漫画『僕のヒーローアカデミア』強さランキングベスト20【ネタバレ注意】

更新:2021.12.10

『僕のヒーローアカデミア』のヒーローから敵まで全キャラクターの強さをランキング付けしてみました!インターン編が終わった時点でのランキングですので、今後変動する可能性があることをご理解ください。

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漫画『僕のヒーローアカデミア』強さランキング!

著者
堀越 耕平
出版日
2014-11-04

 

「週刊少年ジャンプ」で連載中の『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)は、超常能力「個性」を持つ者が人口の80%を占める社会で、「個性」を悪用する者・敵(ヴィラン)とヒーローとの戦いが繰り広げられるバトル漫画です。今回はそんなヒロアカのキャラクターをヒーロー・敵問わず強さの観点で順位づけしてみました!

 

第20位:常闇踏陰

第20位:常闇踏陰
出典:『僕のヒーローアカデミア』第4巻

常闇は雄英高校の入試9位(全36名中)、体力測定5位(全20名中)という、ヒーロー科最高峰である雄英高校の中でも高い実力を持つ男子生徒です。

個性は「黒影(ダークシャドウ)」。鳥の形状をしたモンスターをその身に宿している非常に珍しいものです。黒影は闇が深ければ深いほど凶暴な性格となってより強いパワーを発揮しますが、代わりに制御が利かなくなります。反対に、日中であれば制御は利きやすいのですが、攻撃力は下がり防御を得意とするものになります。

光という弱点に目を瞑れば、攻撃、防御、移動手段など汎用性の高い個性です。林間合宿で敵連合に襲撃されたときには、夜であったことや常闇の自責の念という「闇」が限りなく高まった条件下で黒影が暴走状態になり、爆豪や轟さえ苦戦していた極悪死刑囚・ムーンフィッシュをあっさりと倒すなど、その凶暴性・攻撃力の高さを見せました。

光という弱点をうまく克服し、暴走状態の黒影の圧倒的な攻撃力を制御できるようになれば、雄英のトップに立つことも可能な逸材です。常闇自身実直な性格なので、鍛錬に励めば無敵に近い「個性」となることは間違いありません。

第19位:夜嵐イナサ

第19位:夜嵐イナサ
出典:『僕のヒーローアカデミア』12巻

イナサは数あるヒーロー科の中でも最難関と呼ばれる士傑高校の1年生です。

士傑と同レベルの雄英高校の推薦合格者でしたが、轟とその父・エンデヴァーへの敵対心からその合格を蹴って士傑に入学したという経歴を持ちます。

個性は「旋風」。大きさや形状に合わせた無数の風を操ることができます。士傑で唯一1年生にして仮免取得試験を受けることを許可された生徒であり、第一試験においては1人で120人をも脱落させトップで通過したほどの実力です。

しかし、やはり1年生ということで経験不足が否めません。轟やエンデヴァーへの嫌悪から力を磨いてきたこともあり、仮免試験では轟を前に冷静さを保てず、協力しなければならない場面でむしろ張り合ってしまうという失態を犯しました。そういった精神面ではまだまだということで、第19位のランクインです。

第18位:爆豪勝己

第18位:爆豪勝己
出典:『僕のヒーローアカデミア』第10巻

爆豪はプロヒーローも目を見張るほどのタフネスと戦闘センスで、入試1位の成績で雄英高校ヒーロー科に入学した生徒です。粗野で乱暴な性格ですが、戦闘に関しては冷静な観察力でもって相手の個性の弱点や戦い方の隙を狙います。

個性は「爆破」で、手のひらの汗腺からニトロのようなものが出ており、それを自由に着火することができます。爆破の勢いで移動したり、閃光弾にしたりと応用の幅も広い強個性ですが、それだけの個性の使い方を引き出せるのはやはり爆豪の戦闘センスと努力があってこそのもの。

汗腺が広がるほどニトロのようなものの分泌が増すスロースターターで、戦闘が長引けば長引くほど爆豪にとっては有利になります。弱点は最大規模の爆破をすると手のひらが痛むぐらいですが、篭手があればノーリスクで最大火力を撃てるため、個性に関してはほとんど弱点無しの状態です。

性格は粗野で乱暴、自尊心が大きすぎるなどとてもヒーローとは思えませんが、常に一番を目指し続ける向上心は尋常でなく、そのための努力も欠かしません。個性の使い方や戦い方もよく研究しており、見た目に反して繊細な動きも得意です。

しかしながら、出久が絡むと最適解を選択することができなくなってしまうのが爆豪の弱点として挙げられます。期末試験では妥協に妥協を重ねて何とかクリアしましたが、この先もそう上手くいくとは限りません。どんな相手とでも連携がとれなくてはプロの世界で生きていくのは厳しいかと思われます。

爆豪勝己については<漫画『僕のヒーローアカデミア』爆豪勝己(かっちゃん)の魅力3選!爆破!>の記事をご覧ください。

第17位:轟焦凍

第17位:轟焦凍
出典:『僕のヒーローアカデミア』第5巻

轟はNo2ヒーロー・エンデヴァーの英才教育を受けてきただけあって、雄英高校推薦入学者、体育祭では全力を出し切らず2位という好成績を収めた実力を持ちます。

個性は「半冷半熱」。身体の左側で炎を、右側で氷を操ることのできる強力な能力です。初の戦闘訓練では一歩も動かずに建物を凍らせることでその場を制圧し、圧倒的な力を見せつけました。氷の最大規模はかなり大きく、一瞬で大氷壁をつくることができます。体育祭では「もうそこらのプロより強い」と言わしめたほどで、並大抵の敵であれば一瞬にして拘束できると思われます。

しかし、大規模な氷を操れば操るほど体に霜が降りてきて動きが鈍くなることから、まだまだ体は出来上がっていないといったところです。また、作中で爆豪やステイン、相澤にも指摘されている通り、強個性ゆえにやや力押しのきらいがあります。特に左側の炎は、父であるエンデヴァーへの憎悪から今まで使用してこなかったこともあり、調節が未だ苦手なようです。合宿では炎と氷を同時に操る訓練をしていましたが、まだまだ動きが鈍るとのこと。

さらには仮免試験では父・エンデヴァーと轟を嫌う夜嵐からの敵意に惑わされ試験に集中できなくなるなど、精神的にも未熟なことが分かります。学生にしては十分な力を持ちますが、まだまだ伸びしろがあるということでこの順位にランクインです。

轟焦凍について紹介した<漫画『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍の魅力4選!クールでアツいヒーロー!>の記事もおすすめです。

第16位:死柄木弔(志村転弧)

第16位:死柄木弔(志村転弧)
出典:『僕のヒーローアカデミア』第2巻

死柄木は敵連合の中心人物です。個性は「崩壊」で、彼の五本の指すべてに触れたものは人であれ物であれボロボロと崩れることになります。近距離でしか使えない個性とは危険性が高く、死柄木自身の身体能力の高さも相まって侮れません。

オールマイトへの殺意を糧とする死柄木の狂気は、出久を戦慄させ、爆豪でさえ肌を粟立たせるほどのものです。当初は「幼児的万能感の抜けきらない子ども」というのがヒーロー側の彼に対する見解であり、そこまで重視されていませんでした。

しかし、USJ襲撃や保須事件での失敗を経て、徐々に世間の反応を見据えた犯行計画を練るようになり、師であるオール・フォー・ワンとの別離を経た死柄木は今や名実ともに敵連合のリーダーと呼べる存在になっています。

独り立ちした死柄木はオールマイトへの尋常ではない殺意、臆せず凶行を働く狂気、そして連合のメンバーに対する信頼を持ち、一筋縄ではいかない敵です。

第15位:渡我被身子

第15位:渡我被身子
出典:『僕のヒーローアカデミア』第8巻

トガは学生ながらに連続失血死事件の犯人として追われている敵で、敵連合の一員です。個性は「変身」で、相手の血液を摂取することでその相手の姿になれるというとんでもない個性です。その思考はやや破綻していますが、頭は良いようで、仮免試験の際には士傑高校の生徒に変身することで出久の血を手に入れています。

もっとも目を見張るべきはその身体能力です。相手の目と耳から自分の気配をうまく隠したり、イレイザーヘッドに捕縛されても空中で体を回転させイレイザーに一太刀浴びせて逃げおおせたりと、純粋な身体能力ではおそらく連合一といっても過言ではないでしょう。

個性の性質上か人の性格や逆鱗を見抜くことができるようで、戦いの際には相手の精神を揺さぶってくることもあり、かなり手強い敵です。

第14位:黒霧

第14位:黒霧
出典:『僕のヒーローアカデミア』第6巻

黒霧は敵連合で死柄木の右腕のような立場にある男です。

何より厄介なのはその個性「ワープゲート」。自分の肉体を黒いモヤに変え、離れた空間へのワープゲートにすることができるという個性で、相手の攻撃軌道上にワープゲートを置くことで攻撃を自らに届かせないようにしたり、相手の攻撃手段を相手の背後にワープゲートで繋げることで自滅させたりすることも可能です。物体が半端にとどまった状態でゲートを閉じることで、その物体を引きちぎることもできるという攻撃にも使えます。

しかしながら、油断して麗日に掴まれたり、爆豪に押さえつけられたりと、頭脳派ゆえか身体能力はあまり高くないことがうかがえます。

また、一見最強の個性に見えますが、肉体でワープゲートにできる部分は限られており、モヤに覆い隠された部分の実体には攻撃可能という弱点もあります。しかし、そこを的確に狙わなければすぐにワープゲートで逃げられてしまい、まず捕らえることは不可能です。

第13位:波動ねじれ

 

ねじれは雄英高校3年生の中でも一際抜きん出ている「ビッグ3」と呼ばれるほどの実力者です。個性は「波動」。自分の活力をエネルギーにして衝撃波を放ちます。しかし、なぜかねじれてしまうので速度はないとのこと。

エネルギーをチャージして撃てば巨大敵をも倒すほどの威力となる強個性で、エネルギーを足から出して宙を移動するなど応用も効きます。衝撃波の速度はないとのことですが、近距離でタイミングさえ見誤らなければ一撃必殺の技となること間違いなしです。

ねじれ自身探究心の強い性格なので、自分の個性を隅々まで研究しその応用性を高めていると考えられます。インターン先のプロヒーロー・リューキュウからの信頼も厚いようなので、プロにも認められる実力といったところでしょうか。しかし、天喰、ミリオと違って作中で分かりやすい戦果を残していないのでこの順位に留まりました。

 

第12位:イレイザーヘッド(相澤消太)

第12位:イレイザーヘッド(相澤消太)
出典:『僕のヒーローアカデミア』第1巻

イレイザーヘッドは雄英高校の教師兼アングラ系プロヒーロー。合理主義者で、冷静かつ効率的な戦い方で敵を制圧します。

個性は「抹消」で、視界にいれた者の個性を瞬きするまで消すことができます。個性頼りの敵であればこれだけで無力化できる強力な個性です。異形系個性を消すことはできませんが、その手の敵が得意とする近接戦に対応するため、身体能力にも優れています。

期末試験では、体重の約半分の重量を装着した状態にも関わらず、屋根や電線を巧みに利用し素早い動きで轟・八百万ペアを圧倒しました。ゴーグルで誰を視界に入れたのかわからなくし、個性を消して相手の連携を崩したところを奇襲で一気に攻めるなど、多対一の戦闘を得意としています。教師を務めている影響もあってか、判断力や観察力はかなりのものです。

第11位:天喰環

第11位:天喰環
出典:『僕のヒーローアカデミア』15巻

天喰はとてつもなくメンタルが弱いために体育祭などで目立った成績は残していませんが、雄英校内の3トップ「ビッグ3」に数えられるほどの実力者です。

個性は「再現」で、食べた生物の特徴を自分の身体に生やしたり纏わせたりして戦います。複数のものを同時再現することができ、再現する特徴、自分の身体のどこに再現するか、サイズなどの調整が可能で、食べるものによって戦い方を変えることのできるまさしくオールラウンダーです。

個性の使い方も洗練されており、食べた生物の特徴の組み合わせたり、どの特徴を使うかを敵によって使い分けたりと個性を慣れていることがうかがえます。

その実力は関西のプロヒーロー・ファットガムが認めるところであり、「技量はプロ以上」と断言するほど。その発言の通り、天喰は壊理救出作戦の際に死穢八斎會の個性持ち3人をひとりで相手取り、3人の連携を個性で翻弄し、勝利を収めました。

第10位:Mr.コンプレス(迫圧紘)

第10位:Mr.コンプレス(迫圧紘)
出典:『僕のヒーローアカデミア』第9巻

Mr.コンプレスは敵連合の一員です。

個性は「圧縮」。対象を球状に圧縮して閉じ込める強個性です。林間合宿ではこの個性を使ってヒーローの卵であるA組の面々を出し抜き、爆豪と常闇をさらいました。

火と人間を一緒に閉じ込めることで殺したり、人の腕だけを閉じ込めることで切断したりと攻撃にも使えます。

木をつたって走りながら、ヒーロー科の生徒を引き離すという身体能力の高さも見せています。エンターテイナーを自称するだけあって視線誘導にも長けており、林間合宿では障子の視線を巧みに誘導することで爆豪を取り返されることを防ぎました。

個性や技術から見て、一対一で相手取るならば連合の中では一番厄介かもしれません。

第9位:グラントリノ

第9位:グラントリノ
出典:『僕のヒーローアカデミア』第6巻

グラントリノはNo.1ヒーロー・オールマイトのかつての先生です。かなりの年齢ですが、未だその実力は衰えずといったところ。

個性は「ジェット」で、自身が吸い込んだ空気量に応じて足の裏の噴射口からジェットを噴射します。縦横無尽に動き回る機動力を誇り、その威力を利用したキックはコンクリートさえもたやすく破壊するほどです。 

ヒーロー活動に興味がないためヒーローとしての知名度はあまりありませんが、オールマイトをシゴき、緑谷にも実践で身体の使い方を叩き込んだことから、その戦闘力は高いことが窺えます。観察力にも優れており、戦闘にも指導にも活かされています。

第8位:ベストジーニスト(袴田維)

第8位:ベストジーニスト(袴田維)
出典:『僕のヒーローアカデミア』第6巻

ベストジーニストはNo.4の人気ヒーローです。ヒーローとしての意識が高い男で、凶暴な人間を矯正することを自身のヒーロー活動だと自負しています。

個性「ファイバーマスター」は繊維を操る能力です。自身のコスチュームを分解して拘束具として使用できるだけでなく、他人の衣服を操って移動させることもできます。人間が服を着る以上、ベストジーニストから逃れることはできません。 
 

ベストジーニストの判断力、技術は並ではないとオール・フォー・ワンも評するところ。一見便利に見える個性も、相当な練習量と経験に裏打ちされたもののようで、ベストジーニスト自身の努力がうかがえます。 
 

オール・フォー・ワンという規格外の敵から重傷を負わされ現在活動休止中ですが、並の敵であれば彼の前では無力同然でしょう。

 

第7位:オーバーホール(治崎廻)

第7位:オーバーホール(治崎廻)
出典:『僕のヒーローアカデミア』第14巻

オーバーホールは極道「死穢八斎會」の若頭です。

個性「オーバーホール」は触れたものを分解・修復することができます。「分解」は人に触れればその身体が弾けとび、物に触れればそれが瓦礫と化します。「修復」に至ってはもっと規格外で、死んだ直後であれば生き返らせたり、自分と仲間を一度分解してから融合させたりもできます。

どんな形に修復するかもオーバーホールの思いのままであり、無機物と人を融合させることも、一度分解したコンクリートをトゲの形にして武器に変えることも可能な強個性です。さらには疲労や怪我までもを修復することができるので、対人戦はほぼ無敵状態です。

さらに人心掌握術に長けており、オーバーホールの駒たちは彼に忠誠を誓っています。壊理の個性を使って八斎會を立て直そうとしたり、資金や人材確保の点から敵連合に話を持ちかけたりと、計画性もあります。

それに加え、恩人である組長へ恩を返すために「八斎會を立て直す」という目的への執着は尋常ではなく、その目的を邪魔する者には形振り構わず攻撃してくるので非常に厄介です。

しかし、ヒーローの想いや敵連合の力を見誤っていたために、悲惨な結末を迎えています。

第6位:通形ミリオ

第6位:通形ミリオ
出典:『僕のヒーローアカデミア』第14巻

ミリオは雄英高校のビッグ3のひとりで、イレイザーヘッド曰く「もっともNo.1に近い男」です。

ミリオの個性は「透過」で、あらゆるものをすり抜けることができます。地上で全身に個性を発動すると地中へとすり抜け、地中で個性を解除すると地上へと弾かれるのを利用して高速で移動することが可能です。身体の一部のみを透過すれば受けた攻撃を無効化することもできます。

しかし、ミリオの個性は決して便利なものではなく、一歩間違えると身体が真っ二つになってしまう危険を伴います。壁をすり抜けるのにも面倒な手順を踏まなければならないこの個性を実践レベルにまで研ぎ澄ましたのは、ひとえにミリオの努力によるものです。

死穢八斎會との戦いで個性を失いましたが、個性を失って尚、オーバーホールと玄野を相手に5分間も戦い続けました

また、敵についてよく分析して予測しながら戦うなど、決して個性頼みの強さでないところもポイント。彼の強みは「個性」ではなくサー・ナイトアイのもとで培った技術と経験だということがうかがえます。プロも顔負けの戦闘力とヒロイズム精神です。

第5位:脳無(ショック吸収・超再生)

第5位:脳無(ショック吸収・超再生)
出典:『僕のヒーローアカデミア』第3巻

第5位にランクインしたのは、ヒーローたちを幾度も苦しめた脳無の中でも、USJ襲撃時に登場した「ショック吸収」と「超再生」の個性を持つ個体です。

脳無は、DNAの混成や薬物による改造を施し、オール・フォー・ワンによって複数の個性を与えられた「改人」。個性ではなく素の状態でオールマイトと張る力を持ち、爆豪ですら反応できないほどのスピードを持ちます。

「吸収」の個性により、オールマイトのパンチ1発くらいであれば余裕で耐えることができます。轟の個性で凍らされて動きを止められても、凍らされた部分を引きちぎって「超再生」の個性で回復するといった規格外の戦い方をします。人格を持たない改人だからこそできる戦い方ですね。

「無効」ではなく「吸収」なので、吸収できる衝撃には限度があり、オールマイトのパンチ300発分で倒れましたが、逆に言えばそれだけの衝撃を一度に与えなければ倒れないということです。

第4位:ステイン(赤黒血染)

第4位:ステイン(赤黒血染)
出典:『僕のヒーローアカデミア』第6巻

ステインは「ヒーロー殺し」の異名で知られた凶悪な敵で、これまでに17人のヒーローを殺害、23人を再起不能に追い込んでいます。

個性は「凝血」で、相手の血液を摂取することで、最大8分間相手の身体の自由を奪うことのできる個性です。その効果時間は対象の血液型によって変わります。血液を摂取しなければ発動しないため特別強力な個性ではありません。

しかし、彼の強さはその身体能力の高さにあります。全身にワン・フォー・オールの力を巡らせた出久、不意を突いた轟、飯田と出久の同時攻撃などをものともしない反応速度、スピード、タフネスを兼ね備えており、とにかく手ごわい相手です。加えて「凝血」の個性を持ち、ステインは一対一の状況であればほぼ無敵といって差し支えないでしょう。

轟と少し戦っただけで彼の弱点を見抜き指摘するなど、観察力や分析力にも優れています。

また、ステインがもっとも異質である所以はその思想です。ヒーローについて「見返りを求めてはならない」「自己犠牲の末に得る称号である」という哲学に基づき、ふさわしくないと判断したヒーローを殺してきました。

その行動力はもちろん、己の強い思想を知らしめんとする殺気は、出久たちはもちろん、No.2ヒーローであるエンデヴァーでさえ怯ませるものでした。

第3位:エンデヴァー(轟炎司)

第3位:エンデヴァー(轟炎司)
出典:『僕のヒーローアカデミア』第7巻

エンデヴァーはオールマイトに次ぐNo.2ヒーローで、現在はオールマイトの引退によりNo.1ヒーローの立ち位置です。

個性は「ヘルフレイム」で、身体中に炎を纏わせ放出することができます。火の玉をつくって攻撃したり、足から炎を噴射して高速で移動したりとかなりの汎用性を見せています。事件解決数史上最多という記録はエンデヴァーの強さをシンプルに表しています。

多岐にわたる個性の使い方は、エンデヴァーの極めて強い上昇志向によるものであり、これが彼の強さの理由といえるでしょう。しかしながら、自分ではオールマイトを超えることはできないと諦念を抱くようになってしまい、ヒーローらしからぬ手段で個性婚に及び、息子である焦凍に虐待紛いの教育を施したという一面もあります。

しかしながら、ヒーロー殺しが再び保須に現れることを予測したり、他のヒーローに的確な指示を出したりと、戦闘力だけではなくヒーローとしての実力は確かで、エンデヴァーを憎む息子・轟焦凍でさえその手腕は認めざるを得ないほどです。

エンデヴァーについて紹介した<漫画『僕のヒーローアカデミア』エンデヴァーの魅力5選!不器用でアツい男!>の記事もおすすめです。

第2位:オール・フォー・ワン

第2位:オール・フォー・ワン
出典:『僕のヒーローアカデミア』第10巻

オール・フォー・ワンは敵連合のブレーンであり、死柄木の「先生」です。

彼の個性は規格外であり、他者から個性を奪い己のものにしたり、他者に個性を与えたりすることが可能です。この個性によって彼は無数の個性を所持しており、その戦闘力はベストジーニストに一瞬で重傷を負わせ、オールマイトをも追い詰めるほど。実際彼は5年前、その後のヒーロー活動に大きな支障を与えるほどの傷をオールマイトに負わせています。その強さは雰囲気にも表れており、出久たちは彼の声を聞いただけで死のビジョンが浮かんだほどです。

悪のカリスマといって差し支えのない彼は頭脳も明晰で、人を追い詰めることにも長けています。オールマイトの心を折るために、その師匠である志村菜奈の孫・死柄木を弟子にとるなど、その手腕は非情であり、計画性のある頭脳派といえるでしょう。

第1位:オールマイト(八木俊典)

第1位:オールマイト(八木俊典)
出典:『僕のヒーローアカデミア』第3巻

第1位はやはりNo.1ヒーロー・オールマイト。とにかく圧倒的な力でどんな敵でも倒してしまうスーパーヒーローです。

個性は「ワン・フォー・オール」で、自らの肉体を強化し、かつその個性を誰かに与えることのできる個性です。その力は代々受け継がれてきた力の結晶ともいうべきものであり、並大抵の肉体が受け継ぐと力に耐えきれずに肉体が四散してしまいます。

しかし、オールマイトは高校時代にすでに器は出来ていたということで、元々は無個性だった彼が相当鍛えていたことがうかがえます。

ジャンプひとつでビルの高さまで飛んだり、本来パワー系個性が苦手とする液状系個性やショック吸収の個性をも力技でねじ伏せてしまったりと、とにかく圧倒的なパワーを持ちます。

ヒーロー史に残る伝説級のエピソードには事欠きません。拳ひとつの風圧で天候をも変えてしまうほどの脅威的でシンプルな強さこそ、オールマイトが最強たる所以です。

人々の平和のために自己犠牲すら厭わないその平和思想で、多くの人間を救ってきたオールマイトは、いずれ死ぬという予知をされても終わりまでひたすら走ろうとその運命を受け入れていました。

しかし、出久と出会ってから「彼を育て切るまでは死ねない」と死に抗うようになり、その結果オール・フォー・ワンを倒すことができたのです。

彼はもう戦うことはできませんが、彼の強さを超える者はなかなか現れないでしょう。

オールマイトについては<漫画『僕のヒーローアカデミア』オールマイトの魅力5選!大丈夫、私が来た!>の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

以上、『僕のヒーローアカデミア』の強さランキングでした!これからも様々な強さを見せてくれるヒーローや敵の活躍に期待しましょう!

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