キャビンアテンダントになるには?5分で分かる、仕事内容や年収、条件など

更新:2018.5.1

憧れる人も多いであろう職業、キャビンアテンダント。飛行機で接客などをする仕事とは分かっていても、実際にどうやってなるのかをご存知の方は少ないのではないでしょうか。この記事では、キャビンアテンダントとして働く方法や、実際の業務内容、年収、おすすめの本などをお伝えします。

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キャビンアテンダントの仕事内容、年収は?

attendの意味は動詞で、「付き添う」や「世話をする」の意味です。言葉の意味にもある通り、飛行機を利用するお客様のお世話をするのが主な仕事です。海外ではフライトアテンダントなどと呼ばれています。

キャビンアテンダントの仕事は主に2つ。機内サービスと保安管理です。

1:機内サービス
搭乗客に安心安全な空の旅を過ごしてもらうためのサービスです。飛行機に乗ったことのある方はイメージがつきやすいと思いますが、離陸や着陸時の注意事項の説明から、ドリンクや食事の準備、また新聞や雑誌の配布や毛布の配布や回収など、そのサービスは多岐に渡ります。
お客様一人一人に気を配りながらサービスをおこなうため、フライト時はずっと気を張っていなければいけません。

2:保安管理
保安管理とは搭乗客の安全を守ることです。日常的に機体に異常がないか確認することはもちろんですが、万が一異常があった場合に、お客様の安全を第一に考え、迅速な対応をすることが求められます。
急病人の処置や、天候不順での機内の揺れはもちろんですが、9.11テロのように時としてハイジャックのような不測の事態も起こり得るのが飛行機です。そんなときも、お客様に気を配りながら冷静かつ、迅速に対処しなければいけません。

そんなキャビンアテンダントはクルー同士のコミュニケーションはもちろんですが、パイロットとも密にコミュニケーションを取らなければいけません。キャビンアテンダントとパイロットは1つのチームです。通常は、往復で同じチームがお客様の安全を守るので、ともに搭乗客の安全と快適な旅を演出することを求められます。

搭乗客はもちろん、クルー同士の関わり合いが密なので、キャビンアテンダントとして求められる能力のコミュニケーション能力の比重は非常に高いでしょう。

また、そんな仕事内容に憧れる人も多いでしょうが、やっぱり気になるのが年収ではないでしょうか。

キャビンアテンダントの年収は、平均で420~560万円で、業界や航空会社別の金額は、2018年4月確認時点で、参考サイトより以下のとおりとなっています。

【業種別平均年収】

 

  • 国内大手航空会社 :540万円(中央値)
     
  • 外資系航空会社 :490万円(中央値)
     
  • LCC(格安航空会社):430万円(中央値)
     
  • コミューター航空会社:370万円(中央値)
     

 

【企業別平均年収】

 

  • ANA(全日本空輸):430万円(中央値)
     
  • JAL(日本航空):588万円(中央値)
     
  • スカイマーク:364万円(中央値)
     
  • スカイネットアジア:250万円(中央値)
     

 

あなたはこれを見て、低いと感じるでしょうか?高いと感じるでしょうか?

夢のある仕事だからこそ、しっかりと生計も立てていけるのかを忘れずに考える必要があるのかもしれませんね。

キャビンアテンダントになるには?資格や英語力、条件は?

キャビンアテンダントになるには、それぞれの航空会社の採用試験を受ける必要があります。各社まちまちですが、基本的には「専門卒以上」の学歴が必要。

身長については、明確に何cm以上という条件はありませんが、機内の設計上、荷物棚に手が届く必要があります。手の届く基準が160cm以上となっているので、暗黙的に160cm以下は受けれないという都市伝説的なものが広まっているようでが、必ずしも150cm台の人が受からないという訳でもありません。

それよりも必須なのが英語力となってきそうです。各航空会社はTOEIC600点以上を条件にしているところが多く、これは英検2級程度に該当します。

外資系はさらに水準が厳しく、中にはTOEICで800点以上のスコアを保持している人も少なくないようです。

客室乗務員はコミュニケーションが必須です。そして、どんなお客様がご乗車するかわかりません。そのため、世界共通語と見なされていることが多い英語ができなければ、たとえそれ以外の面で秀でていて入社できたとしても、困るのは自分自身かもしれません。

そして、気になる容姿についてですが、数十年前までは、募集要項に「容姿端麗」と実際に書かれていたようで、かつて応募を考えていた学生たちの大きな壁でした。

第一印象が重要なサービス業ならではの募集条件かもしれませんが、これは、あくまで飛行機が遠い存在だった時代のものです。

今は時代が変わり、格安航空会社も出始め、飛行機はとても身近なものになりました。かつては憧れの存在として演出をする必要があったのかもしれませんが、現在では航空会社がキャビンアテンダントに求めるものも変わってきています。

それは、「身近な存在」になることです。いくら容姿端麗でも、お客様が居心地悪いと感じてしまえばむしろマイナスです。お母さんのように温かみがあり、ちょっとしたことを頼みやすく、安心させる存在。そんな存在が今のキャビンアテンダントには求められることになるでしょう。

これらを踏まえ、キャビンアテンダントになる条件をまとめると以下のとおりとなるのではないでしょうか。

 

  • 学歴:専門卒以上
     
  • 語学:TOEIC600点以上
     
  • 身長:160cm以上が好ましい
     
  • 体重:痩せすぎ、太りすぎは禁物
     
  • 視力:矯正視力1.0以上
     
  • 容姿:身近な存在、清潔感
     

 

男性CAも増えている?採用や年収は変わるの?

日本では、女性の職業と考えられているキャビンアテンダントですが、海外ではよく男性のキャビンアテンダントを見かけます。

実は日本でも男性に受験資格を与えています。そして、年収も男女で区別していません。

ANAでは結果的に、日本人としては、男性キャビンアテンダントの採用実績はないようですが、JALでは、毎年男性の採用もあります。

男性でもなることができるキャビンアテンダントですが、基本的に日本では女性が多数を占める職場です。そのため、女性が苦手という方は、キャビンアテンダントになることはできないでしょう。コミュニケーション不足がお客様の安全に関わるからです。

キャビンアテンダントを目指す方の入門書!『CAになりたいあなたへ: 教えてください!訓練部長』

 

キャビンアテンダントを志すならまず手にとってもらいたい1冊です。

よい意味で、マナーのノウハウ本や、キャビンアテンダントのハウツー本ではなく、著者である中村さんの30数年の歴史がぎっしり詰まったノンフィクション本です。

キャビンアテンダントになる前から、まるで隣に尊敬できる上司が見守ってくれているかのように、学びながら本を読み進めていくことができます。

キャビンアテンダントを目指す人だけでなく、これから社会に羽ばたこうとする方にも、ぜひ読んでもらいたい本作。タメになって、社会人の先輩からの温かいエールを感じられる1冊です。

社内外の交渉をマスターできる1冊!『思わず「YES」と言いたくなる気配りのコツ』

著者
伴美 彩
出版日
2016-01-23

社会人にとって、切っても切り離せないのが交渉ごとです。これは、社内外を問わず乗り越えていかなければならないものです。

交渉ごとは圧倒的に勝っても、圧倒的に負けてもダメ。「WIN-WIN」の関係を作ることが理想です。

どうしたら理想的な「WIN-WIN」の関係を作れるでしょうか。この本は、うまくそんな関係を作れる技術が満載です。

筆者は、相手に心から納得して「YES」と言ってもらうためのポイントは3つあると言います。

 

  1. 相手のニーズを引き出す
     
  2. ニーズを受け入れ、誠心誠意叶える努力を示す
     
  3. 自分のWINを提示する
     

 

分かっているけれど、実際にこのとおりに物事を運ばせることは難しいのではないでしょうか。著者自身が落ちこぼれだったからこそ身につけたという、工夫が感じられる秘伝の技術もたっぷり紹介されていますので、そのノウハウを学んでみてはいかがでしょうか。

夢への原動力、空への憧れをがさらに強くなる!『空の上で本当にあった心温まる物語』

著者
三枝 理枝子
出版日
2010-10-25

空。今でこそ身近になったとお伝えした飛行機という存在ですが、やはり空には夢とロマンが詰まっていると感じる方も多いのではないでしょうか。

そんな世界では、感動的な出来事、素敵な出会いが数多く存在します。その物語は、キャビンアテンダントをはじめとするスタッフの中で密かに語りつがれていました。

それらの夢が詰まった世界の物語を、厳選して33話収載しているのが本作。これを読めば、さらに空の世界へ挑戦する気持ちが増すでしょう。

空の世界を大好きになれる1冊『前略 雲の上より』

著者
猪乙くろ 竹本真
出版日
2017-11-21

物語の始まりは羽田空港。若手写真の桐谷が初出張に旅立つところから始まります……。

出張に飛行機を使う時、空港を楽しもうとする方は少ないのではないでしょうか。多くの人が、そこを通過点の一つとしてしか認識していないかもしれません。

ですが、この本は空港に対して違う視点を与えてくれます。ただの通過点が「楽しみ」の一つになるのです。

それは、展望デッキであったり、飛行機の音、お客様たちの声、空港で働くスタッフの声。

それらが毎日、毎日違う表情を見せてくれることを教えてくれます。そう、空港は生きているのです。

業務中、飛行機の音、空気の流れ、お客様の声などに全身神経を研ぎ澄ませて仕事をおこなう必要があるキャビンアテンダント。それを目指す方にとは、日常のルーティーンに見える世界を新鮮な目で見る視点はが必要なのではないでしょうか。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、全身全霊で空の世界を好きにることが、些細な変化を見逃さない、一流のキャビンアテンダントへの近道になるのではないか、ということが学べる作品です。

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