業のひとつです。 当記事では、そんな憧れのアナウンサーに就職・転職するにはどうすればいいのか、資格の有無などを含め、仕事内容、年収などについても解説します。また、最後にアナウンサーの経験があるからこそ書く事のできるリアルな現場や思いを伝えている本をいくつか紹介しています。こちらもぜひご一読ください。

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目次

アナウンサーの仕事とは

ニュースやバラエティなど、テレビ番組で見かけることの多いアナウンサーという職業。テレビ局の花形職種であり、憧れの職業のひとつでもあります。

しかし認知度は高いものの、仕事内容については知っている人は意外と多くないのかもしれません。この章ではアナウンサーの仕事内容を徹底解説していきます。

原稿を読む

アナウンサーの仕事についてシンプルに捉えると「情報を言葉で伝える」ということになります。ニュース番組などで、あらかじめ用意された原稿を正確に読むことがアナウンサーの最も基本的な業務です。

用意されている原稿とはいえ、ただなぞってそのまま読み進めるだけでは、アナウンサーとしての仕事だとはいえません。用意されている原稿のなかで何を最も伝わるようにすべきなのか、どのような話し方が伝わりやすいのか、これらを実現するために内容をしっかりと理解し落とし込んだ上で原稿を読み上げます。

取材をおこなう

報道番組や情報番組でリポーターとして出演する場合は、自分の番組の企画から関わり、情報収集をおこなうことがあります。電話や現場に足を運んで情報を集めるほか、SNSで世の中の意見を集める取材方法を取るパターンもあります。

番組の進行を務める

アナウンサーのキャリアを積んでいくと、キャスターとして視聴者に情報を伝えつつ、自ら番組を進行していく業務があります。

また、報道番組以外にバラエティ番組の司会を任されることもあります。バラエティ番組では発言の整理から、進行状況による時間調整をおこない、放送時間に合わせて滞りなく番組を進行する必要があります。

アナウンサーとキャスターとの違い

アナウンサーと混同される仕事に、キャスターという仕事があります。実はこの2つの職業に明確な違いはありません。おこなう仕事の範囲も重なっている部分が多くあるからです。

キャスターやアナウンサーの呼び名はそもそも日本独自に作られた和製英語なのです。たとえばアメリカでは「anchor」、イギリスでは「presenter」と呼ばれることが一般的です。呼び方が違うと、想起させられる仕事内容も違ってきますよね。

またあえて違いをあげるとすれば、アナウンサーはニュースを読み、現状や事実を伝える仕事で、キャスターはニュースを読み上げその内容を伝えながら、自らの考えや意見も添えて問題提起をする仕事といえるでしょう。

そのためキャスターの仕事では高い見識や教養が必要とされることも多いです。キャスターの仕事内容をもっと詳しく知りたい方は「5分でわかるキャスターの仕事」を読んでみてくださいね。

アナウンサーへの就職は狭き門

アナウンサーになるには、テレビ局やラジオ局に就職する必要があります。

エントリーシートが第一関門

アナウンサーはテレビ局の顔です。そのためアナウンサーとしての技術力はもちろん、ある程度の容姿の華やかさも重要視しています。

まず第一関門と言われているのがエントリーシートです。内容の充実度はもちろんのこと、女性であればエントリーシートに貼る写真にもこだわりましょう。

いわゆる就活や面接用の写真ではなく、内面の自信が伝わる表情や、人を惹きつけるような表情の写真を選ぶことがポイントとなっています。

話し方や言葉遣い、明るい声などを意識する

書類審査通過後は、面接と音声・カメラテストをおこないます。

面接では、自身のことから時事問題まであらゆる質問が投げかけられます。それらの質問に丁寧に回答できるよう、日頃から考えておく癖をつけておくとよいでしょう。

またその際の受け答えは、明るく、丁寧に、相手に伝わるような話し方や伝え方を意識するのがポイントと言われています。

音声・カメラテストでは原稿読みをおこないます。面接とはまた違い、ここでは読解力が問われます。当日にさっと渡された原稿を素早くチェックし、視聴者に伝わるように読み上げていく。ただ読み上げるのではなく、きちんと理解して読んでいるかどうかの判断がなされます。

採用試験の難易度、キー局では1000倍以上

キー局の就職倍率は1000倍以上を誇ります。また、就職希望者が多いため、難関大学出身者が集まっているのも特徴です。もし、転職で入社する場合には、30歳以下までという年齢制限を設けている企業が多いです。

就職・転職にはスクールでのレッスンが必須

就職のための勉強はスクールが必須

  • テレビ局主催のスクール
  • アナウンス専門学校

どちらかに通ってアナウンサーに必要な能力を身につけることができます。また、卒業していることが選考でのアピールポイントとなります。

テレビ局主催のスクール

アナウンサーとしての基本的なスキルや知識を身につけることができるだけでなく、フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日、TBSといったキー局が主催しているスクールもあるため、目指しているテレビ局のスクールに通うことで、スクール在学中に注目されれば選考を有利に進めていくことができます。

アナウンス専門学校

こちらもアナウンサーとしての基本的なスキルや知識を身につけることができます。また、さまざまなスクールにさまざまな講師が在籍しているため、自分に合ったスクールを選ぶことがポイントです。なお、まとまった時間で専門学校に通うことができない場合は単発のアナウンススクールに通うこともできます。コストを抑えて学びたいのであればアナウンス専門学校がおすすめです。

アナウンサーの平均年収。最も稼ぐのはフリーアナウンサー

キー局・地方局・ラジオ局・フリーで平均年収は異なります。

キー局の平均年収は1000万円前後

新卒入社のアナウンサーであれば、初任給は25万円前後、初年度の年収は350万円程度です。キャリアを積むと年収1300万円前後まで上昇します。

地方局の年収水準も高い

年収の平均としては500万円~700万円程度です。キー局に比べると地方局のアナウンサーは年収が下がる傾向にありますが、他業種と比べると高い水準を保っていると言えます。

ラジオ局の平均年収は低めの設定

ラジオ局はテレビ局よりも年収が低くなる傾向にあります。東名阪の放送局であれば、平均年収700~1000万円程度です。テレビ局と同様、地方局はそれよりも年収が低くなり、平均年収は300~600万円程度となります。

数千万円を稼ぐフリーアナウンサーも

お仕事1本当たりの報酬を得るため、固定給はありません。そのため、仕事の量をこなせばこなすほど収入は上がっていきます。また、元々キー局で働いていて、知名度もあるアナウンサーであれば、フリーになった時点でも1本の単価が高く、稼いでいる人は年収1億円以上とも言われています。

局のアナウンサーから、より高収入を目指してフリーアナウンサーとなる道もありますし、中には一般企業からフリーアナウンサーに転職する人もいます。その場合は「話す」「伝える」という技術をしっかりと磨き上げることで自分の魅力を最大限に活かせるとよいでしょう。

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アナウンサーという仕事のやりがい

ニュース番組からバラエティ番組、時にはラジオまで幅広い仕事をおこなうアナウンサー。どのようなやりがいを感じることができるのでしょうか。

自分の声でたくさんの人に情報を届けられる

テレビ番組やラジオ番組など、たくさんの人の目に触れる場所がアナウンサーの働く現場となります。そのため、影響力は自ずと大きくなります。その分プレッシャーを感じることも多いですが、人の役に立っているということを実感しやすく、ひとつひとつの仕事に対して充実感を得ることができます。

また、視聴者がファンになってくれて、自分の活動を応援してもらえることもあるので、誰かのために頑張ろうと思えます。

変化のある毎日を送ることができる

職業柄、毎日同じ仕事をするということはありません。日々さまざまなニュースが世の中に流れ、その変化に合わせて視聴者に伝える方法を考えていくことになるので、常にあらゆる物事について考える毎日を過ごすことができます。

また、個人プレーでただ原稿を読むだけの仕事ではなく、スタッフみんなでよりわかりやすくおもしろい番組づくりを進めていくので、チーム一丸となって日々の仕事に打ち込むことができます。

アナウンサーの仕事に向いている人

認知度が高く、誰もが一度は興味を持つであろう職業ですが、どのような人が向いているのでしょうか。アナウンサーを目指している方はぜひ参考にしてみてください。

日本語に興味があり、発音に不安のない人

日本語能力の高さ、活舌の良さ、正しいイントネーションに気をつけることが重要です。特に、今までの癖で個性的なイントネーションとなっている方は、矯正していく必要があるため、日常会話から気を付けて話しておくとよいでしょう。

自己表現が得意な人

ニュースなどの原稿は用意してもらえますが、伝えるということを意識する必要があります。ただ、奇をてらった自分らしさを出すわけではなく、情報を自分の口で、自分の言葉で表現することが重要です。相手に伝えるということを普段の会話から考えましょう。

責任感がある

多くの人に情報を発信する立場にあるため、もし情報の伝達がうまくできず、誤解を与えてしまった場合に世間に大きな影響を与えてしまう可能性があります。その他、プライベートでの行動が悪いイメージを与えてしまうこともあります。オン・オフの両方でまじめに、かつ誠実に行動する必要があります。

アナウンサーになるために必要なことが凝縮された1冊

著者
吉田 尚記
出版日

ニッポン放送のアナウンサーである著者がまとめた、コミュニケーションの悩みを解決する1冊。

著者はアナウンサーになったものの、新卒の頃はコミュ障で、ゲストにも「絡みにくい」と言われることもあったそう。そんな著者は同じようにコミュ障の仲間を集め、専門家も含めたチームを編成し、「どんなことに悩んでいるか」「どうすれば解決ができるか」を話し合いながら実践。

アドラー心理学、談話分析、脳科学などの専門的見地から解説し、話し方・聞き方のコツを「会話の武器」として24個掲載。どれも具体的な悩みを抱える方がすぐに実践できる内容になっています。

この本の素晴らしいところは、あらゆる場面で活用できることでしょう。アナウンサーという職業を志す方にも、日々のコミュニケーションで悩んでいる方にも、自身が働いている職場での悩みが尽きないという方にもおすすめできる1冊です。

アナウンサーの仕事をやさしく解説

著者
尾川 直子
出版日

アナウンサーという仕事に憧れはあるけれど、どのように目指せばいいのか、そもそもどんなお仕事なのかを本著ではやさしく紹介されています。著者は現役のフリーアナウンサーであり、講師としてアナウンサーの合格者を多数送り出した実績を持っています。

エントリーシートの書き方から面接対策、さらにはアナウンサーとして華やかに活躍するためのノウハウも大公開。それだけでなく、現役アナウンサーの声や放送局関係者のインタビューも収められています。

局アナウンサーとフリーアナウンサーの違いや勤務時間が流動的なアナウンサーの働き方など、リアルな現場を知ることができるでしょう。

「アナウンサーになりたい!」「アナウンサーというお仕事に興味がある」そんなあなたにおすすめです。

「声」にフォーカスして考えるアナウンサーの役割とは

著者
北出 真紀恵
出版日

本著は、元フリーアナウンサーである著者がメディアの中の「声」の役割について徹底的に向き合った1冊。アナウンサーたちが「アナウンサーらしさとはなにか」「なぜ女はアシスタントなのか」「メディアの送り手は何をなすべきか」などの問題とどのように向き合ってきたのか触れることができます。

アナウンサーのライフストーリーやインタビュー調査を通じて、さらには著者がアシスタントを長年つとめたラジオ番組の事例からもフォーカスしています。アナウンサーとして働くうえで直面する問題を見てみてはいかがでしょうか。

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アナウンサーは有益な情報を正確に世の中に発信し、人のために働いているという実感がしやすいお仕事です。持っておくべき資格は特にありませんが、かなりの高倍率をくぐりぬけて、就職試験に合格する必要があります。しっかりと勉強し、就職試験対策をおこなうことが重要です。

今回、アナウンサーとして就職するための対策や、現役のフリーアナウンサーが語るアナウンサーとして輝く方法、アナウンサーとしての働き方、アナウンサーが直面する問題とそれに対する考え方についてまとめられている本を紹介しました。アナウンサーを目指している、また、興味があるという方は、リアルな声を聞いて、しっかりと対策のできる本を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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