誰も思いつかないような奇想天外なアイデアを数多く生み出し、映像化してきた映画監督・矢口史靖。どの作品もユーモアに溢れ、時に可笑しく時に残酷で独特な世界観を持っています。 この記事では、そんな矢口作品の中で特におすすめの作品をランキング形式でピックアップ。矢口史靖が監督や脚本を手掛けた作品について紹介します。
矢口史靖(やぐちしのぶ)は、1967年5月30日生まれ、神奈川県出身。
子どもの頃、親に連れられて見た『ジョーズ』が初めての映画体験だったそうです。そこからパニック映画やスピルバーグ映画を多く見ることに。矢口史靖監督の娯楽映画志向は、この時の映画体験がもとになっているようです。
東京造形大学に入学後、鈴木卓爾と出会い、8ミリカメラでの自主映画を撮り始めます。鈴木卓爾はのちに『ゲゲゲの女房』などを生み出すことになる監督です。在学中に製作した8ミリ映画『雨女』が、1990年のぴあフィルムフェスティバルにてグランプリを受賞。その後、1993年『裸足のピクニック』で劇場監督デビューを果たしました。
2001年に監督した『ウォーターボーイズ』が大ヒットを記録。一躍世間に矢口史靖という名を知らしめました。『ウォーターボーイズ』はその後テレビドラマ化もされ、人気作品となったのです。その姉妹作品ともいうべき『スィングガールズ』では、興行収入21.5億と自身最大の成績を叩き出しました。
ほとんどの作品が矢口監督のオリジナルであり、小説としても書籍化されています。絵を得意とする矢口監督の挿絵なども魅力のひとつです。
2019年に公開された最新作『ダンスウィズミー』では念願のミュージカル映画にも挑戦。音楽と笑いが満載のエンターテインメント作品となりました。
矢口史靖の監督作品がこれまで多くの観客に愛されてきたのは、その徹底した娯楽性にあります。幼い頃から好きで見ていた映画は、パニック映画がほとんどだそう。
とにかく人を楽しませたい、驚かせたいその一心で映画製作をしている監督です。映画への大きな愛情と、入場料を払ってくれた観客にとにかくわかりやすく楽しんでもらうという気持ち。その姿勢は商業監督デビューする前から依然変わりません。
筆者は、矢口監督がぴあフィルムフェスティバルで受賞した頃から、彼が登場するイベントなどに数多く参加してきました。矢口監督は映画の娯楽性についてよく話していたのを覚えています。「映画の目的はエンターテインメントの提供であり、映画作りは手段だ」とまで言い切っています。
これまで監督してきた作品は、ジャズやシンクロナイズドスイミングなどさまざまな題材を扱っています。その時々に自分自身が本当に面白いと思ったものを選び、いかに料理すればより面白くできるのか。そのために徹底的な取材を重ねています。
また、ほとんどの作品で、主人公が「鈴木」という名字とされています。これは、日本ではとてもポピュラーで、どこにでもいる人の象徴。あくまで普通の人を描きたい、そんな思いからつけているようです。
矢口史靖はまさに「アーティスト」。仕事の合間で、盟友・鈴木卓爾と自主製作プロジェクト『ワンピース』の撮影を20年以上続けています。この企画は、予算と時間を割かずに撮るために、固定カメラの前でのみ撮影するというもの。そのため生まれたアイデアは数知れません。
ここで得た経験をその後の仕事に生かしていくというのが矢口流。とにかくずっと映画を作っている、こんな監督ほかにいません。日本映画界きっての稀有な監督は、次にどんな仕掛けで私たちを楽しませてくれるのでしょうか。
ここからは、矢口史靖監督のおすすめの作品をランキング形式で紹介していきます。
矢口史靖監督の記念すべき商業映画デビュー作が『裸足のピクニック』です。1990年、自主製作映画『雨女』にて、第14回ぴあフィルムフェスティバルのグランプリ受賞した際に獲得したスカラシップ権。そこで企画されたのが本作です。
ある日、普通の女子高生・鈴木純子は、キセル乗車がバレて駅員に捕まってしまいます。そこから逃げ出した彼女は、祖母の家へ。ちょうど祖母が亡くなったタイミングで家族と合流する純子でしたが、さらなる悲劇が彼女を待ち受けていました。
次々に降りかかる不幸に立ち向かう女子高生をブラックユーモアたっぷりに描いています。しかし、重い気持ちにならないのは、そのテンポの良さがゆえ。矢口史靖のセンスが光る秀作です。
純子のキャスティングに難航していたところ、ドトールの店員だった芹川砂織をスカウトし主演に大抜擢したというとんでもエピソードも。このキャスティングが功を奏し、素人らしさがかえって作品を面白くしていました。
矢口史靖監督、構想15年。念願叶ってようやく映画化までこじつけたのが『サバイバルファミリー』です。
東京に暮らすごく普通の家族・鈴木家は、ある日突然起きた全世界的な大停電に直面してしまいます。未曾有の出来事になす術もないまま、東京を脱出し祖父が住む九州まで自力で移動することを決意。そんな家族の波乱万丈な道中を描いたストーリーです。
原作は、矢口監督自身が執筆した同名小説『サバイバルファミリー』。小説版のみ、困惑する人々を描いたシリアスな場面などオリジナルシーンも含まれています。自分の身に起きたらどうするか、考えながら読み進めるのもおすすめ。
北米の大停電や東日本大震災などから生まれた構想を映画化しました。ブラックユーモアを得意とする矢口監督ですが、本作では深い恐怖を描いています。一味違った矢口作品になったことは言うまでもありません。
映画ヒットの要因にもなった、出演者の葵わかなについては、こちらの記事で活躍を紹介しています。
<葵わかなの出演作一覧!幅広い世代に人気の秘訣を映画やテレビドラマの原作から紐解く>
- 著者
- 矢口 史靖
- 出版日
『ハッピーフライト』は、ANAの全面協力を得て製作された矢口史靖監督オリジナルの物語。コメディエンヌとしての才能も発揮している綾瀬はるかが主演を務めています。
日本でも有数な巨大空港。毎日、さまざまな乗客たちや空港ファンなどが行き来しています。そんなある日、ホノルル行きのチャーター便であるNH1980が飛行中にトラブルに見舞われてしまうことに。そこで働くパイロット、キャビンアテンダント、グランドスタッフ、管制官、ディスパッチャー、整備士が一丸となって無事の帰還を目指す物語です。
入念なリサーチにより作られた物語はとても興味深く、さまざまな立場で空の旅を支える人々の仕事を知ることもできます。家族そろって見れる最高のエンターテインメント作品です。笑いあり感動ありの空の旅の物語を楽しむことができます。
矢口監督による同名小説版も刊行されました。専門的なシーンもわかりやすいセリフで状況が伝わります。限られた時間や経費で自主映画を作成してきたことで鍛えられた表現力は小説でも堪能できるでしょう。
- 著者
- 矢口史靖
- 出版日
主演に石田ひかりと安藤政信を迎え、矢口史靖が脚本・監督を務めたオリジナルストーリーが『アドレナリンドライブ』です。
偶然、ヤクザの裏金2億円を手にすることになったレンタカー屋の平凡な青年・悟とそこに居合わせた地味な看護師・静子。蓼科高原を舞台に、その金を持って逃げる二人とそれを追うヤクザを描いたコメディ作品です。
追われる者と追う者の駆け引きに、よく練られたシナリオ。どんでん返しの繰り返しにハラハラドキドキすること間違いありません。
公開当初、一大ブームを生んだ演劇集団「ジョビジョバ」メンバー全員がヤクザ役を演じ話題に。筆者が所属していた映画会社でも出資をした作品です。矢口史靖とジョビジョバのタッグにより、非常に面白く仕上がりました。
ベルリン国際映画祭や香港映画祭をはじめとする海外映画祭でも高い評価を受けた作品です。エンディングに流れる平山みきの『真夏の出来事’99』が小気味よく響きます。
さまざまな視点から題材を選び出し、面白おかしく映画として成立させることのできる映画監督・矢口史靖。『ロボジー』で選んだ題材は、スバリ「ロボットとジジィ」です。
家電メーカー・木村電器で働く落ちこぼれ3人組の小林、太田、長井は、二足歩行型ロボット「ニュー潮風」を開発中に事故で大破させてしまいます。ロボット博が迫る中、体形の合う鈴木という老人にロボットの中に入ってもらい誤魔化すことになるのですが・・・・・・。
矢口監督本人が書き下ろした小説版『小説ロボジー』もあります。映画同様、徐々に心を通わせていく3人組と鈴木のおじいちゃんの掛け合いがテンポよく楽しめます。
主人公の鈴木をミッキー・カーチスが「五十嵐信次」名義で演じ、ロボットおたくの女子大生を吉高由里子が演じました。個性的な俳優陣がそろった素晴らしいコメディ作品です。
- 著者
- 矢口 史靖
- 出版日
曲が流れると歌って踊り出してしまうOLを主人公にしたミュージカルコメディに挑戦したのが『ダンスウィズミー』です。本作も矢口史靖のオリジナル作品。
一流商社で働く鈴木静香は、姪っ子と訪れた遊園地で催眠術にかかってしまいます。それは「曲が流れると歌って踊らずにいられない」というもの。その日から、所かまわず音楽に反応してしまう静香はなんとか術を解こうと催眠術師を捜すことに。彼の助手・千絵も加わり、捜索の旅に出発するのでした。
主演を務めたのは三吉彩花。全ての歌とダンスシーンを本人が演じました。千絵にはやしろ優。劇中の楽曲もバラエティに富んで楽しく、特に三吉とやしろの歌とダンスシーンはどれも圧巻です。
今まで見たことのない一風変わった矢口流ミュージカル映画が誕生しました。
田舎の女子高生がビッグバンドジャズに挑戦する『スィングガールズ』は、矢口史靖のオリジナルストーリー。女性版『ウォーターボーイズ』とでもいうべき、何かに夢中になる高校生を描いた物語です。
東北の片田舎が舞台。落ちこぼれ女子高生たちが、食中毒になってしまった吹奏楽部員に代わって吹奏楽部に入ります。初めての吹奏楽に魅了された彼女たちは、ビッグバンドジャズの「スウィングガールズ」を結成。音楽への熱い想いを胸に、奮闘する女子高生を描きます。
今なお活躍中の上野樹里を主演に、選ばれた17名のスウィングガールズたち。彼らの実際の演奏に思わず目頭が熱くなることでしょう。劇中で使用される楽曲は、監督のこだわりが詰まった名曲ばかり。ラストシーンの圧巻の演奏をぜひ体感してみてください。
原作は、矢口監督の同名小説。文字でもその面白さは健在で、劇中の音楽が聞こえてくるような感覚が味わえます。活字ならではの人物の内面の描写にもご注目。
- 著者
- 矢口史靖
- 出版日
矢口史靖監督が初めて別の作家の原作で映画を作りました。それが『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』です。
都会に住む若者・平野勇気は高校卒業とともに、林業を学ぶため三重県へ向かいます。そこで、林業に従事する人々と交流するうちに、未来を作る仕事である林業に目覚めていくという物語。
この題材を矢口監督お得意のユーモアたっぷりに仕上げた本作は、笑いあり涙ありの完全エンターテインメントとなりました。原作ファンも納得の出来です。主演を染谷将太が務め、長澤まさみや伊藤英明など豪華キャストが集結しています。
その原作は、本屋大賞第4位を獲得した三浦しをんのベストセラー小説『神去なあなあ日常』。これを基に、9ヶ月におよび三重県での取材を敢行し、脚本を作り上げました。林業についても学ぶことができます。原作では、三浦しをん自身の都会に住んだ経験や伝承文学への興味が反映された、山への信仰心のような思想が読み取れます。
- 著者
- 三浦 しをん
- 出版日
- 2012-09-07
東宝の若手監督オリジナル映画製作プロジェクトであるYESレーベル。その第2弾として製作されたのが、矢口史靖オリジナルの作品『ひみつの花園』です。
とになくお金が大好きなOL・鈴木咲子は、銀行強盗の人質になってしまいます。彼女を乗せた車が事故に遭い、5億円の入ったスーツケースが紛失することに。そのお金を求めて奔走する咲子をコミカルに描いた物語です。
映画初主演となる西田尚美を咲子役に大抜擢。西田はこれを機に、日本映画界において必要不可欠な女優となっていきます。矢口監督が、彼女の才能にいち早く気が付きました。
また、『裸足のピクニック』で培った手法を再現。低予算だからこそ、ミニチュアを使うなどのアイデアも満載で、矢口監督の娯楽志向が存分に発揮された作品です。
矢口史靖が自ら書き下ろした小説『ウォーターボーイズ』を原作に、脚本・監督し実写映画化。埼玉県立川越高校水泳部が文化祭で毎年行っている男子のシンクロパフォーマンスをモデルにしています。
矢口史靖の育ての親である桝井省志プロデューサーが監督に持ちかけて成立した作品。この2人の出会いが、後に数多くのヒット作品を生み出してきました。当時は男子のシンクロナイズドスイミングがマイナスイメージだったため、イメージ払拭のための特別番組に筆者も携わりました。
廃部寸前の水泳部に、若くて美人教師・佐久間が顧問に就任してきます。部員は一挙に増えたものの、佐久間がシンクロナイズドスイミングを教えることになると、途端に逃げだす部員たち。逃げ遅れたダメ生徒5人が特訓を受けることになるのですが……。
最初は反発しつつも次第に懸命に取り組む生徒たちが、最後の晴れ舞台で披露する演技に誰もが胸打たれることでしょう。主演を新人の妻夫木聡が演じ、その他に玉木宏、金子貴俊なども輩出しました。
矢口史靖という才能溢れる監督を世に知らしめ大ヒット映画となりました。彼が目指す最高のエンターテインメント作品です。
原作では監督自身による多くの挿絵を楽しみながら、爽やかな読後感を味わえます。このシーンをどのように動かしたらいいのか、という監督の思考を辿ることができますので、映画がお好きな方はぜひ小説も合わせてご覧ください。
- 著者
- 矢口 史靖
- 出版日
- 2001-08-24
ここからは、映画を見て矢口史靖監督のことをより理解したい方向けに、関連書籍をおすすめしていきます。
『森ではたらく!27人の27の仕事』は、森林や地域再生のビジネスを行っている古川大輔と地域に住む人たちが地域の課題を解決するための運動をしている山崎亮の共著です。
ふだんはあまり知られていない「森の仕事」に関して、森に関わるさまざまな職業人を紹介しながら説明していきます。たとえば、「森を挽く人」こと製材所、「森で灯す人」こと木質バイオマスエネルギー、「森で育てる人」こと森のようちえんなどが取り上げられています。クリエイティブな職種が多いことに驚かされます。
そして、映画『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』の矢口史靖は「森を撮る人」として、この映画の原作『神去なあなあ日常』の作者・三浦しをんは「森を書く人」としてそれぞれ登場。映画や原作とともに、「森」への相互理解が深まる1冊です。森が好きな人だけではなく、「はたらく」ことについて新たな見解を求めている方にもおすすめです。
- 著者
- ["古川 大輔", "山崎 亮", "足立成亮", "熊谷有記", "田口房国", "鈴木菜々子", "山崎正夫", "永吉剛", "久米歩", "熱田安武", "熱田尚子", "東達也", "成瀬正憲", "三浦しをん", "矢口史靖", "川畑理子", "小野なぎさ", "六車誠二", "緒方万貴", "田邊大輔", "田邊真理恵", "大島正幸", "松田昇", "イシカワ晴子", "西村早栄子", "堤清香", "井上博成"]
- 出版日
- 2014-05-15
『映画監督はサービス業です。ー矢口史靖のヘンテコ映画術―』は、矢口史靖を徹底解剖したロングインタビューの掲載され、これまで仕事をしてきた妻夫木聡や綾瀬はるかなど豪華メンバーが語る監督の素顔がわかる1冊です。
自主製作作品『雨女』のぴあフィルムフェスティバルでのグランプリ受賞から劇場デビュー作『裸足のピクニック』までの道のり、そこから商業監督として最新作『ダンスウィズミー』を撮るまでの撮影秘話など盛りだくさんです。特撮好きな矢口監督の直筆絵コンテや自ら製作した小道具なども紹介され、矢口ファンにはたまりません。
小難しい映画論などは何ひとつありません。盟友・鈴木卓爾や育ての親の・桝井省志プロデューサーの矢口監督へ想い、そして本人の映画への熱く真っすぐな愛情などが書かれており、映画作品同様心に直接刺さります。
矢口映画を見たことのある人もない人も、ヘンテコ監督のちょっと変わった読み物として、軽い気持ちで楽しめます。
- 著者
- ["矢口史靖", "野村正昭(聞き手)", "関口裕子(聞き手)"]
- 出版日
矢口史靖が漫画原作を務めた作品が『プリーズ・フリーズ・Me』。1998年から「ビックコミックスペリオール」に連載されたとみさわ千夏の漫画作品です。
ある嵐の夜、出産を控えた17歳の陽子は突然産気づきます。病院へ向かう途中のタクシーの中で女の子を出産。夫の光夫と運転手が先に赤ちゃんを病院に届けている間、急な濁流に飲み込まれて陽子は帰らぬ人に。
17年の月日が経ち、獣医である光夫の研究が成功し、冷凍保存されていた陽子がなんと生き返ります。娘の風子と同い年の陽子は一緒に高校に通い出すのですが……。
奇想天外な発想は矢口監督の得意とするところ。それを見事に漫画作品として昇華したとみさわ千夏の手腕も見事です。矢口史靖ファンのみならず、一漫画作品として楽しめます。
プリーズ・フリーズ・Me 1(ビッグコミックス)
1999年02月01日
【映画】
自主制作
『フラストレイター 』(1986年)
『回記線 』(1987年)
『浅き夢みし 』(1990年)
『水栓テレビ 』(1990年)
『雨女 』(1990年)
『ワンピース 』(1994年)
『バードウォッチング 』(1996年)
劇場映画
『裸足のピクニック 』(1993年)
『ひみつの花園 』(1997年)
『アドレナリンドライブ 』(1999年)
『ウォーターボーイズ 』(2001年) 原作『ウォーターボーイズ』
『パルコ フィクション 』(2002年)
『スウィングガールズ 』(2004年) 原作『スウィングガールズ 』
『歌謡曲だよ、人生は 』(2007年)
『ハッピーフライト 』(2008年) 小説版『ハッピーフライト』
『ロボジー 』(2012年) 小説版『小説ロボジー』
『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』(2014年) 原作『神去なあなあ日常』
『サバイバルファミリー』(2017年) 原作『サバイバルファミリー』
『ダンスウィズミー』(2019年)
【テレビドラマ】
『学校の怪談 春のたたりスペシャル』第3話「悪魔の選択」(1999年)
『学校の怪談 春の呪いスペシャル』オープニング「魔界教室」第1話「恐怖心理学入門」(2000年)
『学校の怪談 春の物の怪スペシャル』オープニング&エンディング「魔界学園」 第1話「怪猫伝説」(2001年)
おすすめの矢口史靖作品と関連書籍を紹介してきました。矢口作品の魅力が少しはおわかりいただけたでしょうか。矢口史靖はアーティストです。映画はもちろんのこと、小説や造形にいたるまで全身全霊で取り組んでいます。そんな矢口作品は映画だけでなく書物としても存分に楽しめることでしょう。