四皇、グラグラの実の能力者、エドワード・ニューゲート船長率いる白ひげ海賊団は、海賊王ゴール・D・ロジャーの時代から続いており、世界最強といわれていた大海賊団。ルフィの兄、ポートガス・D・エース奪還の頂上決戦で船長の死。それにより、一つの時代が終わったとまで言われた白ひげ海賊団のメンバーを紹介します!
海賊旗は白い三日月形のヒゲに十字架。船は鯨の船首が特徴で、名前は「モビー・ディック号」。同じ形をした船を複数持っています。
船長は四皇白ひげ。船員約1600人、16部隊編成の大海賊団。王下七武海や海軍大将達とも互角に渡り合える各部隊の隊長達に加え、新世界で名を轟かせる海賊達を傘下に抱え、傘下含めた兵力は5万人。これも白ひげ海賊団は世界最強と言われていた理由の一つです。
船長の意向で女性戦闘員はいません。頂上決戦の時に女性船医を全員船から降ろす程に、女性は戦わせないという徹底ぶりです。
ルフィの兄、ポートガス・D・エースを含むはぐれ者達を船員として迎え、愛し、「息子」と呼び、船員もまた、船長白ひげに敬意を込め「親父」と呼び、慕っています。
家族愛をとても大事にしているので、仲間殺しを禁止しています。これを破った人は許されることはありません。
悪魔の実は発見した者が食べても良い、というルールもあります。
魚人島含む数々の島を自分のナワバリとし、他の海賊が手を出せないように住民を守っていましたが、船長白ひげの死によって、白ひげ海賊団のナワバリの旗の効力がなくなってしまいました。
激化するナワバリ争い、勢力の均衡が崩れた海を見るといかに白ひげ海賊団の力が強かったのかがうかがえます。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2010-03-04
世界の均衡を守る四皇の一人。4月6日生まれ。72歳。三日月の形の白い口ひげで「グララララ」と笑うのが特徴で、持病があり常に点滴をしています。常人の数倍の体格がありますが、巨人族ではありません。通称「白ひげ」と呼ばれています。
ナースからもお酒は控えるよう言われていますが「飲みてェモン飲んで体に悪ィわけがあるか」と聞く耳持たず、大の酒好きです。「ハナッタレ」「アホンダラ」などの口癖はまさに粋な親父。ナースのヒョウ柄のタイツは白ひげの趣味だそうです。
数百万人に一人、王の資質を持った人が使える覇王色の覇気の持ち主で、 武器は薙刀。
超人系悪魔の実「グラグラの実」の能力者で、地震人間。振動エネルギーを操り、ありとあらゆるものを揺らせる事が出来ます。海の近くで能力を使えば島を飲み込む巨大な大津波を引き起こし、振動エネルギーを武器にまとわせて振れば衝撃波も発生させることができます。
氷漬けにされても内側からの振動で破壊し、拘束する事も不可能です。
大気を掴んで地面に叩きつければ島を傾けさせ、大地を殴れば地割れも発生させるなど、何もかもが最強の威力の、センゴク元帥に「世界を滅ぼす力」とまで言わせる能力です。
味方も巻き込んでしまうのが唯一の弱点か、白ひげが戦うときは味方は一時後退をするなど暗黙の了解もあります。
老化と持病によって、常人なら戦闘などとても出来そうにない体でも海軍本部を破壊し、海軍大将とも互角にやり合う力があります。一体、全盛期はどれほどの力があったのでしょうか。
ロジャーが亡くなった後は「世界最強の男」「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)に最も近い男」と言われていましたが、本人は海賊王になる気はまったく無かったようです。
ロジャーが海賊王になった後に一緒に酒を飲み、「Dの意思」について聞き、真相も知っています。
また「ラフテルへの行き方でも教えてやろうか、白ひげ」と言われますが「聞いても行かねェ、興味ねェからな」と、白ひげは答えます。
若い頃から財宝に興味がなく、海賊なら誰もが憧れる海賊王への道・ラフテルへの行き方へも興味を持たず、白ひげはなぜ海賊をやっていたのでしょうか。
子供の頃から欲しかったもの、それは「家族」でした。
「誰から生まれようとも……人間みんな海の子だ!グララララ!」と、行き場のないはぐれ者達を受け入れていました。
自分の船に乗ったからにはどんなバカでも「息子」と呼び、愛し、家族として過ごす日々は白ひげにとって、どんな金銀財宝にも敵わない宝だったのでしょう。
後に、ロジャーの息子ポートガス・D・エースと出会い、七武海ジンベエと互角の戦闘力、そして危なくなったら仲間だけは逃がそうとする姿勢を気に入り、白ひげ海賊団に勧誘。 海軍や他の海賊に狙われないように、なので表向きは白ひげ海賊団の一員、真意は次期海賊王に育てる、という形でエースを船に迎え入れました。
海軍に騙され疑心暗鬼になり、白ひげを刺してしまったスクアードに対しても、反撃や叱責などせず、抱き寄せて一言「バカな息子を---それでも愛そう」と、自分のケガよりも息子を優先。優しい言葉をかけてあげるという親父としての懐の大きさもあります。
また、好意でナワバリとした島から何も見返りを求めない無償の守りをするなどといった美学を持っており、こういったところが傘下含め5万人から「親父」と慕われる人望の厚さなのかもしれません。
白ひげが「息子と呼べない」と言った人物はただ一人、仲間殺しをした元二番隊員、黒ひげマーシャル・D・ティーチでした。
海軍に捕えられたエースを一時は奪還しましたが、元々の持病と重症で、海軍本部マリンフォードを死に場所に決めます。
最後の船長命令「全員生きて 無事 新世界へ帰還しろ」と、自らを囮にし、自分もろともマリンフォードを海に沈めようとします。
エース亡き後にそっと涙を流し、激高した白ひげは海軍大将赤犬に攻撃を仕掛けますが、顔半分を削り取られます。そんな攻撃を受けながらも赤犬を地面の下に沈めました。
その後、瀕死の白ひげを討ち取ろうと黒ひげ海賊団の襲撃を受けて致命傷を負います。
死の直前に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)は実在する」と言い残し、同時に自分を愛してくれた息子達への感謝を思いつつ、仁王立ちのまま息を引き取りました。
赤髪海賊団の調停によって、この「白ひげ海賊団VS海軍本部・王下七武海の連合軍による頂上決戦」の戦争は終結。 遺体は赤髪海賊団船長シャンクスが引き取り、新世界のとある島にエースと共に埋葬されました。
1月1日生まれで20歳です。自然系の悪魔の実「メラメラの実」の能力者で炎人間。通称「火拳のエース」 と呼ばれています。
海賊王ゴール・D・ロジャーの実子で、ルフィの義兄弟。また、数百年に一人といわれる覇王色の覇気の持ち主です。
海賊王の死から間もなく、海賊王とゆかりのある者は全員殺せ、という捜索がされますが、エースの母親、ポートガス・D・ルージュは子を想う一心でお腹の中に20カ月もの間、子を宿し、政府の目をあざむきました。
「女の子ならアン……男の子なら……エース……。彼がそう決めてた……」名付け親は海賊王ゴール・D・ロジャー。しかし、出産を終え、そこで力尽き、すぐに息を引き取ります。「ゴール・D・エース」ロジャーの死から1年と3カ月。南の海「バテリラ」で生まれました。
その場に立ち会っていたルフィの祖父ガープは、「生まれてくる子に罪はない、頼んだぞ」というロジャーの遺言に従い、エースを引き取り、自身の故郷を訪れます。
ゴア王国「コルボ山」に住む女山賊カーリー・ダダン。ガープは「お前が育てろ」と、ダダンの元に預けました。しかし、ダダンはガープに借りがあるだけで世間的には犯罪者です。ゴミ山の近くにアジトを作り、ひっそりと暮らしていた為、生活は裕福ではありませんでした。
幼い頃から「生まれてきてはいけない人」「生きてるだけで迷惑、死んでも迷惑」と父ロジャーの事を言われ続けており「おれは……生まれてきてもよかったのかな……」と生きてることに疑問を感じます。「子供が生きてたら困る、生まれてくることも生きることも許されない鬼」「鬼の子」と呼ばれ、苛まれていたこともあり、父ロジャーの事は恨んでいました。
ゴア王国はゴミ一つなく、表向きは「東の海で最も美しい国」だと言われています。
しかし、要らぬものを綺麗に排除し、蓋をしたそんな場所があります。コルボ山を北に抜けたところに位置し、いつも悪臭が漂い、捨てられた大量のゴミ山は日光による自然発火でいつも煙を上げており、不要になったものがここに集まります。物は当然ながら人間も……。当然無法地帯であり、医者もおらず、犯罪と病気が蔓延しています。通称「不確かな物の終着点(グレイ・ターミナル)」。
エースはグレイ・ターミナルに住むサボと出会ました。それ以来、二人で海賊を目指すようになります。
数年後、エース10歳。シャンクスの影響を受け海賊になると騒ぐガープの実孫モンキー・D・ルフィもダダンのアジトに預けられますが、出会った当初、エースはルフィの事をわずらわしく思い、いじめていました。
来る日も来る日も追いかけてくるルフィを振り払い、追い返し、サボと一緒に金品を盗み「仕事」をしていましたが、3カ月を過ぎたある日、とうとうルフィがグレイ・ターミナルに辿り着きます。
海賊になる為、5年間集め続けた金品の隠し場を見られたエースとサボはルフィに金の隠し場所をバラされると思い、殺害しようとします。が、そこで金品の元の持ち主ブルージャム海賊団が追いかけてきて、ルフィが捕まり、連れ去られてしまいました。
急いで隠し場所を変えるエースとサボですが、夕方になり、なかなか来ない追手を不審に思い、まだルフィが金の隠し場所を言っていない事に気づいて救出に向かいます。
10歳の子供が大の大人、本物の海賊達を目の前にしても「一度向き合ったらおれは逃げない」と果敢に戦います。これは「背後に愛する者がいるから」と、目の前の敵が仲間を追わないように敵を逃がさないような行動をとっていたロジャーとまさしく同じ。血は争えません。
惨くて見ていられないほどボコボコにされても「喋ったら友達になれない。エースしか頼れる人がいない。一人になるのは痛いのより辛い」と、口を割らなかったルフィに対し、「おれがいないと辛いのか?お前はおれがいないと困るのか?お前は俺に生きててほしいのか?」と問います。
ルフィは頷きながら「当たり前だ」と答え、「生きていてはいけない」と否定され続けていたエースは自分を必要としてくれているルフィに対し心を開きました。
この事件によってグレイ・ターミナルを追われる形となった親友サボも一緒に暮らすようになり、やがてこの3人は山道やジャングルの猛獣、町の不良、ゴミ山の悪党達、入り江の海賊達との戦いに明け暮れ、悪名として王国の中心街にも届くほど有名になっていきます。
エースが海賊になりたい理由は「名声」でした。世界中の人から認められなくても、どれ程嫌われても「大海賊」となって見返してやるのが目的でした。
そしてルフィ、サボ、エースは「盃」を交わし、「兄弟」となり、どこで何をしていても切れない絆を手に入れます。
しかしサボは貴族の子供だった為、父親のアウトルック3世に見つかり、引き取られてしまいました。
サボの父は「地位」「お金」しか見ておらず、家族がいても孤独だったと言い「貴族として生きていたくない」と家出します。「S」に「×」マークの海賊旗を掲げ、海賊として一人出航した直後、天竜人の砲撃を受け行方不明となりました。
エース達はサボの意志を継ぎ、17歳になったら海賊として海に出ること決意します。
そして月日は流れ、17歳になったエースはコルボ山の海岸より少数の見送りで静かに出航。「ポートガス・D・エース」母親の名字を名乗り「スペード海賊団」を結成します。
メラメラの実を食べ、能力者となり、卓抜とした力と速度で海を駆け上がり、ルフィの話を手土産に、赤髪のシャンクスとも挨拶をすることも出来、顔なじみになります。 あっという間に七武海の勧誘が来るほどの力をつけました。
名を上げたいエースは白ひげに戦いを挑みますが、力およばず全滅しかけ、仲間だけは逃がしてほしいと白ひげに取引を持ちかけます。
「そのかわり おれが逃げねェ」と、そんな行動をとるエースを気に入り、「俺の息子になれ」と、次の海賊王に育て上げるべく船に乗せたのです。
船に乗ってからは白ひげ暗殺を企む毎日でしたが、本当の息子のように愛してくれる器の大きさから白ひげをいつしか「親」と思い、忠義を尽くすようになります。背中に白ひげ海賊団のシンボルマークを入れ、白ひげを海賊王にするため活躍し、ずっと欠番だった2番隊長を任されるようになります。
白ひげから、仲間殺しをした黒ひげティーチを「特例」で追わなくていい、と言われましたが「親父の顔にドロを塗った。親の名をキズつけられて黙ってられるか」とケジメを付けるために偉大なる航路(グランドライン)を逆走し、ティーチを追いかけます。
その道中、アラバスタでルフィと再会し。「できの悪い弟を持つと……兄貴は心配なんだ 弟をよろしく頼むよ」と挨拶をし、ビブルカードを渡して去っていきました。
バナロ島にてティーチを発見し、ティーチがルフィを殺そうとしているのを聞き、つくづく野放しにはできねぇな、と激突。後に「バナロ島の決闘」と呼ばれる死闘を繰り広げますが、敗れて海軍に引き渡され、海底監獄インペルダウンLEVEL6「無限地獄」に幽閉されることになります。
世界政府はロジャーの血を絶つため公開処刑を決定。そして、エースを奪還するべく白ひげ海賊団や傘下の海賊団らがマリンフォードに乗り込みます。これが「マリンフォード頂上戦争」です。
処刑間際、白ひげ達やルフィによって解放されますが、赤犬は白ひげを侮辱する発言を述べ、エースを挑発します。特大の火拳を赤犬に向けますが、マグマグの実の能力者である赤犬にその攻撃は通用せず、逆にエースの腕が焼かれてしまいます。そこで油断していたルフィを赤犬は見逃しませんでした。
エースはルフィをかばってマグマの拳に腹を貫かれ、内臓を焼かれ致命傷を負います。
膝から崩れ落ちるエース、もう大きな声も出せず、ルフィを抱きしめ言いました。
「こんなどうしようもねェおれを……鬼の血を引くこのおれを……」
疎まれていた自分を心から愛してくれた、白ひげと仲間たち、ルフィへ涙を流しながら
「愛してくれて……ありがとう……!」
最期はロジャーと同じく笑顔を作り、息を引き取りました。
遺体はシャンクスの手によって白ひげの隣に埋葬されました。エースが死に、生まれ変わった悪魔の実「メラメラの実」は亡くなったと思われたサボが頂上戦争の2年後に口にし、エースの意志を受け継ぎます。
エースについては<『ワンピース』エースがワノ国編で復活⁉7つの魅力を解説!【ネタバレ注意】>の記事でも詳しく紹介しています。
10月5日生まれ。語尾に「~よい」とつけるのが口癖で、20年以上も前から白ひげ海賊団に所属する古株。通称「不死鳥のマルコ」と呼ばれています。
ロビンから「パイナップルみたいな」と言われ、ルフィもそれで思い出すほどのパイナップルみたいな髪形が特徴です。
白ひげが息子と呼んでくれる事をただの言葉でも嬉しいんだよい、と、胸に海賊団のシンボルマークを入れ、白ひげに忠義を尽くしています。 白ひげや仲間からの信頼は絶大で、白ひげ海賊団の事実上のNo.2です。
武装色の覇気使いで、シャンクスに「お!一番隊のマルコだな お前 ウチに入らないか?」と勧誘されるほどの逸材です。
動物系の悪魔の実の能力者で、全身に蒼い炎を纏う不死鳥の姿に変身できる不死鳥人間。「モデルフェニックス」は幻獣種と呼ばれ、悪魔の実の中でも自然系より希少なものです。
その他の幻獣種の持ち主は、海軍元帥センゴク「ヒトヒトの実モデル大仏」……え?人なのに幻獣種?と思うかもしれませんが、幻獣種に分類されています。はっきりと幻獣種の持ち主と分かるのはマルコ含めこの2人だけです。
不死鳥の蒼い炎は「復活の炎」と呼ばれ、炎を纏っている時はいかなる攻撃を受けても、炎と共に再生し、即座に回復することで実質的に攻撃そのものを無効化します。ただし、あまりにも大きなダメージは完全に回復が出来ないため完全な「不死」ではありません。
頂上戦争では海軍大将の攻撃を正面から受け止め、互角に渡り合いましたが海楼石の手錠によって能力を封じられてしまいました。
戦争終盤で錠を外してもらってからは、「お前が今殺しておきたいと思うあいつの“危険度”と、おれ達が生かしてやりたいと思う大層な“期待値”は同じじゃねェのかよい!!」と、瀕死のルフィ守る為、追いかけてきた赤犬を相手にします。
頂上戦争から1年後、白ひげ海賊団の残党を率い、ティーチの黒ひげ海賊団と大激突。世に言う「落とし前戦争」をしますがマルコ達は惨敗し、それ以降消息不明となります。
一時期「ゾウ」のイヌアラシ公爵とネコマムシの旦那も乗船し、共に航海したことがあり、ネコマムシ曰く「生きちゃああるのなら、少々心当たりがあるぜよ!」との事で、マルコに会いたいとルフィ達に語っていました。
マルコについては<「ワンピース」不死鳥マルコ、落とし前戦争後の現在は?ワノ国に来る⁉︎【ネタバレ注意】>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
11月11日生まれ。身体をダイヤモンドに変化させられる悪魔の実の能力者でダイヤ人間。通称「ダイヤモンド・ジョズ」 。
口数は少ないですが、頼れる存在であり、白ひげや仲間から慕われています。また、ミホークの「世界一の斬撃」とも呼ばれる斬撃を無傷で受け止める程の高い防御力を持っています。
ダイヤモンドにした体の部分は能力を解除しないと動かすことはできないのが弱点ですが、腕などの体の一部をダイヤモンドに変化させ、タックルなどで超強力な攻撃を仕掛けるのがジョズの戦法です。
武装色の覇気の使い手で、その巨体ながらスピードもあるようで、クロコダイルや青キジにも避けられない攻撃を与えます。しかし、負傷したマルコに気を取られた隙に腕を青キジに氷漬けにされてしまいました。
3月24日生まれ。リーゼントのような髪形をし、フランクな性格です。
悪魔の実「ヤミヤミの実」を偶然手に入れ、食べようとした事で、以前からヤミヤミの実を狙っていたティーチに殺害されてしまいます。
悪魔の実は2つ目を食べると死んでしまうので、サッチは能力者ではなかったことがわかります。
能力者でなくとも白ひげ海賊団の隊長を任されていた事から、基礎戦闘能力はかなり高かったのではないかということも推測できます。
シルクハットと厚い胸板、口ひげが特徴で、通称「花剣のビスタ」と呼ばれています。
「武装色の覇気」の使い手でもあり、凄腕の二刀流剣士で、花吹雪のような斬撃を行うことができます。その腕は世界一の剣豪ミホークも認めるほどです。
20年以上前から白ひげ海賊団に所属しているマルコと同じく古株の一人です。頂上戦争では、ミホークと剣士同士の戦いをしますが休戦とし、ルフィのサポートに回りました。
画像下部の5人のうちの中央。口の下にポケットがあり、豚の骸骨が描かれたオーバーオールを身に着けたちょっと太めの男です。胸にあるツギハギのポケットから巨大なハンマーを出して戦います。何らかの能力者なのかもしれません。
画像上の大コマで先頭にいる男。ドレッドヘアに尖ったヒゲが見た目の男です。目や口がついた噛みつくチェーンハンマーを扱います。
頂上戦争では大将黄猿に攻撃をしかけるなど、果敢に海軍と戦いました。白ひげに対する忠誠心もかなり強く、白ひげが自分を残してマリンフォードから退却する命令が出た際は膝を突いて泣き崩れ、白ひげを置いていくことを拒否しました。
頬に「8」の刺青を彫っていることが特徴の鮫の魚人族です。白ひげ海賊団の隊長の中でも隊の番号を身体に彫っているのはナミュールだけです。
「死んだオヤジに何を」というセリフしかありませんが、白ひげ海賊団一のお洒落な隊長であることが公式で明かされています。頂上戦争編では「クリミナル」ブランドの服を着て参戦しています。
画像上の大コマ最後部の大男。巨人ほどではないですが、白ひげをも超える巨体を持ち、弁髪という、後頭部だけを長く伸ばして編み、背後に長く垂らした髪型の男です。
武器はカトラスで、白ひげに対する忠誠心は強く、白ひげが自分を残してマリンフォードから退却するよう命令が出た際は、言う通り撤退しました。
頂上戦争では、青キジにより氷結させられた3番隊隊長ジョズの引き上げを手伝いました。
画像下部の5人のうちの右から二番目。二丁バズーカ使いで、帽子と耳当てが特徴的見た目の男です。
頂上戦争では、王下七武海ゲッコー・モリアと対決をし、果敢にエース奪還のため戦いましたが、戦争終盤で大将の赤犬に重傷を負わされ戦線を離脱しました。
右胸に入れ墨がある体格の良いボブヘアーの男です。両腕にナックルダスターのようなものを付けています。
画像上の大コマの左下。女性のような容姿の童顔の剣士です。見た目とは違い、勇猛果敢な性格です。
画像下部の5人のうちの一番左。通称「水牛アトモス」 。2本の角が付いた兜を被り、長いヒゲを生やし、二刀流の巨漢です。
頂上戦争では、王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴと対決するも、ドフラミンゴの能力によって体の動きを操られてしまい、仲間を襲ってしまいました。
ランスを武器とし、豚鼻で、白ひげ海賊団のマークがついた服と帽子をかぶる男です。
燃える刀を使い、体格の良い右腕に白ひげ海賊団のシンボルマークを入れ、葉巻を咥え、前頭が禿げたヒゲの男です。
画像下部の5人のうちの左から二番目。女形の姿をした二丁拳銃使いです。頂上戦争では、海軍本部の対象を相手に戦いました。名前とその風貌からワノ国出身かもしれません。
頂上戦争でエースを奪還するために新世界から集まった白ひげ海賊団の傘下達です。
銃を持つ猿を肩に乗せた逆手持ちの二刀流の剣士。通称「遊騎士ドーマ」と呼ばれています。エースに敗北し、白ひげ海賊団の傘下となりました。
稲妻のようなヒゲの形で長髪でアゴが長いのが特徴で、雷を帯電した剣を扱う剣士。通称「雷卿マクガイ」と呼ばれています。
新世界の海賊。禿げた頭頂部と長髪、額には蜘蛛のマークが特徴的な男で、身の丈ほどもある大剣使い。 通称「大渦蜘蛛スクアード」と呼ばれています。
白ひげと出会った当初、スクアードは一人ぼっちでした。長く共に戦ってきた大切な仲間たちをゴール・D・ロジャーの手によって全滅させられたからです。そのことからロジャーをひどく恨んでおります。
そんな時に自分の面倒を見てくれた白ひげに恩を感じ、非常に慕っていました。
しかし、頂上戦争では赤犬に揺さぶられ、疑心暗鬼になったスクアードは白ひげを刺してしまいます。
仮にも親に刃物突き立てるとんでもねェバカ息子ですが、そんなバカ息子でも愛す白ひげの「エースがおめェに何をした……!?エースだけが特別じゃねェ……みんなおれの、家族だぜ……」という言葉で我にかえります。
海軍にだまされた事に気付いたスクアードは、大好きな白ひげを疑ってしまった後悔と自責の念から泣き崩れ、マルコに「泣く事が報いる事かよい……!」と諭され、自ら囮になり白ひげ達を救おうとしますが「子が親より先に死ぬなんて事がどれ程の親不孝か……」と白ひげに制止されました。
国引き伝説を作ったスリラーバーク編で出会った伝説の魔人オーズの子孫です。巨人族の倍以上はある巨体です。
見かけによらず非常に温厚な性格で、濁点だらけの喋り方で、滑舌はあまり良くないのが特徴です。
「お前は太陽に一番近いから」と、エースがオーズの為に何度も失敗しながらワノ国で作り方を教わったという藁で編んだスゲ笠を貰い、大切にし、その心遣いに恩を感じ「エースぐん」と呼び、慕っていました。
頂上決戦では先陣を切って戦いますが、七武海の集中攻撃を浴びて武器と左足を失い、胸を貫かれる重傷を負い、一時戦線を離脱します。倒れた巨体や、体から出た血で幾度となく海賊団の進撃のを助けます。
中盤ではエースを助けたい一心から力を振り絞り、海賊団全滅を防ぐといった活躍をしました。
8月3日生まれ。38歳。趣味はギャンブルと歴史研究。3つのドクロを海賊旗のシンボルマークとした黒ひげ海賊団の船長。ルフィ達と同じく「最悪の世代」の海賊の一人で、自然系悪魔の実「ヤミヤミの実」の能力者で闇人間です。
全て闇に引きずり込みます。実体に触れている間、能力も引き込まれているので能力者はいかなる能力も使えなくなります。 エースとの決戦場「バナロ島」では街全体を一瞬で飲み込み、闇の引力により圧縮し壊滅させました。
全てを引き込む特性の為、相手の攻撃も能力も痛みも常人以上に引き込んでしまいます。自然系なのにダメージを負ってしまうのが弱点です。
「人の夢は終わらねェ!」と夢とロマンを追い求める豪快な男。「ゼハハハハハ」と笑うのが特徴で、通称「黒ひげ」と呼ばれています。
船長白ひげ、4番隊隊長サッチを殺害した張本人。また2番隊隊長エースを死亡させるきっかけを作った男です。白ひげが唯一「息子と呼べない」と言った男でもあります。
野望の為に「白ひげ」という隠れ蓑に身を隠し、意中の悪魔の実「ヤミヤミの実」の入手するその時を待ち、白ひげ海賊団に数十年も所属していながら無名で過ごします。
その実力は、シャンクスの顔に傷をつけたほど。エースがティーチを追っていると耳にしたシャンクスは、エースの身が危ないと追跡を止めさせるように白ひげに直訴したほどです。
しかし、自分の実力を過信しすぎる傾向があり、敵の攻撃をモロに受けるなど、白ひげに「過信……軽率……お前の弱点だ……」と言われています。
4番隊長サッチがヤミヤミの実を手に入れた事から仲間殺しをしましたが、ティーチは「ハズミ」で殺してしまったと言っています。
闇人間となったティーチは「ある目的」の為、白ひげ海賊団を脱退し、偉大なる航路(グランドライン)を逆走。仲間を集め、黒ひげ海賊団を結成。その後ドラム王国を滅ぼし、「1億を越える首」を探し、力を誇示することによって王下七武海入りを計画します。
「空島」へ向かうルフィに激励の言葉を贈るやいなや、ルフィが1億の賞金首と知り追いかけますが「突き上げる海流(ノックアップストリーム)」に阻まれて取り逃がしました。
その後、エースとバナロ島で決闘し「頂上戦争」を原因を作りました。生け捕りにしたエースを手土産にし、ティーチは計画通り「ある目的」の為、王下七武海の加盟に成功。
海軍本部がエースの公開処刑を決定し、王下七武海を緊急招集。白ひげ海賊団との戦いを控える中、ティーチは王下七武海の特権を駆使し、突如インペルダウンを襲撃します。
Dの血か、カリスマ性も備えており、大監獄インペルダウンでは危険極まりなく歴史上から抹消された大海賊達を多数従えることに成功もしていますが、白ひげ曰く「ロジャーが待っている男は……少なくともティーチ、お前じゃねェ……」とのことです。
「ある目的」とはインペルダウンに捕えられた凶悪犯罪者達を仲間にすることでした。
頂上戦争終盤で、マリンフォードに襲来。もう七武海には用なしだと、その場で七武海脱退を宣言します。
その後、瀕死の白ひげを殺害。黒幕を張り、何らかの処置をして「グラグラの実」の能力を奪い取ることに成功し、闇と地震人間になります。
悪魔の実を2つ食べた人は体が跡形もなく飛び散って死ぬという話もあり、歴史的に前例がありませんでした。
「普通の人間」では不可能な事を可能にしたティーチの体は、マルコ曰く「体の構造が異形」、エース曰く「人の倍の人生を歩んでる」、ルフィとゾロからは「あいつじゃねェ……あいつらだ」と、複数の体を持っているかのことを言われています。
頂上戦争から1年後、マルコ率いる白ひげ海賊団の残党達とティーチの黒ひげ海賊団の大激突、世に言う「落とし前戦争」で勝利します。
白ひげのナワバリを熟知していた黒ひげは、その海域を制覇し、四皇に名を連ねるようになりました。
新世界では能力者狩りしてより強い能力を得るため奮起しています。
ここまで新旧しろひげ海賊団のメンバーを紹介してきました。カッコいい生きざまの白ひげ海賊団。落とし前戦争以来行方不明ですが、また活躍が見たいです!
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