【第16回】つぶやきシローのつぶやき読書/不機嫌はそれ自体が「罪」である

【第16回】つぶやきシローのつぶやき読書/不機嫌はそれ自体が「罪」である

更新:2021.11.29

小説家としてもデビューをしているつぶやきシロー。しかしどうやら、読書に対してはかなりの抵抗があるらしい。彼に「おもしろい本と出会って読書の楽しさを知ってほしい」と考えたホンシェルジュ編集部は、半強制的に何冊かの本を渡しました。さて、つぶやきシローは何を思うのか。包み隠さず感想をつぶやいてもらう連載です。 第16回は、技術で気分をコントロールできる⁉身につければ、きっと職場でも家庭でも生きやすくなる本を読んでもらいました。

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赤ちゃんは不機嫌でも許されていいな~

記念写真は撮りたくない派です。
大勢で集まり、「もうちょっと詰めて!」「真ん中の列の人は中腰になろうか」「ハイ、チーズ」「もう一枚行きまーす」ってこの一連の時間が好きではない。

ぐだぐだ移動して、あの中腰のままじっと待っている辛さ。当たり前のように2回シャッターをきるし。今はデジタルで画面ですぐに確認できるじゃん。昔のカメラは撮れてるかどうかその場ではわからなかったから、念のため2回撮ってたけど、もう1回でいいんだよ。1回で終るの寂しいのかな? 撮る方も撮られる方もやった気しないのかな? せっかく集まってシャッター1回で終るのもね~って? いいの1回で!

あの記念写真って、「僕は大丈夫です」って断わっちゃダメなの? そういう人今まで見たことないけど、あ~あ面倒臭いなって思いながら並んでる人結構いると思う。でもそれ言うの勇気いるよね。お客さんが1人もいないコンビニに入って、何も買わずに出てくるくらい勇気いるよね。

仕事終わりにタレントから言われる「スマホで一緒に写真撮ってください」も断るのに勇気いるね、って言うか断らないけどね、変な感じになると嫌だから。
しかも撮った後、「ブログにあげていいですか?」って、「嫌です」って言ってこない前提で聞いてくる。言ったもん勝ちかよ! そのブログで広告収入を得てるんだろ! いろんな有名人とタダで撮ってもらって。だからブログやっている者同士で撮ればいいんだよ。利用されるのは誰でも嫌でしょ。でもこういうこと言ってると、ケチとか心が狭いとか言われちゃうんだよね。泣き寝入りだよ!

タイトル「不機嫌は罪である」

著者
齋藤 孝
出版日
2018-05-10

だって不機嫌になるでしょ、こっちが悪いの? 罪になるの? そりゃないよ、齋藤先生~。
齋藤先生とは、一度番組で面識があって、物腰が柔らかく人格者だな~って印象。頭いい人の文章は読みやすいね。分かりやすくてスラスラ読めた。声に出してまでは読まなかったけど。

いるよね~不機嫌な人。ただ不機嫌なだけじゃなく、俺は今不機嫌だからなアピールしてくるんだよね。ほんと周りの空気を悪くするね。あんまんの餡でやけどしちゃえって思うね。

自分が遅刻してきたくせに、自分が一番怒っている人って、あれ何なの? ずっとイライラして不機嫌なんだよ。こっちが遅刻に対して文句言いたいのに本人が怒っているから何も言えない。攻撃は最大の防御だね。

「私、朝はいつも機嫌悪いから」って、何の宣言だよ。直す気配もない、ただの自己中。玄関でブーツ履いてから忘れ物に気付けばいいさ。

不機嫌な人って、周りがあの人不機嫌って思ってるほど、本人はそこまで不機嫌じゃないらしいので、治まるまでほっとけばいいかもね。どうせ腫れもの扱いだしね。特に上司の不機嫌はね。

でもたまにそこに立ち向かう恐れしらずの勇者が現れるよね。不機嫌を撒き散らす上司も空気読めてないけど、ある意味この勇者も空気読めてないよね。混ぜるな危険はみんなの興味を引くよね。

ところがどうでしょう、部下である勇者が、上司の不機嫌を知ってか知らずか、質問攻めしているうちに、上司の機嫌が良くなったりするよね。スタンディングオベーションだよ。本の中でも、不機嫌な上司に質問してみると、しゃべっているうちに意外と饒舌になって上機嫌になると書いてある。上司の方も、引くに引けなくて、そのキッカケまちだったのかもね。どっちにしてもめんどくさいね、上司って。イメージだけど、席に帰るタイミングくれない上司いるよね。

会社で不機嫌な人がいるのは嫌だけど、家だともっと地獄だよね。特にお母さんの不機嫌は勘弁してほしいね。お父さんが勝手に高い買い物したとか、子供の学校の成績が悪いとか、隣近所のいざこざとか、不機嫌分子が蔓延してるから、いっつも不満ばっかり言って不機嫌なイメージだね。でも美容室行ってパーマあてて帰ってくると、ルンルン気分だね。

あと、不機嫌を解消する方法も紹介している。呼吸の整え方や筋トレ。昔、不機嫌だなって自分で自覚したら、鏡を見て無理やり笑顔にしてみると、不機嫌が治るって聞いたことがあるけどね。

さらに温泉に行こうって書いてあるね。確かに温泉に浸かっているのに不機嫌な人はいないね。バラエティー番組の熱湯風呂以外は。

あと、甘いものを食べるのもいいかもね。不機嫌にチョコレート食べてる人いる? バレンタインでチョコを受け取ってもらえなかった女子はそうかな。でもだいたい幸せそうな顔して食べてるよね。

不機嫌は、すぐ伝わるし、周りのパフォーマンスも下げるし、みんなの身体によくないから、やっぱり罪だね。「不機嫌ハラスメント」だよ。
最後は上機嫌を身に着ける作法を紹介しているので、ネガティブなまま終わる本ではないです。

僕の文章力では、この本の素晴らしさを伝えきれませんでした。でも、もし著者である齋藤先生が、僕のこの原稿を読んで、「本を全然紹介してくれてないじゃないか!」って不機嫌になることがあってもそれは罪なので、怒られないと確信した僕は上機嫌です。


連載第1回を読みたい方はコチラ。

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この記事が含まれる特集

  • つぶやき読書

    お笑い芸人のつぶやきシローさん。小説家としてもデビューをしています。しかし、「本を1冊読むのに数ヶ月かかることもある」など、読書に対してかなりの抵抗があるらしい。「おもしろい本と出会って読書の楽しさを知ってほしい」と考えたホンシェルジュ編集部は、半強制的に何冊かの本を渡しました。さて、つぶやきシローは何を思うのか。包み隠さず感想をつぶやいてもらう連載です。隔週金曜日更新!

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