漫画『海月姫』の登場人物の魅力を最終回までネタバレ紹介!【ドラマ化】

更新:2020.12.15 作成:2017.11.24

2018年1月の月9枠でテレビドラマ化が予定されている漫画『海月姫』。人気漫画家、東村アキコの話題作です。およそ9年間におよぶ連載を経て終わりを迎えた本作の魅力についてご紹介していきます。

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目次

漫画『海月姫』の魅力を最終回までネタバレ紹介!クセが強すぎるキャラたちの結末とは?

 

漫画『海月姫』は、2008年から2017年まで漫画雑誌「Kiss」で連載されていた作品です。『東京タラレバ娘』でも有名な東村アキコが原作で、2010年にはアニメ化、2014年には実写映画化もされました。

2018年1月からはテレビドラマ化も予定されており、最終回を迎えてなお人気を集めている作品です。

本作は、冴えない女の子が新しい出会いによって輝いていく王道のシンデレラストーリーですが、登場するキャラクターがみな個性的で評判になっています。単純なシンデレラストーリーでは終わらない展開も、この個性あふれる登場人物ゆえに織りなされているといえるでしょう。

主人公は、彼氏なし独身のオタク女子です。そんな彼女が劣等感を抱えながらも、新しい出会いや試練のなで個性をさらけ出していく様子が、魅力のひとつとなっています。

この記事では、「これだけは譲れない」というこだわりを持って強く生きていくオタク女子と、彼女をとりまくキャラクターを中心に、作品の魅力をお伝えしていきます。
 

 

著者
東村 アキコ
出版日
2009-03-13

漫画『海月姫』は結末も新しすぎる21世紀のネオお姫様物語!【あらすじ】

漫画『海月姫』は結末も新しすぎる21世紀のネオお姫様物語!【あらすじ】
出典:『海月姫』1巻

漫画『海月姫』は、イラストレーターを目指して九州から上京してきた月海(つきみ)が主人公のお話。彼女が住むアパート「天水館(あまみずかん)」は、オタク女子が集う男子禁制の下宿でした。

そんな月海がひょんなことから出会ったのは、気の強い美女……かと思いきや、おしゃれで美少年な女装男子、蔵之介です。

月海が大の苦手としているタイプでしたが、彼はなぜか足しげく天水館に通うようになり、オタク女子たちと打ち解けていくのです。しかしそんな矢先、都市開発によって天水館が壊される話がもちあがり……。

みんなの居場所をなんとか守ろうと、オタク女子と女装男子が奮闘していきます。
 

漫画『海月姫』登場人物1:クラゲオタクなシンデレラ【倉下月海】

漫画『海月姫』登場人物1:クラゲオタクなシンデレラ【倉下月海】
出典:『海月姫』1巻

 

ドラマでは芳根京子が演じる主人公の倉下月海。イラストレーターを目指して鹿児島から上京してきた、クラゲオタクです。インターネット上のコミュニティサイトで知り合った友人の誘いで、天水館へと入居しました。

自分を卑下する癖があり、「普通の女の子ではない」といつもネガティブな彼女。容姿もぽっちゃりめで、決して美人な類ではありません。服装を気にかけることもなく、おしゃれな人が苦手という、典型的なオタク女子でした。

そんな彼女が変わるきっかけになったのが、女装癖のある美男子、鯉淵蔵之介(こいぶちくらのすけ)との出会いでした。熱帯魚屋で売られていたタコクラゲをめぐって店員ともめていた月海を助けたのが、女装した蔵之介だったのです。

時に強引な彼によって、月海は綺麗な女の子に変身したり、恋をしたり、自分の好きなものを見つけたりできるようになりました。

そんな彼女の最大の魅力は、大好きなクラゲに関することに夢中になっている時でしょう。クラゲに模したドレスをデザインするときの覚醒状態は、蔵之介もはっとするほど。その才能は、世界的に活躍するアパレル会社の社長に認められるまでに開花していくのです。

回を重ねるごとに、自分から他人と関わったり、自主的に問題を解決しようと動くようになる彼女の変わりように、読者もつい応援したくなってしまうのではないでしょうか。

また彼女が前を向くきっかけに、必ず蔵之介の存在があるのも注目です。しかしそんな月海が一目惚れしたのは、実は蔵之介ではなくその兄である修(しゅう)。彼らの恋の行方が気になるところです。


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漫画『海月姫』登場人物2:美人な女装男子【鯉淵蔵之介】

漫画『海月姫』登場人物2:美人な女装男子【鯉淵蔵之介】
出典:『海月姫』1巻

濃いキャラクターの多い『海月姫』の登場人物のなかでも、ひときわ異彩を放っているのが、鯉淵蔵之介でしょう。自他ともに認める美少年で、大学に入学してから女装癖に目覚めました。女装をするとまるでモデルのようになり、最初は月海をはじめとした天水館の住人から怖がられるほど。

しかし彼は強引かつ人を巻き込むような性格をしていて、天水館の住人は徐々にそのペースに乗せられていくのです。わがままで自信満々な性格の反面、月海に気を遣い、男子禁制の天水館に出入りするときは女装をする一面も魅力のひとつでしょう。

また蔵之介の複雑な家庭状況も、物語に大きく関わってきます。彼の父は元大臣で、兄も将来政治家になるために政界で働いているという、かなりのエリート家庭。母方の叔父は現総理大臣という、お坊ちゃんです。

しかし実は、彼の母親は正妻ではなく、愛人。蔵之介は小さい頃に鯉淵家へ養子として引き取られ、母親とはそれからまったく会っていませんでした。いつも元気で自信満々な彼が抱える暗い過去に、惹かれてしまう人も多いのではないでしょうか。

そんな蔵之介は、月海のデザイナーとしての才能を見出し、ファッションブランドを立ち上げるかなり行動的な人物。消極的な月海にとって、いつしか彼は「お姫様」のような存在になっていくのです。

蔵之助もまた、月海をひとりの女性として意識していくようになるのですが、彼の兄である修と月海が恋をしてしまい、その間で悩み悶える様子は本作の見どころになっています。

月海の憧れの存在として指標となり、天水館を助けていた蔵之介。彼女と一緒にいたいがために自分の気持ちを隠し続けていましたが、最後にどんな行動に出るのでしょうか。最終回まで見逃せない展開です。

著者
東村 アキコ
出版日
2009-07-13

漫画『海月姫』登場人物3:三十路童貞の兄【鯉淵修】

漫画『海月姫』登場人物3:三十路童貞の兄【鯉淵修】
出典:『海月姫』2巻

蔵之介の兄で、元大臣の父のもとで働き、「鯉淵Jr.」と呼ばれる鯉淵修。女装をして遊び呆けている蔵之介とは反対に、メガネにスーツを着用し、非常に生真面目な性格をしています。

これだけだと凡庸なキャラクターなのですが、彼の特徴はなんといっても、三十路で童貞という点でしょう。父親と、蔵之介の母親である愛人が抱き合っている場面を、幼い頃に見てしまったことがトラウマとなり、女性不信になっていたのです。

そんなこじらせ男子ともいえる修は、蔵之介のメイクで変身させられた月海に一目惚れしてしまいます。その恋はまるで中学生のようにピュアなもので、ほのぼのしてしまうでしょう。

一方ですっぴんの月海を見ても同一人物だとは気づかず、「気持ち悪い」とさえ思っていました。都市開発で天水館が取り壊されるという問題をめぐって、月海たちとの接点が増えていくなかで、徐々に彼女のすっぴんの姿にも気づくようになります。

そして、オタクでノーメイクの姿を認めても嫌いにならず、あらためて彼女への恋心を確認することになるのです。月海との結婚に向けて動いていく様子も見どころでしょう。

蔵之介の立ち上げたファッションブランドのデザイナーとして、月海は徐々に活躍していき、そのなかで修と恋愛をして惹かれたりすれ違ったりしていきます。そんな2人の関係を蔵之介は複雑な気持ちで応援するのですが、彼と修の兄弟としての絆も強いため、それぞれの恋が一筋縄ではいかないのです。

この三角関係には、最終回までやきもきさせられること間違いありません。

漫画『海月姫』登場人物4:和服喪女【千絵子】

漫画『海月姫』登場人物4:和服喪女【千絵子】
出典:『海月姫』3巻

天水館の住人で、「尼〜ズ」というオタク女子の集いのリーダー的存在なのが千絵子です。ぽっちゃり体型でメガネ、母親の代わりに天水館の管理人を担っていて、いつも和服を着ている比較的常識人でもあります。

特技は和装の裁縫で、月海のデザインしたドレスの製作時には大きな戦力としてその才能を発揮しています。

個性的な面々の多い尼〜ズのなかにいるとそこまで目立ちませんが、それでもやはりオタク女子。部屋の中には収集したたくさんの市松人形があり、家族として扱っているなど、やはり一風変わっています。

月海と同様オシャレな人を苦手としていましたが、徐々に蔵之介とも打ち解けるようになりました。ブランドのお針子として参加したときには、まだ彼のことを女性だと思っていたため、その言葉遣いをたしなめたりとお姉さん的一面も見せています。

そんな彼女に訪れる最終回での思わぬ展開は、必読の価値有りの大どんでん返し。まさかの千絵子の結末に、多くの読者が驚くのではないでしょうか。

著者
東村 アキコ
出版日
2009-11-13

漫画『海月姫』登場人物5:奇声を発する三国志オタク【まやや】

漫画『海月姫』登場人物5:奇声を発する三国志オタク【まやや】
出典:『海月姫』3巻

尼〜ズのメンバーのなかで、ひときわ変人を極めているといえるのがまややです。目は髪に隠され、いつもジャージを着て、三国志にたとえた発言をくり返す奇人変人です。

奇声を発しながらつま先立ちをしたり、体を反らしながら歩いたりと、奇怪な行動が目立ち、当初は蔵之介に対しては過剰に拒否反応を示していました。

しかし流されやすい一面もあり、蔵之介からスタイリッシュなファッションを勧められると、それなりにノリノリで着ていたのも彼女らしいエピソードです。

そんなまややが、月海たちの作ったドレスのモデルとして採用されるエピソードは、彼女の魅力を語るうえで欠かせないものでしょう。コンプレックスとしていた男性のような高身長と、切れ長の瞳は、まるで世界のトップモデルだと蔵之介が絶賛してくれたのです。

それでもはじめは拒否していましたが、三国志のガチャポンで見事に買収されてモデル歩きをする姿は、なんだか笑えるとともにカッコよさも感じることができます。

漫画『海月姫』登場人物6:アフロな自称8才【ばんば】

漫画『海月姫』登場人物6:アフロな自称8才【ばんば】
出典:『海月姫』1巻

まややと同じく、髪の毛で顔が見えない尼〜ズのひとり、ばんば。小柄な体格に不釣り合いなほど大きなアフロヘアーは、蔵之介のヘアアイロンのテクニックをもってしても太刀打ちできない剛毛の天パです。

そんな彼女は、うるう年の2月29日に生まれたため8歳を自称している、鉄道オタクです。裁縫などはできないので、ドレス製作時はまややと同じくあまり役に立ちません。

普段は比較的落ち着いていて、静かにメンバーの行動を諌めるシーンが散見されます。

取り壊しが決定した天水館を守るために金を集めようとした蔵之介が、千絵子の市松人形を売ろうとした際にきつい一言を放ったシーンは印象的なものといえます。

著者
東村 アキコ
出版日
2010-03-12

漫画『海月姫』登場人物7:枯れ専オタク【ジジ】

漫画『海月姫』登場人物7:枯れ専オタク【ジジ】
出典:『海月姫』3巻

ボブカットに、メガネ、地味なスカートにいつも猫背で俯きがち……そんな典型的なオタク女子のような姿をしているのがジジです。その存在感の薄さゆえ、蔵之介から「いたの!?」と驚かれるシーが多々ある尼〜ずのひとり。

そんな彼女は、枯れ専、つまり高齢のおじさんが好きなオタク女子でした。その嗜好が高じて古い喫茶店に通い、客のおじさんたちを見つめては癒されるという生活を送っています。守備範囲は公園で休んでいるおじいさんにも及んでいるので、かなり本格的だといえるでしょう。

地味で無口なため、物語の冒頭では非常に存在感が薄かったのですが、ブランドが立ち上がってからは自ら生産管理を請けおうなど、なにかと戦力として活躍しています。

彼女もまた、最終回で驚きの姿が拝める人物です。まさかの素顔に度肝を抜かれる方も多いはず。ぜひその活躍に期待していてください。

漫画『海月姫』登場人物8:天水館のルール【目白樹音】

漫画『海月姫』登場人物8:天水館のルール【目白樹音】
出典:『海月姫』1巻

尼〜ズのメンバーではありませんが、天水館の住人であり、BL漫画家である目白樹音(めじろじゅおん)。物語冒頭から出ているにもかかわらず、もっとも謎の多い人物でもあります。

天水館の男子禁制のルールも、彼女が作ったものでした。在住期間が最長なため、尼〜ズのメンバーが何かをするときはお伺いを立てています。

しかし彼女自身は極度の対人恐怖症と夜行性のため、まったくその姿を人前に出さず、会話もドアの下からメモを通じておこなっていました。そのため誰もその姿を見たことがなく、声も聞いたことがないという謎に包まれた人物なのです。

男子禁制を破ったならば「死」を、としていますが、その理由が語られるのは最終話。明かされる素性と目的はあまりにナナメ上をいっていますので、注目していただきたい人物です。

漫画『海月姫』登場人物9:タラシな元大臣の父親【鯉淵慶一郎】

漫画『海月姫』登場人物9:タラシな元大臣の父親【鯉淵慶一郎】
出典:『海月姫』3巻

鯉淵家の当主であり、元大臣の政治家。そして、蔵之介と修の父親が鯉淵慶一郎です。政界でもっとも大きな派閥である「鯉淵派」をまとめていて、かなりの大物です。

エリートなうえ自身の立場もあり、蔵之介の女装に対しては「一族の恥」としてかなり厳しい態度をとっていました。それゆえ性格も堅物なのかと思いきや、じつはかなりの女好きで、その結果愛人を作って蔵之介が生まれるというやんちゃな過去があります。

歳を経ても女好きは健在で、政界のパーティーには、美人女医、占いのおばあさん、店でナンパした女子大生まで、お気に入りの女性を軒並み招待するほど。子供以外はほぼ全員ストライクゾーンという、恐ろしい性癖の持ち主です。女性関係にまつわる彼の発言に着目して読んでみるのも、本作のひとつの楽しみ方でしょう。

蔵之介と剣呑な関係のため、嫌な面も多く描かれる一方で、彼の友人として家に来た尼〜ズたちには快くコーヒーをご馳走してくれました。

漫画『海月姫』登場人物10:蔵之介の母【リナ】

著者
東村 アキコ
出版日
2010-08-10

 

蔵之介が小さい時に離れ離れになってしまった母親が、リナです。

元は舞台女優でしたが喉の病気で歌えなくなり、それがきっかけで蔵之介を育てられなったため、鯉淵家に彼を養子に出すことになりました。2人は離れ離れになって以降、連絡すらとっていません。

元舞台女優というだけあって、彼女のクローゼットの中には、いつもきらびやかなドレスがたくさん入っていたことが描かれています。そのドレスは現在も蔵之介の部屋に残されており、彼が女装をするようになったきっかけでもありました。蔵之介がファッション業界に興味を持ち出したのも、母親であるリナの影響だったのです。

そんな彼女が登場するのは、蔵之介が立ち上げたブランドのドレスを着て天水館でショーをおこなってから。息子のことを動画で知り、修に連絡をして、蔵之介が着ていたドレスを彼には内緒で欲しいと頼むのです。

リナと蔵之介が再会するのは物語終盤になります。ずっと母親の影を追ってきた蔵之介が、月海のデザインしたクラゲのドレスを介して彼女と対面するシーンは、涙を禁じ得ない見逃せない場面でしょう。

 

漫画『海月姫』登場人物11:支持率9%でも気にしない総理大臣【根岸三郎太】

漫画『海月姫』登場人物11:支持率9%でも気にしない総理大臣【根岸三郎太】
出典:『海月姫』1巻

蔵之介の叔父であり、総理大臣でもあるのが、根岸三郎太(ねぎしさぶろうた)です。総理大臣と聞いてさぞかしお堅いキャラなのだろう、という読者の想像を裏切ってくれました。

性格はかなり鷹揚としていて、茶目っ気たっぷり。甥である蔵之介の女装もあっさり受け入れて、「姪っ子」として秘書に自慢するほどです。
 

また修のことを「シュウシュウ」と呼んだり、「ぴょえ?」など女子高生的なノリのある、かなり変わった総理大臣だといえるでしょう。

稀に彼自身も女装しているような恰好で描かれていたりと、かなりのボケキャラとして登場することが多いです。

支持率が9%でも、「9%もある」と言うほどの楽天家ですが、物語の終盤ではしっかりとその考えを述べる好人物らしい一面も垣間見ることができます。

彼が最終話で見せる、甥っ子である蔵之介や修に対してどのような想いを抱えているのか、どう接するべきだと考えているのかがわかるシーンは、読者の心に訴えかけるものがあるはずです。

漫画『海月姫』登場人物12:ベンツのために機密を売る運転手【花森よしお】

漫画『海月姫』登場人物12:ベンツのために機密を売る運転手【花森よしお】
出典:『海月姫』3巻

濃いキャラが多数出てくる『海月姫』のなかでも、花森よしお(はなもりよしお)ほど存在感のある人物はいないと言っても過言ではありません。

鯉淵家のお抱え運転手であり、修とは幼馴染でもあります。クールな見た目に反してかなりおしゃべり。ベンツを愛しすぎていて、ベンツのためなら幼馴染の秘密や機密情報すらペラペラ喋ってしまいます。

当初は単なるベンツ好きのおしゃべりさんでしたが、物語が進んでいくと、鯉淵家の財産で堂々と遊んでいることが発覚します。その他にも、女の人からヒモとしてお金をもらってカジノで散財するなど、どんどん最低な人間性が明らかになっていく珍しいキャラクターです。

彼の隣に矢印で「クズ」と書かれる回数が増えますが、なぜか憎めない愛すべき人物ではないでしょうか。

漫画『海月姫』登場人物13:営業方法が銀座のママ【稲荷翔子】

漫画『海月姫』登場人物13:営業方法が銀座のママ【稲荷翔子】
出典:『海月姫』2巻

グラマーで美人な地上げ屋として登場する、稲荷翔子(いなりしょうこ)。まさに、尼〜ズのもっとも苦手とする存在で、天水館を買収しようとする敵役として登場します。

その営業方法はまさに銀座のママのようなもので、枕営業も辞さない人物。天水館を買収するために修に近づき、彼の酒に睡眠薬を飲ませてホテルで過ごすという大胆なことをやってのけました。

ホテルで撮った写真で修を揺さぶるったり、修のことを好きな月海にわざとその写真を見せたりと、典型的な悪女として描かれています。

終始性悪として登場する翔子ですが、どこか憎めないキャラクターでもあります。特に、修を落とすためにわざと身をひいたところ、慌てた修が家まで乗り込んで来た時の姿は必見。修がとった思わぬ行動に動揺してしまう彼女が、「あんな童貞ごときに」と落ち込んだり照れたりして、見る目が変わってしまいます。

天水館の買収をどう遂行していくのか、この問題が解決した後にどのような行動をとるのか、修への気持ちはどうなるのか、彼女の動向も最終話まで見逃せません。

 


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いかがでしたか?かなりキャラがいいと評判の『海月姫』。さえない女の子の王道シンデレラストーリーと片付けてしまうのはもったいない作品です。王道のストーリーのなかで、王道からまったく逸れた登場人物たちの織りなす物語を、ぜひ楽しんでみてください。