葵わかなの出演作一覧!幅広い世代に人気の秘訣を映画やテレビドラマの原作から紐解く

更新:2021.11.29

子役から活躍してきた女優・葵わかな。朝ドラ『わろてんか』でヒロインを演じ、ますますトップ女優への道へ駆けあがっています。この記事では葵わかなが演じた役柄と作品について紹介します。 テレビドラマや映画はもちろん、ミュージカル出演にも積極的。キラキラの笑顔で魅了する若手女優・葵わかなの魅力を出演作品とともに紐解いていきます。

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注目の若手女優・葵わかなのプロフィール。映画『陽だまりの彼女』で脚光!

葵わかなは映画やテレビドラマだけではなく、舞台やミュージカル、ナレーションなど活躍の幅を広げている注目の若手女優です。まずは簡単にプロフィールをご紹介します。

1998年6月30日生まれの22歳(2020年10月現在)。いわゆる芸能界では「奇跡の世代」と呼ばれています。1998年生まれの女優は橋本環奈、広瀬すず、平祐奈など次世代を担うスターばかりが揃っているる豪華な世代です。

また、事務所は大手のスターダストプロモーション。小学5年生の時にスカウトされて子役として活動を始めます。2013年の映画『陽だまりの彼女』で注目を浴び、さらには複数の大手企業のCM出演では「かわいい」と話題に。

2016年にはテレビドラマ『女優堕ち』、映画『ホラーの天使』でどちらも初主演を果たします。そしてオーディションを見事勝ち抜き、翌年には朝ドラ『わろてんか』のヒロインに。着実に主演級の役もこなすようになります。

そして新しい挑戦としてミュージカルへの出演も。出演作品は主演を務めた2019年の『ロミオとジュリエット』や2020年の『アナスタシア』。歌を得意としていて、劇中では持ち前の美声を発揮しています。

実は仕事の合間を縫って大学にも通っているそう。読書家でもあり、知的な面もお芝居に繋がっているのかもしれません。 彼女の素顔を知りたい方は葵わかな公式インスタグラムを覗いてみてください。頻繁に更新していてオフショットなどが見られますよ。 

キュートな笑顔と落ち着いた佇まい。葵わかなの魅力

次世代を担う女優・葵わかなの魅力は落ち着きと可愛らしさの両方を兼ね備えた演技力です。

葵わかなは幼い頃からテレビドラマや映画に出演し、活躍し続けてきました。子役時代は娘役や学生役を数多くこなし、彼女が持つ清純さと爽やかな笑顔で常に見る人を魅了します。

映画『陽だまりの彼女』ではヒロインの中学生時代を演じて大注目。当時15歳のあどけない可愛さが残る演技は、純粋な恋愛シーンで存分に活かされていました。

その後、朝ドラ『わろてんか』のヒロインに抜擢。当時19歳の 大人の世界に足を踏み入れる時期だった葵わかなですが、きらりと眩しい笑顔は幼い頃から変わりません。惹きつけるキュートな笑顔はこの「笑い」をテーマとした作品にピッタリでした。

さらに素晴らしいのはヒロインの学生時代から50代まで葵自身が演じ切ること。実年齢よりはるかに年を取った姿でも違和感がないのです。

その秘密は彼女の落ち着いた雰囲気です。高校時代のあだ名「わかばぁ」と呼ばれるぐらいだとか。普段のふるまいや佇まいも演技に結びついているのかもしれません。

ちょうど20歳の頃から、看護師やちょい悪な女子生徒など役柄の幅が広がってきているよう。さらには歌唱力を生かし、ミュージカルにも挑戦しています。

葵わかなにとって、年齢を重ねてもその純粋な可愛らしい笑顔はいつまでも変わらない魅力になるでしょう。

【ライターおすすめ】葵わかなが1番輝く『わろてんか』

葵わかなの出演作で欠かすことができないのは、やはり2017年の朝ドラ『わろてんか』。オーディションを勝ち抜き、ヒロイン・北村てん役を務めました。

北村てんは吉本興業の創立者・吉本せいをモデルとしています。てんは流浪の若手芸人である藤吉と出会い、駆け落ちをします。そして2人は「北村笑店」を始めて、大阪の小さな寄席・風鳥亭を開業。やがて日本中を笑顔にするような大チェーンへと成長するのです。

この作品は笑いがテーマとなっています。何といっても魅力なのが葵わかなの笑顔。てんは笑い上戸で「笑いは薬」と考えているほどです。太陽のような明るい、爽やかな持ち前の笑顔は目が釘付けになります。見る人に笑いを届けてくれる、幸せを運ぶ作品です。

そんな葵わかなの素顔を知りたい方はこちらの書籍もおすすめです。彼女のインタビューなども掲載され、『わろてんか』の裏側がわかります。

著者
NHKサービスセンター
出版日

ここからは、葵わかなが出演した映画やテレビドラマのなかから原作があるものをピックアップ。どのような役柄を実写化してきたのか、もれなく紹介していきます。

【映画原作】葵わかなのブレイクのきっかけ『陽だまりの彼女』(2013年)

『陽だまりの彼女』は「女子が男子に読んでほしい恋愛小説」と男子にも大人気の越谷オサムの小説。恋の切なさや幸せが詰まっていて誰もが読みたくなるラブストーリーです。

主人公の奥田浩介は仕事をきっかけに同級生の渡来真緒と再会します。彼女は学生時代とは違い、美人な女性に打って変わっていたのです。2人は惹かれ合って付き合うことに。

しかし真緒は語ったことのない過去や秘密を抱えていました。そして突然正体を消しまうのです。

映画では中学生時代の回想シーンが登場しました。監督がこだわった甘酸っぱい青春を感じられるのが見どころ。葵わかなは上野樹里演じる真緒の地味でいじめられていた学生時代を演じています。彼女はこの作品で一気に注目を浴びます。 

 


原作者越谷オサムのその他の作品を知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。

 

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著者
越谷 オサム
出版日
2011-05-28

【映画原作】合唱シーンは涙を誘う『くちびるに歌を』(2015年)

『くちびるに歌を』は合唱曲として有名な「手紙~拝啓 十五の君へ」の作者・アンジェラ・アキのドキュメンタリーから書かれた小説です。

舞台は長崎県五島列島にある中学校の合唱部。新任の柏木ユリはその顧問を務めることに。

ユリの美貌に惹かれて男子たちが入部し、新しい仲間でスタートを切ります。しかし部内で対立することもしばしば。さらに部員それぞれには悩みや葛藤がありました。コンクールを通して部員たちの成長が描かれています。

2015年の映画では関谷チナツを演じる葵わかな。眼鏡をかけた真面目そうな女子です。指揮を担当しており、冷静でみんなを見守る存在です。

原作は子どもでも読みやすい小説。心温まる物語を味わいたい人におすすめの1冊です。

著者
中田 永一
出版日
2013-12-06

【映画原作】葵わかなは映画オリジナルキャラクターで登場『暗殺教室』(2015年)

漫画やテレビアニメでも大人気の作品。学校の中で生徒たちが先生を暗殺しようと試みるサバイバル学園物語です。

暗殺の幕開けは殺せんせーの登場から。椚ヶ丘中学校の3年E組の担任をするとともに生徒たちに自身の暗殺を依頼。さらに賞金100億を掲げられ、生徒たちは殺せんせーを狙い始めます。

2015年に映画化も叶った『暗殺教室』は大ヒット。映画だけのオリジナルキャラクターの斎藤綾香を演じる葵わかな。主人公の生徒・渚の幼馴染で彼を見守る女の子です。E組以外の生徒は珍しく、レアキャラで本作品では注目のキャストの1人でした。

原作は「暗殺」の恐ろしいイメージを覆す松井優征のコメディ漫画です。大人でも子どもでも楽しめる作品となっています。

 


主演を務めたのは山田涼介。こちらの記事で他の出演作も紹介しています。

 

山田涼介は役作りのセンスも抜群!実写化出演した映画、テレビドラマを原作と一緒に紹介

著者
松井 優征
出版日
2012-11-02

【映画原作】登場人物の心理戦が魅力の『罪の余白』(2015年)

『罪の余白』は娘の自殺の真相を突き止めるサスペンスです。大学で心理学を教える安藤聡は娘の訃報を受け取ります。聡は学校のベランダから転落したと聞いて自殺だと信じられず、娘の日記を頼ることに。

そこにはクラスメイトの木場咲からのいじめが記されていて、聡は彼女に罪の告白をさせることに決めます。

映画では木場咲のぞっとする悪魔ぶりがよりリアルに表現されています。また、葵わかなはクラスメイトの1人、笹川七緒を演じています。彼女はまじめで静かな女の子ですが、はっきりとものを言うタイプ。聡が彼女に尋ねた時もわかる限りのことを答えていました。

本作は作者・芦沢央のデビュー作となりました。細かい心理描写が魅力の小説です。同作者の作品はこちらの記事で紹介しています。

芦沢央のおすすめ作品5選!映画『罪の余白』原作者

著者
芦沢 央
出版日
2015-04-25

【映画原作】家族の絆が魅力の『サバイバルファミリー』(2017年)

矢口靖史による小説『サバイバルファミリー』は東京で暮らすある一家のサバイバル生活を描いた感動の物語。

なぜサバイバル生活をすることになったかというと、突然の電力配給の停止によりすべてのライフラインも同時に止まってしまったため。 義之を含む鈴木一家4人は電力を求め、大移動を始めます。

2017年の映画は大ヒットで、葵わかなの好演も人気の理由の1つ。オーディションで勝ち取った彼女が演じる鈴木結衣は高校1年生のスマホに依存する現代っ子。撮影では何度も自転車をこぐなど体力を試されたような過酷な時期もあったそう。反抗期ならではの時々出る小言も見どころです。

原作は監督も務める矢口靖史ならではのユニークさが詰まった小説。コメディ作品が好きな方におすすめです。映画監督・矢口靖史の手がけた作品や著書が気になる方は、こちらの記事でご覧いただけます。

矢口史靖の映画・テレビドラマをランキングでおすすめ!原作の魅力や書籍も紹介

著者
矢口 史靖
出版日

【映画原作】「コップのフチ子」のタナカカツキが手掛ける『逆光の頃』(2017年)

物語の舞台は古き伝統が残る京都です。そこに住む赤田孝豊は中学生で、彼が成長する姿が描かれています。

ある女の子への恋、京都の伝統行事、日常生活で垣間見えた不思議な出来事。古都の魅力や美しさが伝わるとともに、あっさりとした絵柄なのにどこか繊細な描写が詰まっています。

葵わかながヒロインを務めた2017年の映画は、原作の一部をもとに映像化しています。彼女は高杉真宙が演じる主人公の孝豊の幼馴染・みことを演じました。みことは太陽のように明るくしてくれる存在。とても可愛らしい少女です。

作者のタナカカツキはギャグ漫画も手掛ける傍ら、『逆光の頃』のような繊細な作品も描くマルチな才能の持ち主。ぜひ手に取って違いを味わってみては?

主演の高杉真宙のその他の出演作については、こちらの記事で紹介しています。

高杉真宙の演技の幅に注目!実写化出演した映画、テレビドラマを原作とともに振り返る

著者
タナカカツキ
出版日
2009-07-30

【映画原作】家族のすれ違いと絆を描く『ミッドナイト・バス』(2018年)

直木賞候補に挙がった伊吹有喜の『ミッドナイト・バス』は、2018年に映画化。家族の再出発を描く感動の物語です。

深夜バスの運転手である利一はバスの乗客の中に別れた妻を見つけます。再会するも長い年月の別れでどうしていいかわからず、ぎこちない会話が続きます。また、息子の怜司は突然、利一のもとに帰ってくる一方、娘の彩菜は仕事や結婚に悩んでいました。

映画では結婚と仕事で人生の岐路に立っている彩菜役の葵わかな。幼い頃にいなくなった母親をよく思っておらず、ケンカになる場面もちらほら。彩菜が悩み成長していく姿を演じています。

主人公と同じように、子どもが巣立って自分の人生について悩んでいる方にとって共感できる1冊となっています。

作者のその他の作品はこちらの記事で紹介しています。

伊吹有喜作品おすすめランキングベスト7!『ミッドナイト・バス』が映画化!

著者
伊吹 有喜
出版日
2016-08-04

【映画原作】葵わかなが活発な高校生を演じる『ラーメン食いてぇ!』(2018年)

主人公は自殺を考えてしまった高校生の茉莉絵。ラーメン屋の店主の祖父からもらった一口のスープでラーメンに目覚めます。そしていちからラーメン修業をし、親友のコジマとともに二人三脚で日本一のラーメン屋を目指すことに。

また、事故で遭難する料理研究家・赤星、妻を失った祖父、茉莉絵の親友・コジマ。登場人物の心情がラーメンを通して変化していくところも見どころです。

2018年の映画では葵わかなはコジマを演じています。コジマは持ち前の食いしん坊を生かしてラーメンづくりを支える人物。ボーイッシュなショートヘアの葵わかなが見られます。

林明輝による原作漫画『ラーメン食いてぇ!』は職人の想いや食べ物のありがたさが伝わる作品。ラーメンづくりについても詳しく知れる漫画です。

本作の他にも、ラーメンをテーマにした漫画が読みたい方には、こちらの記事もおすすめです。

ラーメンが食べたくなるおすすめ漫画5選!この誘惑に勝てるか!?

著者
林 明輝
出版日
2015-04-23

【映画原作】葵わかなが恋する乙女になりきる『青夏 Ao-Natsu』(2018年)

ひと夏の恋を描いた青春ラブストーリー。2018年には『青夏 きみに恋した30日』として映画化も。

高校生の理緒は夏休みの間、田舎で過ごすことになりました。そこで青年・吟蔵に出会い、恋心を抱くように。しかし、ライバルの万里香の登場やそれぞれの進路で一筋縄ではいきません。果たして2人は結ばれるのでしょうか?

映画でヒロインの理緒を務めた葵わかな。理緒は自身とは違った性格なので少し演技が難しかったそう。しかし、持ち前の明るい笑顔を生かして演じ切っています。

南波あつこの『青夏 Ao-Natu』は王道の少女漫画ストーリー。ひと夏の恋の爽快感や甘酸っぱい青春が持ち味の作品です。ピュアな恋と田舎の夏の風景を味わいたい方におすすめです。

著者
南波 あつこ
出版日

【映画原作】半グレの葵わかなは珍しい!「任侠」シリーズ(2019年)

人情味溢れたヤクザの阿岐本雄蔵が経営破綻している施設を次々と立て直していくシリーズ。『任侠書房』『任侠学園』『任侠病院』『任侠浴場』『任侠シネマ』の5冊があります。

2019年に映画化となったのは第2弾の『任侠学園』。組長の阿岐本雄蔵は私立高校の運営を引き受けることに。阿岐本組代貸の日村とともに荒れた学園を立て直します。

葵わかなは生徒の1人である沢田ちひろを演じています。半グレの問題児で、男っぽい性格。その反面、正義感は強く、根は真っ直ぐな女の子なのです。葵わかなは役作りで赤髪にしています。声のトーンにもこだわったそう。

「任侠」と聞けば怖いイメージですが、今野敏による「任侠」シリーズは優しさや絆で溢れています。原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。

小説『任侠学園』をあらすじからネタバレまで魅力を紹介!西島秀俊で映画化

著者
今野 敏
出版日
2012-01-21

ここからは、テレビドラマの紹介です。

【テレビドラマ原作】社会人のための『エンゼルバンク―ドラゴン桜外伝―』(2010年)

葵わかなが子役時代に出演したテレビドラマ『エンゼルバンク~転職代理人』。彼女は長谷川京子が演じる井野真々子の幼少期役です。第1話のみの出演ですが、視聴者から「かわいい」との声が次々と。気の強い女の子を演じています。

このテレビドラマは三田紀房による漫画『エンゼルバンク―ドラゴン桜外伝―』が原作です。大人気『ドラゴン桜』に続いて大人をターゲットにした作品。

高校教師の井野真々子は転職代理人の海老沢康生に出会い、同じ転職代理人になることを決意。仕事に奮闘する模様が描かれています。

日本の転職事情を把握でき、学ぶことが多いのもこの漫画の魅力。社会人の方にはもちろん、今後社会に出る学生の方にも役立つのでおすすめです。

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。

『エンゼルバンク』は全ての働く人におすすめ!【ネタバレ注意】

著者
三田 紀房
出版日
2008-01-23

【テレビドラマ原作】葵わかながアメリカ育ちの女の子に!『火災調査官・紅蓮次郎』(2010年)

火災調査官の紅蓮次郎が日々起こる火災の原因を解き明かしていきます。

この漫画が原案となり、2003~2015年まで全15作放送された『火災調査官・紅蓮次郎』。船越英一郎が演じる紅蓮次郎は火災で妻を亡くした暗い過去の持ち主。

一方、漫画での蓮次郎は「消防庁のホームズ」と呼ばれ、特殊能力を持つキャラクターです。違いは大きいですが火災に深い思い入れがあり、情熱を持つところは変わりません。

テレビドラマの第10~13作に出演した子役時代の葵わかなはキャロライン泉を演じています。役名からご想像のとおり、アメリカ育ちの女の子です。蓮次郎の姪でおませさん。衣装も海外ドラマに出てくるようなガーリーなものを着ています。

鍋島雅治と田中つかさが生み出した紅蓮次郎の物語は消防の仕事に興味のある方にもおすすめです。

著者
["鍋島 雅治", "田中 つかさ"]
出版日

【テレビドラマ原作】食べる幸せを感じられる『たべるダケ』(2013年)

名前も何もかも正体を明かさない女性がただひたすら食べ続けるという漫画『たべるダケ』。おいしそうに食べる姿には心が満たされます。エロティックできれいな絵柄も魅力の1つ。

2013年にテレビドラマ化を果たします。悩める登場人物たちがシズルという女性と出会い、食卓を囲む物語です。

葵わかなは第4・8話に出演。童門和沙という中学生を演じています。彼女は田中と水沼の少年2人から好かれるというモテっぷり。ショートボブの可愛らしい女の子です。また離婚後別れた父親とのエピソードも描かれています。

最近では孤食がもう当たり前のよう。しかし髙田サン子の『たべるダケ』は、ただ食欲をそそるだけではなく、誰かと食卓を囲む楽しみや食べることの幸せを感じる作品です。

著者
高田 サンコ
出版日

【テレビドラマ原作】パーマヘアの葵わかなが登場『アオイホノオ』(2014年)

大学生の焔燃(ホノオモユル)が漫画家を目指す物語。設定は、1980年代で作者の島本和彦をモチーフにした漫画。

ずっと漫画家を志していた焔燃は、夏休みに自作の漫画を出版社に持ち込むことにします。ライバルや友人に刺激されながら、クリエイターへの道を突き進んでいくのです。

テレビドラマでは実存する「大阪芸術大学」や「集英社」などがたくさん登場し、現代に合わせた作品になっています。葵わかなは第6話に出演。焔の同級生の妹を演じています。めったにない昭和らしいパーマヘア姿の葵わかなが見られますよ。

『アオイホノオ』はクリエイターや漫画家に興味のある方だけではなく、懐かしさを感じられる作品と出会いたい方にもおすすめです。モデルになった島本和彦について詳細はこちらで紹介しています。

島本和彦のおすすめ漫画ランキングベスト5!熱い名言が魅力!

脚本と演出を務めたのはコメディ作品の実写化に定評のある福田雄一。こちらの記事ではその他の実写化作品について一覧でまとめています。

福田雄一の映画・テレビドラマを一覧で紹介!実写化された原作作品の魅力とは

著者
島本 和彦
出版日
2008-02-05

【テレビドラマ原作】2人の女性弁護士の復活劇『女はそれを許さない』(2014年)

渡宮真利子による『女はそれを許さない』は2014年にテレビドラマ化し、深田恭子と寺島しのぶが共演しています。

深田恭子演じる岩崎麗は法廷を逃げ出してしまう苦い過去の持ち主。そして弁護士の仕事とはしばらく遠ざかっていました。一方、寺島しのぶは強引な手腕で弁護士資格を奪われてしまった海老沢凛香役。

この2人がもう一度法廷で活躍するためにタッグを組む復活劇です。

葵わかなは第7話の案件に関わる三沢真由を演じています。チアリーディング部に所属していて明るい性格。部活の事故が原因で慰謝料を請求される上、退学も強要されることになってしまいます。

弁護士の世界が垣間見られるだけではなく、働く女性に向けたメッセージ性の強い1冊となっています。

深田恭子のその他の出演作も知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

深田恭子は変わらない!実写化したキャラと映画、テレビドラマの原作の魅力を紹介

著者
渡宮 真利子
出版日

【テレビドラマ原作】最後まで引き込まれる『翳りゆく夏』(2015年)

江戸川乱歩賞を受賞した『翳りゆく夏』は赤井三尋の推理小説です。

大手新聞社の東西新聞が20年前に追っていた新生児誘拐事件。その誘拐犯の娘・朝倉比呂子が東西新聞の記者職に内定するも、それをスクープとして週刊誌が記事を出しました。

これをきっかけに一度は諦めた新生児誘拐事件を当時担当の梶秀和を中心に再調査することになります。

2015年にWOWOWでドラマ化。葵わかなは主人公・梶秀和の離婚した元妻の娘役です。梶と会う場面で登場します。常に緊張感漂って物語が展開していくところが魅力です。

原作小説も同様に読み進めるごとに引き込まれていきます。本格的な推理小説好きにはたまらない作品となっています。

著者
赤井 三尋
出版日
2006-08-12

【テレビドラマ原作】葵わかなは初の看護師役!『ブラックぺアン1988』(2018年)

『ブラックぺアン1988』は「チーム・バチスタ」シリーズも手掛けた現役医師の海堂尊が執筆しました。

研修医の世良は外科に配属されます。新任の高階は科学技術を駆使した治療を武器としていました。一方、渡海は凄腕の外科医で「オペ室の悪魔」と呼ばれるほど。その外科の頂点に立つのが佐伯教授でした。

しかし、渡海と佐伯には過去に途轍もない繋がりがあったのです。医師たちの葛藤が描かれています。

テレビドラマでは葵わかなは世良と同様に新人の看護師を演じました花房美和という女性で、芯のもった情熱ある若手です。新人の意識を常に持つことを心掛けたそう。 

医療現場の問題も反映していて医療関係者にも興味深い作品となっています。作者の海堂尊について詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。

海堂尊おすすめ文庫本ランキングトップ6!「チームバチスタ」だけじゃない!

著者
海堂 尊
出版日
2012-04-13

【テレビドラマ原作】ミステリアスな風間教官が魅力の『教場』(2020年)

木村拓哉主演で話題となったテレビドラマ『教場』。2021年新春に続編が決定しています。

原作は長岡弘樹による小説『教場』です。他にも『教場2』『教場0 刑事指導官・風間公親』『風間教場』とシリーズ化されています。

舞台は警察学校です。教官・風間公親が優れた観察力を生かして生徒たちの心情を見破り、時には校内の事件を解決に導きます。

豪華キャストが揃ったテレビドラマでは生徒役で出演した葵わかな岸川沙織という気が弱い女性です。葵わかなはどちらかといえば芯の強い人物を演じることが多い印象。この作品でギャップを感じられるかもしれません。

短編集で各話で主人公の生徒が変わりますが、感動やミステリーを漂わせる展開など一気に味わえるところが魅力です。

原作の詳細が気になった方は、こちらの記事もご覧ください。

『教場』木村拓哉でドラマ化の警察学校小説!シリーズの見所ネタバレ解説

著者
長岡 弘樹
出版日

【出演作品一覧】葵わかなの映画やテレビドラマ原作は幅広い年代にヒット!

【出演作品一覧】葵わかなの映画やテレビドラマ原作は幅広い年代にヒット!

この記事では葵わかなの出演作品とその原作小説について紹介しました。期待の女優・葵わかなは今後ますます出演作品が増えるはず。過去の作品はもちろん、ぜひテレビドラマや映画とともに原作をご覧ください!

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