ここでは漫画『DINER(ダイナー)』のあらすじと個性豊かな殺し屋たちをネタバレありでご紹介! 小説が原作でヤングジャンプにて連載中の『DINER(ダイナー)』。「登場人物が全員殺し屋、イケメン俳優が出演する」と、『DINER ダイナー』のタイトルで実写映画化されたことも話題になりました。 自堕落な生活を送っていたOLがトラブルに巻き込まれて、殺し屋御用達のレストランで働くことになる平山夢明の小説『DINER(ダイナー)』を原作としたコミカライズ版の本作。 スマホの無料アプリでも試し読みもできるので、気になった方はそちらから読んでみてくださいね。
主人公はOLのオオバカナコ。その名前から「大莫迦な子」とあだ名を付けられ、からかわれていたことをきっかけに、クールぶって何にも興味がないフリをする性格になりました。
そんな彼女が、少しの刺激とお金欲しさに手を出してしまったのが、闇バイト。そこで連れていかれたのは、作品の舞台である殺し屋が集うレストラン「キャンティーン」でした。その料理長を務めるのは、元殺し屋でありながら、料理の腕が超一流のボンベロです。
ボンベロの美味しい料理や、それぞれの事情を持って殺しをおこなう客と接するうちに、カナコはある夢を持ちます。しかし、その夢を叶えるためには、この殺し屋しかいない環境から現実世界に戻らないといけません、はたして、カナコは生き延びることができるのでしょうか。
- 著者
- 河合 孝典
- 出版日
- 2018-01-19
2019年の7月に映画化された小説『ダイナー』のコミカライズである本作。
映画では蜷川実花が監督を勤め、オオバカナコは玉城ティナ、ボンベロは藤原竜也が演じます。 蜷川が演出する色彩鮮やかな映像と、クールな藤原竜也が美味しそうな料理を作る姿がかっこいいと評判です。
また、その他も豪華な出演陣も話題を呼んでいます。個性豊かな殺し屋達を演じるのは、窪田正孝、本郷奏多、斎藤工、小栗旬とそうそうたる俳優陣。この記事ではキャラが魅力ということで、漫画作品のキャラを徹底紹介!
気になった方は、映画版も見てみてはいかがでしょうか。 (映画公式サイトはこちら)
藤原竜也、窪田正孝、小栗旬が出演した作品を見たい方は、以下の記事もおすすめです。
藤原竜也の原作を圧倒する実写化がすごい!出演映画・テレビドラマの魅力を一覧で紹介
類まれなる才能を見いだされ、舞台の世界で若くして開花した藤原竜也。舞台のみならず、テレビドラマ、映画と活躍の場を広げています。映画「カイジ」シリーズなど漫画原作の映像化で主人公を多く演じ、原作を上回るキャラクターで話題に。 この記事では、そんな藤原竜也が演じた役柄と作品について紹介します。
窪田正孝出演のおすすめ映画10選+テレビドラマ20選!実写化した役柄を総まとめ!
窪田正孝はテレビドラマや映画などで、圧倒的な存在感を見せる実力派俳優です。連続テレビ小説の主演も務め、今もっとも注目されていると言っても過言ではありません。かっこいい主演から脇役まで、繊細な演技力が知られています。この記事では、窪田正孝が演じた代表的な作品と役柄、原作の魅力についてご紹介します。
小栗旬を一人の演劇人として解剖。実写化出演した映画、テレビドラマを一括紹介!
精悍な顔立ち、シュっとした長身のスマートさ、艶のある演技で、男女問わず魅了させられる俳優の小栗旬。イケメンなだけでなく、実は演技に対して非常にストイックで熱い人だとご存知でしたか? 数々の映画・ドラマに出演してきた実力と実績は間違いなし。本記事では、そんな誰もが知る小栗旬が演じた役柄と作品について紹介します。
- 著者
- 河合 孝典
- 出版日
- 2018-01-19
まずご紹介するのは本作の主人公オオバカナコです。少しの刺激とお金を求めて闇バイトに手を出してしまいます。実は彼女には、自堕落な生活を送る原因となった忘れたくても忘れらない過去があって……。
そんなカナコですが、キャンティーンのウェイトレスとしては堂々と振る舞います。
初めて会う殺し屋に怖がりつつも、殺し屋たちと会話を重ねます。そして彼らにもそれぞれの事情があることを知るのです。
また、ボンベロの美味しい料理を味わう殺し屋達を見て、ある夢を持つのですが……?
映画では玉城ティナが演じました。
- 著者
- 河合 孝典
- 出版日
- 2018-01-19
殺し屋が通うレストラン「キャンティーン」の料理長であるボンベロ。
彼ももともと殺し屋でしたが、料理の腕を認められ料理長になることに。暴れる殺し屋達を平等に、時には暴力的に扱うボンベロですが、それぞれの殺し屋が満足するように料理を提供する一流の腕前を持っています。
当初はカナコに対しては冷酷な態度でしたが、彼女の想いを知って少しずつ優しさをみせるようになります。
映画では藤原竜也が演じました。
菊千代は、人間ではなく、ボンベロが飼っている犬の名前。
しかし、ボンベロが殺し屋だった時には、タッグを組んでいたほどの実力を持っています。
主人の指示は忠実に守り、この後に紹介するキッドがカナコを襲うシーンでは、普段の大人しい姿からは想像できない強さを発揮します。
- 著者
- 河合 孝典
- 出版日
- 2018-04-19
全身傷だらけの殺し屋スキンは、温厚で優しい性格。カナコもスキンの優しさに触れ、親しくなります。
キャンティーンに訪れた時は、必ずスフレを注文するスキン。しかし、ボンベロはスフレの中に異物を入れて提供します。毎回、異物を入れる理由は、彼が持つトラウマにありました。
カナコが優しさからスフレから異物を取り出して提供しますが、そのせいである出来事が起こります。
- 著者
- 河合 孝典
- 出版日
- 2018-08-17
キッドの見た目は、15前後の男の子ですが、正体は中年の殺し屋。しかも、女や子供を対象にした凄惨な殺しを得意としています。
ある殺しに失敗して自暴自棄になった彼は、カナコを襲い誘拐します。それに怒ったボンベロとの戦いは必見です。
カウボーイとD・Dは、カナコがキャンティーンで働くことになった闇バイトの雇い主です。その内容は、強盗の逃走を助けるための運転手。
しかし、2人は強盗に失敗し、カナコを巻き込み、黒づくめの車に追われてしまいます。人身売買をおこなうグループに捕まり、痛めつけられるシーンは、作中の最も衝撃的なシーンの1つです。
ビスケットはカナコがウェイトレスとして働き出して初めて会う殺し屋です。大柄な体格で、陽気な性格をしてますが、素手で殺すことが得意。
女性を自分の彼女のように扱い、気に入らないことがあると、指の骨を折って遊んでいます。
ボンベロとは、昔からの付き合いがあるポロン。家族ができて殺しから引退していましたが、病気になった娘の治療費のために仕事を再開します。
しかし復帰することを以前の仲間に伝えることなく、殺しを再開させたため、命を狙われることになります。そんな危険な状態でも、料理を食べにキャンティーンに訪れるのですが、そこにポロンの命を狙う集団が現れて……。
- 著者
- 河合 孝典
- 出版日
- 2019-04-19
ギテオンはルールを破った者、裏切者の殺し屋です。殺しの能力は高く、作中でも多くの殺し屋と戦うシーンが見られます。
口調に特徴があり、話しながら戦う姿から異常さが伝わってきます。
炎眉は、過去にボンベロと交際していた時期があった女性で、ボンベロから殺しを教わりました。
そんな過去を持った彼女は、ボンベロを殺すためにキャスティーンに訪れます。殺しの腕が確かなボンベロが料理長を勤めることに苛立ちを感じており、ボンベロの腕が落ちていないか確認しながら戦うほどの実力です。
コフィーは、キャンティーンのオーナーであり、ボンベロ達が所属する殺し屋集団のボスでもあります。小説版『ダイナー』では、ボンベロと対立する人物です。
エドとデニーは夫婦で殺し屋をやっており、コンビ名であるエデンと呼ばれています。かなりの実力者で、コフィからの信頼も獲得している2人組です。しかし、争いの中でデニーの流れ弾が、コフィの飼い犬に当たってしまいます。その罰として、2人は孤児を育てることに。
そして子育てをしていくなかで、彼らの感情にある葛藤が生まれるのでした……。
カオスは、殺し屋達の刃物を研ぐ仕事を行っています。その実力は多くの殺し屋集団から認めらています。闇の世界で多方面から必要とされるカオスは、「歩く中立国」と呼ばれ、手を出すことは禁じられていました。
しかし、その容姿はある罰によって醜くはれあがっています。その訳は、カオスが慕っている女性にあり……。
カオスが慕っている女性が、アンヘルです。
彼女は、ある組織のボスの一人娘で、組織の復活のために実力とは合わない案件ばかり扱っていました。そして、その失敗の責任をカオスの恋心を利用して彼に押し付けているのです。
自分の命が残り少ないことを悟ったカオスは、「歩く中立国」の名を捨て、自分に懸賞金を掛けます。彼は、自分の命を愛するアンヘルに拳銃を託すのでした……。しかしこの後、2人は取り返しのつかない結末を迎えるのです。
クラブは、身体に機械が仕掛けられた人物。盾や刃物が高速で動き、相手を惑わします。さらに、彼の帽子には相手の攻撃を事前に察知できる機械もついていて、まさに強敵。
しかも猟奇的な性格で、殺す相手の顔にマシンを埋め込んで楽しむこともあるきわどい人物です。
7感では、6巻に引き続きボンベロの幼少期の回想シーンと、現在で、新生「キャンティーン」を開店する様子が描かれています。
育児を放棄した実の母親、理不尽に暴力を振るう義父と生活を送る幼きボンベロ。ポークチョップと出会い、彼の組織に入ることになりましたが、任される仕事は料理の手伝いばかり。
そんな日々を過ごしていると、義父が突然「ボンベロを児童施設に送り込む」と言い出します。ボンベロは家から飛び出してアジトに向かいますが、幼い彼は夜中に一人でアジトに入ることを許可されていませんでした。おそるおそるアジトに入ると彼が見たものとは……。
- 著者
- ["河合 孝典", "平山 夢明"]
- 出版日
話は現在に戻り、ボンベロはカナコとともに、新生「キャンティーン」をオープンさせます。そこにやっていたいかにも怪しい人物。ボンベロはその人物に「帰れ」と言い放ちます。
7巻の見所は、ボンベロが殺しの世界に入った経緯と新「キャンティーン」にやってきた人物の正体でしょう。ボンベロの過去は漫画オリジナルのため、小説や映画にはない展開に注目です。
原作である小説『ダイナー』については以下の記事で紹介しています。気になる方はあわせてご覧ください。
小説『ダイナー』の怖すぎる登場人物たちを紹介!殺し屋ばっか!まるで地獄?
本作は、殺し屋ばかりが集まる定食屋を舞台にした物語です。主人公は猛獣の檻に投げ込まれたカナコ。怖い奴らに囲まれた環境で、果たして彼女は無事にウェイトレスを務めることができるのでしょうか。2009年に発売されてから10年経ち、2019年に藤原竜也主演で映画化もされた人気が衰えることのない作品です。 この記事では、映画化された原作のあらすじから結末まで、詳しく解説していきます。また、漫画作品はスマホアプリで読むことができるので気になった方はそちらもどうぞ。
タイプの異なった殺し屋が多く登場する『ダイナー』。今まで自堕落な生活を送っていたカナコは、この過酷な環境を生きて現実世界に戻れるのでしょうか。殺し屋たちのプライドや関係性に注目しても面白いかも。