みなさんこんにちは!研究室長のユイです。 本日はカイドウが悪魔の実を食べた悪魔の実かもしれないという考察です。ぜひ最後までご覧くださいね!
まずは前提として、カイドウは鬼のような見た目をしており、かつ、龍になれる能力を持っていることが分かっています。
そしてこのことから、もしかすると「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”鬼”」と、「ヘビヘビの実 幻獣種 モデル”龍”」の2つの能力を持っているのかもしれないと予想されてきました。
今回は、この2つの能力を共存させるための手段として、「ヒトヒトの実にヘビヘビの実を食べさせて生まれたのがカイドウである」という仮説について、考察していきたいと思います!
単純に黒ひげのように、悪魔の実を2つ食べた人物ではないか?とも考えられますよね。
しかし、黒ひげが2つの実を食べた時には、五老星が「悪魔の実を2つ食べた人間など歴史的に前例がない」という風に言っています。
もしも四皇ほどの大海賊であるカイドウが2つの実を食べていたのであれば、五老星がそれを知らないはずがありませんので、こう言ったセリフは出てくるはずがありません。
ですので、カイドウが悪魔の実をつ食べた人間であるというのはあり得ないということになります。
カイドウの特徴として、ルフィの攻撃を受けても大して肉体にはダメージがないことや、自殺しようとしても死ねないということがあります。
そしてもう1つ忘れてはいけないポイントとして、パンクハザードでカイドウに関する研究が行われていたことがあります。パンクハザードの看板にカイドウのシンボルが描かれているのがその証拠ですね。
しかも、その研究をしていたのがベガパンクであることも分かっています。その研究成果なのか、パンクハザードに保管されていた悪魔の実を食べたモモの助が龍に変身できるようになりました。
そして物に悪魔の実を食べさせるという技術はベガパンクが発明したものであることも判明しています。
「パンクハザード」「ベガパンク」「物に実を食べさせる技術」という3点が、本日の仮説に結びついてくるように思います。
重大な秘密が隠されていそうなパンクハザード編は「ワンピース」68巻などで描かれていますよ!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2012-11-02
少し話は変わりますが、ゾオン系の悪魔の実の覚醒について思い返していきましょう。
初めて覚醒したゾオン系の能力者が描かれたのは、インペルダウンでのことでした。
ワンピース55巻に登場した、インペルダウンを守る獄卒獣の正体が「覚醒したゾオン系の能力者」だということが判明し、異常なタフさと回復力がウリであることおが明かされましたね。
そしてゾオン系の能力者が覚醒した際には、人間というよりは動物的な思考能力になっています。
おそらくはスマイルのように、悪魔の実に宿っていた動物の意思が能力者の意思を支配したような状況になるのだと考えられます。
ゾオン系の能力には人間とは別の動物の意思が備わっているというのは、スマイルの例と獄卒獣の例から間違いありませんよね!
覚醒というのは、その意思が能力者を支配することで、動物としての能力がさらに引き出された状態なのではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2009-09-04
それではここからは、物が悪魔の実を食べる事についての考察を深めていこうと思います。
カイドウが人間ではなく元々は物であったとすれば、ビッグマムがカイドウを「あれ」と呼ぶ理由にも納得がいきますし、最強の人物ではなく「最強生物」と呼ばれるのも理解が出来ます。
しかし、カイドウが元々は人間ではなく物であったと予想した時に辻褄が合わない点があります。それは、なぜ鬼のような見た目をしているかということです。
ラッスーやファンクフリードを見る限り、物が悪魔の実を食べた時は「物の状態」と「動物の状態」、そしてその中間の状態しかありません。
ということは、単に物が悪魔の実を食べただけでは、人型になれるはずがありませんので、「人型になれる能力を有した物」がヘビヘビを食べたのではないかという結論にたどり着きます。
従って、カイドウは元々はヒトヒトの実であり、それがヘビヘビの実を食べて龍になれるようになり、さらにはヘビヘビが覚醒したことで龍の意思が発現してしっかりとした生物になってしまった、ということでしょうか。
もちろんその逆の、元々がヘビヘビの実で、ヒトヒトの実を食べたという可能性も大いにあり得ます。
さらに、カイドウとビッグマムの会話で気になることがありましたよね。ビッグマムがカイドウに対して言ったこちらのセリフです。
「お前おれにでかい借りがあるよね カイドウ」
(『ONE PIECE』93巻より引用)
カイドウはビッグマムに対して大きな借りがあるということでした。
この借りというのは、「ソルソルの実の能力で、ヒトヒトの実にソウルを与えた」というのではないでしょうか?
ゼウスやプロメテウスのように、しっかりとしたソウルが与えられたとしたら、それはヘビヘビの実を食べることも出来るのかもしれません。
カイドウはロックスに関わりを持っていたことから、40年以上前にもすでに海賊をしていたことが確定します。しかし、ベガパンクが物に悪魔の実を食べさせるという技術を確立したのは近年になってのことでした。
これを今回の仮説と繋げると、物が悪魔の実を食べる技術がなかった40年以上前にビッグマムがヒトヒトの実にソウルを与え、それが悪魔の実を食べてしまったことで偶然生まれたのがカイドウという最強生物だったのではないでしょうか。
そしてベガパンクは、そのロジックを解き明かすことで「物に悪魔の実を食べさせる技術」を確立したと考えると自然なように思います。
また、カイドウが異常なタフさを誇っているのも、覚醒したゾオン系であるとすれば納得です。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-07-04
伝えたいことが多すぎて長くなってしまいましたが、まとめていきたいと思います!
カイドウはビッグマムにソウルを与えられたヒトヒトの実、あるいはヘビヘビの実であり、それが別の悪魔の実を食べて覚醒したことで最強生物となってしまったのではないかと思います。
こう考えると、ベガパンクが物に悪魔の実を食べさせる技術を確立できたこと、ソウルを持っているためカイドウが死ねないこと、龍と鬼っぽい見た目の2つの形態を持っていること、などが結びつきます。
そしてビッグマムがここで登場したのも、現状ではカイドウは誰も倒せないものの、ソウルを返してもらうことである程度は攻撃が通るようになり、まともに戦える相手になるという流れのためではないかと予想します。
カイドウに関してはいろいろな説を出してしまいましたが、今回の説が非常に面白いと思いましたのでご紹介させていただきました!
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<【ワンピース考察】カイドウの通り名「百獣」に隠された伏線がやばい……!!>
今回の考察でより「ワンピース」の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです。
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