みなさんこんにちは!研究室長のユイです。 本日はシャンクスが1人でも2人でもなく、複数存在するのではないかという考察になります。突飛なお話ではあるのですが、これまでの伏線をつなげると、十分にあり得る話だと思います!ぜひ最後までご覧くださいね!
以前の記事で、ユイの研究室では「シャンクスが2人いるのではないか」という風に考察していました。
その根拠としては、新世界でカイドウと小競り合いを起こしていたはずのシャンクスが、その翌日にレッドラインを越え、頂上決戦を止めに入ったことです。
これには海軍側の人間が驚いていますので、何かしらの秘密がありそうですよね。
そして、ファンブック「ビブルカード」の表紙に傷のないシャンクスが描かれていたり、マリージョアではわざわざ傷のない方の顔をアップで書いたりと意味深な見せ方をしていますので、傷のあるシャンクスと、傷のないシャンクスが存在するのかも、という考え方でしたね!
実際に新世界から前半の海に行くためにはレッドラインを越える必要があり、魚人島を抜けるか、マリージョアを通過するしかありません。
その行程を経た上で、新世界にいたカイドウと戦い、1日でマリンフォードまで来られるのかは今も疑問が残ります。
瞬間移動の能力でもあれば可能かもしれませんが、瞬間移動できる人が海賊をするのは考えにくいので、シャンクスには何かしらの秘密が残されているのではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2018-09-04
今回この考察を出すきっかけとなったのは、YouTuber「フィッシャーズ」の皆さんと尾田先生の対談動画です。
あの対談で、「フィッシャーズ」のリーダー・シルクさんは「シャンクス2人説」について尾田先生に質問していましたが、尾田先生の回答は視聴者には分からないよう伏せられていました。
これまでの尾田先生は、明石家さんまさんとの対談であっても即答で否定したり、違うことは違うとはっきり否定してきています。あの対談を見た人なら分かると思いますが、尾田先生は、違う時には即答で否定するイメージがありますよね。
そんな尾田先生が、今回の対談では何かしらの情報をフィッシャーズさんに伝えつつ、「シャンクスの傷の書き忘れはよくあります」という風に答えていました。
おそらくですが、シャンクスに関しては何らかの秘密がありつつ、ただその秘密と傷の有無は無関係ということではないでしょうか。
少なくとも傷の有無は書き忘れだと伝えたかったのだと思いますので、今後は傷に関しては無視して考えていきたいと思います。
やはりカイドウとの小競り合いから頂上決戦への参戦を短期間で行なったことと、1巻の時点ではシャンクスはおそらく非能力者であったこと、そして頂上戦争に来た時のシャンクスが無傷の状態だったことに、まだ疑問を感じます。
1対ならカイドウが最強という言質もありますし、カイドウとの小競り合いがあったとして無傷で済むものでしょうか。
ダメージがなかったことに加え、移動が難しいという点も踏まえると、グランドラインにいて頂上戦争を止めに来たシャンクスと、新世界でカイドウと対峙したシャンクスがいるのではないかと思います。
では、どのようにして2人のシャンクスが存在するのか、という部分について考えていきたいと思います。
ワンピースの世界には同じ人物が複数存在するパターンはいくつか存在します。
まず1つ目は、元七武海の「バーソロミュー・くま」のパターンですね!
くまはベガパンクとの契約によって自身をサイボーグ化しただけでなく、くまの肉体をベースにパシフィスタという兵器も生み出されています。
パシフィスタの初登場は2年前のシャボンディ諸島で、登場時は相当な脅威でしたよね。しかし、麦わらの一味が2年の修行を経たのちは一撃で破壊されていますので、もはや大した脅威とは言えません。
とは言え、2年後の時点で出現したパシフィスタですらまだ試作品の段階です。
つまり改良された存在が開発中、あるいは完成していてもおかしくありません。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
そしてもう一つ、同じキャラが複数存在するパターンとして、ジェルマのクローンの例があります。
元々、ジェルマのトップであるヴィンスモーク・ジャッジはベガパンクと共同のチームに入っており、そのチーム内の研究でベガパンクが血統因子を発見します。
その後にベガパンクが政府に逮捕されてしまいましたが、ジャッジは逮捕の手から逃れ血統因子の研究を独自に続けます。
結果として兵士のコピーを量産することに成功し、20歳の兵士を一人作るのに5年かかるものの、強くて従順な兵士をストックすることが出来るようになりました。
ここで重視すべきポイントは、政府は血統因子を発見したベガパンクを逮捕というか、買収したという事実です。
となると、政府でベガパンクは血統因子についての研究を続けたことは明らかですよね。
しかし、今のところはパシフィスタにしかその要素は出てきていません。
ベガパンクは「世界最大の頭脳」を持つと言われていることから、ジャッジに遅れをとるとは思えません。
そしてジャッジがクローン技術を成功させていることから、順当にいけばベガパンクはそれ以上のものを開発できているのではないかと思われます。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2017-02-03
ベガパンクの研究成果といえば、「ワンピース」90巻で描かれた藤虎の反応も忘れてはいけませんよね。
藤虎は七武海制度に反対している立場ですが、その理由としてはドフラミンゴやクロコダイルなど、政府の管理が行き届かない状態での暴走を防ぎたいからという理由が背景にあると思われます。
その藤虎がベガパンクの元を訪れた際には「すげぇもんが完成してた」と言っています。
ズバリ、これがシャンクスのクローンなのではないでしょうか。
命令に従順なクローンであればドフラミンゴやクロコダイルのように管理が行き届かなくなることはありませんし、市民を守りつつも海賊にとっては脅威となる存在です。
また、藤虎の「七武海はいらない」という発言から、ベガパンクの新兵器は海軍の戦力として考えた時に、七武海よりも上であることが予想されます。
かつては七武海のくまをベースにしたサイボーグの研究をしていたものの、くまはすでにその役目を終え、天竜人に奴隷扱いされています。
これは政府としてはくまの次の段階の研究に入ってため、くまが完全に不要になったためではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2018-09-04
そして、四皇のクローンを作ろうとした時に、現実的に考えると四皇側が協力するはずがありませんが、どういうわけかシャンクスは政府の最高峰である五老星と対談しています。
敵対していたとしたら直接対談は不可能ですので、やはりシャンクスは政府に協力的な立場にあると考えられます。
以上のことから、ベガパンクはシャンクスの協力を得た上で、シャンクスのクローンを作る技術を確立させているのではないかと思います!
シャンクスが新世界でカイドウを止めた理由についてですが、これは政府の指示というか命令だったと考えると辻褄が合います。
頂上戦争での政府の狙いはエースの処刑ですから、カイドウが余計なことをしないようにシャンクスのクローンをぶつておいたのではないでしょうか。
そして、カイドウとの小競り合いのことを気にするこのシーンですが、その場にいた者は「その当人がもうここに!?」という風に驚いていました。
ニュアンスの問題ですが、これは「赤髪海賊団がいること」に驚いているのでなく、「シャンクスがいること」に驚いている発言だと捉えられます。
つまり、新世界でカイドウと小競り合いを起こしたのは赤髪海賊団そのものではなく、シャンクス一人だったのではないでしょうか。
そのシャンクスがクローンだとした場合、本物のシャンクスが赤髪顔団ごと頂上戦争に参加できたことに辻褄が合うように思います。
長くなってしまいましたが、これらの要素から、政府はシャンクスのクローンの開発に成功したのではないかと思います。
対談で尾田先生の回答が伏せられていたのも、「複数いるけど、2人というわけではない」という内容だったとしたら、すぐに肯定も否定もしなかった理由になると思われます。
そう考えた時に、クローンのシャンクスが複数人いたとしたら、無傷のシャンクスもいるでしょうし、本物に似せるためにわざと傷をつけられたシャンクスもいるかもしれません。
現在のワンピースでは1対1では最強と呼ばれるカイドウと戦っていますが、最後の戦争では政府の考えに染まった複数のシャンクスが相手かもしれませんね!
そして、意外と知られていませんが、シャンクスは1巻に登場した時点ですでに四皇となっていました。
当時は海に入っても溺れていなかったため、非能力者だったと思われますので、単純な戦闘能力だけで四皇クラスに上り詰めたということになります。
であれば、クローンのシャンクスに強力な悪魔の実を与えることが出来れば、それはもうとんでもない強さになるかもしれません。
ジェルマの例で考えると、命令に対して従順に作ることも可能なようなのですので、政府にとって最強の戦力になりそうですよね。
しかもベガパンクはモモの助が食べた龍になれる実の開発にも成功していますし、理屈だけで言えば龍になれるシャンクスすら量産可能と考えられます。
本当に悪魔の実の量産が可能なのか、皇レベルのクローンが作れるのか、現時点の情報を集めると不可能ではないように思えますが、ベガパンクの研究がどこまで進んでいるのかが今後の重要なファクターになりそうですね!
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今回の考察でより「ワンピース」の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです。
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