2022年冬ドラマから【心が疲れず楽しめる】原作ハズレなし作品を激オシ!

更新:2021.11.30

仕事や学校で、心をすり減らして家に帰ってくる。テレビをつけてなんとなく眺めるドラマにまで、気持ちを上げ下げ振り回されたくない!という人は私だけでしょうか。 2022年1月から開始の冬ドラマから、ハズレなしの作品を2作おすすめします。基準は、原作が【心が疲れずに楽しめる】こと!「ここを忠実に再現してほしい」というポイントもおさえていきます。

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【心が疲れず楽しめる2022冬ドラマ①】『シジュウカラ』喜怒哀楽がリアル!

ひとこと紹介

39歳主婦にして売れない漫画家である主人公が、電子書籍でのリバイバルヒットをきっかけにここから自分らしい人生を生き直そうともがく漫画『シジュウカラ』。2022年1月から、テレビ東京系列のドラマ24の枠で実写ドラマが放送されます。主演は山口紗弥加。

アラフォー主人公の心情に共感しながら読み進められる、日常生活での出来事が主軸の作品ですので【心が疲れずに楽しめる】作品としておすすめしたいと思います。

著者
坂井 恵理
出版日

ここに注目

40を手前に旦那の田舎に引っ越し、夢をあきらめかけた主人公。しかし出版社からの不意の声かけに一念発起して新作に着手することを決意します。アシスタントを募集すると、22歳の美青年が応募してきたのです。しかも彼は彼女の漫画を好きだと言ってくれて……。

この漫画にラベルを貼るとするなら、「年の差」「不倫」という目を引くテーマを選べてしまうことは否めません。しかし実写化にあたり、ただの不倫をメインテーマとしたよくあるドラマ演出にならなければいいな、と願っています。

なぜならこの主人公はスリルを求めて不倫に走るのではないということ。遅れてきた自己実現欲求を叶えてるべく向かって行ったら、その先に旦那とは違う男性がいたというだけなのです。

もちろん不倫を正当化するわけではありませんが、原作での旦那がまたなんとも嫌なやつ!原作を読み進めていると主人公にどうしても肩入れしてしまうでしょう。

たとえば下のコマ。徐々にアシスタントの青年との関係や漫画の仕事を家庭よりも優先しがちになる主人公。その様子に勘付いている旦那は、口にこそ出さないもののこのいや~な表情。この絶妙なイヤな顔を、ぜひドラマでも再現して視聴者の反感を勝ってほしい!と思います。

『シジュウカラ』4巻

 

そんなドラマのプロデューサーを確認したところ、テレビ東京の祖父江里奈ということを知ってライターはより一層期待が高まりました。祖父江は『来世ではちゃんとします』のセンセーショナルな実写化や、ジェーン・スーの『生きるとか死ぬとか父親とか』の丁寧な映像作りを手掛けたプロデューサー。彼女の手にかかれば、『シジュウカラ』のアラフォー女性である主人公の葛藤や喜怒哀楽も生々しく伝わるドラマとなるでしょう

その他の最新ドラマ情報は<テレビ東京公式サイト>でご確認いただけます。

【心が疲れず楽しめる2022冬ドラマ②】『ミステリと言う勿れ』菅田将暉の再現度に注目

ひとこと紹介

2021年中頃に菅田将暉がボンバーヘアにしていたとき、「先の作品の撮影をしているのでは」という噂が。ライターはひそかに『ミステリと言う勿れ』の久能整(くのう ととのう)だったらピッタリなのに……と思っていました。その念願が叶って(?)、菅田将暉主演でフジテレビ系月9枠で実写化されるのが本作。

一風変わっているが洞察力の鋭い天然パーマの大学生・久能整が、事件に巻き込まれては解決していくミステリ作品。淡々と自分の信条や考えを述べていきながら、渦中の人物の心を徐々にほぐしていく過程が不思議な魅力を放ちます。

著者
田村由美
出版日
2018-01-10

ここに注目

ドラマではとにかく主人公の変な波長の会話を、菅田将暉がどう演じるのかにご注目!会話の雰囲気こそが、本作全体の印象を左右するキーとなります。

たとえば漫画1巻の最初のエピソードでは、いきなり主人公自身が殺人の容疑者に疑われてしまいます。しかし犯人ではないため、取り調べを受けながらも焦る素振りなくこのように言ったりします。

『ミステリと言う勿れ』2巻

主人公がやったという証拠が集められていくなかでこのような余裕な発言をすることは、周囲の人にとっては唐突。しかし主人公のなかでは筋が通っている発言なのです。このようなやりとりは作品のいたるところで見受けられ、まるで別次元の人物のような浮遊感が主人公・久能整の特徴です。

『トドメの接吻』などでもミステリアスな人物として作品に彩りを与えてきた菅田将暉はまさにハマり役!各話の人物を演じるゲスト俳優とのセリフをどう交わすのか、とても楽しみですね。

起きる事件は殺人であったり、遺産相続をめぐるトラブルであったりと物騒ですがサスペンス要素よりも人間劇に焦点が当てられる作品です。謎解き事件簿モノでありながら、【心が疲れず楽しめる】作品として太鼓判を押したいと思います。

より詳しいエピソードを知りたい方は、『ミステリと言う勿れ』の魅力がわかるこちらの記事もご覧ください。

漫画『ミステリと言う勿れ』新感覚の面白さをネタバレ!主人公の癖になるキャラ【月9ドラマ化】

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今まで読んできたミステリーと、何だかひと味違う。そんな気持ちを感じさせる漫画『ミステリと言う勿れ』。ドラマ化されても、きっと盛り上がることでしょう! そんな魅力たっぷりの『ミステリと言う勿れ』の見どころを、ネタバレありでご紹介しちゃいます。ふと気づいたら新感覚の面白さに、虜になっているかも⁉


どちらも放送開始は2022年1月。楽しみですね!どんな作品なのか雰囲気だけでも先に知りたい方は原作漫画を1巻だけ読むのもおすすめです。

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