みなさんこんにちは、研究室長のユイです! 本日は黒ひげの正体に関しての考察になります。ケルベロス説が多く唱えられている黒ひげの正体ですが、もしかするとタコなのかもしれませんよ……!ぜひ最後までご覧ください!
本日は「黒ひげ」ことマーシャル・D・ティーチの正体について考察していきます!
ワンピース25巻に初登場した黒ひげに関しては様々な説があり、当研究室でも「ケルベロス説」を推していました。しかし、あらためて情報を見直してみた所、別の可能性が浮上してきましたので今回はそちらを考察していきたいと思います。
まず、黒ひげの伏線とも言うべき特徴を挙げていきましょう。
まずは、グラグラの実とヤミヤミの実という2つの能力を有していることですね。
そして、場面によって描き方の異なる「歯」も伏線ではないかと言われています。歯の抜けている位置が違っていたり、時には歯が完全に生え揃っている時もありますね。
そして海賊旗には3つのドクロがあり、通常の海賊旗には2本の骨が描かれるところ、黒ひげのものには4本の骨が描かれています。
さらに、マルコは「黒ひげの体は異形」と言っているのもポイントですよね。
これらの情報から、黒ひげがケルベロスの能力を持つ悪魔の実を食べており、3つの首それぞれに、ケルベロス、ヤミヤミ、グラグラの3つの能力を有していると言うのがよく言われていますよね。
しかし、本日はまず、少なくともケルベロスはの力は悪魔の実によるものではないというところから考察を始めていきます。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2002-09-04
まず、仮にケルベロスの特徴を持っていたとしても、悪魔の実の力ではないというところですが、これは白ひげ海賊団の反応を見ると明白です。
と言うのも、白ひげ海賊団の船員達は黒ひげが「異形」の体を持っていることは知っていました。
つまりはケルベロスの悪魔の実を食べていたとしたら、ヤミヤミを手に入れた時点で複数個の悪魔の力を有していることに違和感を抱くはずです。
しかしながら白ひげ海賊団の船員達が驚いたのは、ワンピース59巻にて黒ひげが「グラグラの実」の能力を手に入れた時でした。
であれば、ヤミヤミの力は2つ目の能力ではなく1つ目の能力であり、グラグラが2つ目の能力ということになるはずです。
ということから、もしも黒ひげがケルベロスのようにどこかしらに複数のパーツを持っていたとしても、それは悪魔の実の力ではなく、魚人かミンクのような元来の特徴によるものだと考えられます。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2010-08-04
続いては、黒ひげの「歯の本数」に関して見ていきましょう。
黒ひげは、「歯並びが違うことがある」あるいは「全て生え揃っている時がある」ということから、複数の顔か頭を持つのではないかと言われておりますが、実はそれがミスリードではないかと思います。
1つの頭であったとしても、歯が生え変わる生物であるとすればこの問題は解決できます。
魚人のアーロンが例として分かりやすいのですが、歯が生え変わる生物というのは意外にもたくさんいるのです。魚類、爬虫類の歯は何度でも生え変わるそうですね。
ということは黒ひげが魚人か人魚、あるいは爬虫類のミンクであるとすれば歯の問題は解決できるわけです。
悪魔の力が人体のどの部分に宿るのかという疑問は未だに解決されておらず、魂に宿る説や心臓に宿る説など様々ありますが、今回の考察に当たっては体全体に宿るものだという説を唱えます。
というのもブルックのケースを見る限り、心臓のないブルックが現在もヨミヨミの力を使用出来ていることから悪魔の力と心臓に繋がりはないと考えられます。
ブルックの場合、残っているのが骨、髪の毛、魂くらいですから、これ以外の部位に宿ると矛盾が生じますよね。
また、スモーカーとたしぎの入れ替わった時のケースを考えてみましょう。
あの時はローの力によってスモーカーの体にたしぎの精神が入ったわけですが、その状態でもモクモクの力を使用できています。
ということはスモーカーの精神や魂に力が宿っているわけではなく、体の方に宿っていることになりますよね。
以上の2つのケースから考えると、体全体に宿る、あるいは骨に宿るの二択しか残りません。
そこで最後のケースとしてスマイリーを考えてみます。
スマイリーは元々が硫化水素であるため、骨を有していません。となると、単純にガス本体に力が宿っているとしか考えられません。
つまり概念的な話になりますが、悪魔の力というものは特定の部位ではなく能力者の体全体に宿るものだと考えられます。
それでは、なぜ黒ひげは2つの能力を得ることが出来たのでしょうか。
ようやく本日の考察のキモとなる部分ですが、黒ひげはタコの性質を持っていると予想します!
たこの特徴を挙げますが、まずは心臓が3つあること、そして8本の手足を持っていることです。
そしてもっと重大なポイントとして、墨などの吐く口があるだけでなく、頭の中にもう1つの口と呼べる部位を持っているということです。
まずこれらの特徴と黒ひげの特徴を照らし合わせてみましょう。
まず3つの心臓、8本の手足ですが、これは全て海賊旗に表されているのではないでしょうか。
黒ひげの海賊旗の三つのドクロは心臓を示し、4本の交差しているように見える骨は実は8本の手足を示唆しているものと考えることも可能です。
そして頭にもう1つの口を持つという部分ですが、黒ひげは常に頭に頭巾を巻いているか、帽子をかぶっています。
実はこれが伏線となっており、頭にあるもう1つの口を隠しているのではないでしょうか。
まず、タコのメインの口ですが、これは本当の口ではなく墨などを吐く器官だそうです。
これと同じように黒ひげのメインの口も元々は食事のための器官ではないとすれば、黒ひげの味覚がルフィと大きく異なるという点にも説明がつきます。
そして頂上決戦の際に黒い布で隠しておりましたが、あれはおそらく頭部にあるもう1つの口で悪魔の実を食しているところを隠したかったとすると、あのシーンにも説明がつきます。
つまり、マルコの言う「黒ひげの体の異形だ」というのは、心臓や手足の数ではなく、「口」が2つあるということではないかと考えられます。
では続いて、黒ひげとはっちゃん、ヒョウゾウとの違いを見て行きます。
はっちゃんと同じようにタコの力を持つ魚人であれば常に腕が6本なければおかしいと感じる方もいると思いますが、半魚人であればその点は問題ありません。
半魚人といえば魚人と人間のハーフ、あるいは人魚と人間のハーフのいずれかと考えられますが、ドンキホーテファミリーのデリンジャーが半魚人であることが分かっています。
そして半魚人の大きな特徴だと思いますが、普段は人間の見た目ですが能力を使用する時にはキバが生えたり、背ビレが飛び出している描写があります。
つまりは人間の状態と魚人の状態を自在に行き来できるような存在であると考えられますよね。
これを黒ひげに当てはめてみると、タコの力を使用した時にだけ腕が6本になり、頭部に口が出現するということになります。
この姿を隠したかったために、例の黒いマントで見せなくしたというところでしょうか。
それではこれまでの情報をまとめていきます!
黒ひげはタコの力を持つ半魚人であり、異なる口から悪魔の実を食べたために二つの能力を得ることが出来たと思われます。
そしてそのタコの特徴である心臓が3つ、手足が8本というのは海賊旗のデザインにも示唆がされています。
そもそもタコというものが西洋ではクラーケンに代表されるように、悪魔の化身として扱われており、海賊達の敵としてはかなりふさわしい動物です。
また、少しメタな考察ですが、ヤミヤミの力はタコの墨を表現出来ますし、クラーケンは津波とともに現れるという伝説もあります。
クラーケンという敵を表現するにあたって、ヤミヤミ、グラグラの力はぴったりだとも考えられますよね。
ということで、黒ひげがタコ、というよりはクラーケンの半魚人ではないかというのが本日の結論になります。
長い考察でしたが、最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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今回の考察でより「ワンピース」の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです。
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