桂小太郎(かつらこたろう)とは、『銀魂』に登場する人気キャラクター。「狂乱の貴公子」の異名を持ちながら、普段は独特な笑いのセンスで周囲をざわつかせている人物です。 今回は、そんな謎に包まれた桂の面白いエピソードやかっこよすぎるエピソード、さらには壮絶な過去まで詳しく紹介していきます!
桂は、腰まで伸びた黒髪に線の細い体つきで一見すると女性のように見える容姿をしています。幕府に仇名す攘夷志士として、日々攘夷活動に取り組んでおり、常に真選組から目をつけられている存在です。
攘夷派志士の生き残りの貧しい家庭に生まれ、早くに両親を亡くしている桂。質素倹約がモットーであり、基本的に粗食を好む傾向があります。特に好きなものは蕎麦で、エリザベスとよく食べている姿が印象的です。
1巻の「ジジイになってもあだ名で呼びあえる友達を作れ」で天人に狙われていた万事屋の3人を助けた回が初登場であり、以後様々なエピソードで活躍しています。
一人称は「俺」で初対面では常識人のように見えますが、普段からよくボケをかまして周囲から迷惑がられることもしばしば。本人的には狙って言っているのかいまいち不明であり、何事にも全力投球する様子が印象的です。その長髪と名前からみんなには「ヅラ」という愛称で親しまれています。
たまにヒップホップ系のファッションに身を包み、「攘夷がJOY」という独特な歌詞のラップを披露しており、カツラップとしてファンの間でも密かに人気を集めています。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2004-09-03
桂といえば、様々な変装をすることで知られています。そのバリエーションは非常に豊富であり、3巻では海賊姿に身を包み、自らをキャプテンカツーラと名乗っています。ちなみになかなかのイケメンに仕上がっていますよ。
かぶき町にインフルエンザが流行した28巻では、お見舞いにきた桂の顔が某有名ハリウッドスターになっており、本人は「ウイルス・ミス」と名乗るなど、もはや変装のレベルを優に超えてしまっています。
作中ではたくさんの変装をしている桂。変装した際は完全に役に入り込んでいて、狙っているかのようなギャグセンスはさすがとしか言いようがありません。どれもくだらなくて笑えるものばかりなので、ぜひお気に入りの変装バージョンの彼を見つけてみてください。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2004-12-27
桂の変装は、なんと女装にまでおよびます。もともと長髪で体の線も細いため、女装姿はしっくりきており妖艶な雰囲気を醸し出しています。
今ではお馴染みのヅラ子は5巻が初登場回となりました。ひょんな事から「かまっ娘倶楽部」で銀さんと一緒に働くことになり、女性よりも女性らしい立ち振る舞いをしている様子は必見です。
他にも38巻では、家政婦の「エヅラ子」として登場し、某有名家政婦ドラマの役になりきった姿でファンを楽しませています。変装に妄想がプラスされる場合もあり、いつも期待以上の面白さを見せてくれる桂の虜になること間違いなしです。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2008-04-04
23巻では脱獄を計画していた末吉という男の向かいの独房に入れられた桂。末吉は彼が眠っている間に脱走しようとしますが、「ぬ~~~」という独特の寝息、全開の瞼、開きすぎた瞳孔でこちらを見つめる寝顔があまりに恐ろしく脱獄を留まったほどです。他にもありえない体勢で寝ているなど、ぜひ面白すぎる桂をチェックしてみてください。
そんな桂に末吉は、何としてでも目を瞑って寝てもらうために羊を数えることを提案するのですが……。羊を数え始めて、13匹目になろうとした時、彼の妄想の世界に誘われてしまいます。妄想の舞台はなぜか学校。様々な葛藤や試練を乗り越えた一人の女の子の話と羊を数えることがリンクされており、とんでもなく1匹から1匹が長いのです。末吉は無事に脱獄することができるのでしょうか。
自分だけでなく相手にまで妄想を共有させるところはもはや才能といっても良いでしょう。ウザいけど憎めない、そんな桂のことが好きになってしまうエピソードです。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2011-09-02
桂といえば謎の生物であるエリザベスと常に行動をともにしており、2人は切っても切り離せない不思議な関係です。そんなエリザベスとの出会いは3巻に収録されています。かつて攘夷志士としてともに戦ってきた坂本からプレゼントだと言われ、そこにいたのがエリザベスでした。
謎の生物にも関わらず、桂はエリザベスの事を可愛いがるようになり一緒に蕎麦を食べたり生活をともにするようになっていきます。
そして、些細なことから万事屋と桂がペットグランプリで勝負する事になります。相変わらずのドタバタ劇がくり広げられていますが、そのエリザベス愛がよく伝わってくる回です。最後はエリザベスの衝撃的な姿が見られ、その時の桂の何とも言えない表情にぜひ注目してみてください。
エリザベスの魅力を紹介した<『銀魂』エリザベスの意外な9の魅力!謎に包まれた彼?彼女?の正体を暴く!>の記事もおすすめです。あわせてご覧ください。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2012-10-04
46巻では、万事屋がかなり深刻な食料難に陥ってしまい、ペットである定春が見かねて家出をしてしまいます。真選組や始末屋のさっちゃんなど様々な人たちを巻き込みながら物語は進んでいき、もちろん桂も登場するのですが、彼が居たのは軒先。
「必ず俺を見つけてくれる そう信じて2週間前の缶蹴りからずっとスタンバッてました」と自信満々で発言しており、その様子は相当誰かに見つけてほしかったことが伝わってきます。
実は桂は大の動物好きであり、エリザベスはもちろん猫や犬の肉球が大好きで、定春の飼い主になりたいと思っていたようなのですが、スタンバりすぎて体が動かなくなり、医者を呼んでくれと頼み定春に呆れられてしまい飼い主になることはできませんでした。安定のボケキャラの側面が見られるこの回。動物にまで見捨てられてしまう様子は何とも言えない切なさがあります。
また、その前日譚、缶蹴りの回である44、45巻収録の「一国傾城篇」は長篇エピソード。師である松陽先生が絡む回と聞いてずっとスタンバッていたようです。軒先での桂を頭の片隅に入れて読むと、「一国傾城篇」もより楽しめますね。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2005-05-02
桂は長髪で見た目もなかなかのイケメンなので一見モテそうな感じもしますが、恋愛に関しては意外と奥手タイプのようです。未亡人好き(本人いわく、「ネトラレ」好き)という世間では少数派のタイプであり、初恋は幼少期に隣に住んでいた未亡人だそう。幼い頃から好みもブレない人物なのですね。
ラーメン屋を営んでいる幾松とは7巻で初めて顔を合わせました。真選組から逃れようとした時に、ちょっとしたきっかけから幾松のラーメン屋で働くようになります。働くうちに、幾松の夫が攘夷志士に殺された過去を知った桂。自分も攘夷志士の立場であるため、このまま幾松の傍には居られないと決心しました。しかし、義弟たちにより幾松が連れ去られた事を知ると、必死で助けに行くのです。
幾松も全て知った上で彼をかくまっており、2人とも多くは語りませんが互いに「ありがとう」と言い合う姿は何だか良い感じの雰囲気です。その日から幾松のラーメン屋には桂の好物である蕎麦が並ぶようになりました。
お互いに想い合っていると言っても過言ではありませんが、幾松は亡くなった夫が一番大切であり、桂もそれを十分理解しています。相手の幸せを一番に考えられる優しさが伝わってくるこの回は珍しく男前な彼を見ることができますよ。
ちなみにもう一人、桂のお相手として噂されるのが、13巻で攘夷志士としてテレビに密着取材された彼を取材をしていたの花野アナ。取材中に真選組からの襲撃を受け花野アナを抱きかかえながら逃げるのですが、沖田のバズーカにより花野アナを庇った桂は屋根から落下してしまいます。
もちろんいくつもの修羅場を潜り抜けてきた彼なので、逃げる用意は万全です。攘夷志士の仲間だと疑われた花野アナを弁解するため、真選組へ手紙を用意しておいた徹底ぶりはさすがとしかいえません。花野アナは少し彼のことを見る目が変わりましたが、この回には見逃し必須なオチがあるのです。様々なミラクルを起こす桂なので、きっと読んでいて飽きないことでしょう。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2016-03-04
桂は攘夷志士の生き残りの家に生まれましたが幼くして両親を亡くし、お婆に育てられました。幼少期から髪の毛を伸ばして後ろで結っており、可愛らしい容姿です。
家は貧しかったのですが、お婆と仲良く暮らしていた桂。「逃げの小太郎」とも呼ばれている彼ですが、その異名にはお婆からの教えが込められていました。戦は、大将が死んでしまうと終わってしまう。どんなに味方を亡くしても、大将さえ生き残っていれば戦は続く。だから、何としてでも生き残りなさい。
桂はその教えをしっかり胸に刻みました。お婆が居たおかげで前を向いて生きていくことができたのでしょう。
そんなお婆が天国へ旅立ってしまい一人になったことで養子縁組の話も出ましたが、全て断り幼くして桂家の当主になることを決心したのです。洗濯、掃除などの家事全てを一人で行い、武士として生きていく覚悟を決めた姿に思わず目頭が熱くなってしまいます。臆病だった少年は強い心を持った立派な武士へと変貌を遂げていきました。
ボケキャラが定着している桂ですが、幼少期の壮絶な過去を知ると誰よりも強い心を持っているのだと思えますね。壮絶な過去を乗り越えたからこそみんなから愛されるキャラクターとなっているのでしょう。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
桂と銀さんの関係ははっきりとは明かされていませんが、お互いに無くてはならない存在であり、多大な信頼を寄せているのだと考えられます。
「紅桜篇」の12巻では、「銀時、お前は変わってくれるなよ」「ヅラ、お前が変わった時は俺が真っ先に叩き斬ってやらぁ」という会話をしており、2人には己の信念を貫き真っ直ぐに生きるという共通認識があるのではないでしょうか。幼少期から攘夷戦争もともに経験し、楽しいことも辛いことも一緒に感じながら生きてきた彼らだからこそ、言葉では表せない絆で繋がっているのです。「紅桜篇」での互いに背中を預ける戦い方がそれを表しているといえるでしょう。
桂と銀さんは互いが協力しながら敵に立ち向かっていく描写が多く、真選組などの他のキャラとは少し違った特別感があるように思えます。今は過激派攘夷志士となった高杉とも、かつては同じ苦労を分かち合ってきた盟友です。変わってしまった高杉のことを今でも仲間だと思っており、仲間同士の絆を大切にする様子が伝わります。
桂にとって、幼少期に同じ師の元で剣術だけでなく生き方までともに学び成長していった仲間達の存在は非常に大きいものだと言えます。当時培った信念は現在も変わることなく心の中にあるのでしょう。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2005-08-04
普段の戦闘シーンでは時限爆弾をよく使用している桂ですが、幼少期から銀さん達とともに剣術を習い、その腕は相当なものであると言われています。運動神経が良く動きが素早いことから8巻、9巻の忍者回では始末屋のさっちゃんから「忍者にもひけをとらない」と言われたほどです。ちなみにこのエピソードは相当なギャグ回ですが、その素早さが戦闘にも生かされていると思いながら読んでみてくださいね。
ボケキャラながら人をまとめるのが上手であり、攘夷志士達にも慕われている存在です。敵をよく見ており、がむしゃらに戦うだけでなく引き際も分かっているところは桂の戦術の強みであると言えますね。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2006-02-03
11巻~12巻の「紅桜篇」は『銀魂』の初めての長篇エピソードであり、アニメでも実写でも映画化された人気回となっています。
突如江戸に辻斬りが出没し、狙われた桂は行方不明に。敵の正体は、高杉率いる「奇兵隊」の一員である岡田似蔵。万事屋の3人は桂一派とともにその行方を探すため、奇兵隊の船に乗り込みます。
エリザベスが高杉によって真っ二つに斬られてしまいますが、なんとその中から桂が現れます。みんなには死んだと思わせておいて、密かにその時をじっと待っていた桂は、仲間たちに迷惑がかからないよう、一人で高杉一派と決着を付けようとしていたのです。そしてその時にあることがきっかけでトレードマークの長髪が短髪になり、今までとはまったく印象が変わりました。
高杉も銀さんと同じく、桂にとっては幼少期をともに過ごした仲間でしたが、今ではすっかり過激派攘夷志士になってしまい、昔の面影はありません。師である松陽を奪ったこの世界を壊そうとする高杉に対し、江戸には大事なものができすぎたという桂。銀さんたちとの日々のドタバタ劇は、彼にとっていつしかかけがえのないものになっていたのでしょうね。
仲間たちを先に逃がすために、桂と銀さんは2人で高杉一派と戦います。互いに背中を預けて戦う姿は、かつてともに攘夷戦争を戦い抜いた頃に重なります。当時は味方であった高杉と戦わなければならないのは皮肉以外の何物でもないでしょう。己の護るもののために必死で剣をふるうその姿は読んでいて自然と涙が溢れてきてしまいます。
この回は銀さんたちの過去も少し明らかになっており、他では見られない短髪の桂も見ることができる貴重な回です。読んでみて彼の新しい魅力を感じてみてくださいね。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2010-01-04
真選組局長である近藤とは敵対する関係にありますが、何だかんだ一緒になるエピソードが多く二人のやりとりのテンポも良いことから、意外と相性が良いのではないかと言われています。
32巻の「かぶき町野良猫ブルース」では、猫になった桂と銀さん、一人だけゴリラになってしまった近藤がともに行動します。容姿が変わるどころか人間ですらなくなってしまったため、周囲の人達に認識してもらえず3匹が試行錯誤する様子は非常に愉快です。
ついさっきまで桂を追っていたはずの近藤は、「良かったー!仲間が居たんだな!もう桂でもいいや」と、ゴリラになって猫の桂に親しみを持つようになります。二匹とも語尾が「ニャン」と「ゴリ」になり、この状況でもいちいち楽しそうにしているのはさすがです。
銀さんは二人のツッコミ役にまわっていて、どのシーンでもいちいち笑えます。桂と近藤はボケキャラが被ることも多く、似ているところが多い二人です。何だかんだで相性は抜群のような気がしますね。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2015-06-04
59~61巻の「さらば真選組篇」では近藤とともに黒縄島という牢獄に入れられてしまう桂。万事屋、真選組、桂一派が全員協力して彼らを助けにいくドキドキの展開です。
この回では、初めて桂と近藤が共闘する様子を見ることができます。近藤を護るために仮死状態の薬を差し出すのですが、そこには真選組局長である彼に何としてでも生きてほしいという想いが込められていました。
近藤を庇って見廻り組からの攻撃を受けた際は、「俺を置いて逃げろ」という桂に対し、近藤は「もう一杯飲みてェ仲間ができちまった」と返しています。最後まで二人で戦い抜こうとする様子は、互いを信頼して認めたということの表れですね。
今までは敵対しており、決してともに戦うことのなかった二人が必死に目の前の相手と戦う姿を見て感動しない人はいないのではないでしょうか。「さらば真選組篇」は、主要キャラクター達が協力して敵に向かっていく、今までの『銀魂』では考えられないようなシーンが多い回となっています。また桂は長髪を一つに結っており、まるで攘夷戦争時代を彷彿とさせるビジュアルも見どころの一つです。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2016-03-04
63巻では、春雨第四師団の猩覚(しょうかく)と桂の対決が見られます。体の大きさや力では明らかに猩覚が勝っていますが、彼はこの戦いで今まで見せたことのない程の強さを発揮することになりました。
猩覚と互角の戦いをくり広げ、「逃げの小太郎」と呼ばれていた男の面影はどこにもありません。
護りではなく完全に攻めの攻撃をしており、その様子はまさに野獣。自らの左腕を盾にして惺覚に向かっていき、この戦いに終止符を打とうとします。敵である猩覚もそんな様子を見て桂に心を動かされ、最後はお互い武器を持たず己の体で勝負をします。線の細い人物だということは先ほどもご紹介しましたが、ひと肌脱いだその姿に圧倒される読者が続出することでしょう。逃げることを辞めた桂は想像のはるか上をいく戦い方をしています。手に汗握るこの対決のラストは、ぜひご自身の目で確認してみてくださいね。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2004-04-02
5位:
「エリザベスがまだ食べてるでしょぉーがァ!!」
(『銀魂』17巻より引用)
ゲームを買うために徹夜して並んでいた桂とエリザベス。彼は待ち時間対策のためにコタツと鍋を持参する徹底ぶりでしたが、店員から迷惑だと言われ、強制的に撤去させられた際のセリフです。エリザベス想いなのはよく分かりますが、さすがにコタツに鍋は斜め上を行く発想ですね。
4位:
「高杉 俺はお前が嫌いだ 昔も今もな
だが仲間だと思っている 昔も今もだ」
(『銀魂』12巻より引用)
「紅桜篇」からの名言です。たとえゆく道は違っても、仲間であることは変わりないという、かつての盟友だった高杉を思う桂の切実な想いが込められています。高杉のことを本当に大切に想っているのでしょうね。
3位:
「この世に未練があったものでな 黄泉帰ってきたのさ
かつての仲間に斬られたとあっては死んでも死にきれぬというもの」
(『銀魂』11巻より引用)
こちらも「紅桜篇」でのセリフです。死んだふりをしていた桂がようやく姿を現し、高杉に言ったセリフです。言葉自体もとても心に刺さるものですが、いつもと違う短髪姿ゆえにかっこよさが倍増しています。
2位:
「この国を護るために俺に力を貸してくれ」
(『銀魂』59巻より引用)
「さらば真選組篇」で、ともに牢獄に入れられていた近藤に向けたこのセリフ。国を護るため、敵である近藤とともに戦うことを決めた桂の信念が込められています。
1位:
「ヅラじゃない桂だァァ!!」(『銀魂』1巻より引用)
ベスト1はやはりこのセリフでしょう。桂といえばこのセリフと言っても過言ではない程ファンの間でも浸透していますね。作中では、変装によって「〜じゃない〜だ」の部分のみ残して変化することもしょっちゅうであり、ギャグ回でもシリアスな長篇でもなぜかしっくりきてしまう不思議なセリフです。