5分で分かるインテリア業界!家具業界との違いや人気の会社などを解説!

更新:2020.11.20 作成:2020.11.20

最近はSNSを通して一般の方のインテリアが見られたりと、専門性が高いため自分とは関係ないと思われていたインテリアが身近に感じられるようになりました。インテリアに携わる仕事がしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。 しかしインテリア関連の仕事というと、小売業のイメージが強くあります。インテリア業界で働くにはまずインテリア業界のトレンドやビジネスモデル、これからの戦い方などは頭に入れておきたいところです。 本記事では、実際にはどんな企業が業績を上げているのか、どんなサービスが人気なのかなどの疑問にお答えします。記事の最後にはおすすめの書籍を3つ紹介しているのでそちらもぜひ一読ください。

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目次

インテリア業界にはどんな会社がある?

「インテリア業の会社ってたとえばどこ?」そう質問されてすぐに答えられる方はなかなかインテリア好きのはずです。一方、家具メーカーと何が違うのかと迷ってしまう方もいるかもしれません。最近好調なインテリア企業はどこなのでしょうか。

トータルでインテリアを考えられる企業が人気

業界動向サーチによると、2019年のインテリア業界業績トップは以下のようになっています。

  1. ニトリHD
  2. 良品計画
  3. IKEA
  4. コクヨ

トップの「ニトリ」と「良品計画」はどちらも家具・ファブリック・生活雑貨をオリジナル製品として展開し、トータルに購入できるように店舗を展開している企業です。

また、外資系では「IKEA」の躍進も見逃せません。IKEAもニトリや無印良品と同様、オリジナルのインテリア商品を幅広く取りそろえている企業です。

郊外型の大規模店舗が多かったIKEAですが、2020年には原宿に路面店をオープンさせるなど、都市生活にも寄り添う姿勢を見せてきています。

オフィス家具を扱う企業が堅調

また、業界動向サーチのランキングでは4位に「コクヨ」がつけています。

学生の感覚だと文具メーカーという印象が強いコクヨですが、デスクや椅子、ロッカーなどのオフィス家具も展開しています。一定の需要があること、日本のオフィス環境を熟知していることなどから、国内のオフィス家具は堅調であるといえます。

一方で、いわゆる家庭や店舗のインテリアとは異なることから、インテリア業界を志望している人が期待するような仕事をできるかどうかは検討の余地があります。

ホームセンターのインテリア部門にも注目

収納やちょっとした家具を購入できるホームセンターも業績を伸ばしています。特に大規模店ではインテリア用フロアに力を入れているところも多く、家具店と遜色ないラインナップになっています。

学習机であればランドセルと抱き合わせたり、インテリアとエクステリア(外構)を組み合わせた提案ができたりすることも強みといえるでしょう。

参考:インテリア業界の動向、現状、ランキング、シェアを研究-業界動向サーチ 

製造を担う国内メーカーは中小企業が多い

ここまで紹介してきたのは小売業がメインでした。多店舗展開している小売は大企業が多いですが、製造業を見てみると中小企業の割合が大きくなっています。

得意分野・アイデアで差を付ける企業

壁と壁の間に棒を渡して収納にしたり、カーテンを取り付けたりする「突っ張り棒」。お世話になっている方も多いのではないでしょうか。

突っ張り棒で業界トップの位置にいるのが「平安伸銅工業」です。こちらの会社は突っ張り棒の技術を活かしたスタイリッシュな収納家具なども制作しており、自社の技術や強みを活かした企業活動をおこなっています。得意分野で認知を獲得したよい例でしょう。

内装と絡めてライフスタイルを提案する企業

インテリアに関心の高い方の中には、買い換えできる家具やファブリックだけでなく、内装も自分好みに整えたいと考えることが少なくありません。新築住宅の価格が高騰している都市部では、中古住宅をリノベーションして住むという選択が人気を集めています。

リノベーションマンションを専門的に仲介・販売する「cowcamo」では、内装とインテリアを組み合わせてライフスタイルを提案しています。家具ごと買える部屋、内装を自分好みにオーダーできる未内装なの部屋などが人気です。

社会情勢にともなうライフスタイルの変化に注目

2020年は自宅でテレワーク・リモートワークをする人が増えた年でもありました。その結果、「住むのには不自由しないんだけど、仕事までしようとすると自宅が狭い」ということに気づいた方が少なくありません。

今後リモートワークがさらに進んでいくと、都心よりも安価に住めて部屋数の多い郊外に引っ越したり、拠点を複数持って移動したりする人が増えていく可能性があります。

つまり、インテリアもライフスタイルに合わせて柔軟に変えていくことがトレンドになるかもしれないということです。

家具のサブスクリプションサービスに要注目

家具のサブスクリプションサービスは、このトレンドで人気が上昇する可能性の高い、要注目のジャンルです。毎月定額を支払うことにより、人気ブランドの家具をレンタルすることができるのが家具のサブスクリプションです。

  • subsclife(サブスクライフ)
  • CLAS(クラス)
  • airRoom(エアルーム)
  • STYLICS(スタイリクス)
  • Kaggレンタル
  • flect(フレクト)

現在国内では6社が運営していますが、大手が参入してくることも十分に想定可能な市場です。今後のサブスクリプションサービスの動向に注目です。

持っておきたい資格、インテリアコーディネーター

著者
HIPS合格対策プロジェクト
出版日

インテリア業界を志望すると、高確率で小売業に携わることになります。店舗のディスプレイや消費者の提案のためにも、実務的なインテリアの知識を持っておきたいものです。

インテリアコーディネーターは民間資格ですが、インテリア関連業界では役に立つ資格です。就職してから取得を目指すのでも問題ありませんが、現在時間があるという学生さんは卒業前に挑戦してみてもよいかもしれません。

インテリアコーディネーターの仕事や資格について詳しく知りたい方は「5分でわかるインテリアコーディネーター」の記事も参考にしてみてくださいね。

製図や3Dに関する知識と経験があると強い

著者
鈴木 孝子
出版日

「おしゃれな部屋に住みたいけどセンスに自信がない」という消費者に、住宅に合わせたインテリアコーディネートを提案する仕事というのもあります。小売業だけでなく、建築事務所やハウスメーカーでも同様のサービスが見られます。

このような「部屋を丸ごとコーディネート」という仕事の時に役立つのが、図面作成スキルです。特に建築関係でよく使われるCADの操作を覚えておくと、立体的なパースを描けます。

すべての職種で必須というわけではありませんが、将来的にインテリアの仕事を専門的にしていきたいと考えている方や、単純にインテリアが好きで自分で図面を引いてみたいという方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

こだわりのインテリアの例を知る

著者
suumo
出版日

インテリアを突き詰めていくと内装に辿り着く、ということは先ほども紹介しました。内装設計は建築とは異なる分野で、必ずしも建築士の資格がいるわけではありません。そのため、インテリアのキャリアから内装へと進む人も見られます。

とはいえ、「内装ってどこからどこまでなの?」など、すぐにはイメージが湧かないという方もいるはずです。まずは既存の住宅を買って内装を変えた実例をたくさん見てみましょう。ムック本は比較的購入しやすい価格帯のものも多いのでおすすめです。

小売業のイメージが強いインテリア業界。製造から販売まで担う会社もあれば、サブスクリプションのような新しい業態も登場しています。生活者の働き方に多様性が出てきているのにともない、生活空間のインテリアで何が重要視されるかも変わってきます。それがインテリア業界の楽しいところでもあるのです。インテリアが好きで働くなら、楽しめる職場であるのが一番です。しっくりくる業態やアプローチの企業を探してみてください。