小説を超える!?深い深すぎるマンガたち
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小説を超える!?深い深すぎるマンガたち

更新:2020.11.29 作成:2017.4.3

マンガは小説に比べると内容が浅い。というイメージありますよね。 そんなことはありません。

内田万里プロフィール画像
バンド「ふくろうず」Vo/Key
内田万里
ふくろうずのヴォーカル・キーボード。内田万里(Vo, Key)、石井竜太(Gt)、安西卓丸(Ba, Vo)で2007年にふくろうず結成。2011年6月、メジャーデビュー・アルバム『砂漠の流刑地』をリリース。2015 年1月から放送されたドラマ『ワカコ酒 Season2』のオープニングテーマにミニアルバム『ベイビーインブルー』収録曲「いま何時?」が使用され、メンバーもカメオ出演して話題に。 同月には恵比寿LIQUIDROOMにてツアーファイナルが大成功。2016年4月には東京・クラブeXにて、ワンマンライブ「ふくろうずの360 ゚ライブ ~死角の無いやつら~」を開催。同じく4月に大阪・Music Club JANUSにて自主企画「プリティーツーマン~春はあげぽよ、YO!YO!白くなりゆく!?~」で、ねごとと共演し会場を盛り上げた。 7月13日にリリースされた最新アルバム『だって、あたしたちエバーグリーン』は、2014年6月リリースの『マジックモーメント』以来となる作品。2017年1月からは3カ月連続企画ライブ、6月には東京・大阪で「さらば!プラネタ銀河ツアー」を開催した。9月6日には結成10周年の集大成となるニューアルバム『びゅーてぃふる』をリリース。12月24日、結成10周年を記念したライブ「ごめんね、ありがとライブ」をもって解散を発表した。 オフィシャルホームページ http://www.fukurouzu.com/
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マンガって、小説や映画には決して表現出来ないものを、キラッと表現することが出来るものだと思います。
わたしはそれが堪らなく好きです。
小説や映画よりも、好きです。
というわけで、今回は小説にも負けない深ーいマンガたちを紹介したいと思います。

銀と金

著者
福本 伸行
出版日
2014-07-28

「カイジ」でもお馴染みの“ざわざわ”マンガ家、鬼才・福本伸行のカイジ以前の代表作です。

わたしは、基本的にこの作者のマンガをまともに読むことができません。むきだしの人間の姿があまりにも生々しく描かれているので、辛くて恐ろしくて恥ずかしくていたたまれなくなって、とても読んでいられなくなります。本当に涙が出そうになるのです。

そんな辛い気持ちと闘いながらも「銀と金」をなんとか読んでいたら、ふと気付きました。あれ。この作品、なんとなくドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」に似てるな、と。

言わずもがな、「カラマーゾフの兄弟」は歴史に残る大名著、東大の先生たちもオススメする深ーい深い小説ですが、「銀と金」での『人間の本質を暴いてやる!』という作者の気概やら凄みは、ドストエフスキーの信念みたいなものに物凄く通ずるものがあるように感じました。

それって、本当にすごい。

ざわざわ。

『銀と金』については<漫画『銀と金』名言、登場人物、全編の見所をネタバレ!シビれる名作が無料!>の記事でも紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

輝夜姫

著者
清水 玲子
出版日
「秘密-トップシークレット-」が映画化されたり、最近では浦沢直樹の「漫勉」にも出ていたりと常に話題のマンガ家・清水玲子の中期の代表作です。

清水玲子は、とにかく絵が美しい。
見ているだけで心からウットリしてしまう絵です。
こんなに素晴らしい絵が描けるんだったら多少内容はアレでも良い!なんて思ってしまいますが、ところがどっこい、肝心の内容も超一流。その端正な絵と同様、緻密でスキのない完璧なストーリー。そこに素晴らしい絵が乗っかって、唯一無二の世界が作り出されています。その素晴らしさにまたまたウットリ。

そして、作者の“社会派”とも言える深い眼差しは、どの作品にも深く反映されています。
今回紹介した「輝夜姫」では、『人間のクローンは作っちゃダメなのか』という危うい問題に真っ向から向き合っています。深い。カッコいい。少女マンガと侮ってはいけませんよ、男子。

『輝夜姫』については<『輝夜姫』5つのポイントをネタバレ考察!考えないで、感じる漫画?【無料】>の記事で紹介しています。気になる方はあわせてご覧ください。

舞姫―テレプシコーラ

著者
山岸 凉子
出版日
わたしにとって謎でしかないマンガ家、山岸涼子。
この人のマンガを上手くオススメすることなんて、誰か出来るのでしょうか?と思ってしまうほど何とも言い難い作品ばかりを描いている人です(あくまでわたしにとって、です)。

今回紹介する「テレプシコーラ」のあらすじだけを乱暴に言えば、バレエ少女の日々の苦悩や喜びを描いた成長ドラマ、と言えなくもない感じです。
でも、実際はそんなもんじゃありません。

なんというか、このマンガは「沼」を思わせるようなマンガです。
主人公の目を通して、読者はいくつも「沼」に遭遇し、「沼」はただ「沼」であり続けるということを目撃する、そんな絶望にも似たマンガにも思えます。そして読者はとにかく無力です。神様の不条理な采配をただ眺めるしか出来ないような気分にさせられるんです。
なんてね。

とにかく。
間違いなく言えるのは、こんなヤバイ作品は山岸涼子にしか描けない、ということです。

少しでも興味が湧いた方がいれば、よかったら読んでみてください。
こればっかりは読まないと分かりません。

そして、わたしは山岸涼子が大大大大好きです。しびれるのです。