2015年に土屋太鳳主演で映画化された、高野苺の人気漫画『orange』。高校2年生の菜穂に届いた「未来の自分からの手紙」から始まる、甘酸っぱく切ない、号泣必至の青春漫画の魅力をご紹介。
高野苺の『orange』は、2012年に「別冊マーガレット」で連載を開始するも、約8か月で長期休載。しかし読者の熱いラブコールもあり、2014年に青年誌「月刊アクション」で連載を再開しました。
瞬く間にヒットし、2015年に映画化、2016年にはアニメ化、シリーズ累計発行部数470万部越えという作品です。
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
物語は、ごく普通の高校生である菜穂のもとに1通の手紙が届いたことからはじまります。その内容は、10年後の自分からの「未来を変えてほしい」というSOSでした。
菜穂は、ごくごく普通の恋や友人に囲まれた穏やかな高校生活を送っています。それはまさに青春そのもの。しかしそこに「同級生の死」という重たい現実がのしかかってくるのです。登場人物はそれぞれ、後悔や葛藤を抱えながらも「大好きな人のために、未来を変えたい」という強い想いのもと奮闘します。
読者の心を揺さぶり、涙腺の弱い方はバスタオル必須の本作の魅力を紹介します。
長野県に住む高校生、菜穂のもとに、差出人に自分の名前が書かれた手紙が届きます。それは10年後の未来の自分からの手紙で、好きな人を死なせてしまった後悔から、高校生である菜穂に未来を変えてほしいという内容のものでした。
はじめは半信半疑の彼女でしたが、手紙に書いてあるとおり転校生の翔に出会い、恋をします。
菜穂は手紙どおりのことが起こるたびにその内容を信じていくのですが、同時に不安にもなります。なぜならそこには、翔は翌年に死んでしまうと書いてあったからです……。しかも彼の死は、自殺の疑いのあるものでした。
ひとりで翔を助けようとする菜穂のもとに、同じく未来の自分から手紙が届いたという須和弘人、村坂あずさ、萩田朔、茅野貴子ら同級生が集まります。5人は「翔がいない未来」を変えるために、協力して動きだします。
2015年の映画で翔を演じた山﨑賢人の出演作を紹介したこちらの記事もおすすめです。
山崎賢人が出演した映画、テレビドラマを逆引き!実写化オファー殺到のからくり
無垢なイメージの少年から、大人の魅力あふれる実力派俳優へと変貌した山崎賢人。「実写やりすぎ俳優」の代名詞といわれるほど多くの漫画・小説作品の登場人物を具現化してきました。なぜこれほど引っ張りだこなのか疑問に思う人も多いでしょう。 この記事では、そんな山崎賢人の演じてきた役柄と作品について紐解きながら、そのからくりを解き明かしていきます。
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
- 2013-12-25
菜穂や翔など普通の高校生が和気あいあいとしている様子や、長野県を舞台にしたほのぼのとした田園風景なども、この作品の魅力のひとつです。
そして何といっても、高野苺の描くキャラクターたちは文句なしに可愛いんです!目がくりくりしていて少し童顔な菜穂、はじめは固い表情だったけど次第に笑顔を見せてくれる翔、考え方は大人びているけれどたまにあどけない笑顔をみせる須和など、表情豊かに描かれています。
菜穂と翔がカレーパンとメロンパンを交換しているシーンや、あずさと萩田のたわいもないやり取りなど、高校生らしく戯れている彼らもほほえましいのですが、やはり注目は菜穂の嬉しそうな顔。翔を見て顔を赤らめている姿は、女性でもキュンとしてしまいます。
菜穂のこの笑顔を守らなくては……!と、彼女に想いを寄せている須和におもわず共感してしまうでしょう。
この作品では、登場人物それぞれが後悔や葛藤を抱えている、切ない事情をがあります。
主人公の菜穂は、翔が死んでしまうこと、そしてそれが自殺の可能性があることを知っています。菜穂は翔を助けるため、未来の自分の希望どおりに行動しようと考えるのですが、失敗することもあり、しかもそれは翔の未来を必ずしも保証しているものでもありません。
刻々と未来が迫ってくる恐怖を感じながらも、少しでも明るい方へと進む強さを持つ彼女の姿に胸を打たれます。
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
- 2014-08-22
翔はどこか影のある少年ですが、それは精神的に不安定な母親がいたことが影響しています。母親を支えてあげたいけれども、翔にとってはそれは時に負担となってしまいます。そしてそう思ってしまうことにすら、罪悪感を感じています。
そして転校初日に、母親に帰ってきてほしいと言われていたのに菜穂たちと寄り道をしてしまいます。そしてその日、そのまま母親は自殺してしまうのでした。そのことが翔に自分を攻め続けさせるきっかけになってしまいます。
さらに切ないのは、菜穂と翔の事情を知り、そして2人が密かに両想いだと知りつつも菜穂に思いを寄せる須和の存在です。作品の序盤で分かるのですが、翔のいない世界で、未来の菜穂と須和は結婚して幸せな家庭を築いています。
それでも須和は、翔の未来を奪い、菜穂も奪ってしまったと、10年後も罪悪感に囚われたままなのです。
「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」という言葉がぴったりの、菜穂、須和、あずさ、萩田、貴子の5人。翔のいない未来を変えるために、彼らは協力して、ひとつひとつ行動を起こしていきます。
翔は自殺だったのではないか、と悟った5人は、考えて悩みつつ、彼の心の闇を晴らそうと心を尽くしていくのです。
また彼らは、翔以外のそれぞれの想いもくんでいます。翔のことで菜穂が落ち込むと他の4人が励まし、須和が菜穂に片思いをしているのを知ると、貴子がふたりきりになれるようアシストしたり……と仲間を大切に想い合っていることがわかります。
なかでも須和は、菜穂に恋心を抱きつつも、彼女と翔の気持ちを知って、2人が仲良くなるよう手助けをするのです。菜穂が翔に振られた時ですら、「何度でも菜穂を翔のもとに連れていく。2人が離れないように見守ってやる」と彼女の背中を押してあげます。
最終回まで幾度となく涙でタオルを濡らすことと思いますが、ラストはバスタオル必須のクライマックスです。
母への罪悪感が日に日に大きくなる翔は、ある日菜穂のことを拒絶してしまいます。その時のことを謝れないまま、翔が自殺する日の前日、バレンタインデーを迎えました。
翔は菜穂のことを明らかに避けていますが、菜穂は彼のためにチョコを用意しました。仲間や未来の自分の手紙の励ましを胸に、何度も勇気を出し、やっとのことで翔にチョコを渡して2人は付き合うことになります。
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
- 2015-11-12
そして、運命の日。菜穂は翔と恋人の時間を楽しみつつも、未来を変えることはできるのだろうかと、不安を感じながらその時を迎えます……。
また6巻では、登場人物イチの男前、須和のスピンオフ作品が収録されていて、彼の視点でこれまでの話が進んでいきます。翔のいない未来では、10年もの間翔と菜穂に対しての罪悪感を抱いていました。
そしてそんな未来の自分をズルいと思っていた須和。心優しくどこまでも他人想いの彼が、物語の最後にほっとしたような笑顔を浮かべていたのが印象的です。
手紙にある通りに時が進み、どんどん怖くなっていく菜穂。ついには手紙を意識しすぎて翔に不自然な態度をとってしまい、手紙なんてなければ良かったと思うようになります。
しかしすべてのことは自分の嫌なところに当てはまり、この手紙の通りに行動することで、自分の弱点を克服することができると考え、少しずつ現実を変えていくことにしました。
しかし手紙どおりに翔にお弁当を渡せた日、勇気を持って届いた手紙の続きを読むと、そこには17歳の冬に翔が死ぬということが書いてあったのです。
そして菜穂は、翔を救うために行動を起こしていこうとさらに強く決意するのでした。
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
その翌日、手紙に書いてある内容と現実が少し異なっていることに気づいた菜穂。この調子で行動を起こしていけば、彼の未来を変えられるかもしれないと勇気付けられます。
しかしその日は手紙に書いてあった翔からのメッセージが書かれている消しゴムを忙しくてなかなか読めずにいました。ようやくそれを見ることができた菜穂。そこには翔が先ほど告白されていた先輩からの返事を迷っているということが感じられました。
「上田先輩とつきあっていいと思う?」
そこには、翔からの菜穂への気持ちが隠されてしました。急いでそれに「だめ」と書いて彼の靴箱にいれた菜穂。
しかし上田先輩からやはり今返事を聞かせてほしいとその時に呼び出されていた翔は、そこで彼女にOKしてしまうのです。
菜穂はその様子を見て走り去り、彼女の様子に気づいた須和に引き止められるのですが……。
ちょっとしたタイミングのずれで、うまくいかない現実。菜穂が弱気だということもありますが、一生懸命にいざという時には勇気を出して決断していたことを知っている読者からすると胸の痛い展開です。
果たして菜穂はちゃんと「だめ」だということを伝えられるのでしょうか?
上田先輩の意地悪さと、彼女にきつくあたられた菜穂を庇ったことで、別れることになった翔。その後菜穂と翔はいい雰囲気になり、周囲からも協力してもらってどんどん仲を深めていきます。
そんななか消したくない思い出として手紙であげられていた文化祭の花火大会に、菜穂は勇気を出して翔を誘います。それまではみんなで行動するのが当たり前という雰囲気だった彼女ですが、決意してついに「ふたりで」と言うことができました。
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
- 2013-12-25
もちろんOKし、ウキウキの翔。しかしその文化祭の途中で、翔は須和に何か意味ありげなことを言うのです。
「好きになってもいいのかな…?
後悔…したくない
選択肢がどれを選択したら間違いじゃないのか分からない
たくさん選択肢を間違って後悔した
誰かを傷つける事になったらこわい
それなら撰択しないほうがいい」
それに対し、怪訝そうな表情をしながら、こう返す須和。
「それで前に踏み出せねえって?
そんなんじゃ何もできねぇし 何も変わんねーよ翔」
それに間髪入れずに「何も変わらなくていい」と答える翔。その表情はうつむいていて、よく見えません。
そんな彼を心配し「大丈夫か?」と声をかける須和。翔はくしゃっと笑顔を見せますが、大丈夫だと語っているようには見えないのでした。
そんな翔の暗さが、未来での彼の死に関わっていることが明かされた2巻。未来を変えることは彼の気持ちを変えることだと菜穂は気づくのですが……。
単純にパラレルワールドの自分とは違う行動をするだけでは未来の翔を救えないということが分かった2巻。いざという時に言葉が出てこなかったり、行動を起こせなかったりする菜穂が心配ですが、実は彼女の他にも未来から手紙を受け取っていた人物がいたのです。
未来を変えることは出来るのか?大きな目的が明かされた展開となりました。
3巻では、翔の誕生日ということで各々がプレゼントを渡します。アス(村坂あずさ)と貴子からはサッカーの観戦チケット、萩田からは漫画、菜穂からはサッカーバッグ、そして何と須和からは花束が送られました。
一方、未来では渡せなかったこれらのプレゼントが彼の仏壇に供えれています。手紙を送って来たパラレルワールドでは、翔の誕生日を聞き逃してしまっていたのでした。渡せずにいたたままで、その次の年の誕生日を待たずに彼は亡くなってしまったのです。
そして現在では翔が須和からもらった花束を菜穂に渡します。パラレルワールドの未来では、須和は翔のために用意した花束を菜穂に渡します。
自分では渡せないから、人からもらえば彼女に渡せると思った花束。ふたりの間をとり持つために行動する須和がどこまでもいい人すぎてツラいです。
そして現在(パラレルワールドからすると過去)ではその花束を渡しながら、翔が自分の気持ちに気づいてくれ、と言います。
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
- 2014-08-22
しかしついに告白はできたものの、翔はそのまま返事はいらない、ただの告白だから、と続けてしまうのです。菜穂は自分の答えは決まっていたものの、それで翔が迷惑に思わないかどうかという気を使いすぎたおかしな方向にいってしまいます。
そんななか、再び翔がその闇をのぞかせるようなことを言うのです。ふたりで掃除をしている時に、窓から外を見下ろしてここから飛んだらスーパーマンのように空を飛べないかな、と。
空なんて飛べないよ、と言う菜穂に、翔は冗談だよと言いながらも、もし俺がスーパーマンだったら母さんも助けられたかな、とつぶやくのです。そしてそのまま次の土曜日に東京の友達と会うのだと関係ないことで話を逸らします。
菜穂はその約束に対してダメだと言いますが、その続きをうまく言葉にできません。そしてそんな困っているところに話を聞いていた須和がやってきます。そしてどうしてそういう悩みを自分たちに相談してくれないのかと翔に詰め寄るのです。
翔は大事な友達(須和ら)といる時間は極力楽しく過ごしたいと言いますが、須和は翔がそんな状態なのに、それに気づかずに笑ってなどいたくないと返します。
そして「死にたいって考えたことある?」と翔に聞くのでした。それに対して彼はやっと少し本音をこぼします。
「…うん あるよ… 毎日思う…
…全部俺のせいなんだ
俺が始業式の日母さんとの約束破ったから
『面倒臭い』って思ったから 俺のせいで母さんは死んだ」
そんな翔の告白に、涙を流してもう自分を責めるな、と語りかける須和。それを見ていた菜穂も、翔にどう思われるかではない、彼が必要とされていることを、自分の気持ちをただ伝えたいのだ、と告白の返事をするのですが……。
ここでいったん翔の本音に触れることができ、一歩前進かと思われましたが、まだまだ翔の罪悪感は根深いことが伝わってくる展開が続きます。もうすでに亡くなってしまった人への後悔は、周囲の人間ではどうしようもできない部分があります。
難しいこの問題を菜穂たちは果たして乗り越えることができるのでしょうか?
物語は体育祭を迎えます。ついに翔のためにみんなで参加することになったリレーも本番です。
しかし翔はみんなの母親が応援に来ていることに複雑そうな表情を見せます。彼の浮かない表情に気づいていた菜穂。
しかし彼女以外にも全員に手紙が来ていることが発覚した今、翔を助けるために全員が必死です。須和は翔が気を使って呼んでいなかった彼の祖母を、両親に頼んで体育祭に招待。翔はそれに気づくと嬉しそうに笑うのでした。
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
- 2015-02-20
そのあとも足を怪我しているのにごまかしている翔に、アズが「気づいてあげられなくてごめん」と声をかけます。そして貴子も「体育祭つまらない?」と元気のない翔の様子を気遣います。
そして菜穂もみんななら翔の話を真面目に受け止めてくれるよ、と寄り添い、翔はやっと母親の死を自分の口から打ち明けます。手紙で知っていたこととはいえ、やっと本人からその胸の内を聞くことができたアズたちは、デリケートな問題だけに無責任なことは言わないものの、心配しているよ、という気持ちを彼に伝えます。
そのあとの6人全員でのリレーは青春そのもの。メッセージを託しながら繋がれていくバトンに胸が熱くなります。
と、暗い展開がありながらも全体的にいい方向に物語が進んでいっていることが感じられた4巻。しかし、最後の最後で菜穂の手紙にある不吉なことが書かれていて……。
4巻の最後で手紙に書いてある通りの展開になったまま、どんどん時間だけが過ぎていきました。菜穂に八つ当たりをしてしまった翔は自暴自棄になり、彼女とまったく話さないという頑なな態度を崩そうとしません。
そのあと何度も翔の気持ちを取り戻そうとする菜穂ですが、なかなか彼の態度は変わりません。すでに手紙に書いてることと現実が異なるようになってきており、菜穂はそれを頼りに行動することもできなくなっています。
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
- 2015-11-12
そしてついにバレンタイン。未来の菜穂が手紙で最後のチャンスだといっていた時が来ました。結局放課後まで何度チャレンジしても変わらなかった翔の態度ですが、菜穂はついにふたりの間に漂う険悪な雰囲気の本題に切り込みます。
「私のこと避けてる…よね…?」
それに対し、翔はうなずき、「…菜穂を傷つけたから」と。
それを聞いた菜穂は、今まで未来の自分が後悔し続け、言えばよかったと何度も繰り返した言葉を、今ここにいる翔に伝えるのですが……。
そのまま運命の日まではスピード感溢れる展開となります。作品自体は『orange -未来-』の6巻で完結ですが、過去の物語は5巻でほぼ終了。翔を救うための努力が、この巻の最終話で結末を迎えます。
果たして菜穂の後悔はパラレルワールドで翔を救うことができるのでしょうか。結末は作品でお確かめください。
6巻では、翔を救えないことが分かっている未来でのエピソード、彼らの高校を卒業したあとの物語が描かれます。パラレルワールドの未来が変えられたとしても、彼らの現実自体は変化せず、ひたすら翔が救われたことを祈って彼のいない世界を生きるしかないのです。
そこでは過去編でただただ菜穂のことを思い、自分の気持ちを抑えて彼女と翔のために行動していた須和の気持ちが丁寧に描かれています。本編を読んでいて翔派か須和派か悩んだ読者も多くいたことでしょう。その性格とイケメンスペックに人気がある須和の物語とはどんなものなのでしょうか?
- 著者
- 高野 苺
- 出版日
- 2017-05-31
そこで描かれるのは、彼のいい人100%の振る舞いの裏にあった、やはり人並みの苦しさやある種の「汚さ」。好きという気持ちが長く、強く彼の中にあったことに胸が痛くなります。
高校卒業から成人したあとまでの須和の長い長い思いが、6巻のほぼすべてを使って克明に描かれています。ぜひ、彼の気持ちを見届けてください。
最後の高野苺のあとがきも、とても考えさせられるものがあります。『orange』が生まれるきっかけになった作者の思いとともに、ぜひスピンオフストーリーを覗いてみてください。
高野苺さんの他の作品も気になる方はこちらの記事がおすすめです。
高野苺のおすすめ恋愛漫画5選!映画化された作品『orange』も!
可愛くポップな絵柄が特徴の作者。とにかくキラキラした世界にときめくこと間違いなし!映画化された『orange』含め、ピュアで可愛いラブストーリーをご紹介します。
また、完結済みの恋愛漫画をお探しの方はこちらの記事もご覧ください。
完結済みの本当に面白い恋愛漫画おすすめ36選!【歴代名作】
いつの時代も人はラブストーリーが大好きです。日々数多くの恋愛漫画が生み出されていますが、どれが本当に面白い作品なのか、選ぶのに迷ってしまいますよね。ここでは、完結済みの本当に面白い名作恋愛漫画36作をご紹介いたします。甘酸っぱい思いに浸ったり胸きゅんしたりしたくなったら、是非参考にして下さい。年代順にまとめているので、当時読んでいた時のことを思い出しながら再読するのも楽しいかも知れません。