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「ダイの大冒険」再アニメ化!どこが放送される?主題歌や声優は?原作から解説

更新:2020.1.28 作成:2020.1.28

「ダイの大冒険」はゲーム『ドラゴンクエスト』を元にした少年漫画です。強敵に立ち向かう勇気、諦めない心、心躍る必殺技対決と冒険の数々が読者を虜にした、ジャンプ黄金期の名作の1つです。 2020年秋に完全新作アニメの発表された本作について、旧アニメと比較しつつ、どういった形でアニメ化されるのか考察しました。

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目次

「ダイの大冒険」が再アニメ化!今読んでも面白い!

「ダイの大冒険」は、1989年から1996年まで、「週刊少年ジャンプ」で7年間も連載された、いわゆるジャンプ黄金期の伝説的漫画です。国民的RPG『ドラゴンクエスト』をベースにしつつ、独自アレンジと魅力的な世界観、熱い展開で読者を魅了しました。

日本以外でも翻訳されており、単行本の累計発行部数は4700万部を突破しています。メディアミックスとしてTVアニメと3本の映画も作られたこともあります。

実は過去のアニメ(以後、旧アニメ)は視聴率はよかったものの、放送局の都合で原作の3分の1ほどで終了してしまいました。原作漫画は中盤から後半にかけて加速度的に面白くなる作品なので、ファンからは長らく完全なアニメ化が望まされていました。

また、未だに絶大な人気を誇っており、連載開始から30年が経過した2019年12月、東映アニメーション主導で完全新作アニメ(以後、新アニメ)が作られることも発表されました。ファンは歓喜し、SNSなどでもかなり話題になりました。

この記事では、アニメ前に誰もが気になるであろう、新アニメの放送範囲を考察!旧アニメからどのような進化を遂げてくれるのかを考えてみます。また、最後にこれ以外にも新アニメで注目したいポイントもご紹介します。

まずはあらすじを紹介!みなさん覚えていますか?

まずは本作のあらすじからご紹介します。考察から読みたい、という方は目次から興味のあるパートにうつってくださいね。


魔王ハドラーが勇者に倒されてから10数年。平和だった世界は、大魔王バーンの出現によって再び脅威にさらされます。

主人公の少年ダイは、魔王の呪縛から解き放たれたモンスター達が平和に暮らす島、デルムリン島に住む唯一の人間でした。大魔王の出現でモンスター達が凶暴化してピンチに陥った時に、自称「勇者の家庭教師」アバンと弟子のポップに救われました。

ダイはアバンに弟子入りするも、魔軍司令ハドラーにアバンを殺され、未熟なままの旅立ちを余儀なくされます。

そうして見習い勇者ダイと未熟な魔法使いポップが各地を転戦するストーリーがスタート。少しずつ、しかし確実に見違える成長をしながら、彼らは強大な大魔王バーンの魔王軍に挑んでいきます。

「ダイの大冒険」旧アニメを振り返る!

考察に入る前に、旧アニメのおさらいもしておきましょう。こちらも読み飛ばしても問題ありません。

旧アニメは、1991年10月から約1年間、夜19時というゴールデンタイムに放送されました。原作10巻(ジャンプコミックス版)前後までの内容が描かれ、全体の3分の1か4分の1に相当します。基本的に原作に忠実に作られているため、違いはありません(映画版は除く)。

ダイ役・藤田淑子やポップ役・難波圭一ら声優陣の熱演で、格好いい魔法や必殺技の数々が、原作以上に迫力満点の戦闘シーンとして放送され、人気を博しました。

また、『ドラゴンクエスト』お馴染みのファンファーレから繋がる「勇者よいそげ!!」、『ドラゴンクエストII』のエンディングをアレンジした「この道わが旅」など、主題歌は未だにカラオケで歌われるほど人気です。

その人気から、放送期間の延長が検討されていましたが、放送局の番組改編によって急遽打ち切りが決定。そのため放送の都合上、最終回は竜騎将バランとの初戦が改編され、ダイがバランを撃退するオリジナル展開で幕を閉じました。ファンからは残念がる声が多い内容となってしまいました。

著者
三条 陸 稲田 浩司 堀井 雄二
出版日

新アニメはどの範囲が放送される?①旧アニメを踏まえて考察!

ここからいよいよ、新アニメの放送範囲の考察を始めていきます。まずは、どこから始まり、どこで終わるのかについて。

始まりについては、最も考えられるのは旧アニメの続きから、というものかもしれません。しかし新アニメは完全新作を標榜しているため、続きではなく、序盤から再度アニメ化されることになるでしょう。

終わり方については、新アニメ発表のティーザー映像および公式サイトがヒントになるかもしれません。そこには、原作最終回のラストシーンが用いられているのです。それは主人公ダイの生還を示唆するシーン。

この場面が意味するのは、まずは新アニメとして旧来のファンに作品の復活を伝えるというもの。もうひとつ期待できる意味は、物語を最後まで描く予定があるという、というものではないでしょうか。今回の新アニメでは、納得感のある終わりを期待したいですね。

新アニメはどの範囲が放送される?②過去の名作漫画のアニメ化から考察!

続いては、始まりから終わりまでがどのようにアレンジされて放送期間内に収められるのかを考察します。名作漫画の再アニメ化ということで、比較的最近に同じようにアニメ化された作品を参考にしてみましょう。

たとえば2015年の『うしおととら』は、基本的なストーリーは原作に準拠していながら、本筋と大きく関わらない部分が省略されていました。放送期間は前半26話、後半13話の分割3クールでした。

2018年の『覇穹 封神演義』は中盤から後半に焦点を当てるために、大胆なカットとアレンジが施されました。この措置で放送期間は2クールで済みましたが、原作ファンのひんしゅくを買う結果にもなりました。

「ダイの大冒険」全37巻に対し、『うしおととら』全33巻、『封神演義』全23巻と、20巻以上続いた長寿作品えだり、かつ近年に再アニメ化されたことが共通しています。

この2作品を参考にするとすれば、まず『封神演義』のような大胆なアレンジは考えられないでしょう。同じ「ジャンプ」の人気作品であることから、再アニメのひんしゅくは痛いほど実感していることが考えられ、そこまでリスキーなことはしないと考えられます。

そう考えると「ダイの大冒険」新アニメも『うしおととら』のように物語の要点を定め、それを抑えたエピソードを中心とした構成になるのではないでしょうか。

では具体的にどのエピソードがカットされるのか、というのも次で考察してみましょう。

新アニメはどの範囲が放送される?③省かれるのはどの原作エピソード?

旧アニメは約1年間放送されましたが、近年では1年間放送される作品は、子ども向け定番アニメを除けばほぼないため、新アニメも必然的に1年未満となるはずです。こうなると全編を映像化するのはほぼ不可能となります。

物語全体の分量とクオリティ、それに限られた放送時間を考え合わせると、先ほどもいったように、現実的なのは『うしおととら』のような分割クール方式です。

もし「ダイの大冒険」新アニメがこの方式を採用するなら、おそらく分割3~4クールになると思われます。

また、集英社が『覇穹 封神演義』の不評を重く受け止めるのであれば、本筋に影響しない部分を省く前提で、慎重に取捨選択するでしょう。

ここから考えると、新アニメの放送範囲は原作のストーリーをなぞりつつ、ダイとポップの成長を中心として、ダイナミックな展開が魅力的な原作中盤から後半に重点が置かれると予想します。

そこから省略されそうなエピソードはずばり、バラン戦後のハドラーとザボエラの催眠攻撃、ロモス武術大会、鬼岩城の世界会議襲撃、女性陣による破邪の洞窟攻略などでしょう。ダイとポップのスランプ、北の勇者ノヴァのエピソードも削られるかもしれません。

ロモス体術大会はマァムがパワーアップして物語に再登場し、ダイが竜の紋章の戦い方を学ぶ話です。後の伏線となる超魔生物も登場しますが、全体的に見ればそこまで重要ではありません。他のエピソードについても、代替や省略が可能でしょう。

著者
三条 陸 稲田 浩司 堀井 雄二
出版日

「ダイの大冒険」新アニメでその他の気になるポイントをまとめてみた!声優、主題歌……

ここまでアニメ作品でどの範囲が放送されるかを考察してきました。最後にこれ以外に新アニメで気になるポイントをいくつかご紹介しましょう。

まず従来のファンが気になるのは、旧アニメの声優がどれほど続投するか、ではないでしょうか。こちらは今のところ未発表です(2020年1月現在)。

残念なことにダイ役の藤田淑子、ハドラー役の青野武など、旧アニメで声を当てた声優さんの何人かは亡くなっています。ポップ役の難波圭一、ヒュンケル役の堀秀行、マァム役の冨永み〜ななどはご健在なのでぜひとも続投してほしいところですが、キャストが一新される可能性はあるでしょう。

つづいては主題歌。こちらも現在は未発表です。旧アニメ主題歌は今でも人気なので、いちファンとしては現代版リメイクかアンサーソングのような形がベストだと思います。実際にどうなるかは続報を待つしかありません。

またかつての人気を知っている者としては、現実でどれくらい流行るかにも注目しておきたいです。「ダイの大冒険」の代名詞「アバンストラッシュ」は、『ドラゴンボール』の「かめはめ波」や『るろうに剣心』の「牙突」などとあわせて、当時の小中学生がこぞって真似した必殺技でした。

新アニメの放送時間次第ですが、旧アニメと同様にゴールデンタイムにTV放映されたなら、現代の小中学生の間でもブームとなるかもしれません。

また、どれくらい流行るかに関わってくるのは、技が、CGを駆使した最新技術でどう表現されるのか。主要なものはもちろんですが、アバンストラッシュX、メドローア、グランド・クルスなど、旧アニメでは出てこなかった技はどうなるのか、今から待ち遠しいです。

2020年秋の新アニメ放送まで待ちきれない方や、「ダイの大冒険」に興味が湧いた方は、ぜひ原作漫画で、一足先に冒険世界を楽しんでみてください。

著者
["稲田 浩司", "三条 陸"]
出版日
2012-02-01

「ダイの大冒険」の原作漫画には名言、名場面が目白押しとなっています。

言葉で言い表すのが難しいですが、とにかく面白いことだけは折り紙付き。未読の方もこの機会に読んでみることを強くおすすめします。