文芸

小説『ルパンの娘』がテレビドラマ化!とんでも設定や登場人物、結末をネタバレ!

更新:2020.11.30 作成:2019.6.21

ある日、泥棒一家の娘・三雲華は、恋人の桜庭和馬が警察一家の長男であることを知ってしまいます。思わぬ事実に戸惑う華をよそに三雲家と桜庭家は仲良くなりますが、ある殺人事件が起きたことで両家の関係は一変しました。 華と和馬の恋愛模様、華の祖父・巌が殺された事件、和馬の祖父・和一の謎めいた行動。全ての伏線が繋がった時、華と和馬は幸せを手に入れることが出来るのでしょうか。 今回は、そんな本作の魅力をご紹介します。

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小説『ルパンの娘』はちゃめちゃ展開が面白い!深田恭子と瀬戸康史でテレビドラマ化【あらすじ】

伝説的な泥棒一家の長女である三雲華が好きになった人は、警察一家の長男・桜庭和馬でした。そのことを知った華は彼と別れるべきか悩みますが、華の祖父であるスリ師の巌が遺体で発見されるという事件が発生し、事件を担当した和馬に素性を知られてしまいます。

暗雲が立ち込める2人の恋愛模様の行方と殺人事件の真相というロマンスとミステリーが複雑にからみ合い、物語は思わぬ展開を見せます。

著者
横関 大
出版日
2015-08-26

作者 横関大とは?

作者である横関大は、2010年に『再会のタイムカプセル』で江戸川乱歩賞を受賞してデビューした作家です。

当初は純文学を執筆していましたが、カルチャースクールに通っていた時にミステリー系の短編が好評だったためミステリーに転向しました。

地元である静岡県の市職員として働きながら小説を執筆し、20代後半にデビューするまで何度も文学賞に作品を応募しています。晴れてデビューするまでにも、3年連続江戸川乱歩賞の最終候補に挙げられた実力を持つ作家です。

著者
横関 大
出版日
2012-08-10

彼の作品は恩田陸や天童荒太、東野圭吾などの有名作家に高く評価されています。

ミステリー作品である『再会』や『ピエロがいる街』、『仮面の君に告ぐ』などが代表作です。特に『再会』は2012年に江口洋介、常盤貴子などのキャストでテレビドラマ化もされました。

『ルパンの娘』魅力1:登場人物が全員クセ者!?設定がすごい

本作では泥棒一家の三雲家と警察一家の桜庭家が登場し、さまざまな人々が思い思いの行動をとります。ここでは、そんな個性的な登場人物たちを紹介します。

<三雲家>
代々泥棒を生業としてきた家柄で、泥棒としての技術だけでなく独特な家訓を伝えてきたアウトロー集団。犯罪者の間では「Lの一族」と呼ばれ、伝説的な存在として畏れられています。

三雲華……三雲家の長女。家族の中では誰よりも泥棒の才能に恵まれたが自分だけは真っ当に生きようと決意し、図書館で働いています。

三雲巌……華の祖父で凄腕のスリ師。警察に1度も疑われたことがないためスリ師たちの間では伝説的な人物として知られており、尊敬を集めています。

三雲マツ……華の祖母で、どんな錠もあっという間に開けてしまう鍵師。穏やかな女性で、変わり者の家族の間では唯一華が心を許すことが出来る人物です。

三雲尊……華の父親で、美術品専門の泥棒。美術品だけでなく、日常生活に必要な物も僅かな時間の間に盗んできます。自己中心的で華とは常に会話が成り立ちませんが、娘を想う父親としての一面も持つ人物です。

三雲悦子……華の母親で、宝飾品専門の泥棒。実年齢は50代だが、見かけは30代にしか見えない程の美貌を持つ女性です。着飾ることやお洒落が大好きで、華の兄・渉のことを可愛がっています。

三雲渉……華の兄。ネットの情報を盗むことを趣味にしているハッカーで、いつも部屋に引き籠っています。無口ですが、妹の華には幸せになってもらいたいと心の中で願う優しい兄です。

<桜庭家>
代々、優秀な警察官を輩出している家系。

桜庭和馬……華の恋人で桜庭家の長男。警視庁捜査一課に勤める現役の刑事です。まっすぐな性格なものの、融通が利かない部分もある人物です。

桜庭和一……和馬の祖父。退職する前は警視庁捜査一課の課長を務めており、名物刑事として知られていました。

桜庭伸枝……和馬の祖母。退職する前は日本初の女性の警察犬訓練士でした。その関係で、元警察犬のドンが桜庭家の飼い犬として引き取られています。

桜庭典和……和馬の父親で、現職の警察官。

桜庭美佐子……和馬の母親。警視庁鑑識課で非常勤職員として働いています。

桜庭香……和馬の妹。杉並警察署の交通課に勤めており、ジムがよいが趣味です。快活でさっぱりとした性格の一方で恋愛に悩む一面もあり、恋愛相談にのってくれた華とよい友だちになります。

『ルパンの娘』魅力2:隠されたトリック!

「わたしは泥棒の娘。結婚を考えていた彼は、警察一家の長男だった」

こんなキャッチコピーを持つ本作は、一見恋愛作品のように思われるかもしれません。もちろんそれも魅力なのですが、やはり最大の魅力は、謎が謎を呼ぶ見事な伏線です。

殺害された三雲巌の遺体はなぜか顔が潰されていました。さらに巌は生前、警察のデータベースを書き換えており、自分の遺体が別人として扱われるように誘導していたのです。

見つかった遺体が巌であると気づいたのは三雲家の人々だけですが、彼がどうして遺体の身元を偽るようなことをしたのか、なぜ顔が潰されていたのかは誰にも分かりません。

華は巌が誰に殺されたのかを調べ始め、調査の過程で疑問を感じた和馬も独自に事件の真相を操作します。2人が辿り着いた真実は衝撃的なものでした。

上記のあらすじにも含まれる、巧みな伏線。華と和馬がどのような真相を導き出すのか、ぜひご覧ください。

『ルパンの娘』魅力3:まるでロミオとジュリエット?悲劇の恋模様

また、先ほどお伝えしたように、華と和馬の恋模様も本作の魅力です。

華が婚約者の和馬の家に初めて訪れる場面から物語は始まりますが、そこで彼女は和馬が警察一家の長男であり、本人も現役の刑事だということを知ってしまいます。華は悩んだ末、和馬と別れることを決意しました。

一方、和馬は殺人事件の担当になり、遺体と華との関係と三雲家の素性を知ります。混乱した彼はそのことを華に問いただし、華が泥棒一家の娘であることが判明したのです。

刑事としては三雲家の人々を捕まえなければいけないと考える反面、目をつむって華と結婚したいと願う男としての想いを持つ和馬は、どちらの道を取るべきか苦悩します。

互いに惹かれ合いながらも結ばれることが出来ない華と和馬。まさしく現代のロミオとジュリエット。苦しい状況に置かれた2人の考えは、読んでいてこちらまで胸が詰まるようなもの。彼らが出した答えは、どのような結末を迎えるのでしょうか。

『ルパンの娘』魅力4:結末の大ドンデン返し!犯人は誰?2人はどうなる?【ネタバレ注意】

三雲家と桜庭家の人々は華と和馬の素性を知って結婚に反対し、彼らを別れさせてしまいました。さらに父の尊と母の悦子が指名手配されたため、三雲家は離散してしまいます。

一方、和馬は両親に勧められた見合い相手と結婚することに……。

著者
横関 大
出版日
2017-08-09

1年の月日が経過した頃、華の兄である渉が突然、三雲家の人々を集めてある提案をします。その提案とは、「和馬を盗む」こと。なんと、結婚式で和馬を誘拐して華と一緒に人生を歩ませるというものでした。

華はもちろん反対しますが、乗り気になった三雲家は、計画を立てて実行してしまいます。一方で誘拐された和馬にも計画があり、結婚式の会場で巌の事件の犯人を告発し真相を暴くというのです。それを聞いた三雲家の人々は彼の計画に協力することにしました。

果たして巌を殺した犯人とは誰なのか、そして華と和馬の恋の行方はどうなるのか。大どんでん返しが待ち受けるラストには、思わず手に汗を握ってしまいます。

テレビドラマ『ルパンの娘』の続編が2020年10月から放送決定!

2019年7月に放送し大好評だったテレビドラマ『ルパンの娘』の続編が放送されることが決定しました。2020年10月より毎週木曜10時から放送予定です。

前作に引き続き、深田恭子瀬戸康史、渡部篤郎が出演します。

また新キャストとして橋本環奈の出演が決定。名探偵一家に生まれたお嬢様の美雲役を演じます。そのほかにも、新たに松尾諭、我修院達也、伊吹吾郎の出演も決定しています。

パワーアップした『ルパンの娘』が楽しみですね。

詳細な情報は、公式サイトルパンの娘-フジテレビをご覧ください。


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ロマンスとミステリーの要素が複雑に絡み合った『ルパンの娘』。恋愛作品が好きな人もミステリー作品が好きな人も楽しめる本作を、ぜひ楽しんでください。