寺田寛明のどる×こみ!【連載第2回】

寺田寛明のどる×こみ!【連載第2回】

更新:2021.3.6

祝・R-1グランプリ2021決勝進出決定!寺田寛明さんを応援してきたファンの皆さまや、ともにライブシーンで活躍中の芸人の方々にとっても嬉しいニュースが飛び込んできました。注目の決勝戦は3月7日です。 この連載では、そんな寺田さんの趣味である【アイドル】を【漫画】と掛け合わせながら語っていただきます。フリップ芸人としての活躍とはまったく違う一面をお楽しみください!

寺田寛明プロフィール画像
ちょっと文章がうまいアイドルオタク
寺田寛明
マセキ芸能社所属のピン芸人。現役塾講師がゆえの豊富な語彙と、代名詞ともいえる「大喜利」を活かしたロジカルな正統派フリップが持ち味。関東のフリップ界では右に出る者がいないほどの人気と実力で、R-1ぐらんぷり2019準決勝進出。また主催する大喜利ライブ「大喜利千景」は、プロアマ問わず大喜利を楽しむ人々に長年愛され続けている。……と、知性を感じる肩書きと並んで、自ら重度の「アイドルオタク」を公言しているギャップも魅力。男女問わずファン心を掴んでやまない、今後も活躍に期待大の芸人、いや、ドルオタである。【マセキ芸能社公式プロフィール】https://www.maseki.co.jp/talent/teradahiroaki 【寺田寛明Twitter】https://twitter.com/teradann 【寺田寛明note】https://note.com/teradann
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あえて「週刊少年ジャンプ」そのものに例えたいアイドルがいる

こんばんは。このたびR-1グランプリの決勝に進出することになったアイドルオタクです。

今まで番組のアンケートでアイドルのことを書いてもすべてカットされてきたので、R-1グランプリファイナリスト発表会見の生配信で「賞金500万円でアイドルフェスを開催して好きなアイドルを呼びまくりたい」と言えたのは大いなる一歩だなと思いました。配信終了後のインタビューでは「お笑いの事聞いてんだからアイドルの話すんなよ」という空気を敏感に察知してやめたので本番で流れる映像ではすべてなかったことになっているかもしれません。

さて、前回はクマリデパートについて、本人に読まれたらどうしようとビクビクしながら書かせて頂きましたが、今回ご紹介したいアイドルはDevil ANTHEM.(デビルアンセム。以下デビアン)です。

デビアンは2014年から6年間活動していて、6年というのはアイドルグループとしてはそなれりに長寿なほうで、人間でいうと54歳ぐらいです。

さて、このサイトはホンシェルジュ。本の話をする場所です。前回同様、Devil ANTHEM.を「本」で言うとなにがしっくりくるかなあと考えました。

かなりいろいろ考えて、迷ったのですがわかりました。「週刊少年ジャンプ」です。

「ジャンプ」のどれとかじゃなくて、そのものでした。アイドルの話がしたいから無理やりこじつけたんじゃありません!信じてください!今から説明します!

まずそもそも、Devil ANTHEM.とはどんなグループなのか。

デビアンの発足当初のコンセプトは「女の子の持つ天使と悪魔の二面性」。

名前の最後についてるピリオドは、デビアンでアイドル業界に終止符を打つという意味合い。ラストアイドルよりもかなり前にラストアイドルと同じコンセプトを打ち出しているグループでした。

ですがデビアンの歴史はけして順風満帆なものではありません。グループがまとまって「これは売れる!」という状態になった途端に主要メンバーが卒業……。また新メンバーを入れて立て直す、というのを繰り返し、オタクにとっても辛い時期がありました。Tokyo idol festivalでデビアンの出番がガンダム前広場の1ステージしかなくて「なんでよ!」と思ったこともありました。

しかしデビアンは、コンセプトチェンジを経て完全に立て直しに成功します

今のデビアンのコンセプトは「沸ける正統派アイドル」。

EDMの派生ジャンル「ハードスタイル」を取り入れた本格的な楽曲(音楽に詳しくないのですがもっといろいろなジャンルも混ざり合ってると思います)と、メンバーの高いポテンシャルで今1番フロアを沸かせているアイドルと言ってもいいほどに変貌を遂げました。

 

『途中でコンセプトが変わってうまくいった』。

そう、それは『家庭教師ヒットマンREBORN!』とまったく同じだと言えます。

途中から「死ぬ気弾」があまり出てこなくなるのと同じように、今デビアンにある悪魔の要素は頭につけたツノ飾りのみ。あの子たちはただのツノのついた天使です。

著者
天野 明
出版日
2004-10-04

 

そして、メンバーが入れ替わりながらも、卒業した人の魂も引き継ぎながらグループが長く続いている

これは「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのようだと言えるのではないでしょうか。言えます。細かくは聞かないでください。

著者
荒木 飛呂彦
出版日
2006-05-22

 

まだあります。一般的には沸けるアイドルの現場は治安が悪くなりやすい傾向にあります。僕も最初デビアン現場に行ったときは怖いオタクが多いのかなと思っていました。しかし夏のアイドルフェスのときにワンマンの告知文が記載されたデオドラントシートを周囲に配ったり優しくて気が利くオタクが多く、しかも盛り上がるべきときは盛り上がる、稀有な現場だなと思いました。

この「最初は怖い人かと思ったけど実はいいヤツ」というのは『鬼滅の刃』の登場人物の半分ぐらいがそうだと言えます。女性エリアもあるので一見にも優しい現場です。

著者
吾峠 呼世晴
出版日
2016-06-03

 

これだけではありません。僕はアイドルの特典会で名前を聞かれるとハンドルネームなどではなく「寺田」と名乗っています。僕がオタク顔すぎる上にたまにしか特典会に行かないので名前が思い出せなくて悩ませてしまう時間(僕は覚えてくれてなくていい派です)が結構あるのですが、先日、何度目かのデビアンの水野瞳さんの特典会に行った際に、僕の顔を見て、フリー素材サイトで出てくる「悩んでる顔の人」の画像ばりの(誰だっけ……)の表情をした後に

「えーと、苗字の人!」

と、少しだけ思い出してもらいました。

これはたぶん『ONE PIECE』のルフィがクロッカスを「花のおっさん」、イガラムを「ちくわのおっさん」と呼んでいたのと同じシステムです。

amazon.co.jp
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ここまで読んで少しデビアンに興味が出てきたけど「特典会が初めてでアイドルと一対一で喋るなんて自信がない!」という人は、ぜひ竹越くるみさんの列に並んでみてください。『HUNTER×HUNTER』が頭脳戦で文字だらけだった回ぐらいずっとひとりで喋ってくれます。

著者
冨樫 義博
出版日

 

僕が言ってることがわからなかった皆さん、どうかDevil ANTHEM.を生で体感してみてください。

「ジャンプ」もずっとおもしろいので読みましょう。そして現場で一緒にジャンプしましょう。

 


編集追記(編集者より)

フリップネタをまるまる1本見たかのような満足感……!最後までお楽しみくださった皆さん、ありがとうございます。来月も第1水曜の18時に更新予定ですので、ホンシェルジュのTwitterアカウントから情報をお待ちください。

そして、R-1の決勝戦を応援しましょう!ついに寺田寛明さんの天賦の才がバレる!

寺田寛明さんの最新情報はご本人によるTwitterをフォロー!

この記事でDevil ANTHEM.について気になった方は、こちらもチェックしてみてください。

Devil ANTHEM[デビルアンセム] オフィシャルサイト

 

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正統派のフリップ芸、現役塾講師、大喜利の人……。「寺田寛明」と聞いて、あなたはどんな人物が浮かぶでしょうか? 若手ライブシーン再注目のピン芸人である彼ですが、この連載では【ちょっと文章がうまいアイドルオタク】!それ以外の寺田寛明は忘れていただいて結構です! あの漫画や小説の世界観を人に伝えるとしたら?現場で培った豊富なアイドル知識を活かして、登場人物を実在のメンバーで例えながらその魅力をお伝えしていきます。

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