漫画『ワールドトリガー』最新刊まで紹介!アニメ2ndシーズンも放送決定!

更新:2021.3.9

葦原大介の描くSFアクション『ワールドトリガー』は、2020年現在「ジャンプSQ」にて連載中の人気漫画。少年漫画には珍しく集団戦を描いています。2021年にはテレビアニメ2ndシーズンも放送され、最新23巻も発売予定。そんな注目の漫画をこれまでの物語を振り返りながらまとめて紹介します。

ブックカルテ リンク

『ワールドトリガー』アニメ2ndシーズンもスタート!原作漫画をネタバレ紹介!

2013年より「週刊少年ジャンプ」にて連載が始まった大人気SFアクション漫画『ワールドトリガー』。手塚賞受賞作家・葦原大介の原作です。

日本にある人口28万人都市・三門市。その街にある日突然、異世界からの門(ゲート)が開かれました。街はそこからやって来た近界民(ネイバー)と呼ばれる侵略者に襲われてしまいます。その時現れたのが界境防衛機関「ボーダー」

「こいつらのことは任せてほしい。我々はこの日のためにずっと備えてきた」
(『月が導く異世界道中』1巻より引用)

とネイバーたちを撃退したのでした。

それから4年。今も門は存在し近界民が出現するも、人々はボーダーに守られて生活しています。そんななか、隊員である三雲修と異世界からやってきた近界民・空閑遊真が出会うことにより、大きな運命が動き出すのでした。ネイバーとボーダーの戦いを軸に、戦闘員となる少年少女たちの成長と熱い戦いを描いた物語です。その設定や展開の面白さにハマる読者が続出。

2014年にはテレビアニメ化もされ人気を博しました。そして、2021年に満を持して、テレビアニメ2ndシーズンの放送も決まりさらなる期待が高まります。

この記事では、『ワールドトリガー』の魅力を漫画もアニメもまとめて紹介します。

『ワールドトリガー』4人の主人公を紹介!アニメでの声優も

『ワールドトリガー』には主人公が4人います。その4人がどんな人物か紹介します。

三雲修(みくもおさむ)

三門市立第三中学校に通いながら、ボーダーの隊員を務める15歳。学校ではカーストが低い存在ですが、とても正義感が強く勇敢な少年です。玉狛支部第二の隊長でポジションはシューター。生体エネルギーであるトリオン量が少なく、身体能力も高くはありませんが、知恵と工夫で自分なりの戦い方を模索します。

声の出演:梶裕貴

空閑遊真(くがゆうま)

異世界からやって来た白髪で近界民の少年。年は修と一緒です。父・有吾はボーダー創設期のメンバーのひとりでした。父の形見で武装のための黒トリガーと人の嘘を見抜くことができるサイドエフェクトという能力を持ちます。幼少から父とともに戦っているので、驚異的な強さの実力者です。修との出会いによりボーダー隊員になることに。玉狛第2のエースアタッカー(攻撃手)です。

声の出演:村中知

雨取千佳(あまとりちか)

修の幼なじみの14歳の少女。兄・麟児が修の家庭教師でした。近界民に襲われるほどのトリオン量を持っています。近界民に攫われた兄や友人を救うためボーダー隊員に。玉狛第2のメンバーとなりスパイナー(狙撃手)として活躍。その能力を生かした攻撃力は絶大です。辛抱強く粘り強い性格。

声の出演:田村奈央

迅悠一(じんゆういち)

師匠の形見となる黒トリガー・風刃を使っていた元S級隊員の19歳。4年前の近界民襲撃時の修の命の恩人でもあります。現在はA級隊員となり玉狛支部所属。少し先の未来が見える能力のサイドエフェクトを持っています。

声の出演:中村悠一

修と遊真との出会いをきっかけに2人はともに行動。物語は、この4人を軸に進行していきます。

『ワールドトリガー』は伏線が面白い漫画!【あらすじ】

三門市立第三中学校に通う三雲修のクラスに不思議な少年・空閑遊真が転校してきます。遊真は15歳でありながら141cmと身長も低く、髪も白髪で初日から目立っていました。帰り道、不良に絡まれる修と遊真は立ち入り禁止の警戒区域へ連れて行かれることに。その時、門が開き、近界民の襲撃に遭遇してしまうのでした。

実はC級のボーダー隊員である修が規定違反を承知で戦っていると、遊真もまた黒トリガーを使い応戦。あっという間に倒してしまいます。遊真は、父の形見の黒トリガーを持ち異世界からやって来た近界民だったのです。この2人の出会いによって、運命の歯車が大きく動き出しました。

最初からいくつもの伏線を巡らせ、ボーダーだけでなく近界民などありとあらゆる綿密な設定や世界観が秀逸。徐々に回収されていく伏線や謎が重なり合う構成登場人物たちの心身の成長など、さまざまな魅力がギュッと詰まった作品です。

詳しい伏線や謎の回収が気になる方はこちらの記事もおすすめです。

『ワールドトリガー』回収済み、未回収の伏線、謎をまとめてみた!考察も実施!

『ワールドトリガー』の4つの魅力【ここがスゴイ①】:世界観や綿密な設定に脱帽!

『ワールドトリガー』は、異世界からある日開いた門から近界民が襲撃してきた三門市を舞台に、近界民と戦う界境防衛機関「ボーダー」の物語です。今の日本とは異なる日本で、その世界の向こう側には近界が広がり、果てしない夜の暗黒に大小様々な国が星のように点在しています。

近界民の攻撃から市民を守るボーダーは、最初の襲撃前から創設されていました。その後4年間で500以上の隊員を抱えるまでに。近界民の技術を研究・開発し常に戦いに備えています。

そんなボーダーの武器も近界民を解析することで人類が得た新技術。その技術のひとつであるトリオンというエネルギーを使い、トリオン体と呼ばれる戦闘用ボディで戦う技術も得ました。トリオンによる攻撃以外ではほぼダメージがありません。

こうした綿密な設定がいくつも存在する本作。これだけでも十分に楽しむことができる上に物語の展開も非常によくできていて、人気作品であることも納得です。

 そのほか、戦闘時の技など細かい設定を知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

『ワールドトリガー』最強の技ランキングベスト15!トリガーの作り方やチーム構成も解説> 

第3巻ではオペレーターの宇佐美栞が玉狛支部所属になった修、遊真、千佳へボーダーについてわかりやすく説明しています。『ワールドトリガー』の設定の基本がわかります。

『ワールドトリガー』の4つの魅力【ここがスゴイ②】:膨大な数の多彩なキャラクター!

『ワールドトリガー』には実に多くのキャラクターが登場します。そのほとんどがボーダーの隊員です。

ボーダー本部には、最高司令官を筆頭に各部署長、本部長、各支部長と続き、さらにその下に多くの部下がいます。また隊員はA級~C級までおり、A級隊員には約30名、B級隊員には約100名、C級隊員は400名以上。このメンバーで近界民の襲撃を迎え撃ちます。また各級ごとのランク戦なども行われ、日々切磋琢磨しているのです。

戦闘員たちはそれぞれ多彩で個性的。攻防戦をくり広げる彼らのキャラクターが作品を盛り上げています。ボーダー隊員になった背景もさまざま。近界民に家族を殺された者戦闘好きな者スカウトされた者など、みなそれぞれの思いで戦っています。

 どんなメンバーがいるか興味のある方はこちらの記事もおすすめです。

『ワールドトリガー』の部隊、隊員をまとめてみた!

第15巻では、近界民・ガロプラ襲来を向かい打つ精鋭たちの戦いが楽しめます。

『ワールドトリガー』の4つの魅力【ここがスゴイ③】:集団戦の面白さ!

『ワールドトリガー』では戦い方もいろいろ。個人戦だけでなくチームとなって戦う集団戦が多く描かれ、その面白さは本作を代表する特徴のひとつです。

そもそも戦闘員たちは、近界民との戦闘においてもチームごとに戦います。各隊の構成はさまざまで、「玉狛第二」のように、アタッカー、シューター、スナイパー、オペレーターといった編成があるかと思えば、戦闘員すべてがスナイパー、隊長がオペレーターといった編成もあるので戦略性も各隊で異なります。それぞれの戦闘員の特技などを生かし、独自のスタイルを作り出すのです。

また集団戦ならではの戦術もよく練られており、修のように直接的な戦いに不向きな場合でも、ほかの隊員のよさを引き出すことに徹する方法もあります。勝つために自分がどう動くべきか、それぞれの隊においてみな考えながら戦っているのです。

集団戦ならではの戦術でおすすめは第16巻。修が自分のトリオン量の少なさを生かし、戦わずにみなをフォローするための技・スパイダーを使います。ファンタジーでありながら、現実的な戦い方は魅力の1つ。また、人が撃てない千佳なりの技・鉛弾(レッドパレット)を使う戦術を生み出しました。

『ワールドトリガー』の4つの魅力【ここがスゴイ④】:命の重みについて

『ワールドトリガー』ではトリオンを使って、トリオン体という戦闘用のボディを作ることができます。トリオン体での戦闘が不可能になった場合、B級以上の戦闘員には緊急脱出(ベイルアウト)機能が備わっています。よって、作品中で、戦闘員が敵と戦えなくなっても死に直結するシーンは多くはありません。

ただ、近界民・アフトクラトルから千佳を守るため、修がトリオン体ではなく生身の体で大きな傷を負い死にかけました。修に限ったことではなく、実は戦闘員は常に命がけで戦っているのです。この修の怪我により戦闘員の死の危険性があらためて浮き彫りになりました。戦闘員だけなく、近界民の襲撃により命を落とした市民やボーダー隊員も数多くいます。人の命の重みについてもきちんと描かれている作品です

第10巻には、修が命がけで千佳を救ったエピソードが描かれています。この時、遊真のお目付け役で生まれた時から一緒だった多目的型トリオン兵のレプリカも消息不明となってしまいました。

『ワールドトリガー』最新22巻までのあらすじを9つに分けて紹介!最新話も!

『ワールドトリガー』では物語が進行していくなかで、いくつかのターニングポイントがあります。それらを紹介しながら、これまでのお話を振り返っていきます。

【修と遊真の出会いと遊真の過去】

異世界からやってきた転校生・空閑遊真は近界民であることを同級生の三雲修に告白。修もまた学校には内緒で、ボーダーのC級隊員でした。2人は行動をともにすることにします。遊真の持っていた黒トリガーは父・有吾が自らの命と引き換えに作ったものでした。そのトリガーから父を蘇らせてもらうため三門市にやって来た遊真だったのでした。

【遊真の黒トリガー】

遊真の存在がボーダーに知られてしまいます。修の幼なじみ・千佳は近界民に攫われた兄を探しに行きたいと思っていました。そこで修が遊真と千佳を説得し、3人で近界へいくためチームとなり遠征部隊を目指すことを決意します。そんななか、遊真の黒トリガーがボーダーによって奪われる計画を迅が阻止します。その迅の尽力により、ボーダーに入隊する遊真でした。

【近界民・アフトクラトルからの大規模侵攻】

修が実力違いの風間に模擬戦を申し込まれ圧倒的に負けてしまいます。しかし、彼なりの知恵と工夫で1回だけ引き分けるのでした。このことはその後の修の戦いに変化をもたらします。街中に門が開き、近界民・アフトクラトルの大規模な襲撃が始まりました。彼らは莫大なトリオン量の千佳を狙いますが、命がけで守る修。ボーダーの戦闘員たちがアフトクラトルに挑みます。

 【B級ランク戦始動】

アフトクラトルからの大規模侵攻を無事に食い止めたボーダー隊員たち。しかし修は大怪我を追ってしまいます。修は怪我を直しながら、玉狛第二がいよいよB級ランク戦に参加することに。第1戦で、いきなりB級下位から中位へと昇格します。その後、苦戦を強いられる戦いもありますが、とうとう上位グループへと食い込むことになるのでした。

【近界民・ガロプラとロドクルーンによる新たな脅威】

B級ランク戦が続く中、新たな脅威となるガロプラによりボーダー本部が襲撃されてしまいます。ガロプラはアフトクラトルの従属国。遠征艇を狙っています。ボーダーの精鋭部隊が迎え撃つことに。熾烈な戦いは続きますが、ボーダーの勝利をもって戦いは終結するのでした。

【玉狛第二へ新メンバー加入】

ガロプラ侵攻時に、捕虜となっていたアフトクラトルのヒュースが動き出します。ガロプラの遠征艇で母国に帰還しようとしますが、仲間から裏切られていたことを知ります。玉狛第二では、遠征部隊への条件となるB級2位を目指し新たな手を考えていました。母国へ戻りたいヒュースとの利害が一致。本部との交渉もうまくいき、ヒュースが玉狛第2の新たなメンバーとして加わります。

【千佳のボーダー戦闘員としての成長】

ヒュースが加入したことでさらにパワーアップする玉狛第二。しかし、千佳が本当は人を撃てるのではないかとヒュースからの指摘が。その言葉がきっかけとなり、千佳自身でその理由を突き止めます。ようやく納得することができた千佳が新たなステージを目指すことに。

【B級ランク戦最終戦へ!】

B級ランク戦もいよいよ佳境へ。ヒュースの強さを知る対戦チームから集中的に狙われてしまいます。最終戦にも関わらず作戦通りに動けない玉狛第二。しかし、最後の最後で千佳が自分の殻を破ったことで勝利します。そして、目標のB級2位となる玉狛第二でした。

【2021年発売の最新23巻では……】

遠征選抜の試験の挑戦権を得た玉狛第二のメンバー。その説明会会場には、ボーダーの精鋭たちが姿を現していました。試験の内容は、第1試験が遠征艇内での環境を想定した「閉鎖環境試験」、第2試験が遠征先での戦闘を想定した「長時間戦闘試験」。さらに隊員をシャッフルし臨時部隊を編成して行われることになるのですが……。

テレビアニメ2ndシーズン『ワールドトリガー』はバトルシーンと新たに参加する声優に注目!

2014年から放送が始まった『ワールドトリガー』のテレビアニメ1stシーズン。原作漫画の人気を受けて、多くのファンを魅了しました。そこから4年半の時を経て、2021年1月より満を持しての2ndシーズンがスタートします。

さらに放送に先駆けて、2020年12月には期間限定の上映も開催されました。『特別上映版 ワールドトリガー 2nd シーズン』は、2ndシーズンの第1話と第2話に加え、「劇場オリジナル映像」が付いた特別版。1stシーズンでは最後に、原作漫画14巻のアフトクラトルと従属関係にあるガロプラが侵攻してきたところまで放送され、2ndシーズンではそのガロプラメンバーが本部の襲撃を始めるところから放送が始まりました。

アニメになると動きとともに色が加わります。このアニメ版『ワールドトリガー』では、バイトルシーンの色と光が非常に効果的に使われ、アニメならではの迫力が感じられます。1stシーズンではアニメオリジナルストーリーも展開。果たして2ndシーズンでは今後どんな展開になるか期待が高まります。

またメイン声優である梶裕貴、村中知、田村奈央、中村悠一に加えて、ガロプロメンバーには、江川央生、豊永利行、園崎未恵、津田健次郎、村瀬歩、白石涼子など人気声優が名を連ねました。今後はまたランク戦が始まるため、新たに香取隊が加わり、声優陣も潘めぐみや赤羽根健治などが担当しています。

3rdシーズンの放送も発表され、原作漫画もアニメもますます盛り上がること間違いありませんね。

原作者・葦原大介を紹介!休載を乗り越えて

猫の自画像でおなじみの『ワールドトリガー』の原作者・葦原大介。手塚賞を受賞し「週刊少年ジャンプ」にて漫画家デビューを果たしました。読切を掲載した後、2009年『賢い犬リリエンタール』にて連載をスタートさせます。

その後、現在の『ワールドトリガー』の前身となる『実力派エリート迅』を掲載したところ好評を博し、2013年より『ワールドトリガー』の連載が開始されることに。その年の末から体調を崩し、たびたび休載が続きました。そして、2016年から本格的に長期休載に入ります。その2年後となる2018年より復帰を果たし、2019年からは「ジャンプSQ」に移籍。2021年2月現在も連載中です。

休載前、85話は最終回の覚悟で話を考えていたとのこと。完全復帰を果たし、なお連載が続いていることは何よりですね。一読者としては、体に気をつけながら無理をせず、いつまでも書き続けてほしいものです。

『実力派エリート迅』は『ワールドトリガー オフィシャルデータブック』にて掲載されています。

まとめ

『ワールドトリガー』の魅力を紹介しました。まずは直接読んでみることをおすすめします。多彩なキャラクターや集団ならではの攻防戦の中で、自分のお気に入りキャラクターやシーンなどが見つかるはずです。きっとますます楽しくなることでしょう。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る