本作の女性キャラのなかでも、強くて美しい彼女。その穏やかな見た目とは裏腹に、怒ると男でさえ黙らせてしまう迫力の持ち主です。今回はそんなお妙の魅力や、ダークマターと呼ばれている料理の腕前まで、詳しく紹介していきたいと思います!
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2004-11-04
新八の実の姉であり、周囲からは「お妙」「お妙さん」などの愛称で親しまれています。一見すると優しそうな美女ですが腹の中はなかなか黒く、1度怒らせてしまうとしばらく手がつけられなくなるほどです。
着物を着て、髪をポニーテールにしている姿が印象的。父の遺した道場の復興のため、現在はキャバクラ嬢として働きながら一家を支える大黒柱です。姉弟で「新ちゃん」「姉上」と呼び合っている様子を見た銀さんからは、ブラコン呼ばわりされているキャラでもあります。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2013-07-04
美女でコンプレックスなど微塵もないように見える彼女ですが、胸に関しては控えめなサイズ。それを本人は異常なまでに気にしています。
50巻では女体化した近藤や沖田を見るなり、鬼のような形相で彼女ら(?)の胸を握りつぶそうとする恐ろしい一面を見せました。お妙の前で胸の話は絶対にしてはいけませんね。胸が絡むと別人のようになる彼女は必見ですよ。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2008-07-04
彼女は『銀魂』キャラのなかでも、ダントツで壊滅的な料理の腕を見せてくれます。得意料理は卵焼きと本人は言っていますが、その見た目は真っ黒。ダークマターと呼ばれているほどです。
その料理を食べた者は体調に不調をきたしてしまうので、周囲からは恐ろしい料理として認識されています。たとえ火を使っていなくとも、なぜか握っただけで料理が黒焦げになってしまうこともザラ。一体どんな技を使っているのでしょうか。
24巻では、新八が男になろうとしていると勘違いしたお妙が、こんにゃくを差し入れます。
こんにゃくは真ん中に切れ込みが入れられており、おまけにローションまで付いている驚きのセットメニュー。これは、もはや料理とは言えません。
ですがここで注目していただきたい事は、メニュー内容ではありません。どんな料理もダークマターに変身させてきたお妙が、こんにゃくだけは普通に茹でることができているではありませんか!驚きです。
お妙の料理については作中でいくつか取り上げられているので、ぜひその恐ろしさを確かめてみてくださいね。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2013-05-02
上でも書きましたが、キレると別人のようになる豹変ぶりは必見です。
49巻で新かぶき町四天王として君臨することになった、お妙。しかも他の3人は代理で参加していたため、真のかぶき町四天王はお妙ただ1人です。
以前、自らをかぶき町の女王と名乗っていることもありましたが、女王というよりは魔王のほうがしっくりきそうですね。
そんなお妙は戦闘力も並はずれています。
武器になぎなたを使うこともありますが、ほとんどの場合は自分の拳で相手を倒します。銀さんや近藤も1発でノックアウトされるほどで、どれだけ強いかは一目瞭然。お妙は主に、ギャグパートでその戦闘力を発揮していますが、その見た目とのギャップに驚くこと間違いなしですよ。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2005-05-02
新八が銀さんの下で働いているので、お妙は銀さんと関わることが多いです。時折夫婦同然のような関係性を見せていることもあり、2人のカップリングを望んでいるファンも数多くいるほど。
7巻では記憶喪失になった銀さんが目を覚ました際、思わずお妙は顔を赤らめています。彼女は目と眉毛の距離が近い人がタイプらしく、この時の銀さんは記憶喪失によって顔がやや変化。その結果、彼女のストライクゾーンにぴったりハマったのでしょうね。
また11巻の「紅桜篇」では互いに「かわいくねー女」「馬鹿な男(ひと)」とつぶやいており、ファンの間で大いに盛り上がりを見せました。
謎が多い2人ですが、何だかんだ銀さんといる時のお妙は自然体のように感じます。
銀時については<『銀魂』坂田銀時の意外な14の魅力!モデルや身長、正体、ヒロインの考察も>で紹介しています。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2015-06-04
真選組局長である近藤がお妙のストーカーというのは有名な話。彼女にとってストーカーは日常の一部となっているので、完全にデフォ化しています。そんな近藤への扱いの酷さは、もはや『銀魂』名物と言ってよいでしょう。
54巻では、お妙の家の床下に隠れていた近藤が、彼女に顔を踏みつぶされ血まみれになっています。これだけ酷い扱いを受けてもめげない近藤に、いつか彼女の心が動かされてもおかしくないと思うのですが……。
しかし59巻では珍しく、彼女の近藤に対する想いが少し伝わる回となりました。
徳川茂々の亡き後、将軍になった喜々。その振る舞いは傍若無人であり、キャバクラでともに働く仲間が傷つけられてしまいました。そんな様子を見て我慢ができなくなったお妙は、怒りをぶつけます。
その際、喜々に向かって「あの人はこんな事しない」と発言しています。あの人とは、もちろん近藤のこと。彼のことを本当に信頼していないと、この言葉が出ることはないでしょう。お妙の彼に対する気持ちがここまで明確に描かれたのは、この回が初めてとなりました。
これまで何度もストーカー被害に遭っているお妙ですが、少なくとも彼の人間性には少し惚れている部分もあるのかもしれません。いつかお妙の好きな人が近藤になり、2人が恋に落ちる日が来るとよいですね。
近藤については<『銀魂』近藤勲の10の魅力!ストーカーゴリラは、実はイケメン?>で紹介しています。あわせてご覧ください。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2012-10-04
尾美一は、お妙や新八が幼少期の頃から道場に通っていました。2人は彼を「オビワン兄さん」と慕ってともに過ごした、幼馴染です。お妙にとっては兄のような存在であり、初恋の相手でもありました。
46巻で宇宙放浪から帰ってきた尾美一と再会した彼女は、まるで恋する乙女のよう。しかし尾美一にはある秘密があり、彼女は重い決断をしなければならなくなります。
かつての初恋相手である尾美一の事を信じたい気持ちと、そうでない気持ちが交差してしまう彼女。このエピソードは幼少期のお妙を見ることができ、また非常に感動する要素が詰まった回となっています。
- 著者
- 空知 英秋
- 出版日
- 2006-07-04
名前に似合わず九兵衛は女ですが、幼いころから男として育てられたこともあり、お妙に熱烈な恋をしています。その勢いのまま、13巻の「柳生篇」で強くたくましく成長した九兵衛は、お妙のファーストキスを奪ってしまうのです。
お妙は九兵衛のことを幼馴染としか見ることができず結ばれることはありませんでしたが、お互いの気持ちを伝えあった2人は、普通の女友達として仲良くなります。本当の絆で結ばれ、今まで以上にお互いを信頼している様子がよくわかります。
お妙は魅力がたくさん詰まった人なので、九兵衛が惚れてしまうのも納得してしまいますね。何が起きてもどっしり構えている彼女は本当に強い女性なのです。
最後に、作中からお妙の名言をご紹介させていただきます。
3位
「ケツ毛ごと愛します」(『銀魂』2巻より引用)
近藤がお妙に恋をするきっかけとなったのがこのセリフです。お妙は社交辞令で言ったつもりでしたが、まさか本気にされるとは思ってもみなかったでしょう。
しかし、この言葉が無ければ近藤がストーカーになっていなかったかもしれないと考えると、2人を語る上で絶対に外せないセリフです。
2位
「あの人どんなに潰しても立ち上がってくるの
もう私も疲れちゃった 全て終わらせてくるわ」
(『銀魂』3巻より引用)
こちらも近藤に対してのセリフです。真選組と万事屋が花見の場所取りで揉めてしまい、決着をつけるために互いに勝負することになったのですが……。このセリフからお妙と近藤、どっちが勝ったのかはおおよそ判断が付くのではないでしょうか。
1位
「素顔もさらせない人に私のパンツはやれないわ
欲しけりゃずっ裸で正面から挑んできなさい
心までノーパンになってね」
(『銀魂』4巻より引用)
お妙のパンツを盗んだ犯人へのセリフです。犯人にこんな男勝りな言葉がいえるのは彼女だからですね。きっとみんな、彼女に惚れてしまうこと間違いないでしょう。
いかがでしたか?可愛いくて綺麗なだけじゃない、お妙の意外な一面が知れたのではないでしょうか。今回の記事で興味を持った方は、ぜひ『銀魂』を読んでみてください!