「ワンピース」には数々のキャラクターが登場していますが、そのなかでも強さが一際際立つのが、「四皇」と呼ばれる四人の大海賊達です。そして、そんな四皇のなかでも世界最強とさえいわれる「カイドウ」と、彼が従える「百獣海賊団」の強さは異質。これからのストーリーには欠かせない人物ばかりです。 この記事では、百獣海賊団のメンバーやその強さをまとめてみました。幹部以下の船員であっても異常な強さを誇るチームの内情とは……?
「百獣海賊団」とは、世界三大勢力のひとつ「四皇」の一人である「百獣のカイドウ」が率いる海賊団です。 掲げる海賊旗には二本の角が生えたドクロと本の交差する骨が描かれています。
船長であるカイドウを提督とし、強さに応じての階級が付けられたメンバーにより構成されています。強さで上から順に「三害」「真打」「ギフターズ」「プレジャーズ」「ウェイターズ」「ナンバーズ」です。
図でまとめると以下のようになります。
百獣海賊団は、新世界にある鎖国国家「ワノ国」を拠点としています。 団長であるカイドウが、ワノ国の将軍である「黒炭オロチ」と手を組み、国内をほぼ制圧しました。
また、同じく皇でありかつては敵対していた「ビッグマム」とも和解し協力関係にあります。緊張感のある関係性ではありますが、強力すぎるタッグといっても過言ではないでしょう。
ここからは、百獣海賊団の階級、オロチやビッグマムとの関係を含め、さらに詳しくこの海賊団について迫っていきましょう。
百獣海賊団の特徴として真っ先に上がるのが、戦闘員の多くが動物(ゾオン)系悪魔の実の能力者である事です。実は彼らは「SMILE」という人工的に作られた悪魔の実によって生み出されました。
カイドウは、自分の部下を悪魔の実の能力者にすべく、元王下七武海であるドンキホーテ・ドフラミンゴに人工悪魔の実の取引を依頼しました。その話を請けたドフラミンゴは元世界政府の科学者であったシーザー・クラウンと手を組みます。
爆発事故により人の住めなくなったとされていた島パンクハザードで人知れず実験を続けたシーザーは人工悪魔の実「SMILE」の作成に成功。ドフラミンゴが量産にも成功し、百獣海賊団の戦闘員達の多くがゾオン系悪魔の実の能力者となりました。
しかし「SMILE」の効果は不安定。自然の悪魔の実とは違い、食べたら誰でも能力者になれる訳ではありません。口にした10人中9人は能力を手にする事ができず、ただカナヅチになるだけの結果に終わってしまうのでした。
さらに、リスクはそれだけではありません。能力が発現しなかった者たちは、「笑顔」以外の全ての感情を失い、笑う事しか出来なくなってしまうのです。百獣海賊団の階級「プレジャーズ」の戦闘員は常に笑顔ですが、それはこの副作用によるものと思われます。
また、能力を発現できたとしても動物化できる部位はランダム。さらにはどんな動物に変化出来るかも分からないというリスクもあるようです。
ここからは百獣海賊団のメンバーを紹介していきます。
まずは「提督」百獣のカイドウ。 百獣海賊団を率いる船長で、四皇の一人でもあります。
その首には懸賞金46憶1110万ベリーがかけられており、陸海空の生きとし生ける全てのもの達の中で「最強生物」と呼ばれる人物です。
あまりに強すぎるために自分自身を含めて誰も自分を殺せない事を嘆き、趣味が自殺といわれるほどの強い自殺願望を持っています。
その強さはまさに異次元。歯向かってきた相手には破滅以外の道は残されていません。
酒癖が酷い事でも知られており、酒を飲み泣き上戸や怒り上戸になった結果、周囲を困らせる様子もみられました。
そんな一面もありつつ、やはり迫力のある見た目は風格が漂います。
そんな乱暴で凶悪なイメージが強いですが、反面、冷静な一面もあります。相手の力量を見抜き、強い人物は配下に加えようとするなど、自分のプラスになりそうなことは見逃しません。
そんな彼は、過去には海賊王ゴール・D・ロジャーと肩を並べた程の大海賊であった「ロックス」率いるロックス海賊団で見習いをしていた経歴もあります。同じく四皇の「ビッグ・マム」とはその当時仲間だったようです。
ゾオン系悪魔の実の能力者であり、体を龍に変身させ空を飛んだり、山を一瞬で消し飛ばしてしまうほどの火を口から吐き出す事ができます。
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提督・カイドウに続くのが「三害」と呼ばれる百獣海賊団の最高幹部の三人です。三害はカイドウの腹心であり、その強さから災害と称されています。
その三害の一人が「旱害のジャック」。
百獣海賊団・マンモス号の船長を務める人物であり、10憶ベリーの賞金首です。ワノ国にある「九里」という地域の元締めをしています。
ジャックが通った後はまるで旱魃が起こったかのようにに朽ち果て滅亡する事から「旱害」の二つ名が付きました。
ゾウゾウの実モデル「マンモス」というゾオン系悪魔の実・古代種の能力者であり、体を巨大なマンモスに変身させる事ができます。
また、マンモスの牙のような曲がりくねった独特な刀を使った戦闘もすることが分かっています。その見た目からも大きさが分かりますね。
破壊を好み、各地に多大な被害を与えてきた凶悪な性格です。たとえ部下であっても自分の意に反した場合は、容赦せず、抵抗できない相手からは辛い拷問で情報を聞き出そうとします。
正体はタマカイの魚人である事が判明しています。悪魔の実の能力者でありながらも、海底に沈んでも動けはしないものの、死にもしませんでした。
2人目の「三害」は、「疫災のクイーン」。
懸賞金13憶2000万ベリーの賞金首であり、ワノ国では囚人を捕え働かせている場所である「兎丼」を取り仕切る人物です。
リュウリュウの実モデル「ブラキオサウルス」というゾオン系悪魔の実・古代種の能力者であり、巨大な恐竜の姿に変身する事ができます。
その巨大さから繰り出す全身体重をかけた攻撃は、ビッグマムにすらダメージを与えるほどの威力でした。
ワノ国一の花魁である小紫にベタ惚れしている様子や、部下達と和気あいあいと過ごす様子から、他の三害とは違いどこかおちゃらけたイメージが強く感じられます。
また、手先が器用で様々な物を作り出している様子も描かれました。 その器用さを活かしてカラクリ武器の発明や「厄災弾(エキサイトだん)」などのウイルス兵器を発明しています。
その威力は恐るべきもの。平然とそんなものを作ってしまうあたりの冷酷さは、やはり三害の一角だと納得できるものですね。
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最後に紹介する三害は「火炎のキング」。
懸賞金の額は2019年時点では不明ですが、害であるジャックからは兄貴と慕われている事からもその実力はジャックよりも上だと推測できます。
ちなみに、それに対してクイーンとは折り合いが悪い様子。互いの事を罵倒しており、仲の悪さが伺えました。
そんな彼はリュウリュウの実モデル「プテラノドン」というゾオン系悪魔の実・古代種の能力者。プテラノドンに変身できる能力を持ちます。翼を持ち空を飛ぶ事ができる他、常時炎をまとっている姿も確認されています。
種族は不明ですが、あらゆる生物が共存するビッグマムの治める国「万国」に存在しない種類だそう。貴重な存在ではありそうです。
性格は、状況を冷静に判断する事に長けているようで、害の他2人と比べると凶悪さはあまり際立ってはいません。 しかし「キング」とされている事からも、彼らよりも実力は上だと予想され、これからが楽しみな存在です。
三害(大看板)に続くのが「真打」と呼ばれる階級。 百獣海賊団の幹部クラスにあたる実力者であり、いずれも悪魔の実の能力者であるようです。
真打は数多くいるようですが、そのなかでも飛びぬけた実力をもつ6人は「飛び六胞」と呼ばれています。
「真打」の主要メンバーを以下に紹介していきます。
百獣海賊団には、「最悪の世代」と呼ばれる海賊達も傘下に下っています。最悪の世代とは「ワンピース」の主人公であるモンキー・D・ルフィと時を同じくして名を馳せた同世代の海賊達の総称です。
ワノ国を含めた偉大なる航路(グランドライン)後半の海「新世界」への入り口である「シャボンディ諸島」には数多くの海賊達が日々現れます。そこに到着した新人海賊の中で懸賞金が1億を超える者たちを「超新星」と呼びますが、最悪の世代もその「超新星」に当たります。
そしてルフィ達と同じ時期の「超新星」は11人おり、彼らは新世界へ入った後も新聞を賑わせる大騒動を各地で起こしてきました。その筆頭がルフィですが、他の人物もルフィと同じく悪名を海に轟かせており、そのため「超新星」のなかでも特に「最悪の世代」の異名が付けられたのでした。
バジル・ホーキンスはその最悪の世代の一人であり、百獣海賊団の傘下に下った海賊の一人。別名を「魔術師」と呼ばれ、その懸賞金は3憶2000万ベリーとされています。金髪で特徴的な模様が顔にあります。
行動の全てをカード占いによって決定。運勢だけでなく生存確率などもその占いによって導き出し、自分に最善の行動をとっているようです。 また、占いによって他人の死相も言い当てる事もありました。
性格は常に冷静で落ち着いており、多少の事では動じません。
能力としては、超人(パラミシア)系ワラワラの実の悪魔の実の能力者であり、体を藁に変化させるほかそれを使って巨大な藁人形を作る事も出来ます。 さらに、藁人形を体に宿す事でダメージを肩代わりさせる能力も持っています。
百獣海賊団では真打として幹部にまで上がる実力を発揮しました。
X・ドレークはホーキンスと同じく最悪の世代の一人であり、時期を同じくしてカイドウの傘下に下った人物です。「赤旗」の異名を取り、懸賞金は2憶2000万ベリー。元海軍本部少将という異色の経歴をち、海軍の内情にも詳しいようです。
冷静沈着で計略家なイメージがありますが、ここ一番で実力を発揮しきれない事も目立ちます。また、女性の裸を直視できないなど紳士的な描写もありました。ワイルドな見た目からは想像できない一面もあるようです。
元々は父親が率いていたバレルズ海賊団の員でしたが、ドフラミンゴとの戦闘により壊滅。その後、自らの海賊団を立ち上げ船長となりました。
リュウリュウの実モデル「アロサウルス」のゾオン系悪魔の実・古代種の能力者であり姿をアロサウルスに変身させて戦います。
巨大な体躯で振り回す強靭な尻尾での攻撃はかなりの衝撃があり、世界政府の兵器「パシフィスタ」にもダメージを与えるほど。また変身すると性格も恐竜のように獰猛になるとされています。
能力だけでなくメイスと剣の二刀流での戦闘も得意としており、剣の腕も流であるようです。百獣海賊団では真打・飛び六砲の人に名を連ねている事からもその実力が伺えます。
しかしただの海賊団員ではなく、その正体は、実は海軍本部の機密特殊部隊「SWORD」の隊長。海軍のスパイとして百獣海賊団に潜入している事が明らかになりました。
スクラッチメン・アプーもまた、ホーキンス、ドレークと同じく最悪の世代の一人にして百獣海賊団の傘下に入った海賊の一人です。
懸賞金は3憶5000万ベリー。種族は手長族であり、関節が2つある長い両手が特徴的です。
ひときわ陽気な性格。自分よりも遥かに強い相手に対してもちょっかいをかけてしまうような悪癖を部下に怒られる事もしばしば。しかしそれをまるで意に介さず同じことを繰り返してしまうのは、彼の持って生まれた性格のせいであるように思います。
そもそもホーキンス、アプーは、最悪の世代の一人でもあるユースタス・キッドと海賊同盟を組んでいた人物。彼らが率いる海賊団で四皇を倒すべく行動していました。
しかし、アプーは海賊同盟を組む以前から百獣海賊団の傘下に下っていたと考えられています。
ホーキンスが「嵌められた」と語っており、アプーが裏切って、ホーキンスとドレークはやむを得ずカイドウの傘下に下ったようです。そこで一人、傘下に入る事を拒んだキッドは捕えられています。
アプーはその後、ワノ国で年に一度行われる「金色神楽」に参加するために同国に帰還しています。
悪魔の実の能力者であはりますが、2019年11月現在はまだ名前は明らかになっていません。 体のあらゆる部位を楽器に変える事が出来、それによって奏でる音で攻撃します。
少々ずれてしまいましたが、ここからは百獣海賊団自体の紹介に戻りましょう。
「ギフターズ」は、別名「与えられた者達」とも呼ばれる階級です。人造悪魔の実SMILEを食し、能力を手に入れる事が出来た者達をギフターズと呼んでいるようです。手に入れる能力は動物(ゾオン)系の能力であり、体の一部が動物のものに変化する特徴を持っています。
カイドウはSMILEを使って自分の部下全てをギフターズにする予定でしたが、それは失敗に終わっています。
原因のひとつは、SMILEが不完全な実であったため。食べた全てではなく部にしか能力が発現しなかったのです。また、ルフィ達によってシーザー、ドフラミンゴが倒され人造悪魔の実の工場が破壊された事も大きな原因のひとつです。
それによりSMILEは生産不能となり、これ以上ギフターズが増える事はなくなったとカイドウ自身が嘆いている描写がありました。
百獣海賊団の階級の一つ、「プレジャーズ」は別名「笑う者達」。ハズレのSMILEを食したために、獣の力を得る事が出来なかった者達の事を指します。悪魔の実を食べた副作用である「カナヅチになってしまう」という点だけを発現させた者達でもあります。
そして別名の「笑う者達」の意味は、SMILEのもう一つの副作用である「笑う以外の感情を失ってしまった者達」という事を意味しているようです。それ故にどんな状況においても、泣く事も怖がる事も出来ずにただ笑っています。「プレジャーズ」という名前とは裏腹に、悲しい人物たちですね……。
百獣海賊団の階級の一つ「ウェイターズ」は別名「待つ者達」。
まだSMILEを口にしておらず、能力を与えられるのを待っている状態の者達の事をいいます。
しかし前述でもあるようにSMILEの生産が不可能になってしまったため、今後SMILEによって能力を手に入れる事も出来なくなってしまった者達でもあります。
「ワンピース」95巻第954話にて、シルエットのみ登場した百獣海賊団の階級の一つ「ナンバーズ」とはいったいどういった人物達なのでしょうか。
シルエットだけを見ると、とても巨大な鬼の様な姿をしています。
その姿を見たワノ国の子供たちがそれらを「鬼ヶ島のナンバーズ」と呼んでいる事から推測できるのは、鬼ヶ島ととても関係の深い生物であるという事でしょうか。
もしかしたら鬼ヶ島を支配している、または統治しているのかもしれません。
角が生えている事から推測できるのは、過去に何度か登場している「オーズ」という古代の巨人族の一族の末裔なのではないかという事。
もしくは、何かしらのゾオン系悪魔の実の能力者、またはSMILEの能力者という事も考えられます。
三害の一人であるクイーンですら関わる事を嫌だと言っていた事もある事から、よほどの曲者たち、もしくは実力者である事も想像できます。
カイドウに従ってはいるものの三害の配下ではない事を考えると、幹部と同等、もしくはそれに近しい力を持った者達である事は間違いないでしょう。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-12-28
百獣海賊団はワノ国を支配していますが、それに欠かせないのが、将軍である黒炭オロチ。カイドウと協力関係にあります。
彼は卑怯な手を使い、かつての大大名であった光月おでんを処刑し、ワノ国の将軍に就いた経歴がある事でも知られています。
ちなみに部下からも臆病者と揶揄される彼は、ヘビヘビの実モデル「八岐大蛇」の能力者で戦闘能力もかなりあるようです。
そしてそんなオロチが従えるのが直属の忍部隊「オロチ御庭番衆」。 隊長である「福ロクジュ」を含めた9人の忍で構成されるこの部隊の実力派は未知数です。しかし花魁に変装し忍び込んだロビンをすぐさま追い詰めるなどその有能振りはすでに発揮されています。
オロチといえば、過去に処刑したおでんの妻である光月トキが詠んだ辞世の句を「呪い」と考えて怯えていました。9人の侍、つまりはおでんに仕えた「赤鞘9人男」が自分を殺しに来ると考えているのです。
それに対抗すべく9人の御庭番衆で身辺を固めたと考える事もできます。そうなると彼らの強さは相当なものでしょう。
上記で述べてきた通り、並大抵ではない戦力を誇る百獣海賊団。
その強さを、「ワンピース」の物語のなかでも特に重要な海賊団である「黒ひげ海賊団」や「麦わらの一味」と比較していきたいと思います。
まず黒ひげ海賊団ですが、船長の黒ひげはヤミヤミの実とグラグラの実、両方の実の能力を手に入れた特異な人物です。また、従えている部下達も海底監獄「インペルダウン」に幽閉されていた凶悪犯ばかり。彼らにもそれぞれ悪魔の実の能力が与えられています。
それを考えると百獣海賊団と対等にやりあえるのではとも考えられます。
しかし黒ひげ海賊団の弱点として統一感のなさや、それぞれの性格にムラがある事が気になります。
さらに船長の黒ひげは、「相手の悪魔の実を無効化する代わりに自分もその間は生身になってしまう」というリスクのある能力者。生身の状態でカイドウ達の攻撃を受ければひとたまりもないでしょう。
それを考慮すると、黒ひげ海賊団が百獣海賊団と戦闘になった場合に勝利するのは難しいのではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-12-28
次に、麦わらの一味と百獣海賊団との比較です。
今までにも、絶対に敵わないと思われるような相手を次々と倒してきた麦わらの一味ですが、今回ばかりは分が悪いように考えられます。
ルフィはカイドウと一度対峙していますが、その圧倒的な力の前に一撃で気を失ってしまっています。カイドウだけでなく他の幹部とも、サシで戦ったとして、ダメージを与える事は出来ても勝ち切る事は難しいのではないでしょうか。もし戦ったとして、麦わらの一味と百獣海賊団との戦闘では戦闘力で百獣海賊団が圧勝すると考えられます。
意外な援軍や協力、幸運が重なってなんとか倒せるのではないか……、というくらいの百獣海賊団。それほどに恐るべき強さを誇る海賊なのです。
海賊団の強さをランク付けした<漫画「ワンピース」海賊団強さランキングベスト23!2位はビッグマム海賊団>の記事もおすすめです。
先ほど強さについて見てきましたが、最後に気になる百獣海賊団が今後どうストーリーに関わってくるかを解説、考察していきます。
かつてロックス海賊団の一員として同じ船に乗っていたカイドウとビックマム。 しかしその後、何かしらの出来事によって仲違いしてしまいました。
名前を耳に入れただけでも互いの機嫌は悪くなり、顔を合わせようものなら戦争になると言われた2人。そんな彼らの再会のきっかけを作ったのは、ルフィ率いる麦わらの一味でした。
ルフィたちがワノ国に到着する前の事。ルフィは無理やりビッグマムの娘と結婚させられそうになったサンジを連れ戻しにホールケーキアイランドに上陸します。
そこはビッグマムの治める土地で、当然ルフィ達は彼女と戦闘する事に。
なんとかビッグマムの追撃から逃れ脱出しますが、彼らを追ってビッグマムはワノ国へ不法侵入しようとします。しかしカイドウがそれを阻み、ビッグマムは乗っていた船ごと海へ投げ出されてしまいました。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-10-04
その後、偶然にもワノ国の海岸に流れ着いたビッグマムは衝撃によって記憶喪失になっており、たまたまそれを見つけたチョッパー達に助けられました。
そして一緒に兎丼へ向かい、そこでクイーンの攻撃を頭に受けた事により記憶を取り戻します。その後ビッグマムはカイドウと対峙してしまうのです!
どんな大戦争が起こるのかと誰もが肝を冷やしましたが、そこはやはり、かつてはともに航海した仲間同士。戦っているうちに気が合ったようで、険悪なムードは一転します。そして彼らは笑顔を浮かべて和解し、協力関係になったのでした。
ルフィをもってしてもまるで歯の立たない四皇たちが手を組んだ事により、ストーリー最大の危機となってしまったといえる瞬間です。
さて、ロックス海賊団一派の不穏な動きも騒がれていますが、今後はどのような展開になるのでしょうか。
考えられるのは、マルコなど白ひげ海賊団の残党がネコマムシとともに参戦するというもの。隊長だったイゾウがワノ国出身である事も明らかになっており、彼らの協力によってチャンスが巡ってくるという展開もありそうです。
または、ロックスと張り合ったガープがセンゴクとともに現れるという事もあり得ない話ではないように思えます。ロックスと因縁の深いガープが駆け付ければ、戦況は変わってくるでしょう。
どちらしても新しい共闘戦力の追加は今後の戦闘で不可欠な要因になってくるかと思われます。それが誰なのか、どうストーリーに作用してくるのかが楽しみです!
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