マンガは小説に比べると内容が浅い。というイメージありますよね。 そんなことはありません。
- 著者
- 福本 伸行
- 出版日
- 2014-07-28
「カイジ」でもお馴染みの“ざわざわ”マンガ家、鬼才・福本伸行のカイジ以前の代表作です。
わたしは、基本的にこの作者のマンガをまともに読むことができません。むきだしの人間の姿があまりにも生々しく描かれているので、辛くて恐ろしくて恥ずかしくていたたまれなくなって、とても読んでいられなくなります。本当に涙が出そうになるのです。
そんな辛い気持ちと闘いながらも「銀と金」をなんとか読んでいたら、ふと気付きました。あれ。この作品、なんとなくドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」に似てるな、と。
言わずもがな、「カラマーゾフの兄弟」は歴史に残る大名著、東大の先生たちもオススメする深ーい深い小説ですが、「銀と金」での『人間の本質を暴いてやる!』という作者の気概やら凄みは、ドストエフスキーの信念みたいなものに物凄く通ずるものがあるように感じました。
それって、本当にすごい。
ざわざわ。
『銀と金』については<漫画『銀と金』名言、登場人物、全編の見所をネタバレ!シビれる名作が無料!>の記事でも紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
「秘密-トップシークレット-」が映画化されたり、最近では浦沢直樹の「漫勉」にも出ていたりと常に話題のマンガ家・清水玲子の中期の代表作です。
- 著者
- 清水 玲子
- 出版日
『輝夜姫』については<『輝夜姫』5つのポイントをネタバレ考察!考えないで、感じる漫画?【無料】>の記事で紹介しています。気になる方はあわせてご覧ください。
わたしにとって謎でしかないマンガ家、山岸涼子。
- 著者
- 山岸 凉子
- 出版日
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。