名作揃いのテニス漫画おすすめランキングベスト5!

更新:2017.3.23 作成:2017.3.23

サッカーや野球と並び、注目度がアップしているスポーツがテニスです。今回はテニス経験者でなくとも共感でき、さらには学びにもつながる名作ベスト5を紹介します。スポ根の要素から恋愛やビジネスでも活用できる要素まで、幅広く魅力をお伝えします。

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1位:ストーリーが面白い!実践でも役立つテニス漫画『ベイビーステップ』

成績はずっとオールAで「几帳面すぎると言われる!」と言われながらも、その親しみやすさからクラスメイトからエーチャンの愛称で慕われる主人公が丸尾栄一郎です。そんな彼がある日、プロを目指しテニスに情熱を燃やす、隣のクラスの美少女・鷹崎奈津と出会い、テニスにのめり込むことに。はじめは、軽く運動ができればと考えていた栄一郎ですが、その几帳面すぎる性格と真面目さを武器に、グングン上達していきます。

栄一郎とは対照的に天真爛漫な奈津ですが、栄一郎のテニスに対する姿勢から学び、また栄一郎も奈津の感覚的な助言を糧に驚異的なスピードで成長していきます。そんな2人が歩むプロへの道を描いた物語です。

著者
勝木 光
出版日
2008-02-15

講談社漫画賞少年部門を受賞し、そのストーリー性の高さが評価されている漫画『ベイビーステップ』は、元プロテニスプレーヤーの松岡修造や杉山愛も称賛するほど、実践的なスキルを学べると話題の作品でもあります。

時間の使い方もノートのとり方もなんでも几帳面で理論型の栄一郎と直感型の奈津。こんな真逆の2人のやり取りには笑いあり、感動あり、気づきありと読者を飽きさせません。さらに、栄一郎のテニスに対する姿勢には、これまでのどのスポ根漫画にもない斬新さがあるため、作品をよりインパクトのあるものにしています。

ストーリーとしてはプロを目指して試練に打ち勝っていくという王道なものですが、栄一郎は数々の試練にノートとペンで勝負を挑んでいきます。持ち前の几帳面さを最大限に活用し、試合の合間にこれまでのデータが蓄積されたノートを確認し、さらには相手の傾向を探るべく、コート内のどこにボールが放たれたかまで記録する徹底ぶりを披露します。

このように、読者にとって目新しく、飽きさせないストーリーを展開していながらも、実用的なスキルを提供するという多面性が本作の最大の魅力と言えそうです。

『ベイビーステップ』の作品に関しては<『ベイビーステップ』47巻までの見所を徹底紹介!【ネタバレ注意】>で詳しく説明しています。

2位:一目惚れから始まるテニス!少女漫画の要素もアリ『しゃにむにGO』

中学時代に陸上選手として輝かしい成績を残し、将来を嘱望される伊出延久が尚田ひなこへの一目惚れをきっかけにテニスに目覚め、周りをも変えていく物語です。延久はある日、壁打ちをするひなこと出会い、ひなこがいるはずの幕ノ鎌高校のテニス部に入部。しかし、ひなこは事故の後遺症から選手としては活動していないという事実と向き合うことになります。また、ジュニアテニスで名を馳せ、ライバル関係になる滝田留宇衣ともここで出会うことに。

この出会いからひなことの恋愛、留宇衣とのライバル関係が発展していき、それに比例するように成長していく延久の姿を描いています。

著者
羅川 真里茂
出版日

ひなこと展開する恋愛パートにおいては、活躍してきた陸上をあっさり辞めるという延久の行動に、少女漫画ファンなら心を奪われてしまうでしょう。そして、留宇衣とのライバル関係においては、人間的な成長を緻密に描いている点も見逃せないポイントです。天真爛漫な延久と少し理屈っぽい留宇衣の関係性がテニス選手として、互いにプラスに作用し、2人を急激な速度で進化させていきます。

このように延久という主人公の成長を軸に描いていながらも、延久から感銘を受け進化していくひなこと留宇衣の姿を、分かりやすく構成している点が最大のポイントです。『ニューヨーク・ニューヨーク』や『赤ちゃんと僕』などの代表作で知られる羅川真里茂の魅力を感じる作品です。

3位:突っ込まずにはいられない!面白いおすすめテニス漫画『テニスの王子様』

テニスの「天才少年」と呼ばれる越前リョーマを中心にストーリーが展開していきます。輝かしい実績を誇るリョーマですが、入学したテニスの名門校・青春学園中等部で、手塚国光や不二周助、菊丸英二など才能に溢れた選手と出会い、現実の厳しさを知ることになるのです。さらに、テニスというスポーツを通じて、数多くのライバルと出会い、さらなる成長を遂げていきます。

テニスの天才リョーマが数多くの出会いから、さらに才能を開花させていく過程を描いた作品です。

著者
["許斐 剛"]
出版日

1999年から週刊少年ジャンプで連載が始まった『テニスの王子様』の最大のポイントは、想像もつかないような展開にあります。前半では少年誌のスポ根漫画らしく、個性的なライバルが現れ、そのライバルに打ち勝つべく、新技が次々と登場します。しかし、後半になると、ありえない設定やまず実践不可能と思われる技が登場するように。

例えば、第6巻に登場する氷帝学園中等部の跡部景吾は、眼力を極め、対戦相手の骨格までも透けて見ることができる能力を身につけています。この力を活用して、相手の骨格上、絶対の対応できない絶対死角をを狙い撃つというシーンも登場します。しかし、こんな非現実的な設定のキャラクターでも、主人公であるリョーマには勝つことができないのです。

その他にも『テニスの王子様』には非現実的であり、非論理的な展開が多く盛り込まれていますが、どのシーンでもキャラクターのカッコ良さが引き立つ内容になっています。「そんな展開あり?」と突っ込んでしまいながらも、魅力的なキャラクターや新たに披露される技の数々には憧れを抱かずにはいられません。

4位:テニス漫画の代表作!選手たちの成長を描く『エースをねらえ!』

主人公の岡ひろみは、テニスの名門である西高に通う普通の高校1年生です。テニス王国と呼ばれる環境の中で活躍する竜崎麗香や藤堂貴之の姿に触発され、入部を決めます。楽しくラケットを握れればと軽い気持ちで入部したひろみでしたが、新任コーチである宗方仁に、テニスの才能を見出されることになります。

宗方コーチのスパルタとも言える教えや、竜崎への憧れ、藤堂への恋心などから多くのことを学び、日本を代表するまでの選手に成長していきます。その後も訪れる宗方コーチの死やプロの厳しさなどの試練を経験し、人間としての深みを増していくひろみの姿を描いた作品です。

著者
山本 鈴美香
出版日

1973年から連載をスタートしていながら今もなお数多くのファンをもつ、テニス漫画の代表作『エースをねらえ!』。スポ根漫画の要素として、ライバル関係や選手としての成長を描いていながら、宗方コーチとの師弟関係や異性愛をも取り上げている点が多くの人を惹きつけるポイントでしょう。

宗方コーチの教えや藤堂を想う女性としてのひろみの姿、竜崎への憧れと競争心からは、人間として大切なモノを感じることができるはず。テニスというスポーツを題材に取り上げてこそいますが、絶対的な信頼をおける存在の大切さ、学びを与えてくれる良好な人間関係など、ビジネスマンでも学生でも、誰にでも気づきを与えてくれる漫画と言えるでしょう。

5位:何事もめげない主人公に思わず応援したくなるテニス漫画!『Happy!』

主人公の高校3年生の女の子、海野幸がテニス女王を目指し、試練を乗り越えていく物語です。幸は中学生の時に全日本ジュニア大会での優勝を経験するも、両親を亡くしてしまったことを理由にテニスをやめてしまいます。その後、兄の大借金を背負わされたことをきっかけに、プロテニスプレイヤーになることを決意。

しかし、決意したのも束の間、日本プロテニス界の有力者である鳳財閥会長の鳳唄子の策謀により、テニス界から永久追放を通告されるなど、数々の試練が訪れます。そんな中でも、もともと備えている身体能力を武器に、テニス界のトップを目指し、成長していきます。

著者
浦沢 直樹
出版日

『YAWARA!』『20世紀少年』など、数多くのヒット作を手がけてきた浦沢直樹が描くリアルな世界観が最大の魅力の漫画です。普通のスポ根漫画との違いは、試練がすぐにくじけてしまいそうなほど厳しいということでしょう。プロテニスプレイヤーとしてトップを目指すきっかけにもなった兄の借金額が2億5000万円であることや、テニス業界からの追放勧告、試合でのブーイングなど、非常にシビアな内容になっています。

しかし、そんな状況下に置かれながらも一心不乱に女王を目指す海野幸の姿には、爽快さと力強さを感じずにはいられないはずです。浦沢直樹ファンやテニス経験者ならずとも、いつの間にか幸のファンになってしまう、おすすめの作品です。

古くからあるものから新しい作品、リアルなスポ根から常識を覆すような漫画まで、多くの作品がある中から選りすぐりのベスト5を紹介しました。ワクワク感がほしい!ドキドキしたい!勉強したい!など、それぞれの希望にあったテニス漫画をチョイスしてみてはいかがでしょうか。興味があるけど迷っているという方も、ぜひ、今回のベスト5から手をつけてみることをおすすめします。