『ONE PIECE』の魅力の一つ悪魔の実による能力バトル。作品では様々な能力者が登場しており、今回はそんな数ある悪魔の実の中から「動物(ゾオン)系」にスポットを当ててご紹介します。
動物の姿・能力を得られる悪魔の実。この「動物(ゾオン)系」の悪魔の実を食べたものは、動物に備わってる驚異的な身体能力や特殊能力を使用することができ、見た目も「人型」「獣型」「人獣型」に変化することができます。
「動物(ゾオン)系」は動物をモチーフにしてるため種類が多く、悪魔の実の中では決して珍しい能力ではありませんが、中には非常に珍しい希少種も存在し、恐竜など絶滅した古代の生物「古代種」、不死鳥など空想上の生物「幻獣種」が存在します。
この「古代種」「幻獣種」の2種類は、悪魔の実最強の「自然(ロギア)系」よりも貴重な存在で、変身できる生物が普通の動物とは違うだけに「古代生物の圧倒的な力」や「幻獣ならではの特殊な力」など通常種よりも遥かに高い能力が特徴です。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 1997-12-24
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人間の知能と体格を得られる能力。もちろん人間が食べても意味はなく(大仏など一部の例外を除く)、動物が食べることで能力を発揮します。
作中では「麦わらの一味」の船医トニートニー・チョッパーが能力者。悪魔の実によって得た人間の知能で人語を喋れるほか医学知識も長けており、学んだ医学の知識と7形態(新世界以降は9形態)の変身能力で麦わらの一味をサポートします。
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【大仏】
「ヒトヒトの実」の幻獣種。巨大な黄金の大仏がモチーフで、巨大な掌から放たれる広範囲に及ぶ衝撃波は圧巻の一言。作中では海軍元帥(頂上戦争以降は海軍お目付け役)仏のセンゴクが能力者、マリンフォード頂上戦争編では圧倒的な強さで猛威を振るいます。
新世界編以降では、ドレスローザ編で海軍のお目付け役として登場。
かつては電話中や部下に指示を出してる最中に煎餅(おかき)を食べる同期の海軍本部中将ガープ(モンキー・Dガープ)を叱りつけるなど真面目で堅物の印象だったのが、2年間で白髪頭のカジュアルな格好になり、ガープのように他の海兵と会話しながら煎餅(おかき)をボリボリ食べるなど、まるでガープを思わせるような姿や発言に「元帥」という肩書からの荷が降りてようやく自由に余生を過ごしてるんだろうなと思わせる登場でした。
メジャー動物のわりに作中では1種類しか登場してませんが、人気・種類も多いだけに今後新たなネコネコのモデルの登場が予想されます。
その理由ですが、四皇カイドウ率いる「百獣海賊団」が「動物(ゾオン)系」能力者で構成されてるため様々な動物が登場する可能性が高いこと。そして百獣だけにネコ科である「ライオン」が登場するのではないかと予想されます。海賊船団の名前に「百獣」と付けてるぐらいなのでカイドウ自身が「“ ネコネコの実”モデル百獣の王ライオン」の可能性もありそうですね。
【豹(レオパルド)】
「ネコネコの実」の通常種。豹の柔軟で俊敏な動きと肉食動物の凶暴性を得られる純粋な身体強化タイプです。
「諜報機関CP9」ロブ・ルッチが能力者。ルッチが極めたCP(サイファーポール)が扱う体術六式と相性がよく、「豹✕六式」による驚異的な戦闘力、そして六式を極めしものが扱える奥義「六王銃(ろくおうがん)」でルフィを窮地に追い詰めますが、「ゴムゴムのJET銃乱打(ジェットガトリング)」によりルッチは敗北します。
パンクハザード編でロブ・ルッチらしき人物が少しだけ登場しており、劇場版作品『ONE PIECE FILM GOLD』にて「世界最強の諜報機関CP‐0(サイファーポール“ イージス”ゼロ)」に昇格してることが判明。革命軍参謀総長サボと一戦を交えてます。
今後「麦わらの一味」と「世界貴族(天竜人)」との戦いが避けられないだけに世界貴族の直属でもある「CP-0」の総動員、そして原作でもルッチが再登場するのでは?と予想されます。
こちらも種類が豊富で人気がある動物なので「百獣海賊団」で多く登場する可能性があります。イヌ科の中で凶暴な存在の狼は既に登場してるので、もし新たなイヌイヌの能力者が登場するなら「幻獣種」のフェンリルやアヌビスとかありそうですね(幹部が柴犬やトイプードルといった斜め上な予想もありそうですが)。
【ジャッカル】
「イヌイヌの実」の通常種。ジャッカルは、見た目が狼に似た(狼よりも耳が少し大きい)アジア・ヨーロッパ・アフリカに生息にしてるイヌ科の動物。ほかの動物の食べ残しやネズミ・ウサギなど小動物が主食です。
アラバスタ護衛隊副官「ジャッカルのチャカ」が能力者。剣術とジャッカルの能力(パワーと速度)でクロコダイルと戦うものの、「自然(ロギア)系」のスナスナの力に為す術無く敗北します。
【ダックスフント】
「イヌイヌの実」の通常種。普通の「動物(ゾオン)系」なのですが、作中では「バロックワークス」幹部Mr.4&ミスメリークリスマスとともに登場したMr.4の相棒ラッスーが能力を得ており、「悪魔の実をモノに与える」研究によって作り出された「イヌイヌの力が宿った銃」になっています。くしゃみによって出されるボール型の爆弾でウソップとチョッパーを苦しめました。
【狼(ウルフ)】
「イヌイヌの実」の通常種。狼なだけにイヌイヌの中でも凶暴性・身体能力が極めて高く、「諜報機関CP9」ジャブラは狼の能力と六式、特に全身鉄塊の「鉄塊拳法」を得意としており、そげキング(ウソップ)を圧倒的な力で瀕死へと追い詰めます。そしてウソップと交代したサンジとも互角に渡り得ましたが、サンジの新技「悪魔風脚(ディアブルジャンブ)」から繰り出された「画竜点睛ショット(フランバージュショット)」によって敗北しました。
公式で発表はされていませんが、「イヌイヌの実」の通常種である可能性が高いです。
作中ではマリンフォード頂上戦争編で登場した海軍本部中将ダルメシアンが能力者で、同じく海軍中将モモンガとともにルフィを追い詰めました。ただ能力者なのは間違いないのですが、名前(本名?)や頭の被り物がダルメシアンなので、少しややこしいキャラです。
鳥類だけに「飛行能力」が備わっており、このトリトリによる「飛行能力」は世界でまだ5人しか確認されていない貴重な力でもあります(確認されてるのが5人だけで、もっと存在する可能性も)。
【隼(ファルコン)】
「トリトリの実」の通常種。作中ではアラバスタ王国護衛隊副官「ハヤブサのペル」が能力者で、隼の飛行能力と速度を活かした戦闘方法(空からのガトリング砲や爆弾)を行うのですが、ミス・オールサンデー(ニコ・ロビン)とは能力的に相性が悪く、ハナハナの能力による関節技であっさり敗北しています。
クロコダイルに敗れて瀕死状態になっていたルフィを救ったり、クロコダイルの策によって「アラバスタ王国」に仕掛けられた大型爆弾を自ら抱えながら飛んで上空で爆発したりするなど活躍しています。
【不死鳥(フェニックス)】
白ひげ海賊団1番隊隊長「不死鳥のマルコ」の能力ですが、「飛行能力」「再生能力」「幻獣種」ということ以外は詳しい情報は明らかになってません。不死鳥の名から「トリトリの実の幻獣種」だと思われます。
不死鳥と呼ばれるだけあって海軍大将の攻撃を直撃してダメージを負っても自己再生して回復できます。回復能力の高さから無敵と思われましたが、海軍本部中将オニグモに「海楼石の手錠」をかけられ海軍大将黄猿(ボルサリーノ)のレーザービームにより致命傷のダメージを負ってしまったことも。
頂上戦争後(白ひげ亡き後)は、マルコが船長として「白ひげ海賊団」を率いて航海。マリンフォード頂上戦争の原因でもある黒ひげマーシャル・D・ティーチ率いる「黒ひげ海賊団」に「落とし前戦争」を仕掛けますが、「黒ひげ海賊団」に敗北し「白ひげ海賊団」は壊滅して団員たちは消息不明に。
彼らの安否が気になりますが、マルコは「ゾウ」のモコモ公国のネコマムシと親交があり、ワノ国を支配してる「百獣海賊団」との戦いに備えてネコマムシが「不死鳥のマルコ」を探しに別行動してるので、「ワノ国編」で再登場の可能性が高そうです。
【野牛(バイソン)】
「ウシウシの実」の通常種。群れで行動している野生の牛で気性の荒さが特徴。実は準絶滅危惧種(乱獲などが原因)にも指定されてる動物です。
「サクラ王国(旧ドラム王国)」初代国王(元ドラム王国守備隊長)ドルトンが能力を得ており、野牛ならではの速度と突進能力を活かした「フィドル突撃(バンフ)」という突進技もあります。ちなみにドルトンのおおらかな性格からか気性の荒さ(凶暴性)は平気な模様。
おそらくホールケーキアイランド編の後に語られる世界会議(レヴェリー)にて再登場が予想されます。
【麒麟(ジラフ)】
「ウシウシの実」の通常種。漢字が中国の空想上の生き物ですが、こちらは動物のキリンの方。長い首が特徴のあのキリンです。
「諜報機関CP9」のカクが能力を得ており、自身の驚異的な身軽さと二刀剣術、六式(嵐脚)とキリンによるリーチを活かした四刀流剣術でゾロを追い詰めましたが、ゾロの新技「鬼気・九刀流 阿修羅(きき・きゅうとうりゅう)」からの「阿修羅弌霧銀(あしゅらいちぶぎん)」により敗北します。
カクは、「ウシウシの実」を麦わらの一味と戦う少し前に食べており、短い時間で能力を使いこなす才能は目を見張るものがあります。
馬なので走ることや脚力に長けてるとは思われますが、戦闘タイプの能力者が出ておらず、まだ未知の部分が多いです。
作中では空島の傭兵ガン・フォールの相棒「天点鳥のピエール」が能力を得ており、「ウマウマの実」を食べた鳥”だから、ペガサスっぽく翼を生やした馬に变身できます(見た目がちょっとキモい)。
地中を自在に潜って移動することが可能で、「バロックワークス」Mr.4の相棒ミス・メリークリスマスが能力者。
地中から相手の脚を掴んで高速で進む「モグラ塚ハイウェイ」からの壁に激突させる「モグモグ玉砕(インパクト)」や4トンバットを振り回すMr.4との連携技「モグラ塚4番交差点」でウソップを瀕死にまで追い詰めましたが、ウソップとチョッパーによる機転と連携により、Mr.4のバットを誤って食らって敗北します。
その後収監されますが、脱獄して「NEWスパイダーズカフェ」で従業員として働いてることが判明しています(腰が心配)。
象なので巨体からの攻撃や長い鼻を活かした戦闘方法だと思われます(百獣海賊団最高幹部ジャックを見る限り)。
「諜報機関CP9司令長官」スパンダムの愛刀「象剣ファンクリード」が能力を得ています。巨象形態や鼻の部分を剣にしてサーベルとして戦いますが、スパンダムの自体の実力がないため宝の持ち腐れといったところ。
大した実力もないのに親のコネ(父親は元CP長官)でCP9長官となり、非道な命令を下すなど権力を振るうだけのクズキャラスパンダム(言い過ぎ)。彼も劇場版でCP-0になってましたが、この地位も親のコネによるものなのでしょうか?ただ父親の病気によって権力が弱まり今まで部下として使ってたロブ・ルッチと立場が逆転したことは屈辱なのかもしれませんが。
絶滅したマンモスをモチーフにした古代種なのですが、見た目と船団の名前からマンモスと予想してるだけで、まだ詳しくは明らかになっていません。
「百獣海賊団大看板・マンモス号船長」災害の一人ジャックが能力者で、懸賞金10億ベリーを賭けられるほどの大物海賊。その圧倒的な力で「偉大なる航路」(グランドライン)新世界を移動する幻の島「ゾウ」の「モコモ公国」を壊滅寸前まで追いやるほどの実力者。
ジャックは「モコモ公国」壊滅後に一度「ゾウ」を抜けてドフラミンゴを護送中の海軍艦隊を襲っており(藤虎・センゴク・おつるにより未遂)、その後再び「ゾウ」を襲撃するものの、モモの助の思いに応えた1000年生きる島「ゾウ」こと「象主(ズニーシャ)」に返り討ちに遭います。
この一撃で船は大破、ジャックは海へと放り出されます。ただ悪魔の実の能力者は呪いにより水中では溺れ死ぬはずが海底で動けずにじっと引き上げられるの待っている描写があり、水中でも溺れてないことからジャックは悪魔の実を食べた魚人族の可能性が高いです。
「ビッグマム海賊団」戦闘員ペコムズが能力者ですが、今のところ亀の甲羅に隠れてガードぐらいしか分かってません(鈍いってわけでもない)。
ペコムズ初登場時は、読者がまだミンク族の存在を知らないため亀の甲羅を背負った小さなライオンに「亀が能力」なのか、「ライオンが能力」なのか、はたまた黒ひげみたいに「2種類の能力」を持ってるのか?と謎を呼びました。
蛇と聞くと毒蛇のイメージが強いですが、長い胴体からの締め付けの力も強く、大きな蛇にもなると大人でも圧迫死してしまうほどの危険な生物です。
【アナコンダ】
「ヘビヘビの実」の通常種。蛇の中で世界最大級の大きさを誇り、その長くて太い巨体な胴体に締め付けられたらもう無事では済みません。
王下七武海ボア・ハンコックの妹、ボア・サンダーソニアが能力者、女ヶ島「アマゾン・リリー」にてボア・マリーゴールドと協力してルフィと戦っており、能力による形態変化と覇気を使いルフィを追い詰めるもののギア2を発動したルフィに倒されています。
【キングコブラ】
「ヘビヘビの実」の通常種。コブラ科の中で最も巨大な蛇で、毒はその巨体から大量に注入される神経毒は助かる確率は極めて低いと言われてます。
王下七武海ボア・ハンコックの妹、ホア・マリーゴールドが能力者、「女ヶ島アマゾン・リリー」にてボア・サンダーソニアと協力してルフィと戦っており、能力による形態変化と毒液、覇気を使いルフィを追い詰めるもののギア2を発動したルフィに倒されてます。
こうしてみるとまだ覇気を習得していないルフィに覇気を使用して敗れるなど、姉ハンコックには程遠い実力です。これでも「九蛇海賊団」の№2にあたるので、七武海の名とハンコックの実力だけで「九蛇海賊団」は成り立ってたんでしょうね。
蛇もまだまだ種類が多いですし、能力もバトル向きなので今後色々と登場しそうです。世界最強の毒を持つコブラ科タイパン属の「インランド・タイパン」とか登場するのでしょうか?幻獣種だと「メデューサ」、ワノ国編では「ヤマタノオロチ」とかもありそうですよね。
今のところ「ドレスローザ」に暮らす小人のトンタッタ族しか能力者はいませんが、昆虫の能力は強力なので今後昆虫の能力を扱う能力者は登場する可能性はあります。
【スズメバチ】
「ムシムシの実」の通常種。とても獰猛な性格で毒針が特徴のハチの中でも危険な部類。
トンタッタ族のピンクビー部隊隊長ビアンが能力者。「SOP作戦(シュガー・おったまげ・パニック)」ではニコ・ロビンと協力して「ドンキホーテファミリー」最高幹部トレーボルを幹部塔から退けてるほか、 ドフラミンゴの切り札「鳥カゴ」の発動後では仲間達と協力して「SMILE工場」で働かされている仲間たちの救出に向かい、工場内の仲間たちにメッセージを送るなどの活躍をしてます。
【カブトムシ】
「ムシムシの実」の通常種。言わずと知れた子どもに人気の昆虫界の王様、頑丈で立派なツノ(オスのみ)と硬い皮膚、昆虫界屈指のパワーが特徴。
トンタッタ族のイエローカブ部隊隊長カブが能力者。「SOP作戦」では元リク王軍軍隊長キュロスと王宮に侵入し、キュロスを先に行かせるため「ドンキホーテファミリー」幹部グラディウスに挑みますが返り討ちに遭ってます。
その後ワノ国のさむらい錦えもんに救出され、マンシェリー姫を救出しにトンタ兵長レオと王宮に乗り込み、レオとの連携でドンキホーテファミリー幹部ジョーラを倒しています。
「サラサラ」とはサラマンダーのことを表し、サラマンダーは空想系では精霊の類を表しますが、実際は「有尾類(ゆうびもく)」つまりサンショウウオやイモリなどのことなんです。
【アホロートル】
「サラサラの実」の通常種。これはメキシコサラマンダーの幼性体、つまりウーパールーパー(日本だけの呼び名)のこと。可愛らしい能力に思えますが、この能力を得たのがパンクハザード編にてシーザー・クラウンが創り出したゲル状の有毒ガス(毒ガスのスライム)「スマイリー」で、生命を持った動く毒ガスに「麦わらの一味」はただ逃げるしか為す術はなく、その後シーザが与えた飴を食べてスマイリーは爆発。毒ガス「シノクニ」として「麦わら一味」や「海軍」を追い込みました。
スマイリーの死後、近くにあった普通のリンゴが「悪魔の実」の模様に変わってる描写があり、このことから他の誰かが「サラサラの実、モデル:アホロートル」を食べた可能性があります。まぁ泳ぎを犠牲にしてまでウーパールーパーの能力は欲しいとは思いませんが……。
【恐竜】
「最悪の世代」ドレーク海賊団のX・ドレークが使用した能力。「古代種の恐竜」だと思われますが、詳しくはまだ明らかになってません。
ドレークは元海軍本部少将でしたが、なぜ海軍少将にまで上り詰めておきながらその地位を捨てて海賊になったのか?など詳しくは明らかになってません。ちなみにローの幼少期のエピソードで、海軍将校から海賊に成り下がった父親と若き日のドレークが登場しており(単行本の読者の質問コーナーSBSで明らかに)、この出来事も海賊になった理由と関係がありそうです。
新世界編以降では「百獣海賊団」の傘下に入っており、ホールケーキアイランド編が終了したら始まるであろうワノ国編で「麦わらの一味」との何らかの接触、詳細が明らかになる可能性がありそうですね。
【龍】
パンクハザードにてお腹をすかせたモモの助が「失敗作の人造悪魔の実」を勝手に食べて得た能力で、龍の姿をしてることから「幻獣種」だと思われますが詳しくは何も分かっておらず、何の動物系能力で何が失敗なのか?など謎が多いです。
モモの助自身も謎の多い重要人物。モモの助は「海王類」や「象主(ズニーシャ)」などの声「万物の声」を聞くことができ、現時点では「ゴール・D・ロジャー」、モモの助の父親でありワノ国の大名「光月おでん」、リュウグウ王国の「しらほし姫」、そして麦わらの一味「ルフィ」しか確認されていない特殊な力を持ってます。
あともう一つ謎があり、まだ8歳と幼い年齢なのにイヌアラシとネコマムシが仲が良かった頃(十数年前)の記憶があったり、20年以上前に処刑されてるはずのロジャーとの記憶があったりと不思議な発言をするモモの助。さり気なく言った「せっしゃもロジャー達に会っておるが、記おくはあいまいでござる。」の意味は何なのか?カイドウやドフラミンゴに狙われる理由は?果たしてモモの助にどんな秘密があるのか今後の展開に目が離せません。
【羊】
ゾウ編にて「百獣海賊団」戦闘員ギフターズの「真打ち」シープスヘッドが部分的に羊の容姿になってることから羊の能力者だと思われます(名前もシープだし)。
この「ギフターズ」、人造悪魔の実による能力者集団で構成されており、部分的に動物の能力を扱うことが可能。「真打ち」であるはずのシープスヘッドがサンジとブルックによってあっさり敗北してるので弱そうなイメージがありますが、仮にも四皇の戦闘員たちです。「ギフターズ」にも更に強い人物がいるでしょうし、人造動物系による圧倒的な数で「麦わら一味」たちも苦戦しそうですね。
インペルダウンで登場したサディの直属部下でLEVEL3以降の階層を徘徊している生物。メンバーには「ミノコアラ」「ミノリノケロス」「ミノタウロス」「ミノゼブラ」「ミノチワワ(新世界編以降の新入り)」の5体が確認されてます。この獄卒獣は「悪魔の実の能力」を得ており、クロコダイル曰く「覚醒した悪魔の実の能力者」とのこと。
この「悪魔の実の覚醒」とは、ドレスローザ編でドフラミンゴが見せた「覚醒」と同じかは不明。「超人(パラミシア)系」の「イトイトの実」の能力者であるドフラミンゴは覚醒によって周囲の物に影響を及ぼして建物や地面などを糸にしたのですが、仮に獄卒獣の覚醒が「動物(ゾオン)系」の覚醒だった場合、もしかしたら覚醒することで動物そのものになって圧倒的な力を手にするのと引き換えに二度と元の姿には戻れない力が「動物系の覚醒」なのかもしれないですね。
全てが謎なのが「黒ひげ海賊団」五番船船長(航海士)の鬼保安官ラフィット。自身の腕を翼にして飛んでおり、何らかの悪魔の実の能力を得てると思われますが何の能力かはさっぱり分からず、そもそも「動物(ゾオン)系」なのかも不明。
悪魔の実の「動物(ゾオン)系」について紹介したわけですが、「動物(ゾオン)系」に絞っただけでもかなりの種類がありましたね。ネコネコでも書きましたが「動物(ゾオン)系」能力者で構成された集団(全員動物系なのかは分かりませんが)「百獣海賊団」との戦いでは多くの動物系能力者との、特殊な力などの小細工のない「獣の力」と「覇気」による純粋なバトルが楽しめそうですね。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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