みなさんこんにちは。研究室長のユイです。 本日は頂上決戦の際にシャンクスが登場した理由についての考察をしていきます! 以前から怪しい言動が多かったシャンクスですが、いよいよ本当に政府側の人間である説が濃厚となってきましたよ……! ぜひ最後までご覧くださいね。
シャンクスが頂上戦争に参戦した理由を考察する前に、まずは頂上戦争についてのおさらいから始めます。
そもそも頂上戦争というのは、海軍に捕らえられたエースの公開処刑を巡る、海軍と白ひげ海賊団との間で起こった大きな争いでしたね。
海軍側としても白ひげとの戦争が始まることは承知の上で、戦力として王下七武海やパシフィスタなどをかき集め、最大戦力でこの戦争に臨みました。
さらに海軍は、白ひげを討ち取るために様々な策を用意しています。包囲壁の展開、スクアードの謀反、パシフィスタの標的を傘下の海賊のみに設定する、など、様々な策で白ひげ海賊団を倒そうとします。
そんなところにルフィが率いるインペルダウンからの脱走組、そして黒ひげ海賊団も参戦した訳で、戦場は大混戦となりました。
そして、終わりの見えないこの戦争の終盤に、シャンクス率いる赤髪海賊団が現れ、頂上戦争は終結したという流れでした。
頂上戦争はワンピース57巻などに描かれていますので、詳しくおさらいしたい方は読み返してみてくださいね!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2010-03-04
まず、シャンクスがどのようにしてこのマリンフォードに辿り着いたかを考えます。
マリンフォードの出入り口は「正義の門」で閉ざされており、海賊船ではまずマリンフォード内に侵入することができません。
この戦争に参加し、マリンフォードに攻め込んできた戦力は主に3組で、それは「白ひげ海賊団」「インペルダウン脱走組」「黒ひげ海賊団」でした。
白ひげ海賊団は、シャボンによるコーティング船で海底を移動し、正義の門が閉ざされていた状態でも侵入することに成功しました。
そして黒ひげ海賊団は、ラフィットの能力で海兵に「正義の門に近づく軍艦は全て通す」ように催眠をかけていたため、インペルダウンで奪った軍艦で正義の門を通過します。
同様にルフィたちもインペルダウンで奪った軍艦で移動していたため、ラフィットの催眠で正義の門が勝手に開き通過できました。
ちなみにローも、最終局面でこの戦争に参入しルフィを救っていますが、彼は潜水艇に乗っているため、コーティングなどは必要なく海底を移動できます。
そして、シャンクスはこの頂上戦争にレッドフォース号で乗り込んでいるため、正義の門を通過したのではなく、白ひげと同様にシャボンでのコーティング船で海底を進んでいたと思われます。
その場合はどうしてもシャボンコーティングに時間を要するため、この戦争に参加することは前々から決めており準備をしておく必要があったと考えられます。
ようするに、シャンクスが頂上戦争に乗り込むことは、計画的なことであったということです。
戦争への参加が前もって決まっていたのであれば、そこに参加する動機もある程度絞られて来ますよね。
ルフィと黒ひげはイレギュラーとしてこの戦争に突発的に参戦しているため、シャンクスがこの戦争に来た理由とこの2名の関係性は薄いでしょう。
ということで、とりあえずどういった理由であれば戦争に参加しうるのか、羅列していきます。
くらいでしょうか。それではそれぞれの候補を考えて行きましょう。
まず、エースと白ひげを助けるためではないですね。シャンクスは「この戦争を終わらせに来た」と明言していますし、助けるためであれば登場が明らかに遅すぎます。
続いて、海軍の重要人物を倒すため、ですがこれもないですよね。海軍を叩く目的で来たのであれば、戦いもせずに戦争を終わらせた理由に説明がつきません。
ということで、シャンクスは本当に戦争を終わらせるためにきたというのが分かります。
シャンクスが戦争に乗り込んできたシーンは、ワンピース59巻に描かれています!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2010-08-04
では、続いての疑問として残るのが、なぜ戦争を終わらせたかったかです。
タイミングとしては丁度ルフィを助ける形で描かれていますが、そもそもルフィがこの場にいるのは偶然に近いですし、彼を助けるためだとしたら登場が遅すぎます。
つまりシャンクスは、頂上戦争に元々参戦する予定だった「海軍」か「白ひげ海賊団」の被害を最小限に抑えるために、戦争の終盤に登場したと考えられます。それでは、彼はどちらの助太刀をすべく戦場に現れたのでしょうか。
もし白ひげ海賊団の被害を抑えたかったのであれば、戦争の初めから参加していればよかったはずです。直前までカイドウと戦っていたため、戦争の開始に間に合わなかったという可能性もありますが、遅くなったことを悔やむような描写もないのでそれも違和感があります。
よって、白ひげ海賊団を守るために来たのではなく、シャンクスは海軍側の被害を最小にするために頂上戦争に参加したと考えるのが一番自然かと思います。
海軍の被害を少なくしたい理由としてはもちろん、シャンクスが政府側の人間だからということしかありません。
シャンクスが五老星と繋がっていたのはワンピース90巻で明かされた衝撃の事実でした。今にして思うと、シャンクスは五老星の指令を受けて戦争を止めにいったのではないでしょうか。
五老星から見ると海軍が痛手を負い、海賊が力をつけてしまうのはデメリットでしかありません。
四皇としての立場を持つシャンクスを動かすとしたら、表立って海軍の援軍をさせるわけにも行きませんので、あのように終盤にシャンクスを登場させ、痛み分けという形で戦争を終わらせたのではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2018-09-04
結論としては、シャンクスは政府側と裏で繋がっており、政府に加担している可能性はかなり高いのではないかと思います。
ただし、いずれは政府の強敵になるであろうルフィを助けるなどの行動も見られるため、政府側についているのは本意ではないのではと考えられます。
かつてシャンクスはロジャーの船に乗っており、そこで得た真実から、今は政府に加担するのがベストだと考えているのでしょう。
あるいは何かしらの弱みを握られているために、政府に従わざるを得ないのか……ですかね。
理由は明白ではないですが、シャンクスが政府側である以上、ルフィとの戦闘は避けられないのかもしれませんね。真の悪者というわけではないと思いますので、どういった立場でルフィと出会うのか、今後が楽しみです。
よろしければ皆さんのご意見も聞かせてくださいね!
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