鳥好きならこれを読め!鳥類学者川上和人のおすすめランキングベスト5!

更新:2022.4.23

人気の鳥類学者川上和人。森林総合研究所に所属しながらもバード川上という肩書きを持つNHKこども科学電話相談室をはじめ、ラジオ・テレビなどメディアにおいての活動も多く見られます。また、川上和人は鳥類図鑑をはじめ多くの鳥関連の本の監修を務めています。とても気さくなキャラクターのなので子供から大人まで大変人気があります。 今回は鳥の魅力から彼自身の魅力を存分に教えてくれる彼のおすすめの5冊をご紹介しましょう。

ブックカルテ リンク

 

第5位「子供科学電話相談 鳥スペシャル!」

NHKこども科学電話相談の中で寄せられた鳥に関する子供ならではの面白い質問をまとめたものになっています。本来放送でしか聞けなかったものを文章として読めるのはとても嬉しいです。

ラジオでもわかりやすく説明してくれるか川上和人ですが、文章やイラスト付きとなるとより説明がわかりやすいです。

 

時に子供の純粋な質問は時に大人の想像をはるかに超えることがあります。その質問を一生懸命わかりやすく答えることができるのはその道に精通している先生たちだからこそです。

 

子どものために答えられた解説でありながら、実は大人にも十分読みごたえがあります!

楽しみながら科学的な考え方や知識が身につく読み物として、朝の読書にもおすすめの一冊となっています。

 

今後も鳥だけでシリーズ化をしてほしいです!

著者
["川上 和人", "上田 恵介", "NHK「子ども科学電話相談」制作班"]
出版日

*NHKラジオ第1の人気番組『子ども科学電話相談』は毎週日曜日 午前10:05~放送されています。

第4位「モンスターハンター超生物学」

少し番外編となりますが、カプコンの大人気ゲーム「モンハン」=「モンスターハンター」に出てくるモンスターたちを現代の生物学目線で解説した一冊となっています。現実世界ではないゲームのなかに登場する架空の生物の生態を考察しています。

 

実在する動物と比較しながら解説が進んでいくため、想像がしやすいです。読み進めていくとゲームにしか登場しないキャラクターなのに意外にも理にかなった体の構造をしていることに驚かされます。

 

モンスターハンターでは翼を持つドラゴンに属する生物が多いため、鳥類学の視点で川上和人が解説してくれます。ゲームの中だけでは知ることのできなかった生態が推測されています。

 

他にも各分野の専門家が癖のある解説をしてくれているので、モンハンの世界をより一層楽しませてくれます。モンハン好きの方はゲームの楽しみ方が変わ流はずです!

著者
["川上和人", "武藤文人", "森由民", "中井穂瑞領"]
出版日

 

あのキャラクターにはどんな生態があるのかというのを是非確認してみてください!

 

第3位「鳥の骨格標本図鑑」

こちらは普段羽に隠れてなかなかみることのできないダチョウからスズメまで145種類もの鳥の骨格標本が掲載されていて、鳥の骨から生態を考えることのできる一冊です。

著者
["川上 和人", "中村 利和"]
出版日

鳥はどうやって飛んでいるのか、似ている鳥に見えても骨には違いがあったりと、外見ではわからなかったことを詳しくみることができます。また、骨を見ることは進化の歴史を照らす重要な部分となっています。それを生前の姿と骨になった姿を比較するのがとても面白いです。

 

また、「骨太コラム」というものも掲載されていて、鳥の骨に関する豆知識的が解説されています。

ここまで鳥の骨にフォーカスした図鑑はおそらくこの本ではないでしょうか。

 

第2位「トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ」

Amazonランキング書籍総合鳥類学部門一位となっている鳥の生態にまつわる本です。

 

川上和人をはじめとする鳥類学者と、鳥好きの漫画家マツダユカが手を組んで普段街中で出会える鳥たちの今まで知らなかったような生態が紹介されています。

著者
["川上 和人", "マツダ ユカ", "三上 かつら", "川嶋 隆義"]
出版日
2018-09-08

図鑑には載っていないような、珍しい生態が4コマ漫画と共に書かれているため分かりやすくポップに楽しめます。思わず誰かに言いたくなるようなトリビアが詰め込まれているので、知的好奇心をくすぐられること間違いなしです。

思わず「へえ」しまいそうになる知識が盛りだくさんなので、手元に置いて何度も読み返したい一冊です。

 

 

第1位「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」

言わずと知れた川上和人の代表作で「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」「鳥類学は、あなたのお役に立てますか?」など人気のシリーズの一つとなっています。

 

川上和人の面白いところは、SNSをほとんどやっていないためその生活がなかなか垣間見えないことです。わかっていることは1年のおよそ4分の1を小笠原諸島で過ごし研究をおこなっているということです。この時代に情報が少ないというのはある意味興味深いです。だからこそこの本から彼の生態を知ることができます。

 

そんな彼の鳥類学者とはなんぞやというところから、研究を始めたきっかけや研究生活がさらけ出された一冊です。

著者
川上 和人
出版日
2017-04-18

 

研究にはどんな準備が必要なのか?無人島ではどのようにして過ごすのか?他にも目指すべき環境保全とは何か鳥類学を超えた自然の厳しさも知ることができます。

川上節とも言えるような言い回しや例えも独特かつ秀逸なので、研究や研究者というものに対して固いイメージを持っている人はきっと印象が変わると思います。

 

そして、こんなインパクト抜群のタイトルでありながらも鳥に対しての熱量が伝わってくるが非常に面白いです。鳥類よりも川上和人を知りたい方という方はよりおすすめです。


以上鳥類学者川上和人が携わった鳥類好きにおすすめランキングベスト5を紹介しました。

他にも川上和人が監修している著書は多くありますので、鳥好きの方は是非チェックしてみてください。新たな生態を知ることができると共にきっと彼の魅力を感じることができると思います!

 

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