「グラビア史上最強の巨乳」と言われる豊満なボディを持つグラビアアイドルで女優の護あさな。2.5次元舞台や実写化映画にもってこいの彼女は、他の人にはないセクシーさとクールさを武器にその存在感を発揮しています。この記事では、そんな護あさなのプロフィールと出演作、出演作の原作作品をご紹介します。
護あさな(まもる・あさな)は、東京都出身の1990年5月4日生まれの30歳で、女優やグラビアアイドルの活動をしています。
中学生の時に見た宝塚の舞台をきっかけに女優を志すようになり、高校生の時にグラビアアイドルとしてデビューしました。デビュー当時の名前は河野麻奈でしたが、同じ年に今の名前である護あさなに改名しています。
デビュー後にすぐ新潮社のムック写真集『月刊護あさな』が発売される注目ぶり。新人ながら「月刊」シリーズに登場するのは井川遥以来で、期待の大型新人だったことがうかがえます。みうらじゅんなどの著名人にもいち早く評価されました。
その後自らの元々の志望どおり舞台や映画、テレビドラマに出演するようになります。2014年の『牙狼-GARO-魔戒ノ花』、翌年には『監獄学園-プリズンスクール-』に出演。セクシーな身体を活かした2次元キャラクターの再現度に賞賛が集まりました。
『SCOOP!』など映画にも活躍の場を広げ、強烈な印象を残していきます。2019年には人気ゲームの舞台化作品『Fate/Grand Order THE STAGE -絶対魔獣戦線バビロニア-』にゴルゴーン役で出演し、今も女優として活動を広げ続けています。
2020年7月現在は化粧品のCMにも出演し、美しさに磨きをかけています。リアルタイムな情報は、彼女の公式Twitterで見ることができます。
護あさなは、クールな顔立ちとスレンダーな体型、「グラビア史上最強の巨乳」と言われた大きなバストが魅力の女優です。カンボジア人の父を持っており、彼女のクールな印象と清楚な雰囲気を合わせ持ったような空気感もそういったルーツに影響を受けているのかもしれません。
しかし、彼女の魅力でもある豊満なバストは、かつてはコンプレックスでもあったそうです。また、「何千人ものオーディションから選ばれた」「主役に大抜擢された」といった、華やかな経歴の持ち主でもありません。
女優に活動の場を移してからも、自分はヒロイン向きのタイプではないとも語っています。しかし、そこで落ち込んで足踏みするのではなく、ヒロインと敵対する役や視聴者から「望まれない」役が向いているのではないか、と前向きに考え直したそうです。そこから護あさなは「脇役」の道を駆け抜けていくことになります。
護あさなという独特のキャラクターを活かし、今では、主役ではないものの個性的だったり印象に残ったりするキャラクター、いわゆるおいしい役どころを演じることが多くなりました。映画『血まみれスケバンチェーンソーRED』のネメシス役ではぞっとするような演技がピカイチ。そんな護あさなの活躍にこれからも目が離せません。
デビュー後すぐに注目を浴びた当時の彼女も知りたい方は『月刊護あさな』をご覧ください。
- 著者
- 藤代 冥砂
- 出版日
ここからは、彼女の出演した映画・テレビドラマのなかから、ライターがおすすめする作品をランキング形式で紹介していきます。
特命係の右京と相棒の亨は、ひょんなことから首吊り死体を見つけます。後にその死体は上野という男で、首吊りに見せかけた他殺だということが判明しました。第一発見者である右京と亨も捜査に乗り出しますが……。
人気のテレビドラマシリーズ「相棒」のシーズン12、第14話「顔」。人気のテレビドラマでその面白さは言わずもがなかもしれません。14話「顔」では、右京達が捜査を進めるうちに上野の顔には美容整形を受けた痕があることが分かり、事件は思わぬ方向へ展開していきます。
技術を駆使した顔認証システムが事件の鍵になる物語。現実的に身の回りにもそうしたシステムが普及していくと考えると、事件が身近に感じられ物語にのめり込めます。
護あさなが演じたのは、上野からストーカー被害を受け、そのことを亨に相談したホステス・みゆきというの役でした。みゆきは、亨が死体の第一発見者となる原因となり、さらに事件が展開していくきっかけにもなる重要な人物です。
新人記者の野火は、政治家や芸能人のスキャンダル記事を得意とする雑誌「SCOOP!」に配属され、いきなり現場に送りこまれます。ある日、向かった現場で都城静という型破りな中年カメラマンと出会い、コンビを組むことになってしまい……?
金と酒と女に溺れる自堕落な中年男のカメラマンを福山雅治が演じ話題になった本作。随所に過激な描写があるので多少見る人の年齢を選ぶさところはありますが、そこがむしろリアリティを作り出しており、良質なエンターテイメントな映画となっています。
護あさなが演じたのは、上原桃という女子アナウンサーです。桃パイというあだ名があるほど豊満なボディを持つ女子アナで、斎藤工が演じる若手代議士と密会するという役どころ。護あさならしい役で、観客にも強い印象を残すことになりました。セクシーな護あさなに注目してみてください。
とある天才が開発した装置により、男性は脳内で自分の理想の女性を投影することができるようになった世界。男性達は生身の女性を求めなくなるのですが、そのことに女性達は怒りを爆発させ、遂には男と女の間で戦争が勃発してしまいます。
本作は、『ポーラーサークル 未知なる漫画家オムニバス』の中の1本『男女大戦』という作品です。その作品で護あさなは主演を務めました。
たくさんの美女が爆発したり銃を乱射したり、激しい演出に怖いもの見たさをくすぐられます。どちらかというと男性向けの作品のようですが、奇抜な設定や特撮は女性でも楽しめるはずです。
ただ、本作は映画祭で公開され、DVDなどにもなっていないようなので、手に入れるのは難しいかもしれません。もし機会があれば、その機を逃さずチェックしてみてください。
水樹沙羅は女優としてなかなか活躍することができないでいましたが、「鮮血の叫び声」という舞台のオーディションに合格し、出演することになりました。はりきって稽古に挑む沙羅でしたが、舞台にある人形が持ち込まれてから不審な事件や事故が相次ぐようになり……。
『劇場霊』は、舞台という場所でで人形が襲ってくるさまを描いたホラー作品です。人形という目に見える恐怖が襲ってくる様子には、まさに背筋が凍る思いがするでしょう。
本作において人形はとても重要なもの。人形が動いて人々を襲うという恐怖を描くため、本作では様々な工夫で人形を描いています。一部しか映さなかったり、CGを使ったり、そしてとある場面では生身の女優が演じていたりします。
その女優というのが護あさななのです。護あさなはこの人形を演じるため有名なパフォーマーの指導を受けたそうで、その演技は監督も認める仕上がりとなりました。ホラーなので苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、興味のある方はぜひどこで護あさなが人形を演じているのか探してみてください。
元女子高で共学となったばかりの私立八光学園は、生徒総数1021名のうち女子が1016人、男子はたった5人しかいない学園です。ある日、たった5人の男子達は、ある理由から懲罰棟、通称プリズンに投獄されてしまいます。
『監獄学園』は、学園にプリズンがあったり女子が圧倒的な権力を持っていたり、過激な性的描写があったり、とにかくかなり激しい設定のある作品です。
特にメインキャラクターである白木芽衣子は、驚異的な身体能力と、常に服からいろいろな所がこぼれてしまいそうなダイナマイトボディを持つという設定から、実写では再現不可能とまで言われていました。
そんな芽衣子を見事に再現してみせたのが、護あさなです。その豊満なボディを活かした役作りはまさにハマり役といえるでしょう。
もちろん見た目だけではなく、原作ファンも認める役作りも見どころ。護あさなしか演じることができない芽衣子をぜひチェックしてみてください。原作紹介のセクションはこちらからどうぞ。
ここからは、護あさなの出演作のなかから原作があるものを紹介していきます。
本作は、多くの舞台や映画の脚本を手掛ける脚本家・なるせゆうせいのシナリオを原案とした作品で、複数の注目度の高い若手漫画家が描くオムニバス形式でコミカライズされました。漫画家の中には、テレビドラマ化されて話題になった『凪のお暇』の作家・コナリミサトも参加していて、興味を持たれる方も多いのではないでしょうか。
収録されている6編はそれぞれ独立した物語ですが、いずれも東京に暮らす女の子達の描いたストーリーとなっています。
2012年に映画化されたのは、6編のうち「のこのこ」と「チェンジ」という2編です。「のこのこ」は、都会に合わせて生きる女の子と、自分のペースを崩さない彼氏との微妙な空気感を描いた物語。「チェンジ」は、恋愛は後回しに仕事に打ち込む女性と、常に恋愛をしている女子力高めの女の子の物語です。
22歳の護あさなも少しだけ出演していました。東京という都会の中で、様々な葛藤を抱きながらも少しずつ前を向いていく女の子達の話は、派手な展開があるわけではありませんが、だからこそ共感できる部分も多い等身大の物語です。
日常を一生懸命に生きる人々の物語を読みたい方におすすめの1冊です。
- 著者
- ["ねむようこ、コナリミサト、山崎童々", "月子、赤みつ、安江アニ子", "原案・なるせゆうせい"]
- 出版日
生まれつきの醜い容姿で常に人から疎まれ、実の親からさえも罵られて育った女性・田淵和子。大人になった彼女は、いつしか整形手術にのめりこんでいくようになります。顔も、そして名前も変えた和子ですが、ある1人の男性に想いを寄せていて……。
人気小説家・百田尚樹の作品で、2013年にR15+の作品として映画化されました。護あさなは、主人公の和子の同僚の役で出演しています。
和子の醜さは、不細工という言葉すら軽く聞こえてしまうほどのもので、整形にのめりこむことを悪いとは言い切れない部分もあります。
醜い和子が美しくなっていくことで周りの人々も態度を変えていくところにも、ある種の醜さを感じることもできるでしょう。ラストは、読む人によってとらえる印象が異なるかもしれません。どんな結末が待っているのか、ぜひ手に取って確認してみてください。
- 著者
- 百田 尚樹
- 出版日
- 2012-04-12
本作は漫画家の西原理恵子が自らの漫画家になるまでの体験描いた自伝的作品です。作品は3部作になっており、本作はその第1作目。
タイトルのどおり、西原理恵子が上京し、漫画家を志しながら歌舞伎町でアルバイトをしていた頃のエピソード。決して裕福なわけではないのにほぼヒモ状態の彼氏と同棲したりストレスで顔面麻痺になったり……波瀾万丈な生活が描かれていきます。
映画では、主人公は高原菜都美として描かれ、北乃きいが演じています。護あさなはメインの人物ではなかったものの、共演者である横山可奈子との2ショットが公開されるなど、その存在感をアピールしていました。
自伝的作品ということでドラマのような展開の派手さはないものの、波瀾万丈という言葉がぴったりな西原理恵子の人生を垣間見ることができます。
彼女の作品を知っている方はもちろんまったく知らないという方も、底辺といってもいいくらいの立場から前向きに頑張る主人公の姿に、共感を覚えることができるでしょう。
自伝やノンフィクションが好きな方におすすめの1冊。2部と3部である『女の子ものがたり』、『営業ものがたり』も合わせて読んでみてください。
- 著者
- 西原 理恵子
- 出版日
2004年、福岡県で暴力団組長一家が、知り合いの闇金業者一家を家族ぐるみで殺害するという事件が起きました。犯人の一家は家族4人全員が死刑判決を下されるという前代未聞の事件。犯人の1人である20歳の息子の胸中とは……。
驚愕の「獄中手記」を原作に作られた映画では、殺人犯である次男を間宮祥太朗が演じ、そのぶっ飛んだ人物性が話題にもなりました。護あさなが演じたのは、犯人一家の長男の彼女・ハルカです。
本作を書いた鈴木智彦は、ジャーナリストとして数々のルポや著書を発表してきました。もはや小説かドラマではないかと思ってしまうほど理解しがたい加害者の胸中を読むことができる1冊です。
まさに小説よりは奇なり。本当の殺人犯にしか分からない感覚を覗き見てみたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
間宮祥太朗が出演した作品を見たい方は、こちらの記事もおすすめです。
<間宮祥太朗は実写化の達人!出演映画、テレビドラマの原作作品の魅力を紹介>
- 著者
- 智彦, 鈴木
- 出版日
私立八光学園はもともと女子高でしたが共学に変わり、男子生徒が入学することになりました。しかし、元女子高である学園の生徒総数1021名のうち女子生徒は1016名、男子生徒はたったの5人しかいなかったのです。
女子が圧倒的権力を持つ学園で、男子5人はある理由から懲罰棟、通称プリズンに投獄されてしまい……。
テレビドラマで護あさなが演じたのは、裏生徒会副会長で、驚異的な身体能力とダイナマイトボディを持つ白木芽衣子です。
学園と監獄という一見するとまったく結びつかないシチュエーション。圧倒的権力を誇る女子に圧倒的底辺にいる男子達が抗って脱獄を企てたり、女子達の性的描写があったり、過激な部分もありますが、とにかく笑えるシチュエーション・コメディが魅力。
読めば読むほどまともに考えることがバカバカしくなってしまうほど笑える作品です。各登場人物の名シーンを詳しく説明したこちらの記事もおすすめ。
<漫画『監獄学園』登場人物を名シーンで紹介!【~最新27巻ネタバレ注意】>
- 著者
- 平本 アキラ
- 出版日
- 2011-06-06
【映画】
『ゾンビアス』(2012年)
『東京無印女子物語』(2012年) 原作『東京無印女子物語』
『モンスター』(2013年) 原作『モンスター』
『上京ものがたり』(2013年) 原作『上京ものがたり』
『ポーラーサークル 未知なる漫画家オムニバス』(2013年)
『男女大戦』(2013年)
『エイトレンジャー2』(2014年)
『劇場霊』(2015年)
『SCOOP!』(2016年)
『全員死刑』(2017年) 原作『我が一家全員死刑』
【テレビドラマ】
『相棒 season12』 第14話(2014年)
『牙狼-GARO- -魔戒ノ花-』(2014年)
『刑事7人』 最終話(2015年)
『監獄学園-プリズンスクール-』(2015年) 原作『監獄学園』
『AKBホラーナイト アドレナリンの夜』 第17話(2015年)
いかがでしたか? 護あさなは、これからの活躍がますます期待される女優です。セクシーな見た目に注目が集まりがちですが、それを武器にして自らの存在感や魅力を高めているのは護あさな自身。どんな役も体当たりで演じる護あさなの活躍にぜひ注目してみてください。