アニメーターになるには?5分でわかる、仕事内容や収入、有名人など

更新:2018.5.31

絵を描くのが好き、アニメが好き、だからアニメーターになりたい!と思ってもどうすればなれるかや、具体的な仕事内容はわからないという方も多いのではないでしょうか。 この記事ではそんな方の疑問を解消するために、アニメーターの仕事、年収、なるためには何をすればよいのか、参考となる書籍をご紹介します。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena

アニメーターとは?仕事内容、収入は?

アニメーターはアニメーションの基本となる絵を描く仕事です。アニメーションは滑らかに動くように膨大な枚数の絵が必要で、アニメーターの仕事はそのわずかに違う絵を一枚一枚描いていくことです。通常は、絵と絵の間のコマを書いていく仕事から始まり、力をつけていくと原画を描く作業を行っていきます。さらに能力を伸ばせると、その両方をチェックする作画監督という職につくことも可能です。

フリーランスで働く方が多いのがアニメーターの特徴。給料は基本的には歩合給となる場合が多く、絵1枚当たりの単価で報酬が決まります。しかし、その単価はとても安く、動画は1枚当たり150円〜250円程度であり、原画であれば1枚当たり2,000円〜2,500円程度となっています。

新人のうちは月に10万以下しか稼げない人が多く、とても厳しい世界で有名です。下積みを乗り越え、原画を描いたり、作画監督までなることができれば、アニメーターとして食べていくことができるでしょう。

 

アニメーターになるためには?進路や業界の現状、将来性について

アニメーターに資格や学歴は必要ありません。ただし、絶対に必要な能力が一つだけあります。それが画力です。自由に描くことよりも、デッサンや画面構成力が求められるのが、このアニメーターという仕事の特徴でもあります。画力をつけるために、専門学校や美術大学で学び基礎スキルをつける方が多いです。基本的にはスキルを学校で身につけてから、アニメ制作会社やプロダクションに就職し、アニメーターとして働き始めます。

しかし、一人前になるまで非常に長い下積みが必要です。そのため、20代前半を採用の条件としている企業も多くあります。アニメーターを目指すのであれば、早めに行動するのがよいでしょう。

また、労働環境が決して恵まれているとは言えないのもアニメーターの現実です。そのため、志半ばで辞めていってしまう人も少なくありません。それでも、実力さえつけば大きな仕事も任されるようになり、少しずつ年収もアップしていくでしょう。長い下積みへの覚悟は必要ですが、絵を描くことが本当に好きな方にとっては、好きなことを仕事にできるだけでとても魅力的ではないでしょうか。

アニメーターとして活躍する有名人をご紹介!

実際にアニメーターとして活躍している方にはどんな有名人がいるのでしょうか。現在活躍しているアニメーターのほんの一部をご紹介します。

 

  • 磯光雄
    高校卒業後にアニメ業界に入り、スタジオ座円洞に入社しました。現在はフリーランスで活躍しており、『ゲゲゲの鬼太郎』、『新世紀エヴァンゲリオン』、『るろうに剣心』、『ファイナルファンタジー』など数々の有名作品の原画を手がけ、なかでも「電脳コイル」の監督として知られています。

     
  • 庵野秀明
    映画『シンゴジラ』の総監督の庵野秀明さんも、もともとアニメーターの出身です。『風の谷のナウシカ』や『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』、『OVAメガゾーン23』等の作品に参加しています。監督として有名なのは何と言っても「新世紀エヴァンゲリン」シリーズでしょう。代表作としても知られており、数々の受賞歴もあります。

     
  • 市川崑
    子供の頃に見たディスニーのアニメーション映画に憧れ、J.O.スタヂオのトーキー漫画部に入りアニメーターになった人物です。ミッキーマウスやシリーシンフォニーなどのフィルムを借りて一コマ一コマ入念に研究したそう。1936年に脚本、作画、撮影、編集をすべて一人で行った6分の短編アニメ映画『親説カチカチ山』を発表しています。

     
  • 宮崎駿
    有名な宮崎駿も実はアニメーター出身。学習院大学を卒業した後、アニメーターとして東映動画に就職し、動画を手がけていました。

    もともとは漫画家を志しており、漫画家の夢を諦めきれずにいましたが、ソ連制作長編アニメーション映画の「雪の女王」に感動し、一生アニメーションの仕事に従事すると決心。それからは、『ガリバーの宇宙旅行』のラストシーンを自らのアイディアで変更するなど当初から才能を開花させ、当時同じく東映動画に所属していた盟友・高畑勲と『太陽の王子 ホルスの大冒険』を制作しました。

    その後は、みなさんがご存知のように監督になり、ジブリ作品を生み出し、日本を代表するアニメ監督になりました。これだけ有名な宮崎駿もアニメーター出身と聞くと勇気が湧きますよね。

 

ひとりでできる?基本の教科書!

著者
おかだ えみこ
出版日

アニメーターになるための基礎知識・仕事内容をわかりやすく解説しています。アニメーターを目指す方にとっては教科書となる一冊でしょう。この本の特徴は、アニメのことを一から十まで教えてくれる点です。アニメの歴史から始まり、アニメの基本原理、アニメ作画の仕組みやストーリー、キャラクター作りまで詳しく解説されています。

どんなことを学んでおくべきかも記載されているので、アニメーターを目指す準備として、絶対に読んでおきたい内容となっています。項目ごとに内容がまとめられているので、知りたいことをすぐに探すこともでき、読み返すときにとても便利です。

アニメ、そしてアニメーターの世界の基礎の基礎を知ることができる一冊。まずこの本から夢への一歩を踏み出してはいかがでしょうか。

デザインテクニックが満載!

著者
羽山淳一
出版日
2014-07-31

この本ではアニメキャラクターを描く上でのテクニックが細かく解説されています。先ほどの『ひとりから始めるアニメのつくり方』を基礎編と呼ぶなら、こちらは実践編とでも呼ぶべきでしょうか。

実際のアニメキャラクターや、基本的なデザインテクニック、笑顔、歩き方、走り方、振り向き動作から、フレームイン、フレームアウトの細かいテクニックまで、ありとあらゆるテクニックが網羅されています。

キャラクターのポーズ集まで解説されているので、実際にキャラクターを書いていて壁にぶち当たった方や、主人公以外のキャラクターがなかなか決まらない方にとっても絶対に参考になること間違いなしの本です。

自分はどんなキャラを書きたいのか、どんなアニメを書きたいのかや、どんな画風であれば得意なのかなど、この本を読むことで多くのヒントが見つけられるはず。アニメーターを目指す方であれば1冊持っておいて損はありません。

アニメーターの現場を体感できる本!

著者
大塚 康生
出版日
2013-04-10

この本は大塚康生が作ったアニメの舞台裏が詳しく解説されています。アニメーターになったきっかけや、実際に作成したアニメである、『太陽の王子 ホルスの冒険』、『ルパン三世』、『未来少年コナン』などの作成秘話や苦労話、そして実際に放映されるまでを、現場の視点で体感することができるとても貴重な本です。

特徴は、生の現場感を体験できる点です。実際の有名なアニメーターの苦労話から成功話まで体感できることはアニメーターを目指す方にとっては、きっと大きな財産になるでしょう。アニメーションの基本的なことから、ヒットが出る構造まで詳しく解説されています。アニメーターを目指す方や、現在アニメーターの方で作画監督を目指している方にとっても参考になること間違いなしです。

もっと見る もっと見る