「推し武道」が実写ドラマに!漫画、アニメの人気に続け!スピンオフ企画も

更新:2022.11.25

岡山のマイナー地下アイドルとそのヲタクとの関係をコミカルに描いた平尾アウリ原作の漫画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』。通称「推し武道」は、累計発行部数100万部超えの大人気漫画です。アニメ、実写ドラマと順調なメディアミックス展開となっている「推し武道」。その人気の秘密を解き明かし、魅力について紹介していきます。

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「推し武道」が実写ドラマに!アニメも漫画も絶好調の大人気作品!

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は、岡山県出身の漫画家・平尾アウリが自身の出身地を舞台に描くコメディ漫画。地方のマイナー地下アイドルとそのアイドルヲタクとの関係をコミカルかつ感動的に描いています。

通称、「推し武道」。2015年から「月刊COMICリュウ」にて連載が始まりました。その後の反響は大きく、「このマンガがすごい!2017」のオトコ編第12位や第3回「次にくるマンガ大賞」のコミックス部門第11位などにランクイン。注目度の高さが窺えます。

2020年にはテレビアニメ化もされ、作中に登場するアイドル「ChamJam」が歌う劇中歌などが書き下ろされ話題に。原作漫画の世界観を損うことなく、高いクオリティを誇る作品作りは、アニメファンからも絶賛され人気を博しました。

その人気は止まることを知らず、2022年10月、今度はテレビドラマが放送されることに。アニメ化の際、人気となった楽曲をそのままドラマでも使用。アニメでも活躍した日向萌がドラマの音楽も担当しています。

主演は松村沙友理。自身も2021年まで、アイドルグループ乃木坂46で活躍をしていました。本作で地上波連ドラ初主演を飾ることに。元アイドルとして、激熱アイドルヲタクをどう演じるのか楽しみにしているファンも多いことでしょう。

コミックス最新第9巻も発売されたばかり。累計発行部数100万部を超え、ますます絶好調の「推し武道」です。この記事では、そんな「推し武道」を漫画、アニメ、ドラマと紹介。その人気の秘密にも迫ります。

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』第1巻
著者
平尾アウリ
出版日
2016-02-13

「推し武道」あらすじ

岡山で活動するマイナー地下アイドルの「ChamJam」。そのメンバー、市井舞菜ヲタのえりぴよは、推し活に励むため、就職もせずあえてフリーターとなり、その収入の全てを舞菜に貢いでいます。自身の服装は、常に高校時代の赤ジャージという徹底ぶりです。

その熱狂的な推し活は「伝説」となり、周囲からも浮いた存在に。そんなえりぴよと同じく、深い愛情をアイドルに捧げるヲタク仲間のくまさや基。彼らとともに、日々、推し活に励んでいます。そんな中、行われる「メンバー総選挙」や「アイドルフェスへの出演」。えりぴよらヲタクたちも休む暇がありません。

「ChamJam」の目標は武道館のステージに立つこと。地方局でのテレビ出演、CM出演など徐々に知名度を上げていきます。運営からの期待度も上がり、東京でのリリイベも開催。えりぴよの推しの舞菜にも次第にファンが増えていき、生誕祭も行われるまでに成長していきます。

アイドル「ChamJam」と彼女たちを全力で応援する熱烈なファンたちの姿を時にコミカルに、時に感動的に描いた物語が『推しが武道館いってくれたら死ぬ』。今や誰しもが使う「推し」という言葉をいち早く広めた青春コメディ漫画です。

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』第3巻

「推し武道」ちゃむほかキャラクター紹介!

えりぴよ

主人公。古株にして唯一の市井舞菜ヲタ。推し活の時間をとるため、あえて就職せずフリーターに。収入の全てを舞菜へ貢ぐ。服も全て売りさばいてしまったため、自身は高校時代の赤いジャージといういでたち。あまりの熱狂的なファンぶりに、伝説と呼ばれる。周囲からは女性扱いを受けていないが、実は美人。

ドラマ版:松村沙友理

くまさ

ChamJamのリーダー、五十嵐れお推しのトップヲタ。れおが以前、所属していたグループ時代から応援していた。もともと会社員をしていたが、推し活するためフリーターとなった。えりぴよや基とともに行動している。

ドラマ版:ジャンボたかお (レインボー)

基(もとい)

通い始めたばかりの新規ヲタ。空音推しの大学生。ガチ恋勢。空音似の玲奈という妹がいる。えりぴよやくまさと行動をともにしていく。

ドラマ版:豊田裕大

市井舞菜(いちいまいな)

ChamJamのメンバー。高校生。メンバーカラーはサーモンピンク。アイドルらしからぬシャイな性格のため、単推しのえりぴよに塩対応ばかりしてしまう。本当は、えりぴよと親しくなりたいと思っているが、アイドルとファンということもあり距離感に悩んでいる。

ドラマ版:伊礼姫奈

五十嵐れお(いらがしれお)

ChamJamの最年長リーダーで不動のセンター。メンバーカラーはピンク。ツインテールがトレードマーク。以前、別のアイドルグループで活動していたため、アイドル歴は長いが、非常に努力家。いつもメンバーを温かく見守っている。

ドラマ版:中村里帆

松山空音(まつやまそらね)

ChamJamのメンバー。メンバーカラーはブルー。高校生で、部活はテニス部。クールな性格。自分のことが好きなファンを大事にするタイプ。れおを尊敬している。エゴサをしていることも多いが、いつも変な言い訳をしている。運営推しの3トップの1人。

ドラマ版:MOMO (@onefive)

伯方眞妃(はかたまき)

ChamJamのメンバー。メンバーカラーはイエロー。お姉さんキャラ。同じメンバーのゆめ莉と非常に仲がよく、いつも一緒にいる。れおと空音とともに3トップを担当。

ドラマ版:KANO (@onefive)

寺本優佳(てらもとゆうか)

ChamJamのメンバー。メンバーカラーはホワイト。元気で自由。その自由さにファンは多い。思ったことはすぐ口にする。記憶力が非常に悪い。

ドラマ版:GUMI (@onefive)

水守ゆめ莉(みずもりゆめり)

ChamJamのメンバー。メンバーカラーはパープル。おっとりとした性格で、自分からあまり前に出ようとはしないが、ダンスや歌の実力は高い。眞妃と仲がよく、憧れている。

ドラマ版:SOYO (@onefive)

横田文(よこたあや)

ChamJamのメンバー。メンバーカラーはグリーン。ファンからは「あーや」の愛称で呼ばれている。最も身長が低く妹キャラ。気が強く上昇志向も強い。メイド喫茶でアルバイトをしている。

ドラマ版:和田美羽

玲奈(れな)

基の妹。空音似の美少女。兄に誘われ、岡山ガールズフェスタで舞菜ファンに。そこからChamJamのライブへ通い出す。えりぴよとも舞菜ファン同士仲良くなる。

ドラマ版:片田陽依

「推し武道」人気の秘密

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は、コミックス累計発行部数100万部超えの人気作品です。漫画だけでなく、アニメ化やドラマ化もされ、多くのファンから支持されています。

アイドルとそのアイドルを応援する熱狂的なヲタクを描いた物語が、なぜ多くのファンを獲得しているのでしょうか。その理由のひとつに作品への「共感」があります。

主人公えりぴよは、アイドルChamJamメンバー市井舞菜の古株にして唯一のヲタです。女性が女性アイドルへこんなにも熱狂的に応援しいる姿は珍しく、舞菜への愛情の深さは計り知れません。

周囲からはあまりの熱狂ぶりに、ひかれてしまうとこともありますが、その一途さや純粋さに思わず感動してしまうことも。このえりぴよの舞菜を思う気持ち、くまさや基といったほかのヲタクたちの推しへの思いなど、「推し」を持つ人はもちろん、誰かに強く思いを寄せたことのある人なら、思わず共感してしまいます。

この物語の根底にあるのは、まさしく「純愛」。傍からみれば思わず笑ってしまうような滑稽な姿でも、誰か思う純粋でまっすぐな気持ち、そんな愛情が描かれているからこそ、多くの人たちの心に響く物語となっているのでしょう。

また、えりぴよの舞菜へ届ける恥ずかしいくらいの愛のこもった言葉は名言が多く、感動させられてしまうこともしばしば。そこまで人を思えることが、ちょっと羨ましくもありますよね。

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』第5巻

アニメ「推し武道」の魅力

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は、2015年から漫画の連載が開始され順調にその人気を伸ばしてきました。2020年1月には、テレビアニメの放送も開始され、さらに多くのファンを獲得していきます。

漫画の世界観を損なうことなく、アニメという表現を存分に生かし、その魅力を引き出した作品はアニメファンからも好評を得ることに。その魅力のひとつに、ChamJamのライブシーンがあります。

アニメというフィールドで描く歌って踊るChamJamメンバー。近年よくみられる3DCGを敢えて使わず、手書きで描くその手法に納得したファンも多いのでは。メンバーの動きだけでなく、彼女たちの歌う楽曲のクオリティの高さも評価の高かったポイントです。

キャラクターソング『ずっとChamJam』やオープニングソング『Clover wish』など名曲揃い。えりぴよとして、その声優であるフィールズあいがエンディングソング『桃色片想い』を歌うところなど、細かいところにも行き届いた演出がなされています。

また、原作者の平尾アウリがシナリオを監修しているといった徹底ぶりが作品のクオリティに反映されることに。原作の持つテンションを保ちつつ、映像作品としてきちんと昇華させている演出も本作の魅力のひとつとなっています。

実写ドラマ「推し武道」ここに注目!

漫画、アニメとこれまで人気を保ってきた「推し武道」こと『推しが武道館いってくれたら死ぬ』。2022年10月からは、新たな展開に。朝日放送系ネットの「ドラマL」枠にて、ドラマ放送が始まります。

主演は元乃木坂46の松村沙友理。本作にて、地上波連ドラ初主演を飾ります。そのほか、ChamJamメンバーには、中村里帆、伊礼姫奈、和田美羽やアイドルグループ@onefiveメンバーなどフレッシュなキャストが揃いました。ヲタメンバーもバラエティーに富んでおり、お笑い芸人のジャンボたかお、モデルで俳優の豊田裕大、アイドルCUBERSの末吉9太郎など充実のキャスティングです。

今回のドラマ化で特に注目したいのが、「推し武道」アニメ化の際に使われた楽曲をカバーしているところ。名曲『ずっとChamJam』をドラマメンバーが歌う姿は今から楽しみですね。ドラマの音楽もアニメと同じ日向萌が手掛けます。

またドラマでヲタクたちが持つペンライトや各推しメンバーのネームタオルもグッズ化。放送開始に先がけ、公式ページにて販売されています。作品世界を一緒に楽しんでほしいという願いが感じられます。

「推し武道」勝手にスピンオフ企画!『推しのトップヲタになれたら死ぬ』

ドラマの放送も楽しみな「推し武道」。そのドラマ放送に合わせて、勝手にスピンオフ企画も始まります。題して、『推しのトップヲタになれたら死ぬ』。ChamJamのリーダーれお推しのヲタが、トップヲタを目指すお話です。

れおのトップヲタといえばくまさですが、ほかにも多くのファンがいます。その中のひとりが田中。くまさに負けじと最前列でれおを応援しています。そんな田中が、トップヲタのくまさに対抗心を燃やす姿を追っていく企画です。

田中を演じるのは赤松新。吉本所属の俳優として、ルミネtheよしもとの「ルミネSPコメディ」から連続ドラマなどに出演する傍ら、脚本家としても活動しています。

田中役の赤松新が自身のSNS上で、勝手に『推しのトップヲタになれたら死ぬ』企画を発信。10月4日から毎週火曜日に更新しながら、独自に作品を盛り上げていきます。田中がくまさに取って代わり、トップヲタになる日は来るのか!?ドラマ同様に注目してみてください。

赤松新Twitter:https://twitter.com/akamatushin

赤松新Instagram:https://www.instagram.com/akamatsushin/

ドラマにアニメ「推し武道」見るには

『推し武道』は、ドラマ、アニメ、漫画とさまざまな形で楽しむことができます。そんな『推し武道』のドラマ放送やアニメ配信などの情報をまとめてきました。

まず、アニメの配信情報です。

【第1話無料】

FOD公式サイト:https://fod.fujitv.co.jp/title/5a87/

【見放題】

Dアニメストア:https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=24342

Hulu:https://www.hulu.jp/watch/100079029

アニメ放題:https://www.animehodai.jp/title/SID0049300

続いて、ドラマの配信及び放送情報です。

【配信】

Huluにて見放題独占配信

https://www.hulu.jp/oshi-ga-budokan-ittekuretara-shinu/?cmp=10778&utm_source=SP&utm_medium=Display&utm_term=ABCTV&utm_campaign=JP_DM_ABCTV&waad=JiKNQmU3

TVer、GYAO!にて見逃し配信予定

TVer:https://tver.jp/

GYAO:https://gyao.yahoo.co.jp/

 【放送局】

テレビ朝日2022年10月8日(土)より毎週土曜 深夜2時30分~

ABCテレビ2022年10月9日(日)より 毎週日曜 よる11時55分~

そのほか

岩手朝日テレビ 10月13日(木)より毎週木曜 深夜0時50分

山形テレビ 10月23日(日)より 毎週日曜 深夜0時25分

名古屋テレビ放送 10月22日(土)より毎週土曜 深夜2時30分

瀬戸内海放送 10月 9日(日)より毎週日曜 午前10時00分

鹿児島放送 10月26日(水)より 毎週水曜 深夜1時20分

まとめ

これまで漫画、アニメ、そしてドラマとメディアミックス展開を順調に行なっている『推しが武道館いってくれたら死ぬ』。メディアが新たに増える度、成功を収めてきました。この度始まるドラマへの期待度も上がります。

メディアは違えども、もともとの漫画の世界観を大切にしている作品。それをきちんと抑えているからこその成功に違いありません。どんな作品になっているのか、ドラマの放送が楽しみです。

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