漫画『シティーハンター』登場人物の名言をネタバレ!獠、かおり、海坊主…

更新:2021.11.17

大ヒットしたハードボイルドアクションコメディ。そんな本作『シティーハンター』には魅力的なキャラクターが多数登場します。主人公の獠を筆頭に、ヒロインの香や、ライバルの海坊主、妖艶な冴子などなど……。挙げたらキリがありません! 2019年2月には、なんと新作アニメ映画も公開。かつてのキャスト・スタッフが再集結した力作となっているのです。そんな映画の公開も迫る『シティーハンター』の登場人物について、名言を中心にご紹介しましょう。 本作はスマホアプリから無料で読めるので、そちらもぜひ!

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漫画『シティーハンター』は強者揃い!2019年2月にはアニメ映画化【あらすじ】

 

この世界には、社会の裏で活動する始末人(スイーパー)という職業があります。彼らはボディガードから暗殺までこなす、汚れ仕事のエキスパートです。本作では通称「シティーハンター」と呼ばれる裏社会屈指のスイーパー・冴羽獠が、新宿を舞台としてキザに、華麗に活躍していきます。

そんな彼の欠点は、ただ1つ。美女に弱いということです。依頼人は美女に限って受け付け、スケベな行為におよぼうとすることも、しばしばあります。それを戒めるのが「シティーハンター」の相棒・槇村香です。大げさすぎる巨大ハンマーで制裁を加えるのが、本作の名物でありお約束。

本作には獠をはじめとして、名のとおった同業者の登場人物が何人も登場します。そもそもスイーパーとは命懸けの職業なので、有名になるくらい長年続けているという事実だけで、その技量の凄まじさがわかるようになっているのです。

著者
北条 司
出版日
2003-12-15

『シティーハンター』は1985年から1991年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、北条司の作品です。ハードボイルドとおちゃらけコメディを融合した、アクション漫画の傑作。複数回のテレビアニメ化やスペシャル番組、さらにはアニメ映画から実写映画、ドラマまで作られた大人気作です。
 

実写映画やドラマは香港、中国、韓国、フランスでも制作され、そこからワールドワイドな知名度を誇ることが窺えます。

また2019年2月8日には、オリジナルキャストとスタッフが再結集した新作アニメ映画『劇場版シティーハンター/新宿プライベート・アイズ』が公開。同作にはシリーズのレギュラーキャラはもちろん、客演として同じく北条作品である『キャッツアイ』から主人公の美人怪盗姉妹・来生三姉妹が登場することも予告されています。

今回は新作アニメ映画に向けた予習として、不動の名作『シティーハンター』の登場人物と、その名言をおさらいしていきましょう!ちなみに出典元は、ジャンプ・コミックス版です。

 


『シティーハンター』とそのパラレルワールドを描いた『エンジェル・ハート』について紹介した<『エンジェル・ハート』5分でわかる『シティハンター』との違い!打ち切りから生まれた?【完結作品・ネタバレあり】>の記事もおすすめです。

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冴羽獠:「だからこそ オレのような男が要るのさ」

冴羽獠:「だからこそ オレのような男が要るのさ」
出典:『シティーハンター』2巻

本編の主人公にして、「シティーハンター」を名乗る凄腕の始末人(スイーパー)。

年齢は30代前半(曖昧なのは前半生が不明なためで、本人も知りません)。身長186cmの筋肉質な体型で、スポーツ万能です。愛銃コルト・パイソン357で、精密射撃もこなす超一流のガンマン。

彫りの深いイケメンなのですが美女にめっぽう弱く、「もっこり」と称するスケベな言動が、ハイスペックをすべて台なしにしています。

彼は主人公なだけあって、名言がもっとも多いキャラ。なかでも印象的なのが、こちら。

あいつはおたくが手を汚す程の値打ちもない 
だからこそ オレのような男が要るのさ……
(『シティーハンター』2巻より引用)

身内を殺された依頼者に言った台詞です。依頼者に代わって手を下す、スイーパーという仕事がよくわかる名言でしょう。

 


本作の主人公・冴羽獠の魅力を紹介した<漫画『シティーハンター』冴羽りょう6の事実!名言や過去、愛車…かっこいい>の記事もおすすめです。

 

槇村香:「あたしがそれを少しだけうめてあげる」

 

本編のヒロインにして、始末人「シティーハンター」の一員。獠の家族兼相棒として活動しています。

勝ち気な性格と粗暴な言動(親しい人間に対してのみ)から、獠に弟分扱いされていますが、作中に登場する美女に勝るとも劣らないスタイルのよい女性です。実は、かなりの美人でもあります。

 

著者
北条 司
出版日
2003-12-15

 

獠ほど荒事に向かないため、雑事と依頼人のケアを担当することが多い彼女。射撃はまったく駄目なのですが、それは彼女への配慮から、獠が細工していたせいだと後に判明するのです。

両親のいない悲しみとか
(中略)そのつらさや孤独は…わかる…
だからさ
これからはあたしが それを少しだけ うめてあげる
(『シティーハンター』22巻より引用)

獠が天涯孤独で悲惨な少年時代を送っていたことを知った、香の言葉です。公私ともにパートナーの彼女だからこその名言でしょう。

 

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槇村秀幸:「悪魔に魂を売る気はない」

 

元警官で、香の血の繋がっていない兄です。本来「シティーハンター」とは、獠と彼のコンビでした。しかし、その活動中に麻薬組織ユニオンテオーペの毒牙にかかって、彼は死亡してしまうのです。

ごく序盤に登場したのみで実力は未知数ですが、獠が相棒と思い定めるほどなので、かなりの腕前だったのでしょう。交渉ごともおこなっていたようなので、ブレーンだったのかもしれません。

 

著者
北条 司
出版日
2003-12-15

 

悪魔に魂を売る気はない!!
悪魔はドブネズミにおとる!!
(『シティーハンター』1巻より引用)

きな臭い暗殺依頼に対して、組織同士の抗争の気配を察知した槇村は、断固拒絶してこう宣言。元警官らしい潔白さが見て取れます。

 

ミック・エンジェル:「本気でほれた」

 

アメリカではNo1と言われる、最強のスイーパーです。獠がアメリカにいた頃の相棒であり、元祖「シティーハンター」でした。愛銃は、44マグナム版のデザートイーグル。

ルックスは二枚目で、スイーパーとしての実力も超一流とあって、何かと獠と共通点の多い男です。女性に目がないのも同様。

ただし仕事に私情は挟まず、金銭の折り合いさえ着けば恋人でも手にかけると言われるほど、非情にもなる人物なのです。ターゲットが男の場合、その恋人を奪ってから殺すことをルールにしています。

 

著者
北条 司
出版日
2005-02-15

 

………いい女だ!!
今回ばかりはおれが…
本気(マジ)でほれた!!
(『シティーハンター』32巻より引用)

ユニオンテオーペの依頼で獠を抹殺に来日した際、ミックは彼の恋人と思って香を狙うのですが、ルールとは無関係に惚れ込んでいくのでした。

 

海坊主(伊集院隼人):「この世界で愛する者を守りぬいていく度胸はない」

 

コードネームはファルコン。禿頭の、獠を遥かに超える大男ですが、れっきとした日本人です。本名は、伊集院隼人。M20バズーカやM60機関銃などの重火器を好んで使うので、彼が話に絡むと、大抵派手なアクションとなります。

常にサングラスをしているのは弱視のため(後に失明)。それでいてスイーパー稼業において獠と互角に戦える、数少ない逸材です。

 

著者
北条 司
出版日
2004-01-15

お…おれは…
この世界で…愛する者を守りぬいていく度胸はない!!
…獠のようにな!!
(『シティーハンター』19巻より引用)

堅物な彼が、後述する美樹への本心を吐露した台詞。言外に獠を認めていることも窺わせる名言です。

 


海坊主については<漫画『シティーハンター』海坊主の魅力ネタバレ紹介!身長から過去、名言まで>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

 

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美樹:「あなたがそばにいてくれることだったんだもの」

美樹:「あなたがそばにいてくれることだったんだもの」
出典:『シティーハンター』19巻

 

表向きには、海坊主が店主を務める喫茶店「キャッツアイ」の経営者。裏の顔は、彼とコンビを組む女性スイーパーです。

国外在住の日本人戦災孤児で、幼少期に海坊主に育てられ、護身術として戦う術を学びました。その経緯から彼に惚れ込んでおり、半ば押しかけ女房的に相棒に収まったのです。

あなたは わたしに普通の女(ひと)のような…
いいえ
それ以上の幸せを…恋も青春もすべてくれたわ!!
だって ファルコン
それは あなたがそばにいてくれることだったんだもの!!
(『シティーハンター』19巻より引用)

相棒として認めさせたエピソードでの言葉。海坊主をいかに愛しているかが伝わってきます。

 

野上冴子:「わたしより弱い男と結婚しようとは思わないもの」

 

「警視庁の女狐」とも言われる、敏腕美人刑事。優秀な頭脳と身体能力だけでなく、妖艶な美貌と豊満なナイスバディまで駆使する魔性の女です。獠とは、槇村が存命だった頃には三角関係でした。

獠にスイーパーの仕事を持ちかけることも多いのですが、報酬はもっぱら「もっこり」払い。ただし、一度も支払ったことがないので、事実上の踏み倒しです。

 

著者
北条 司
出版日
2004-03-15

わたしより弱い男と結婚しようとは思わないもの
(『シティーハンター』29巻より引用)

冴子自身が強い女性であるせいか、パートナーに求めるハードルが非情に高く、警視総監の父親が薦めてくるお見合いもこのように断っています。なお本当に腕試しをして、6人もの相手を病院送りにしているようです。

冴子の魅力を紹介した<『シティーハンター』5分でわかる野上冴子の妖しい6の魅力!!通称・警視庁の女狐【ネタバレあり】>の記事もおすすめです。気になる方はぜひご覧ください。

野上麗香:「好ききらいで人とはつきあわないの」

 

冴子の妹で、元刑事の探偵。獠のマンションの隣で「RN探偵社」を営んでいます。物腰が柔らかく、あけすけな性格で、姉とは似ていませんがかなりの美女。射撃の腕前は冴子と同じか、少し劣る程度のようです。

獠に惚れていて、近くにいて恋仲になるチャンスを狙っているという珍しいキャラでもあります。

こんなざっくばらんな彼女を象徴するような名言が、こちらの2つ。

あたし好ききらいで人とはつきあわないの!

 

 好ききらいで仕事もえらばないの!!
(いおずれも『シティーハンター』14巻より引用)

 

冴子とは似ているようで少し違う、面白いキャラといえるでしょう。

 

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マリィー:「わたしはリョウのことなら総て知っている」

 

ローズマリィー・ムーンの名前で売り出している、アメリカのトップモデル……というのは現在の姿ですが、昔は香と同じような、獠のパートナーでした。裏でとおった異名は「ブラッディ・マリィー」。その名のとおり、カクテルのブラッディ・マリーを好んで飲みます。

アメリカでスイーパーをしていただけあって、拳銃の扱いはかなりのもの。内股に拳銃を隠し持つなど、モデルとなった今でもかつての名残が感じられます。

 

著者
北条 司
出版日
2004-10-15

 

わたしは獠のことなら総(すべて)て知っている!!
総て…ね!!
(『シティーハンター』22巻より引用)

獠とは浅はかならぬ関係であったらしく、今の相棒である香にも、まるで牽制するかのようにこう言いました。大人の関係が想像出来る、意味深な発言です。

 

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いかがでしたか?『シティーハンター』は有名なのでご存知の方も多いと思いますが、詳しいところは意外と知られていないのではないでしょうか。新作アニメ映画と前後して、そういった点に注目して読み直してみるのも面白いでしょう。

これを機に、スマホアプリで無料で読んでみては?

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