漫画「ワンピース」革命軍メンバー一覧【ローも加入!?】

更新:2021.11.12

初期の頃から名前や関わる人物がたびたび登場するものの、構成メンバーや活動目的など未だ謎が多い「革命軍」。今回は87巻までの段階で明かされてるメンバーについての情報のほか、一部で噂されてる「ローが革命軍に入るのか?」について考察します。

ブックカルテ リンク

「ワンピース」革命軍とは?

著者
尾田 栄一郎
出版日
1997-12-24

世界政府を倒して世界に変革をもたらそうといている組織。メンバー全員が政府や王族などに失意や恨みなど何らかの因縁があると思われ、革命軍以外は所在を知られていない「偉大なる航路」白土の島バルティゴを拠点に世界各地でクーデターを起こすなどの活動してました。

しかしコアラ、ハックを含めた革命軍がドレスローザから帰還した際、船に忍び込んでいた黒ひげ海賊団バージェスに場所を知られてしまい、黒ひげ海賊団の手によってバルディゴは壊滅と新聞で報道されます。

そしてドラゴンやサボなどの安否は不明というのが、現時点で分かってる革命軍の現状です。

モンキー・D・ドラゴン

モンキー・D・ドラゴン
出典:『ONE PIECE』12巻

革命軍総司令官、世界に知らぬものはいない「世界最悪の犯罪者」。顔や性格など似ても似つかないですがルフィとは親子の関係(ただしルフィの破天荒は親譲り)。

「東の海」ゴア王国出身で、顔に謎の刺青ぐらいしか詳しいことが分かっておらず、革命家となった経緯や懸賞金、戦闘方法や能力者なのか?など何一つ不明。ドラゴンについては革命軍メンバーも知らないことが多く、付き合いが長いであろうイワンコフにすら自分に息子がいるとは伝えていませんでした。

第12巻100話「伝説は始まった」で初登場。ローグタウンにて、海軍本部大佐 白猟のスモーカーに捉えられ絶体絶命のピンチだったルフィを助けます。この時は親子関係は分かっていなかったので、「なぜルフィを助けたのか?」の理由について謎を呼びました。今思うと助けた理由も納得もいきますし、100話の冒頭で言ったこのセリフ

「海賊か………それもいい…」
(12巻100話参照) 

が、ルフィが選んだ道に対してのセリフだったのかなと理解できます。

このローグタウン編で、未だ謎なのが99話でルフィを処刑しようとしたバギーに直撃した雷と、100話でのドラゴンが突風を起こしてるシーンです。仮に雷は偶然だとして、突風は何でしょうか?風に関連した能力者で自ら起こした?それともたまたま突風が起きたのか?まったくの謎です。もし能力者だとしたら、雷・突風・雨など天候を操る能力者の可能性もありますよね。また、名前から動物系幻獣種ドラゴンの可能性も捨てきれません。

ところで名前の「ドラゴン」は本名なのでしょうか?産まれてきた子供に「ドラゴン」と名付けるのはおかしい気もするのですが……、今まで「モンキー・D」は隠して革命家ドラゴンとして世間では知れ渡ってるわけですし、もしかしたらガープやルフィには迷惑かけまいとフルネームは隠してコードネームで活動していた可能性もありますよね。

とにかく超重要人物であるドラゴンの動向に目が離せません。

サボ

サボ
出典:『ONE PIECE』75巻

革命軍参謀総長No.2。ルフィ、エースとは子供の頃に盃を交わした義兄弟の関係。とても気さくな優しい性格で差別を嫌って身分関係なしに接します。ただし冷静な判断力はあるものの単独行動や無鉄砲なところがあるため、よく共に行動するコアラやハックを困らせたりすることも。 

初登場はルフィとエースとの出会いを描いた回想エピソード第59巻583話「不確かな物の終着駅」でエースの相棒として登場。サボは東の海・ゴア王国出身の貴族でしたが、将来王族と結婚できるよう勉強や習い事の日々といった親のエゴに嫌気を感じ、自由を求め家出しました。

ゴミ山グレイ・ターミナルで暮らすようになり、5歳の頃に出会ったエースと、チンピラなどの悪党から金品を盗んだり宝探しなどを行い、夢である海賊になるための資金(海賊船を買うお金)を貯めることに。そして5年後にはルフィが加わり3人で義兄弟の盃を交わします。

しかし楽しかった日々もそう続かずサボは父親に見つかって連れ戻され、そして養子として入った義理の弟からグレイ・ターミナルが燃やされることを聞かされます。理由は世界政府と天竜人による視察で、ゴア王国は国の汚点でもあるゴミ山グレイ・ターミナルとそこに暮らす人々そのものを燃やすことを決断。それを知ったサボは屋敷を飛び出し貴族の人達に話しますが、みんなすでに燃やすことを知ってあえて黙認してたことを知ります。絶望したサボは急いでグレイ・ターミナルへと向かいますが城壁の扉は閉鎖され兵士に阻まれてしまいます。

この時ドラゴンと出会い、このような想いをぶつけます。

「…この町はゴミ山よりもイヤな臭いがする…!!!
人間の腐ったイヤな臭いがする…!!!
……ここにいても……!!おれは自由になれない…!!!」

「おれは…貴族に生まれて恥ずかしい!!!」(60巻586話参照) 

サボのこの言葉は、ドラゴンに改めて「必ず世界を変える」と強く決意させます。

翌日サボはエースたちに別れも告げずに手紙を残し、自由を求めて漁船で出航しますが、運悪く天竜人ジャルマック聖が乗った政府の船の式典と重なってしまい、政府の船に大砲を打ち込まれて直撃、船は大破します。ここでサボは死んだと思われたのですが、ドレスローザ編で革命軍として生きてたことが判明します。

589話「風雲の志」で、革命軍の船でのドラゴンと兵士とのやり取りで「これはひどい 手当を急げ」といったセリフがあったので、「もしかしたらサボが!?」と思っていた方も多いでしょう。ちなみに同ページで子供の頃のゾロと幼馴染のくいなが出てきます。革命軍の船が停泊していた場所がゾロの故郷の島、食料調達が目的で、コウシロウの道場から恵んで貰ったと描かれてます。

サボが今までルフィやエースに逢いに行かなかったり、頂上戦争でエースを助けに行かなかったりしたのは記憶を失ってからだと第79巻794話「サボの冒険」で明らかになりました。何気なく手に取った白ひげとエースの死亡の記事が書かれた新聞で記憶が戻るわけですが、これは相当ショックだったのではないでしょうか?5歳の頃から5年もの付き合いだった相棒の死がキッカケで記憶が戻るわけです。エースはサボが生きてたことを知らないで死んでいき、サボはエースと顔を合わせることもできなくなってしまったことを考えるとやるせない気持ちになります。

サボといえば戦闘での異常な強さも人気の一つです。特にコリーダコロシアムで見せた「竜爪拳」が印象的で、「竜の鉤爪」「竜の息吹」や、メラメラと鉤爪を合わせた「火炎竜王」など、どれも威力が凄まじかったのですが、この「竜爪拳」はドラゴンから伝授されたものなのでしょうか?ドラゴン=竜なのでドラゴンが編み出した技の可能性が高そうですが、もしドラゴンが編み出した技なのなら、本家が使ってる姿を早く見たいですね。
 

サボについて紹介した<「ワンピース」サボの死亡はフェイクニュース?今後ストーリーにどう関わる?>の記事もおすすめです。

〝オカマ王〟エンポリオ・イワンコフ

〝オカマ王〟エンポリオ・イワンコフ
出典:『ONE PIECE』56巻

革命軍幹部、カマバッカ王国女王。アフロヘアーと異様にデカい顔、おネェ口調に奇抜な服装と、一度見たら忘れられないであろうインパクト大の革命軍のメンバーの一人(おそらく初期メンバーかと)。ホルホルの実の能力者で、人体に影響をおよぼす様々なホルモンを扱えるホルモン人間。性転換・成長・体温・テンションなど、ホルモンに関することはありとあらゆることが行えます。

見た目や悪魔の実だけではなく戦闘能力も極めて高く、頂上戦争では旧友バーソロミュー・くまと互角の戦いを見せ、カマバッカ王国に飛ばされたサンジにあっさり勝利するなど、さすがは革命軍幹部といった実力です(おかしな技も多いですが)。

初登場は第55巻537話「地獄に仏」で、インペルダウンに密かに作られた囚人たちの秘密の花園「ニューカマーランド」で登場。マゼランの毒で生存率0%の状態だったルフィに、潜在する免疫力を過剰に引き出すホルモン「エンポリオ治癒ホルモン」で猛毒と戦える肉体に改造しました。そして20時間にもおよぶ毒との戦いの末、ルフィは見事に毒に打ち勝ちます。

そしてルフィがドラゴンの息子だと分かったイワンコフはルフィに協力してエースが捕らえられてたレベル6へと向かいますが、すでにエースは連れて行かれたあとだと分かり、エースが連れて行かれたマリンフォードへと向かうべく脱獄するのですが、この時レベル6に捕まっていたクロコダイルとジンベエを解放して連れて行っています。

ここで気になったのがイワンコフとクロコダイルの関係。二人は顔見知りで、イワンコフはクロコダイルのおとなしく従わせるための何らかの弱みを握ってるということが分かります。この弱みとは何なのでしょうか?ネット上ではクロコダイルが女だった説が多いですが、果たしてこの予想が合ってるのかは分かりません。今後この弱みの伏線が回収されるのかは分かりませんが、結構気になる伏線なので、ぜひとも作中で回収してほしいです。

イナズマ

イナズマ
出典:『ONE PIECE』55巻

革命軍幹部、イワンコフの部下。イワンコフと同じく奇抜な髪型に服装と一風変わったコーディネート、場面によって男や女になったりする性別不明の革命軍幹部。チョキチョキの実の能力者で、床や壁などハサミで切ったものを紙のように扱えます。

初登場は第55巻536話「LV5極寒地獄」。マゼランの毒でやられたルフィを助けるため、〝奇跡の人〟,イワンコフを探すべくLV5にとやってきたボン・クレーと瀕死のルフィでしたが、軍隊ウルフの集団に襲われてしまいます。ルフィを守るためボン・クレーが奮闘しますが、極寒と数には勝てるはずもなくボン・クレー自身も追い詰めれれる中、ルフィはボン・クレーを襲った軍隊ウルフに対しての怒りで無意識に覇王色の覇気を発動、軍隊ウルフを気絶させたものの二人とも力尽きて倒れてしまいます。そこに現れたのがイナズマで、イナズマは二人をニューカマーランドへと運ぶのでした。

冷静な判断と的確なアドバイス、チョキチョキの能力で切った床や壁を催眠ガスの噴出口に貼り付けて塞いだり、階段など足場を造ったりするなど、どちらかというとサポート的な役割のイナズマ。

強さに関しては未知で、マゼランや赤犬と戦った形跡はあるものの戦闘シーンは省略されてすでに敗北した状態だったのでどのような戦い方かは詳しくは分かっておりません。マゼランなど戦った相手が悪かったってだけで、革命軍幹部なのでかなり強いとは思われます。

コアラ

コアラ
出典:『ONE PIECE』73巻

革命軍兵士。フリルのついた服とショートヘアーにキャスケット帽とオシャレで可愛らしい外見の女の子ですが、こうみえて魚人空手師範代の実力者。サボやハックと行動することが多く、サボの勝手な単独行動にいつも振り回されてます。

初登場はジンベエの回想エピソード第63巻622話「タイヨウの海賊団」。とある島に訪れた際、フィッシャー・タイガーが過去に起こしたマリージョア襲撃による奴隷解放によって助け出されたうちにの一人として登場。島の住人たちは故郷へと連れていく航海術がないため、コアラを故郷に連れて行ってほしいとタイヨウの海賊団に頼みます。

この頃のコアラはいつもにニコニコと笑っており、アーロンに殴られて血を床に垂らした際、何度も謝りながら床の血を拭きこのような事を言います。

「何があっても泣きませんから殺さないでください」(63巻622話参照) 

ほかの子供達が泣いたり掃除を休んだりして殺されてるのを見てきたせいで、体に奴隷の生き方が染み付いていました。そんなコアラを見てフィッシャー・タイガーは奴隷の証の烙印の上から太陽の焼印を押し、「誰も殺さない 必ず故郷に送り届ける」の言葉にコアラは涙をし、故郷へと送り届けてもらいました。

送り届けた後、住人が天竜人からのコアラの自由と引き替えにフィッシャー・タイガーが来たことを通報をしており、フィッシャー・タイガーはストロベリー少将率いる海軍たちに狙われて命を落としてしまいます(正確には瀕死のタイガーが人間の血の輸血を拒んだため)。

コアラの革命軍に入った経緯は明かされていませんが、奴隷の経験とフィッシャー・タイガーの死が関係してる可能性がありますよね。

コアラについては<「ワンピース」コアラの過去、サボとの関係は?可愛いヒロインに迫る事実と考察!>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

ハック

ハック
出典:『ONE PIECE』71巻

革命軍兵士。魚人空手師範代・魚人柔術武闘家、エビスダイの魚人でジンベエとは友人同士。主に革命軍で育てられてる孤児達に武術を指導担当、サボやコアラと行動することも多く、コアラ同様サボの身勝手な行動に振り回されてます。

初登場は第71巻706話でのBブロック参加者の紹介で小さく一コマ登場。707話「Bブロック」では、魚人族に対する侮辱にも一切動じず、鉄の棘付き棍棒を素手で止めて「四千枚瓦正拳」で相手を撃破。その後次々と参加者を一撃で倒すのですが、バルトロメオのバリバリの実のバリアで自身の四千枚瓦正拳を跳ね返されて骨折、そしてバルトロメオに倒されてしまいます。

その後の登場では、地下で行われたウソップのシュガー気絶による玩具化の解放とほぼ同時刻に「竜の息吹」でリングを破壊して地下へと潜入したサボ達と合流。本来の目的である世界の戦争の助長「武器の密輸」を止めるべくサボのサポートに回ります。

テリー・ギルテオ

テリー・ギルテオ
出典:『ONE PIECE』45巻

初登場は第45巻440話「火拳VS黒ひげ」。ロバらしき被り物をしてた人物で、ドラゴンに麦わらの一味とエニエス・ロビーの一件について話していた人物。どのような人物なのかなど詳しい情報は分かりません。

バニー・ジョー

バニー・ジョー
出典:『ONE PIECE』60巻

初登場は56巻546話の扉絵連載ニコ・ロビン編最終話「奴隷たちを救う力・革命軍登場」で登場。扉絵連載で1ページしかないため詳しくは描かれておりませんが、テキーラウルフで強制労働されてる奴隷たちを解放させました。第60巻593話「NEWS」では、扉絵連載の続きとして本編に登場。ドラゴンがオハラの生き残りのロビンのことを探しており、見つけ次第全力で守るようにとロビンに説明しているシーンが描かれています。

バーソロミュー・くま(元革命軍)

バーソロミュー・くま(元革命軍)
出典:『ONE PIECE』50巻

元革命軍幹部で王下七武海の一人、現在は兵器「PX‐0」として活動。感情を表に出さない物静かな性格で常に聖書を持ち歩いてます。能力はニキュニキュの実、ありとあらゆるものを弾き飛ばせる肉球人間。大気を弾いて攻撃したり自身や相手を好きな場所に弾いて飛ばせるほか、蓄積されたダメージまでも弾いて他に与えることが可能です。

初登場は第25巻233話「世界最高権力」。クロコダイル敗北による王下七武海の席の欠落と麦わらの一味の台頭に関する会議で、ドフラミンゴと同時に初登場。この時は一言しか喋っておらずどのような人物かは何も分かりませんでした。

しばらく物語が進みスリラーバーク編で再登場します。目的はモリアとの対談で、王下七武海の後釜が決まった事と、モリアが麦わらの一味に敗れて七武海が再び欠落するのではないかという政府の懸念で訪れてました。案の定モリアは敗れてしまい、政府から島に残る全員を抹殺する特命が下ります。

モリア&オーズ戦の直後で満身創痍の麦わらの一味。ゾロが中心となって応戦するものの、最終的に「熊の衝撃(ウルズショック)」で一味は壊滅状態に陥ります。そしてゾロがルフィに蓄積されたダメージ分を肩代わりすることで見逃してもらうのですが、ここで少し疑問があります。なぜくまは麦わらの一味を殺そうとしたのか?です。くまはすでにルフィの事をドラゴンの息子だと知ってたにも関わらず特命とはいえ殺そうとしたのはなぜでしょう?

もしかして一味を試していた?だとするとやりすぎな気もしますが、でも本気を出したら一瞬で片付けられていたぐらいの力の差はあったはずなので、恐らく手を抜いてどのように切り抜けるか伺ってたんだと思います。それに最後くまはこのようなセリフも言ってます。

「さすがは…あんたの息子だな…………ドラゴン いい仲間を持ってる」(第50巻485話参照)

やはり試していた可能性が高そうですね。

バーソロミュー・くまの謎といえば、シャボンティ諸島で麦わらの一味を助けた理由と、「PX‐0」として人格を持たない完全な兵器になってしまったことです。「PX‐0」に関しては、政府を嫌ってるはずのくまがなぜ人格を消され政府言いなりとなって動く兵器になったのか?ドラゴンはその事について知ってるらしく、第60巻593話でイワンコフにその事について会って話したいという描写はあるものの、現時点ではまだ未回収のままです。

もう一つの謎がシャボンティ諸島で助けたこと。まぁ元々政府に潜入してた革命軍だったからとかドラゴンの息子だからとか色々とあるとは思いますが、気になったのが、シャボンティ諸島の一件が終わった後、くまがレイリーの元へと向かい、言ったこのセリフです。

「さっきは唐突ですまなかった 少し話をさせてくれ…おれにはもう時間がない」(60巻591話参照) 

一体何を話したのでしょうか?「時間がない」というのは兵器になってしまう事だとして、話した内容は?まず飛ばした方角(女ヶ島)については話したみたいですが、果たしてそれだけでしょうか?

 

  • レイリーに今後展開に関わる重要な事を言ったのか?
     
  • なぜ麦わらの一味をそれぞれのスキルに合った場所へと飛ばしたのか?
     
  • 「PX‐0」へと改造手術される時、麦わらの一味の誰かが戻ってくるまでサニー号を守るようプログラムを頼んだのか?
     

 

色々と行動に謎が多いバーソロミュー・くま、物語の重要キャラの一人ですね。

 

以上が現在分かってる革命軍メンバーです。この他にも被り物のをしてる人とか数多く見受けられるのですが名前が分かっておりません。第80巻803話で言っていた世界に散る革命軍リーダーも気になる所で、コアラの言っていた「濃い人達」とは果たしてどのぐらい濃いのか?もしかしてイワンコフ以上なのか?気になるところですね(笑)。

トラファルガー・ローは革命軍に入るのか?

トラファルガー・ローは革命軍に入るのか?
出典:『ONE PIECE』67巻

一部の間でウワサになったローは革命軍に入るのか?ですが、ありえなくはない予想かなとは思います。一昔前に「頂上戦争でドラゴンの息子のルフィを助けた」とか「ハート海賊団とドラゴンの刺青やイナズマの髪型がトランプに関係してるとか」「尊敬している鳥山明作品に関係している」など色々と説がありましたが、まずローが革命軍に入ってもおかしくない明確な理由はあって、革命軍メンバーの共通である世界政府の被害者だという事が挙げられます。

ローが暮らしてた国の名は「フレバンス」。全てが真っ白の幻想的な美しい国で、鉛の一種「珀鉛」が産業として盛んなとても裕福な国。特に質の高い珀鉛は高値で取引をされる一大産業となっており、世界政府も目をつけ運輸業に参入して莫大な富を得てました。

しかし珀鉛には毒があり、100年前の地質調査の頃から毒の存在は政府に知られていました。掘り起こさなければ人体に影響はないのですが、政府と国の王族は巨万の富に目がくらんで国民にはその事実を知らせぬまま採掘させます。

毒は人体へと蓄積されて産まれてきた子供に影響をおよぼし、それらを繰り返すことでローの世代の頃には大人になる前に肌や髪が白くなり激痛で死に至るまでになりました。国中同じ症状で死ぬため珀鉛病を伝染病だと勘違いされフレバンスは隔離、王族は政府の手を借りて国から脱出して国民達を見捨てます。

人々は伝染を恐れフレバンスの国民たちを射殺、医者だったローの両親も射殺されてしまいます。シスターから「子供達は逃してくれる兵士が現れた」と、シスターと子供達から誘われるのですが、ローは珀鉛病の影響で寝たきりの妹を残して行けないと自宅の病院へと戻ります。病院で妹と話てる時、銃声が聞こえたので音がした方角へと行ってみるとシスターと子供達は射殺され、病院を離れてる間に妹とごと病院が燃やされ、そして最終的にフレバンスは滅亡に至るのでした。

というのがローの過去エピソードの一部(メインはコラソンとの思い出)。作中の中で屈指の壮絶な過去だったのですが、少なくとも世界政府の被害者で、今の政府を倒して変えようとしてる革命軍に入る理由はありました。ただローの性格からいって革命軍に入る可能性は低いかなと思います。今までのローを見る限り組織に属して上からの命令に従っての行動はなさそう。あの気さくで陽気な仲間たちと自由に海賊をしてるのでは?というかむしろローの仲間のシャチやペンギンの方が革命軍っぽい気はしますが(風貌がね)……。

出典:『ONE PIECE』73巻

そもそもローの目的は、自分を変えてくれたコラさんを殺したドフラミンゴを討つことでした。

ドフラミンゴを倒した今、あとはどうやって百獣海賊団と対峙していくか。「ゾウ」で、ローは仲間達に「ただの同盟、仲良くする必要もない」みたいな事を言ってるので革命軍総司令官ドラゴンの息子とはあまり深い関係を持たず百獣海賊団を倒したら同盟関係もこれで終わりにする可能性が高そうです。

まぁルフィが同盟=友達みたいに思ってるし、頂上戦争での瀕死から救った命の恩人でもあるわけですから、ハート海賊団に何かあれば同盟関係なしにルフィが助けに行きそうですが……。 

ただもうすでに革命軍に入っていたという線は完全には捨てきれません。コラソン死亡後は今までどこでどう生きてたか不明で、革命軍に育てられた可能性が出てきます。そうなると頂上戦争でルフィを助けた本当の理由も「ドラゴンの息子だから」、王下七武海になった理由も「バーソロミュー・くまの代わりにスパイ活動をするため」と合点がいきます。

しかしそれだとサボ達と何かしらの接触もあったと思います。2年間革命軍でお世話になってたロビンとも面識はあるはずなので、わざわざルフィがつけたあだ名「トラ男」で呼んだりはしなさそう。それとパンクハザードでシーザーに実験台にされてた子供達を最初見捨てようとしてたので、革命軍だったらそんな見捨てるような事しないのではないですかね?

そうするとやはりローは革命軍と何らかの関係もなければ、これから先も何ら関係を持つことはないというのが自分の見解です。

ローについては<「ワンピース」ローの魅力11選!ワノ国ではどう動く⁉︎【ネタバレ注意】>の記事でも紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

長い連載期間で少しずつ明かされてますがまだまだ謎が多い革命軍。バルディゴ壊滅後はどうなったのか?なども気になりますが、本格的に物語に絡むのは麦わらの一味と世界政府との戦いなどではないでしょうか?とりあえずビッグマム編終了後に革命軍に関する何かしらの動きの可能性があるかもしれないので、革命軍ファン(主にサボやコアラが多そう)は楽しみにして待ちましょう。

それでは最後までお読みいただきありがとうございます。

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