みなさんこんにちは!研究室長のユイです。 本日は、「ワンピース」の正体とジョイボーイの残した「莫大な宝」について考察していきたいと思います。色々な意見が出やすい話題ですが、ぜひ最後までご覧くださいね!
物語の最大の目的であるひとつなぎの大秘宝「ワンピース」は、これまでも正体がハッキリしていませんでしたが、コミックス第96巻にて、ロジャーの残した宝の総称であることが判明しましたね!
「世間はロジャーが手に入れた全ての物を総称し “ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”と呼んだ」
(『ONE PIECE』96巻より引用)
「総称」という部分が非常に大事で、「ワンピース」は1つのものではなく、いくつかあるものだということになりますよね。
これまでは、ポーネグリフ繋げて読むことで得られる知識のようなものの可能性だったりもしたのですが、実在する物であることも分かりました。
概念などではなく実在する、というのが分かっただけでも色んなことが予想できますよね!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2020-04-03
ロジャーは、ジョイボーイが最後の島に残した莫大な宝を見つけて大笑いしていました。
そして最後の島に、笑い話(Laugh Tale)という意味を込めて「ラフテル」という名前をつけました。
ロジャーが島の名前をつけたことから、おそらくは800年前にジョイボーイが宝を残して以来、誰も到達できなかった上に、原住民などもいなかったことが予想されます。
また、「莫大な宝」という表現からも、様々な要素が読み取れます。
たとえば、巨大な王冠だったとしたら「巨大な宝」と表現しますし、宝の地図のようなものであっても「莫大な宝」とは表現しないように思います。
ですので、おそらくジョイボーイが残したのは「複数または多数」で「実在する物」だと考えられます。
そして残されたのが800年前ということから、飲み物や食べ物ではないとも考えられます。
さらには、ロジャーが笑ったことから、黄金の宝などではなさそうですよね。
そもそも多数の黄金の宝だとしたらシャンドラで既に登場しているため、いまさらそれが「ワンピース」だとはならないはずです。
ワノ国の鈴後では、寒さを利用し桶に入れた遺体を数百年腐らせずに保存する方法があるようです。
そしてその墓標は「刀」と決まっています。
墓標の刀といえば、マリージョアの「虚の玉座」にも多数の刀が刺さっていました。
この時に戦っていたのは、現在の世界政府とジョイボーイの派閥のはずですよね。
であれば、おそらくはジョイボーイの軍も刀で戦っていたことが予想されますので、常世の棺というのはワノ国で生まれた風習ではなく、かつて栄えた巨大な王国での風習かもしれません。
何が言いたいのかというと、ジョイボーイが常世の墓の性質を知っていた場合、有機物のような物であっても冷凍保存のような形で後世に残すことも可能だったかもしれません。
つまり、飲み物や食べ物の保存は、物によっては不可能ではないかもしれません。
たとえば……「ビンクスの酒」などでしょうか。
「ロジャーの夢とルフィの夢がリンクしている」という話はご存知でしょうか。
「ワンピース」60巻にて、かつて幼少期のルフィがサボとエースに向かって自分の夢を語り、エースは呆れ、サボは笑っていました。
そしてこれと対応させるようにして、「ワンピース」96巻には、ロジャーが白ひげとおでんに夢を語るシーンが描かれています。
この時はおでんはびっくりしすぎて固まり、白ひげは大笑いしていましたね。
この二つのシーンを見比べると、どちらの場面でもセリフは「は?」で統一されていますし、白ひげのおでこの絆創膏とエースの絆創膏の位置が一致しています。
さらにサボの鼻の絆創膏、おでんの鼻の絆創膏も一致していますね!
このことからこの二つのシーンは完全にリンクさせて描かれていることが分かりますので、この時語ったロジャーの夢とルフィの夢が一致している可能性は高そうです。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2010-11-04
ワンピースといえば戦いの後にほぼ必ず宴をすることでも有名です。ちなみに、この宴のシーンを描きたいという理由があるから基本的に死者は出さない、ということも語られていますね!
そして尾田先生は、最後の戦いの後も宴会で終わりたいと言っていましたので、「宴会」というキーワードは無視できないように思います。
そして注目したいのが、「ワンピース」45巻などで描かれた、エースと黒ひげのバナロ島での決戦です。
この決戦の最後の攻撃で、エースは「大炎戒 炎帝」という技で攻撃していました。
ルフィをよく知るエースの最強の技が「大炎戒」≒「大宴会」だったというのが気に掛かるポイントです。
例えばですが、ルフィとロジャーの夢が「世界中の人と同時に宴会を開きたい」のような物だったとしたら、結構しっくり来るように思います。
現在のワンピースの世界では四つの海とグランドライン・空島・魚人島・また様々な島が点在しているため、世界各地の人が集まれる場所は存在していません。
また、魚人に対する差別、ミンク族に対する差別も無視できないため、本当の意味で全員が参加できる宴会というのが夢であれば物語的にはとても綺麗に締まります。
ルフィの夢を知ったエースが「大炎戒」という技名をつけたとしたら、かっこいいですよね
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
ここで大胆に予想しますが、ジョイボーイの夢もロジャーの夢とほぼ一緒だったのではないでしょうか。
ジョイボーイの残した宝を発見したロジャーは大笑いし、「お前と同じ時代に生まれたかった」と残しています。
少なくともロジャーの気に入らないような宝ではなかったということですよね。
ですので、これまでの話を全て踏まえて予想すると、ジョイボーイが残した宝は大宴会場、そして宴会に必要な物一式ではないでしょうか!
ラフテルの位置は分かってはいませんが、おそらくリヴァースマウンテン付近ではないかと思っていまして、その地点であれば世界中のどこからでも集いやすく、最終的に誰もが容易に到達できるようになるからこそ「笑い話」という名前にしたのではないでしょうか。
ここに絡むと面白いと思うのが、「常世の墓」と「ビンクスの酒」です。
「酒」は白ひげ、シャンクス、カイドウと、重要な人物との関連が深く、ワンピースでは重要な要素として扱われています。
ということでまとめますが、世界中の酒が常世の墓の方式で保存されていて、世界中の人と宴が出来るような立地、大宴会場が用意してある、というのがジョイボーイの残した宝ではないでしょうか。
ただルフィが現時点で19歳なので現代の法律と照らし合わせるとお酒が飲めないため、ルフィのために大量の肉なども必要かもしれませんね!
長くなりましたが、現時点ではジョイボーイの残した宝の正体は「世界中を巻き込む大宴会の準備」ではないかと予想します!
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- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2020-04-03
今回の考察でより「ワンピース」の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです。
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