メジャースポーツ漫画じゃ物足りない人必見!マイナースポーツ漫画が熱い!

更新:2021.4.7

スポーツはたくさんの種類がありますが、野球やサッカー、バスケットボールなど、メジャーな競技に注目は集まりがち。個々の研鑽の日々や真剣勝負の緊張感は、マイナー競技だってかわらないものです。こちらでは、熱い戦いと人間ドラマを堪能できるマイナースポーツ漫画を、あらすじや見所とともにご紹介していきます。

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武器は己の肉体のみ!奇妙さと熱量にハマる『灼熱カバディ』

「カバディ」という奇妙なスポーツの名前を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。インドの国技にもなっている伝統的なスポーツで、ルールは日本でいう「鬼ごっこ」に近いもの。

攻守で陣地が分かれており、競技中攻撃の役割を担う選手が「カバディ、カバディ……」と言い続けなければならないというのが最大の特徴です。

『灼熱カバデイ』のあらすじ&見どころ

 『灼熱カバディ』は、高校を舞台にカバディに打ち込む高校生たちの青春を描いた作品。高校1年生の宵越竜哉は運動神経と身体能力に恵まれ、中学時代はサッカーのスター選手として注目を集めていました。

しかし、人間関係などに疲れて高校入学をきっかけにスポーツを全てやめてしまいます。動画配信に精を出していた宵越でしたが、ある日カバディ部の勧誘を兼ねた勝負に負け、入部することになってしまうのでした。

 「カバディ」と言い続けるという奇妙さで記憶に残るスポーツですが、攻撃側が「カバディ」と一息に言い続ければならないことや、得点を得るにも防御するにも素早さが必要とされること、ラグビーのタックルのように激しい肉体接触があるなど、競技自体のハードさに驚かされるのではないでしょうか。

 武器は己の肉体のみですが、身体能力だけで全てを解決できないところが面白いところ。いかに攻め守るか、駆け引きは見所の一つです。スポーツに絶望しきっていた宵越がどんどんカバディに魅了されていくように、読者もカバディというスポーツと作品の熱量にハマっていきます。

『灼熱カバディ』は2021年4月にアニメ化も決定している注目の作品です。『灼熱カバディ』は漫画アプリ「マンガワン」にて連載中。スマホのアプリなら、無料で読むことができますので、気になった方はまずはアプリで読むのがおすすめです!下のボタンからインストールできるので、ぜひ読んでみてください!

『灼熱カバディ』を今すぐ読む

ハンデを乗り越えろ!圧倒的な迫力で描かれる『送球ボーイズ』

『送球ボーイズ』は、ハンドボール(送球)を題材とした漫画作品です。ハンドボールは、7人が1チームとなり、相手のゴールにボールを投げ入れて得点を競う競技。

サッカーの手版とも言えますが、ルールは同じように手でボールを扱うバスケットボールと同じものが多いので覚えやすいのではないでしょうか。走る、投げる、跳ぶと身体を大きく使うのも特徴です。

『送球ボーイズ』のあらすじ見どころ

 主人公の志熊栄都はハンドボールが盛んな富山県氷見市にある、火鼠高校ハンドボール部に入部しようとします。しかし、ハンドボール部キャプテンの大月は身長の低い栄都の入部を拒否。食い下がる栄都に、大月は一対一の勝負を持ちかけるのでした。

栄都はハンドボール初心者にも関わらず、並外れた運動神経と必殺技で大月との勝負に勝利し、見事ハンドボール部に入部することに成功。同級生の佐倉凪にハンドボールを教えてもらいながら、インターハイ常連であるライバル校を撃破を目指すのでした。

身体接触が多い球技は他にもありますが、ハンドボールも負けてはいません。身体が大きい選手が有利というだけあって、あたりの強さや破壊力は相当なもの。漫画でも実際の競技のように、迫力満点で描かれています。

栄都は体格に恵まれておらず、一回り以上も大きい選手たちに当然苦戦します。その中でハンデをものともせず、持ち前の運動センスと人の動きをコピーする能力を使って立ち向かっていく姿に胸が熱くなります。

『送球ボーイズ』が気になる方は下記の記事もご覧ください。

『送球ボーイズ』が無料!ハンドボール漫画は面白い!【7巻ネタバレ注意】

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無料漫画アプリ「マンガワン」で連載中の『送球ボーイズ』。マイナースポーツであるハンドボールを題材にした熱いスポーツ漫画の魅力をお伝えします!

 

温泉をかけて女子高生がゼロからカーリング勝負!?『SWEEP!!』

2006年のトリノオリンピック女子代表のチーム青森の活躍や、2018年平昌オリンピックで女子代表となったLS北見が初となる銅メダルを獲得したことから、日本でも一気にカーリングの知名度が上がりました。

カーリングは氷上で行われる競技で、4人1チームが交互に円の中に石(ストーン)を投げていき、得点を競っていくというシンプルな競技。しかし、「氷上のチェス」と呼ばれるくらい、高度な戦略を必要とする競技でもあります。

『SWEEP!!』のあらすじ見どころ

 温泉街として賑わったこともある見並町。かつての面影はなく、町は寂れていく一方でした。実家が入浴施設を営んでいる里子は、ある日飼い犬が埋めた持ち物を掘り返していたところ偶然温泉を掘り当ててしまいます。

父親にすべてを任せ、自分には関係がないと思っていたところ、隣町に敷地の一部がはみ出していたところから利権問題に発展。里子は友人たちとともに、温泉の権利をかけたカーリング対決を行うことになってしまうのでした。

老若男女問わず楽しめる競技だけあって、カーリングは激しく身体を動かすわけではありません。しかし、どこに石を投げるか。軌道を邪魔する場所に石を置くといったテクニックが必要となり、いかにして得点を重ねて勝つかが難しい競技でもあります。

本作では主人公が知識ゼロから開始するため、基本ルールを知らない読者の方も安心。

日本一も世界一も目指さない、始める理由も意外過ぎるため、序盤は特に競技に対する熱心さは感じられません。しかし、ゆるいように見えて温泉のように情熱が湧き上がってくる作品です。

圧倒的な試合描写と人間ドラマに釘付け!『リアル』

東京オリンピック・パラリンピックに伴い、障害者スポーツへの関心が高まっています。車椅子バスケットボールは、文字通り車椅子に乗った状態で行うバスケットボール。日本では「イスバス」の愛称で認知されています。

ルールはほぼ通常のバスケと変わりませんが、障害の程度によって持ち点が与えられるといった大きな特徴があります。

まず選手たちは障害レベルの重い順に1.0~4.5の持ち点が設定されています。コートに出る選手5人の合計が14を超えてはいけないため、どのタイミングで選手を変えるかなど、作戦に幅が生まれます。

また、障害者スポーツという名称からイメージする様子とは異なり、激しいぶつかり合いも見所。車椅子を自在に操る俊敏な動きに目が奪われます。

『リアル』のあらすじ見どころ

男子高校生の野宮朋美は基礎練習も欠かさず行うなど、バスケットボールに打ち込む生活を送っていました。しかし、高橋久信をはじめとしたチームメイトから「努力することがダサい」と言われて不穏な空気になってしまいます。

憂さ晴らしのために繁華街でナンパした山下夏美を乗せたバイクで事故を起こし、夏美は半身不随に。野宮も高校を中退してしまいます。何もかもうまくいかず燻っていた野宮でしたが、古ぼけた体育館で車椅子の男、戸川清春と出会うのでした。

 主人公は野宮と車椅子バスケの選手である戸川、野宮のチームメイトだった高橋の3人。それぞれ重い事情を抱えながら、バスケと向き合っていきます。人間ドラマも見所ですが、迫力の車椅子バスケの試合シーンも見逃せません。

『スラムダンク』の作者、井上雄彦が描く選手の熱や息遣いを間近で感じるような画面から目が離せなくなります。

賞金1千万円!?静かに熱く盛り上がる『ブクロキックス』

球技はボールを目で追わないとできないという先入観を覆してくるのがブラインドサッカー。視覚障害者が行うサッカーの名称です。

障害の程度によってクラスが分けられていますが、一番重いB1クラスは全盲、またはほとんど目が見えない選手ばかり。音のでるボールを使用するため、観客が声を出さないようにするというのも大きな特徴といえるでしょう。

また、キーパーは健常者が務めることが多く、健常者と障害者が協力し合えるスポーツとしても知られています。

『ブクロキックス』のあらすじ見どころ

主人公の小山田は整体院に勤める全盲の青年。ある日、店にやってきたナナという女性が勤務するクラブに先輩であり友人でもあるハルカと訪れたことがきっかけで、ブラインドサッカーをやらないかと誘われます。

ナナの父親がチームを作っており、メンバーが集まらないとのこと。新宿では「玉帝新宿」というブラインドサッカーチームに勝てば賞金1千万円が獲得できると、俄かに盛り上がりを見せており、小山田とハルカも誘われるままチームに参加することになってしまうのでした。 

街中や駅で見かけますが、視覚障害を持つ方がどのように日常生活を送っているのか、あまり知られていません。小山田は全盲ですが、あまりに日常生活がスムーズで驚かされるのではないでしょうか。

本作では知る機会の少ない日常描写もあり、ブラインドサッカーという競技を含め、視覚障害者に対しての理解が深まります。また、サポートとしてではなく、健常者が同じ選手として参加できるのが競技の大きな特徴の一つ。小山田とハルカの気負わない関係などから、視覚障害者とどのように接すればよいかというヒントにもなるのではないでしょうか。

優雅さと躍動感に魅了される競技ダンスの世界!ハードだから美しい『ボールルームへようこそ』

ダンスには様々な種類がありますが、正装して踊る社交ダンスの優雅さには目を奪われます。しかしこの社交ダンス、実は競技ダンスというスポーツであることを知らない方も多いのではないでしょうか。

競技ダンスは、ダンスの技術や芸術要素を競うスポーツ。スタンダードとラテンアメリカに分かれており、各5種ずつある種目は競技会によって異なります。覚えることも多く、運動量も想像以上。優雅さに隠されていますが、競技ダンスはとてもハードなスポーツなのです。

『ボールルームへようこそ』のあらすじ見どころ

将来の夢もなく、ぼんやりと日々を過ごしている中学生の富士田多々良。ある日不良に絡まれているところを、仙石要に助けられます。連れていかれたのは社交ダンスのスタジオ。そこで同級生の花岡雫が競技ダンスの選手であり、海外留学をする予定であることを知らされます。入会するか否か悩む多々良でしたが、仙石が出場した競技会の映像を見て心動かされ、競技ダンスへの一歩を踏み出すことになるのでした。

本作最大の魅力は競技ダンス経験者である作者が描く、本格的なダンスシーン。細かいところにまで気を配られた作画は経験者ならでは。ダンスホールの熱気や選手の息遣いまで感じることができます。

ルール解説や注意するべき点も細かく解説、初心者の多々良と共に、自然と競技ダンスが身に付きます。ペア競技なのでパートナーとの関係も注目ポイントの一つ。男女が調和しながらひとつの頂点を目指していく、友情以上の強い絆がを感じるはずです。

凛とした佇まいと激しい打ち合いのギャップがすさまじい『あさひなぐ』

日本には柔道や剣道、弓道といった日本古来の武道からスポーツ化した競技が存在しますが薙刀もそのひとつです。基本ルールは剣道に近いですが、大きな違いはスネを狙えること。鎌倉時代から室町時代にかけて歩兵の主な武器だった薙刀は、江戸時代に入ってから「女薙刀」として発展しました。

薙刀は基本的に道着に袴、そこから防具を身に着けていきます。姿勢も正しく、薙刀を構える姿は美しいですが、ひとたび打ち合いになると激しさは相当なもの。武道と言えば男性の競技者が多いというイメージがありますが、薙刀は女性の競技者が多い武道なのです。

『あさひなぐ』の見どころあらすじ

主人公である東島旭はドジで気弱な性格の新高校1年生。入学をきっかけに新しい自分になれると思っていましたが、電車で変質者に目をつけられるなど上手くいきません。

部活動説明会で強制的に薙刀部へ見学に行くことになった旭。先輩が振るう薙刀の鋭い払いや運動音痴でも勝つことができるという説明に興味を持ち、強い女になりたいと薙刀部への入部を決めるのでした。

本作で初めて高校の部活動として「薙刀」があると知った方も多いのではないでしょうか。女性の競技者が多いですが、作中でも描かれているように突きや脛を狙う薙刀の鋭さや気迫は、男性に負けていません。特に試合中の緊張感は息を忘れるほどです。

また、運動神経がなくてもできるという勧誘文句に惹かれた旭の努力する姿に胸を打たれる読者も多いのではないでしょうか。努力するからこそ、試合に勝ちたいという気持ちが生まれる、勝負に対するシンプルな熱に心動かされます。

チームが勝つために走る!最も熱い自転車漫画『弱虫ペダル』

自転車は最も身近な乗り物の一つですが、スポーツとしては様々な競技に分類されており、数が多く大きなコースや競技場で行われるのが特徴です。ロードレースは、実際の舗装された道路を使用し、タイムや順番を競う競技。

マラソンのように長距離を走るのですが、肉体の強靭さだけが競われるのではなく、個人が動くことによっていかにしてチームを勝たせるかという頭脳戦が大きな見所となる競技でもあるのです。

『弱虫ペダル』の見どころあらすじ

千葉県の高校に通う小野田坂道はアニメや漫画を愛するオタク少年。千葉から秋葉原へ自転車で通うという日常生活を送っていました。高校生になったらオタク友達を作ろうと漫画研究部に入部しようとしますが、部員が少ないため活動休止したと知らされます。そんな時、坂道は学校前の傾斜20%以上の激しい坂をママチャリで登っていたところを目撃されたことがきっかけで、今泉俊輔から自転車勝負を挑まれるのでした。

自転車は、多くの人が一度は運転したことがある乗り物。競技用の自転車の仕様は一般的な物とは異なりますが、ペダルを漕ぐときに足にかかる負荷や、風を切って走るときの爽快感は他の競技よりも想像しやすいのではないでしょうか。

レース中はもちろん、自転車に乗っているときは風の流れも緻密に描写。実際のコースが舞台になっていることもあり、選手たちが感じている世界をよりリアルに想像することができます。

また、自転車を漕ぐという動作はとてもシンプルですが、本作に登場する選手たちはとても個性的です。大きく車体を左右に倒しながら漕ぐという、一目見ただけでわかる違いもありますが、温厚な性格が豹変し獰猛になる選手も。平地か山か、選手の得意分野や特性がコースとどうマッチするのか、読者が想像しレース展開を予想する楽しみも生まれます。

個々のタイムを競う個人競技でありながら、実際はチームが定めた目標達成のために走るという団体競技色が強いのが自転車競技。仲間を想い走る選手たちの織り成す人間ドラマは、読者の胸を熱くします。

どんな選手でも活躍できる!選手の想いがぶつかり合う『アイシールド21』

アメリカンフットボールは日本での知名度はイマイチですが、本場アメリカでは一番人気で他の球技とは比べものになりません。大規模な大会も開催されており、ファンは一度でいいから現地で観戦したいと熱望するほどなのだとか。

ラグビー同様楕円形のボールを使用しタックルで相手の動きを止めるため近しい部分がありますが、攻撃側と守備側が明確に分かれるというのが大きな特徴。選手の役割が明確になっており、自身の専門性を守る姿は職人のような印象を受けます。

『アイシールド21』の見どころあらすじ

小早川瀬那は気弱な性格。不良のパシリにされるなど、不遇な人生を歩んできました。高校入学を機に変わりたいと思うものの、不良に目をつけられてしまいます。

しかし、偶然連れ込まれた部室は、実はアメフト部のもの。入部希望と勘違いされ助けられた瀬那は、先輩の蛭魔妖一から長いパシリ生活で身に付いた足の速さに目をつけられ、強制的に入部することとなってしまうのでした。

瀬那は足が速いけれどもとても小柄な少年。大柄な選手が当然有利となるアメフトでどんな活躍を見せるのか、興味がわいたのではないでしょうか。

瀬那のように身体的に不利な状況でも、活躍する機会が多いというのがアメフト最大の特徴。ポジションによって役割が決まっているので、キャラクターを知ることによってポジションの役割や特性をより理解しやすくなります。選手たちの泥にまみれたぶつかり合い、1試合に賭ける情熱を肌で感じることができる作品です。

メジャーなスポーツを題材とした漫画は数多くあり、競技にかける人々の熱が様々な人間ドラマを生み出し、人々を魅了します。しかし、どんなスポーツでも熱量は同じ。マイナースポーツだから真剣ではないということはまったくなく、むしろ知られていないからこそ深みにはまっていくようにすら感じられます。実際の観戦はハードルが高いという方は漫画から、ぜひマイナースポーツの魅力を感じてください。

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