「無料マンガアプリ」が登場したおかげで、スマホさえあれば、好きなときに面白い漫画を読めるようになりました。一方、さまざまな種類のアプリも配信され、どれを使えばいいかわからない方も多くいるでしょう。この記事では、おすすめのマンガアプリ6選と、それぞれの特徴や公開作品について紹介します。この機会に、「読みたい漫画」や「好みのシステム」でマンガアプリを選びましょう。
「無料マンガアプリ」の魅力は、人気漫画が無料で読めることだけでなく、面白そうな漫画を手軽に探せる点にあります。
一方、アプリの種類がどんどん増えて「どのアプリを使えばいいかわからない……」と迷われたことはありませんか?
そこで今回は、おすすめのマンガアプリ6選の特徴と、掲載されている人気漫画について紹介します。ぜひこの機会に、お気に入りのマンガアプリを見つけてください。
「マンガワン」は、2019年12月現在累計ダウンロード数2000万を突破した、大人気の無料マンガアプリです。
小学館から配信されており、同社によるウェブコミック配信サイト「裏サンデー」の作品も無料公開されています。
マンガワンでしか読めない「連載中のオリジナル作品」が日替わりで更新されるほか、曜日ごとに「異なるジャンルの作品」がピックアップされる点も大きな魅力です。
さらに注目していただきたいのは、「投票」の機能。
お気に入りの作品に投票して、著者や作品を応援することで作品が人気となり、アニメ化につながることもあります。本アプリを使って、あなたの手で作品を後押しできるのです。
ちなみに連載作品は、公開終了まで無料で読むことができます。また作品を無料で読むための「ライフ」は、毎日9時・21時に回復するため、1日最大8話も読むことができます。
- 著者
- ONE
- 出版日
- 2012-11-16
マンガワンのおすすめ作品:『モブサイコ100』
『モブサイコ100』は、少し変わった青春コメディです。主人公・影山茂雄(通称・モブ)は、超能力者の中学2年生。彼は超能力という特別な力を持ちながら、目立たず素朴に生活していました。
しかし、勉強も運動も苦手……。さらに友達も少なかった彼は、自分を変えようと「肉体改造部」に入部することを決意します。
平凡な生活を送るために、超能力を抑制しているモブですが、感情が「100」まで上がると「真の力」を発揮してしまいます。
大きな建物を破壊してしまうほどの超能力に怯えるモブですが、人と関わることでたくさんの事件に巻き込まれ、いくつもの壁にぶつかることに……。
注目すべきは、超能力のことを「生きていくうえで不要な能力」だと考えるモブが発する、数々の名言。当たり前のなかにある「幸せ」や「大切なこと」を気づかせてくれるでしょう。
また、彼を支えるキャラクターたちも個性豊かで、魅力的な面々です。ギャグあり、バトルありの物語をせひ楽しんでください。
マンガワンでは、以下のような作品も公開されています。
この他の作品が気になる方は裏サンデーやマンガワンで掲載されている作品のおすすめランキングをご確認ください。
「マンガZERO」は、1000作品以上の漫画が掲載されている、無料マンガアプリです。
漫画雑誌「月刊ヒーローズ」や「月刊コミックバンチ」、漫画無料配信サイト「MAGCOMI」の作品が公開されています。
ただ作品数が多いわけではなく、それぞれの漫画のクオリティが高く、「漫画好き」の方におすすめのアプリです。またビッグタイトルだけでなく、インディーズ作品も豊富に掲載されているところも魅力のひとつ。
インディーズ作品は「全話無料」で一気読みすることができるので、まだ見たことのない傑作漫画に出会うことができるかもしれません。
無料チケットは、毎日8時と20時に4枚ずつ配布されるため、1日最大8話まで無料で読むことができます。またチケットではなく、「コイン」を使って作品を読む方法もあります。
指定の動画視聴や作品を読むことで、無料で手に入る「ボーナスコイン」もあるので、ぜひ工夫して使ってみてください。もちろん、有料コインを使って一気読みすることも可能です。
- 著者
- あずみきし
- 出版日
- 2014-04-09
マンガZEROのおすすめ作品:『死役所』
生前と死後の世界の間に存在する「死役所」は、亡くなった方が「自分の死の手続き」をする場所。
物語の中心人物は、死役所の総合案内を担当する「シ村」。死者たちは彼の案内に導かれながら、成仏へと一歩一ずつ進んでいきます。
基本的に1話完結のストーリーで、たくさんの人たちの死因、人柄、どんな人生を歩んできたのかが語られます。寿命に自殺、事故に他殺まで、自分の死因を必要書類に明記していく死者たちは、どんな気持ちで手続きを終えるのでしょうか。
そして、シ村たち死役所の職員も死者です。物語のメインは、職員たちの過去を紐解いていく部分だといっても過言ではありません。彼らはなぜ死んでしまい、ここで死者を見送る仕事をしているのでしょうか……?
『死役所』については<『死役所』5分でわかるあらすじ!謎につつまれた死役所総合案内・シ村の正体とは?【13巻まで、ネタバレあり】>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
マンガZEROでは、以下のような作品も公開されています。
「マンガUP!」は、スクウェア・エニックスと、and factoryによって共同開発されたマンガアプリです。「月刊少年ガンガン」や「月刊Gファンタジー」の連載作など、100作品以上を公開しています。
ジャンルが細かく分けられており、検索しやすい点が特徴のひとつ。
また、マンガUP!では、過去にアプリ内で読んだ作品をもとに、公開中の漫画を表示してくれる機能があるため、自分好みの漫画に出会えるチャンスがたくさんあります。
無料購読に必要なMP(マンガポイント)は、毎日8時と20時、1日合計8話分のポイントが配布されます。
そのほか、MPとは別に「MP+(マンガポイントプラス)」も、定期開催されるイベントや簡単なミッションを達成することで入手可能です。
- 著者
- 荒川 弘
- 出版日
マンガUP!のおすすめ作品:『鋼の錬金術師』
単行本全27巻からなる、傑作ダークファンタジー。シリーズ累計発行部数は7000万部を突破しました(2019年12月現在)。1人の少年と大きな鎧(よろい)が、「賢者の石」を求めて旅をする物語です。
幼いころに母を失った兄弟は「錬金術」を習得し、母を蘇らせるべく「人体錬成」に挑みます。しかし、禁忌でもあったその錬成を試みた対価は大きく、兄のエドワードは片足を、弟のアルフォンスは全身を失いました。
結局、母の錬成にも失敗してしまったエドワードは、今度は自分の右腕と引き換えに、アルフォンスの「魂」だけを取り戻し、鎧を着せたのです。
2人の旅の目的は、失った体を取り戻すこと。その旅路で、彼らは多くの仲間や敵と出会い、激しい戦いに身を投じていきます。果たして、その旅の終わりに待ち受ける「結末」とは……⁉
マンガUP!では、以下のような作品も公開されています。
白泉社が配信する「マンガPark」は、漫画雑誌の「花とゆめ」「LaLa」「メロディ」などで掲載された作品を公開しています。
一般的な無料マンガアプリの場合、少年誌・青年誌の掲載は多くありますが、「マンガPark」は、少女漫画も豊富に取りそろえているのが特徴のひとつ。
無料購読に必要な「FREEコイン」は、毎日6時と21時、1日合計8話分のコインが配布されます。名作・注目の少女漫画を読みたいという方に、ピッタリのマンガアプリです。
また特筆すべきは、マンガアプリ初となる「豪華な出演者で送るラジオ番組」。
人気声優やアイドルがパーソナリティを務める放送回もあり、なかには、マンガ業界の裏話がたっぷり聞ける回もあります。気になる方は、この機会にぜひチェックしてみてください。
- 著者
- 羽海野 チカ
- 出版日
- 2008-02-22
マンガParkのおすすめ作品:『3月のライオン』
美術大学生たちの「複雑な恋愛模様」を描いた、『ハチミツとクローバー』で人気に火をつけた漫画家・羽海野チカ。
その著者による将棋漫画『3月のライオン』は、アニメ化に映画化とさまざまな媒体で発表され、話題となりました。主人公は、若干15歳でプロ棋士となった少年・桐山零(きりやまれい)です。
零は両親を亡くしていたため、師匠の幸田の内弟子のもとで世話になっていました。しかし、わけあって出ていくことになり、紆余曲折を経てたどり着いたのは、川本家でした。
零は知り合いでもなんでもない川本家の三姉妹(あかり・ひなた・モモ)と交流しながら、自分の悩みや苦しみと向き合います。
夢・家族・居場所……幼いころにすべて失った零は、将棋を通じてたくさんの人と関わり合い、成長していきます。「人間を描くとはこういうことだ」と強く感じられるほど、登場人物たちの繊細な心と、その葛藤の描写が魅力的です。
プロ棋士が監修しているため、リアリティ満載の対局シーンも見所のひとつ。しかし、将棋の知識がない方でも問題なく読み進められるので、この機会にぜひ読んでみてください。
マンガParkでは、以下のような作品も公開されています。
「マガジンポケット」は、講談社の「週刊少年マガジン」による公式マンガアプリ(通称・マガポケ)です。
過去の名作や、連載中の作品の公開に加え、本アプリでしか読めない「オリジナル作品」も公開しています。超有名タイトルも多数ピックアップされているため、クオリティの高い作品を楽しめるでしょう。
有料の作品も多いですが、2019年12月現在であれば、第103回新人漫画賞の受賞作を無料公開中。ほかのアプリでは公開されていない作品を、チケットを消費せずに読めることが最大の魅力です。
また、「週刊少年マガジン」の過去3号分と、「別冊マガジン」の過去1号分が順次無料で公開されています。一定期間内であれば、読み逃しやもう一度見たいエピソードを「何度でも楽しむことができる」という点も魅力的です。
さらに、本アプリを通して雑誌を定期購読すると、とてもお得です。発売日の日付に変わった瞬間から、すぐに読めるという利点もあります。
無料購読に必要なポイントは、開催中のキャンペーンや、指定の動画視聴などで集めることができます。マガジン系の漫画に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
- 著者
- 諫山 創
- 出版日
- 2010-03-17
マガジンポケットのおすすめ作品:『進撃の巨人』
諌山創(いさやまはじめ)の初連載作品にして、アニメ化・実写映画化・ゲーム化している、大人気漫画です。単行本の累計発行部数は、8000万部を突破しています(2019年12月現在)。
見所は、壮大なスケールで描かれる物語にひそむ謎と、予想を覆す展開の連続。最新話が発表されるたびに、読者は驚かされてしまうでしょう。
突然現れた巨人により、滅亡の危機にさらされた人間たち。建造した「3つの壁」を盾として、なんとか生活を維持している状況です。
そんな環境のなかでも、主人公のエレン・イェーガーは、両親や幼馴染のミカサ、友人のアルミンとともに平和に暮らしていました。
しかし、その平和は突如現れた「超大型巨人」が、人類を守る壁「ウォール・マリア」を蹴り破ったことで崩壊します。
そして、目の前で母親は巨人に食われ、夢も希望も失ったエレン……。彼は、巨人に対する深い憎しみを胸に、巨人を駆逐(くちく)するため「調査兵団」へと入団することに……。
マガジンポケットでは、以下のような作品も公開されています。
「人気漫画が毎日読めるセレクトショップ」をコンセプトに、30社を超える出版社の6万作品のなかから傑作を厳選したマンガアプリです。
映像化を果たした人気作隠れた名作まで、幅広く楽しむことができます。マンガトリガーの一番の特徴は、漫画好きの著名人たちがおすすめする作品が紹介されているところ。
堀江貴文(実業家)、小沢一敬(お笑いコンビ・スピードワゴン)、東村アキコ(漫画家)など、「この人のおすすめなら読んでみたい!」と思える作品が目白押しとなっています。
1日1枚配布される「待てばタダ」チケットで1話を無料購読でき、隙間時間に漫画を楽しむのに最適です。
もちろん、続きが気になって仕方がない!という場合は有料チケットを使って一気読みも可能。一度購入した漫画はアプリ内でいつでも読むことができます。
- 著者
- 福本 伸行
- 出版日
- 1996-09-03
マンガトリガーのおすすめ作品:『賭博黙示録カイジ』
本作は「カイジ」でお馴染みのギャンブル漫画。独特のルールで行われる数々のギャンブルと巧妙で複雑な心理戦に加え、たくさんの名言や「ざわ…ざわ…」などの特徴的な効果音で有名です。
まともに働かず、酒と博打を嗜むだけのだらしない生活を送っていた伊藤開司(いとうかいじ)のもとに、金融業者が訪れます。借金をした友人の保証人となってしまっていた彼は、突然385万円という大金の返済を迫られたのです。
当然お金を用意できないカイジは、金融業者からギャンブル船「エスポワール」に招待されます。
そこで一攫千金を狙えというのです。勝てば借金を返済、負ければ命の危機という極限のゲームで、カイジは生き残ることはできるのでしょうか……。
マンガトリガーでは、以下のような作品も公開されています。
お気に入りのマンガアプリは見つかりましたか?無料マンガアプリを使って、すきま時間や移動中なども、たくさんの漫画を楽しんでください!